13 / 35
13
しおりを挟む
*
「えっ!ギリアムが!ほ、本当ですか!?」
「わしの見立てに間違いはない。
ギリアムは、すでに異界に転生した。
この度の人生も、王子としての人生だ。」
「それなら、私を異界に行かせて下さい!
私…なんとしても、ギリアムをみつけます!
そして、今度こそ、必ず、結婚します!」
「残念ながら、それは無理じゃ。」
魔女は、ゆっくりと首を振りました。
「どうしてです?異界に行って、ギリアムをみつければ…」
「世界がどれほど広いかわからんのか。
わしにもその者が転生した場所まではわからんのじゃ。
そうやすやすと見つけられるはずがあるまい。」
「どれほど世界が広かろうが、私は決して諦めません。
絶対に、ギリアムをみつけてみせます。
たとえ、どれほどの時が経とうとも。」
「そうじゃ。
みつけるためには、おそらく相当長い時が必要じゃろう。
それが一番の問題じゃ。
……異界へ渡ることは、とても体に負担のかかることじゃ。
長く留まれば留まるほど、体は崩れて行き、そなたの美しい姿は、最後には魔物のように変わって行くことじゃろう。
たとえ、そなたの想い人をみつけたところで、魔物となったそなたを愛してくれるじゃろうか?」
「……え?」
その言葉に、マリアンは動揺しました。
自分が魔物のように醜くなる…考えるだけでも、震えが走るようなことでしたが、それでもやはりマリアンは諦めることが出来ませんでした。
「私…行きます!
異界に行って、ギリアムをみつけます!」
「えっ!ギリアムが!ほ、本当ですか!?」
「わしの見立てに間違いはない。
ギリアムは、すでに異界に転生した。
この度の人生も、王子としての人生だ。」
「それなら、私を異界に行かせて下さい!
私…なんとしても、ギリアムをみつけます!
そして、今度こそ、必ず、結婚します!」
「残念ながら、それは無理じゃ。」
魔女は、ゆっくりと首を振りました。
「どうしてです?異界に行って、ギリアムをみつければ…」
「世界がどれほど広いかわからんのか。
わしにもその者が転生した場所まではわからんのじゃ。
そうやすやすと見つけられるはずがあるまい。」
「どれほど世界が広かろうが、私は決して諦めません。
絶対に、ギリアムをみつけてみせます。
たとえ、どれほどの時が経とうとも。」
「そうじゃ。
みつけるためには、おそらく相当長い時が必要じゃろう。
それが一番の問題じゃ。
……異界へ渡ることは、とても体に負担のかかることじゃ。
長く留まれば留まるほど、体は崩れて行き、そなたの美しい姿は、最後には魔物のように変わって行くことじゃろう。
たとえ、そなたの想い人をみつけたところで、魔物となったそなたを愛してくれるじゃろうか?」
「……え?」
その言葉に、マリアンは動揺しました。
自分が魔物のように醜くなる…考えるだけでも、震えが走るようなことでしたが、それでもやはりマリアンは諦めることが出来ませんでした。
「私…行きます!
異界に行って、ギリアムをみつけます!」
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
王子様への置き手紙
あおき華
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯
小説家になろうにも掲載しています。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる