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(もうおしまいだ……)
少々残念な気はしたが、これで良かったのだと思うことにした。
彼女が私の正体に気付いたら、私を避けるようになることは必至だ。
所詮は、下等な人間の女なのだ。
そんな者のことは早くに忘れた方が良い。
人間の女に一目惚れだなんて、そもそもが私の気の迷いなのだ。
「レオナール!」
その場を離れようとした私の背中に、彼女の甘い声が届いた。
「セシリア…」
「良ろしければ、もう少しお話しませんか?」
そう言った彼女の瞳に、畏れの色は宿っていなかった。
あの男が私のことを話したと思ったのは、私の勘違いだったのか。
そう考えた時に彼女が私に問いかけた。
「レオナール…あの…」
「何か…?」
「あなたが悪魔だっていうのは本当のことですか?」
あまりにも率直な質問に、私は思わず吹き出しそうになった。
これほど、真正面から訊ねられたことなど、いまだかつて一度もなかった。
「もし、その通りだと言ったら、あなたはどうなさいますか?」
「どうもしません。
ただ、本当かどうか、知りたかっただけなんです。」
「そうですか…では、私も正直に話しましょう。
いかにも、私は人間ではありません。
あなたのおっしゃる通りの悪魔です。」
「え…!?」
少々残念な気はしたが、これで良かったのだと思うことにした。
彼女が私の正体に気付いたら、私を避けるようになることは必至だ。
所詮は、下等な人間の女なのだ。
そんな者のことは早くに忘れた方が良い。
人間の女に一目惚れだなんて、そもそもが私の気の迷いなのだ。
「レオナール!」
その場を離れようとした私の背中に、彼女の甘い声が届いた。
「セシリア…」
「良ろしければ、もう少しお話しませんか?」
そう言った彼女の瞳に、畏れの色は宿っていなかった。
あの男が私のことを話したと思ったのは、私の勘違いだったのか。
そう考えた時に彼女が私に問いかけた。
「レオナール…あの…」
「何か…?」
「あなたが悪魔だっていうのは本当のことですか?」
あまりにも率直な質問に、私は思わず吹き出しそうになった。
これほど、真正面から訊ねられたことなど、いまだかつて一度もなかった。
「もし、その通りだと言ったら、あなたはどうなさいますか?」
「どうもしません。
ただ、本当かどうか、知りたかっただけなんです。」
「そうですか…では、私も正直に話しましょう。
いかにも、私は人間ではありません。
あなたのおっしゃる通りの悪魔です。」
「え…!?」
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