36 / 48
36
しおりを挟む
私は大谷さんの電話で救われた。
その時、電話がかかって来ていなければ、私はきっと命を奪われていただろう。
そんなことを思ったら、恐ろしさに体が震えた。
「なのに、生かしておいたせいで、お前にゆすられ、結婚までさせられるとはな。
畜生!おまえなんか殺してやる!」
ドアを叩いたり蹴ったりする音が激しくなった。
そのうち、何人かの人が来た気配がして…
「奥様…大谷でございます。
開けて下さい。」
私は、恐る恐る鍵を開けた。
「坊ちゃまは、鎮静剤で眠っておいでです。今のうちにお宅にお帰り下さい。
今、タクシーを呼びますので。」
「大谷さん…ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」
「何でしょう?」
私はついさっき聞いたばかりの事故のことを訊いた。
話し進めるごとに、大谷さんの顔色は、どんどん白くなっていった。
「そ、そのことはいずれまた…
タ、タクシーをお呼びしますので…」
大谷さんは言葉を濁した。
つまりそれは、夫の言ったことは本当だということだ。
夫は、事故当時、飲酒運転をしていて、さらに私をひき殺そうとしたということだ。
その時、電話がかかって来ていなければ、私はきっと命を奪われていただろう。
そんなことを思ったら、恐ろしさに体が震えた。
「なのに、生かしておいたせいで、お前にゆすられ、結婚までさせられるとはな。
畜生!おまえなんか殺してやる!」
ドアを叩いたり蹴ったりする音が激しくなった。
そのうち、何人かの人が来た気配がして…
「奥様…大谷でございます。
開けて下さい。」
私は、恐る恐る鍵を開けた。
「坊ちゃまは、鎮静剤で眠っておいでです。今のうちにお宅にお帰り下さい。
今、タクシーを呼びますので。」
「大谷さん…ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」
「何でしょう?」
私はついさっき聞いたばかりの事故のことを訊いた。
話し進めるごとに、大谷さんの顔色は、どんどん白くなっていった。
「そ、そのことはいずれまた…
タ、タクシーをお呼びしますので…」
大谷さんは言葉を濁した。
つまりそれは、夫の言ったことは本当だということだ。
夫は、事故当時、飲酒運転をしていて、さらに私をひき殺そうとしたということだ。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる