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白く柔らかな雲が空に浮かんでる。
今日も青空な空を眺めながら欠伸をすれば、クスクスと笑い声が森に響く。
「また、欠伸。オランちゃんは何時でもお眠さんね」
おませなミラが僕の頭を幼子を撫でるように優しく撫でて、干からびたお花の冠の上に新しい花の冠を掛ける。お腹の所ではルーイが黒い竜の描かれた絵本を広げ、マークがその横で恐々とその黒い竜を見つめている。
「成程、この竜神教の神話に出てくる竜は、オランちゃんの叔父さんなのですか」
「ひうぅっ。怖いよぅ。全然、オランちゃんと似てない」
賑やかなで温かな昼下がり。しっかりと一週間、両親に絞られた彼らは、今度はきちんと玄関から僕に会いに来た。
何時の間にかにクライスの使っている愛称で僕を呼ぶようになった彼らは毎日のように訪ねてくる。
「また来たのか、お前達。少しは遠慮というものを覚えろよ」
ひくりっと頰を引き攣らせて、昼休憩にやってきたクライスが盛大に嫌味を吐く。
そんな嫌味を意に介さない子供達の元気な「はーい」という返事にクライスは頭を抱えた。
「くそっ…。これだからガキは嫌いだ」
自分も子供なのに子供が嫌いなクライスを不思議に思いつつ、眠いと欠伸を掻くが寝る暇もなく次々と森に人がやってくる。
「クライス様っ。お食事はきちんと摂ってください」
大きなバスケットを持ち、クライスを追いかけて来たルーベンスに機嫌が悪いクライスの機嫌が更に悪くなる。何時ものようにルーベンスを追い返そうと口を開こうとした。しかし…。
「クライス様。食事は一日三食。特に育ち盛りの貴方はしっかりと食べねばなりません」
珍しくルーベンスがクライスの言葉を遮る。
クライスは豆鉄砲を食らった鳩のような顔をしたがすぐに反論する。
「お前に口出しされる謂れわない」
「はい。貴方はエルドラド子爵家の主です。全ての決定権は勿論、貴方にございます。そう、ここはクライノーツ侯爵家ではなく、エルドラド子爵家なのです」
何時もであれば、この時点で引いていたルーベンスが今日はしっかりとクライスの目を見て言い返し、持ってきた大きなシートを広げた。
「もう、食事が抜かれる事も、死に物狂いで仕事をしなくとも鞭で打たれる事も無い。もう二度と、もう二度とです。だからと言って私が見て見ぬフリをしていた罪が消える訳でもない」
シートの上に具沢山なサンドイッチが並ぶ。
美味しそうなサンドイッチを前に状況が分からず、静かにしていた子供達が涎を溢す。ルーベンスはそんな子供達を手招きして、シートに座らせた。
「確かにこれは自己満足に過ぎないかもしれません。ですが、今度は見て見ぬフリなどしない。生涯を掛けて、貴方が貴方の居場所で誰かを頼って、一緒に笑っていられる手助けがしたいのです」
「そうだな。お前がやってる事はただの自己満足で、いい迷惑だ」
「ええ。本当に私が邪魔だというのならば追い出してもらっても構いませんよ。それでも通い続けますが」
子供達にサンドイッチを振る舞いながらも、その目はクライスを真っ直ぐと見つめている。クライスは心底嫌そうにルーベンスを睨んだが、その流れる気不味い雰囲気は子供には関係ない。
「爺ちゃん。コレはここに置けばいいのか?」
バスケットを重そうに両手で持ちながらユランがこちらに走ってくる。ルーベンスは「急がなくていいですよ」と声をかけるが、ユランは「平気平気」と一切忠告を聞かずに走って来た。
「ヘヘヘッ。どう? 俺、落とさなかったぜ!」
「走って来たから中身のフルーツサンドがぐちゃぐちゃですね…。まぁ、食べられない事はないでしょう」
おそらく、綺麗にフルーツが挟まれていた筈だったフルーツサンドだったものを取り出し、ルーベンスは肩をすくめた。
えっへんと得意げなユランは小さな体でうんと背を伸ばして、シートに座らないクライスを仁王立ちで見据える。
「ご飯は残さず食べないといけないんだぞ!」
「そのご飯をぶん回して食欲の失せる物体に仕上げたお前に言われたかないわ。勿体ないという観念で言ってんならそっちの方が勿体無い!」
「食べないと大きくなれないんだぜ? クライス兄ちゃんは旦那さんなのに奥さんのオランより小さいままでいいんだ?」
「あ"?」
ブチ切れるクライスの手を掴み、ユランは無理矢理クライスをシートに引き入れる。
「クライス様。このサンドイッチ、おいしいです。僕の分、クライス様にあげます」
「ミラはね。ミラはね。このタマゴサンドがおいしかった」
「お、お茶も美味しいです。ボク、クライス様の分も入れます」
笑顔の溢れる食卓。色々あったが、その色々のお陰ですっかりクライスに懐いた子供達にサンドイッチや飲み物を次々に渡されて、怒りも忘れてクライスは困惑する。
「何故だ。何故、懐かれている?」
子供達の裏表のない純粋な好意を若干気持ち悪がりながら、クライスは手渡されたサンドイッチを口にした。その様子をルーベンスは優しい顔で眺めていた。
「ほら、オランも食べよーぜ」
納得がいかなそうにサンドイッチを食べるクライスの隣でユランは僕にニッと笑いかけ、自身のサンドイッチを割って、半分僕に渡す。
「友達だからはんぶんこな!」
一ヶ月の謹慎が開け、戻ってきたユランは謹慎前より元気になった。
戻ってきた初日。「オランの一番の友達になるんだ」と何かが吹っ切れたような晴れ晴れした笑顔で宣言したユランは三人とも仲直りして、毎日楽しく遊んでいる。
友情の証の半分のサンドイッチを食べれば、今度は僕も私もと次々とサンドイッチが口の中に放り込まれる。
僕が食べる必要はない。でも、みんなで食べていると楽しくて、幸せな気分になる。
楽しくて嬉しくて、それを誰かに分けたくて、もらったサンドイッチをクライスに半分渡せば、クライスは少し困ったように笑って受け取った。
「全く。子供は騒がしい」
夕暮れになり、やっと子供達が帰るとクライスは僕の尻尾の上に座りながらぼやいた。
「でも、楽しかったよ?」
「俺はガキじゃないから忙しいんだよ。お前達みたいに遊んでる暇はないし、用事だって山積みだ」
子供達とは違う意味で忙しないクライスは嫌味を炸裂させつつ、僕の耳に触れた。
「そもそも、今日はお前と予定があったんだよ。それが邪魔されてこの時間だ」
「僕と予定?」
首を傾げて話を聞きつつも、耳を確かめるように触るクライスの手が気になる。
薄く、鱗の覆っていない耳の部分に触れられて、むず痒い。擽ったいのを我慢してプルプル震えているとクライスは悪い笑みを浮かべて、「やはり、耳は皮膚が薄いのか」と不穏な事を呟いた。
「…なぁ。この耳は人間時も耳なんだよな」
「そうだけど、その質問は何なんだい!? なんか不穏だよ」
「じっとしてろよ。動くと怪我するからな」
夕暮れだから見え辛いなとぼやきながらクライスはおもむろにポケットから針の付いた道具を取り出し、僕の耳に当てる。まさか、その針を僕に刺す気なの!?
痛そう。ギュッと目を瞑るとカシャンッと音がして、「よしっ。穴が空いた」と満足げな声が鼓膜を揺らす。
「うぅ…。酷いっ! なんか、なんか、痛い気がする」
「成程。上手く痛覚は避けられた訳だ」
痛くはないけど、痛い気がする。
涙目で抗議の視線を向ければ、僕の耳を刺したその針でクライスが迷いなく自身の耳に穴を開けるので僕は驚いた。
「何してるんだい!?」
「いってぇ…。痛覚がある所だった」
「本当に何してるんだい!!」
ちょっと涙目になりつつもクライスはもう片方のポケットから小箱を取り出した。
楓の葉が彫られたその綺麗な小箱を開けると、二つの金色の楓にそれぞれ、キラキラした銀色の石とオレンジ色の石が嵌め込まれたものが入っていた。
「指輪もネックレスも竜の時と人の時の大きさが変わるから、どちらかにサイズを合わせても、ずっと身に付ける事は出来ないだろ? だが、ピアスならサイズ関係なく身に付けられる」
銀の石の付いた楓のピアスを手に取り、僕の耳に付ける。
別に僕は宝石にもアクセサリーにも興味はない。だけど、もう片方のピアスを自身に嵌めて、「お揃いだな」と照れ臭そうに笑うクライスを見ていると、アクセサリーもたまにはいいかもしれないと思ってしまう。
「俺達の婚姻の証だから無くすなよ? その枯れても後生大事に持ってる花冠より大切にしろよな」
照れ隠しにプイッと顔を逸らし、僕を腰掛けにして、日が暮れて文字なんて読めない本を読み始めたクライスに苦笑して、僕はいつも通り夕寝に勤しむ。
きっと明日も寝てる暇なんてない程に目まぐるしくて楽しいのだから、一時の休息を。
今日も青空な空を眺めながら欠伸をすれば、クスクスと笑い声が森に響く。
「また、欠伸。オランちゃんは何時でもお眠さんね」
おませなミラが僕の頭を幼子を撫でるように優しく撫でて、干からびたお花の冠の上に新しい花の冠を掛ける。お腹の所ではルーイが黒い竜の描かれた絵本を広げ、マークがその横で恐々とその黒い竜を見つめている。
「成程、この竜神教の神話に出てくる竜は、オランちゃんの叔父さんなのですか」
「ひうぅっ。怖いよぅ。全然、オランちゃんと似てない」
賑やかなで温かな昼下がり。しっかりと一週間、両親に絞られた彼らは、今度はきちんと玄関から僕に会いに来た。
何時の間にかにクライスの使っている愛称で僕を呼ぶようになった彼らは毎日のように訪ねてくる。
「また来たのか、お前達。少しは遠慮というものを覚えろよ」
ひくりっと頰を引き攣らせて、昼休憩にやってきたクライスが盛大に嫌味を吐く。
そんな嫌味を意に介さない子供達の元気な「はーい」という返事にクライスは頭を抱えた。
「くそっ…。これだからガキは嫌いだ」
自分も子供なのに子供が嫌いなクライスを不思議に思いつつ、眠いと欠伸を掻くが寝る暇もなく次々と森に人がやってくる。
「クライス様っ。お食事はきちんと摂ってください」
大きなバスケットを持ち、クライスを追いかけて来たルーベンスに機嫌が悪いクライスの機嫌が更に悪くなる。何時ものようにルーベンスを追い返そうと口を開こうとした。しかし…。
「クライス様。食事は一日三食。特に育ち盛りの貴方はしっかりと食べねばなりません」
珍しくルーベンスがクライスの言葉を遮る。
クライスは豆鉄砲を食らった鳩のような顔をしたがすぐに反論する。
「お前に口出しされる謂れわない」
「はい。貴方はエルドラド子爵家の主です。全ての決定権は勿論、貴方にございます。そう、ここはクライノーツ侯爵家ではなく、エルドラド子爵家なのです」
何時もであれば、この時点で引いていたルーベンスが今日はしっかりとクライスの目を見て言い返し、持ってきた大きなシートを広げた。
「もう、食事が抜かれる事も、死に物狂いで仕事をしなくとも鞭で打たれる事も無い。もう二度と、もう二度とです。だからと言って私が見て見ぬフリをしていた罪が消える訳でもない」
シートの上に具沢山なサンドイッチが並ぶ。
美味しそうなサンドイッチを前に状況が分からず、静かにしていた子供達が涎を溢す。ルーベンスはそんな子供達を手招きして、シートに座らせた。
「確かにこれは自己満足に過ぎないかもしれません。ですが、今度は見て見ぬフリなどしない。生涯を掛けて、貴方が貴方の居場所で誰かを頼って、一緒に笑っていられる手助けがしたいのです」
「そうだな。お前がやってる事はただの自己満足で、いい迷惑だ」
「ええ。本当に私が邪魔だというのならば追い出してもらっても構いませんよ。それでも通い続けますが」
子供達にサンドイッチを振る舞いながらも、その目はクライスを真っ直ぐと見つめている。クライスは心底嫌そうにルーベンスを睨んだが、その流れる気不味い雰囲気は子供には関係ない。
「爺ちゃん。コレはここに置けばいいのか?」
バスケットを重そうに両手で持ちながらユランがこちらに走ってくる。ルーベンスは「急がなくていいですよ」と声をかけるが、ユランは「平気平気」と一切忠告を聞かずに走って来た。
「ヘヘヘッ。どう? 俺、落とさなかったぜ!」
「走って来たから中身のフルーツサンドがぐちゃぐちゃですね…。まぁ、食べられない事はないでしょう」
おそらく、綺麗にフルーツが挟まれていた筈だったフルーツサンドだったものを取り出し、ルーベンスは肩をすくめた。
えっへんと得意げなユランは小さな体でうんと背を伸ばして、シートに座らないクライスを仁王立ちで見据える。
「ご飯は残さず食べないといけないんだぞ!」
「そのご飯をぶん回して食欲の失せる物体に仕上げたお前に言われたかないわ。勿体ないという観念で言ってんならそっちの方が勿体無い!」
「食べないと大きくなれないんだぜ? クライス兄ちゃんは旦那さんなのに奥さんのオランより小さいままでいいんだ?」
「あ"?」
ブチ切れるクライスの手を掴み、ユランは無理矢理クライスをシートに引き入れる。
「クライス様。このサンドイッチ、おいしいです。僕の分、クライス様にあげます」
「ミラはね。ミラはね。このタマゴサンドがおいしかった」
「お、お茶も美味しいです。ボク、クライス様の分も入れます」
笑顔の溢れる食卓。色々あったが、その色々のお陰ですっかりクライスに懐いた子供達にサンドイッチや飲み物を次々に渡されて、怒りも忘れてクライスは困惑する。
「何故だ。何故、懐かれている?」
子供達の裏表のない純粋な好意を若干気持ち悪がりながら、クライスは手渡されたサンドイッチを口にした。その様子をルーベンスは優しい顔で眺めていた。
「ほら、オランも食べよーぜ」
納得がいかなそうにサンドイッチを食べるクライスの隣でユランは僕にニッと笑いかけ、自身のサンドイッチを割って、半分僕に渡す。
「友達だからはんぶんこな!」
一ヶ月の謹慎が開け、戻ってきたユランは謹慎前より元気になった。
戻ってきた初日。「オランの一番の友達になるんだ」と何かが吹っ切れたような晴れ晴れした笑顔で宣言したユランは三人とも仲直りして、毎日楽しく遊んでいる。
友情の証の半分のサンドイッチを食べれば、今度は僕も私もと次々とサンドイッチが口の中に放り込まれる。
僕が食べる必要はない。でも、みんなで食べていると楽しくて、幸せな気分になる。
楽しくて嬉しくて、それを誰かに分けたくて、もらったサンドイッチをクライスに半分渡せば、クライスは少し困ったように笑って受け取った。
「全く。子供は騒がしい」
夕暮れになり、やっと子供達が帰るとクライスは僕の尻尾の上に座りながらぼやいた。
「でも、楽しかったよ?」
「俺はガキじゃないから忙しいんだよ。お前達みたいに遊んでる暇はないし、用事だって山積みだ」
子供達とは違う意味で忙しないクライスは嫌味を炸裂させつつ、僕の耳に触れた。
「そもそも、今日はお前と予定があったんだよ。それが邪魔されてこの時間だ」
「僕と予定?」
首を傾げて話を聞きつつも、耳を確かめるように触るクライスの手が気になる。
薄く、鱗の覆っていない耳の部分に触れられて、むず痒い。擽ったいのを我慢してプルプル震えているとクライスは悪い笑みを浮かべて、「やはり、耳は皮膚が薄いのか」と不穏な事を呟いた。
「…なぁ。この耳は人間時も耳なんだよな」
「そうだけど、その質問は何なんだい!? なんか不穏だよ」
「じっとしてろよ。動くと怪我するからな」
夕暮れだから見え辛いなとぼやきながらクライスはおもむろにポケットから針の付いた道具を取り出し、僕の耳に当てる。まさか、その針を僕に刺す気なの!?
痛そう。ギュッと目を瞑るとカシャンッと音がして、「よしっ。穴が空いた」と満足げな声が鼓膜を揺らす。
「うぅ…。酷いっ! なんか、なんか、痛い気がする」
「成程。上手く痛覚は避けられた訳だ」
痛くはないけど、痛い気がする。
涙目で抗議の視線を向ければ、僕の耳を刺したその針でクライスが迷いなく自身の耳に穴を開けるので僕は驚いた。
「何してるんだい!?」
「いってぇ…。痛覚がある所だった」
「本当に何してるんだい!!」
ちょっと涙目になりつつもクライスはもう片方のポケットから小箱を取り出した。
楓の葉が彫られたその綺麗な小箱を開けると、二つの金色の楓にそれぞれ、キラキラした銀色の石とオレンジ色の石が嵌め込まれたものが入っていた。
「指輪もネックレスも竜の時と人の時の大きさが変わるから、どちらかにサイズを合わせても、ずっと身に付ける事は出来ないだろ? だが、ピアスならサイズ関係なく身に付けられる」
銀の石の付いた楓のピアスを手に取り、僕の耳に付ける。
別に僕は宝石にもアクセサリーにも興味はない。だけど、もう片方のピアスを自身に嵌めて、「お揃いだな」と照れ臭そうに笑うクライスを見ていると、アクセサリーもたまにはいいかもしれないと思ってしまう。
「俺達の婚姻の証だから無くすなよ? その枯れても後生大事に持ってる花冠より大切にしろよな」
照れ隠しにプイッと顔を逸らし、僕を腰掛けにして、日が暮れて文字なんて読めない本を読み始めたクライスに苦笑して、僕はいつも通り夕寝に勤しむ。
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