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酒と桜
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ザーザーと崖の上から落ち、流れ行く水。
その水は地を流れて、やがては海へと辿り着く。川を辿れば海に出る。海に出れば海岸線を辿って鎌倉へ行けるだろう。
山頂を目指したが山頂に着く前に私達は滝壺を見つけた。川さえ見つけてしまえば山頂にわざわざ行かなくても川を辿って山から出られる。
私は喜び滝壺の水を口に運んだが、滝壺の中から伸びた手が私を掴んだ。
「おめぇ、忌まわしき頼光の匂いが微かにするなぁ。」
ザバリッと滝壺から私を掴んだまま上がってきた見上げる程大きい巨体。額には無数の角が生えている。それは鬼と呼ばれるもの。
滝よりも大きな鬼が姿を現した。
鬼は忌々しげに私を見た。そして私を掴んだ手に力を込める。
「おい、それは儂の案内人だ。鎌倉に着く前に殺されては困る。」
天狗は鬼の手を刀で斬り付けた。
鬼は斬られた痛みに私から手を離して天狗を睨んだ。
「別に取って喰いわせん。ただ懐かしくも忌まわしき匂いに想いに耽っていただけだ。あの男がオレを討伐せねば酒も人間もたらふく呑んで喰ってが今も出来ていたものを。」
鬼はそうじゅるりと舌舐めずりをして私を見た。天狗は鬼を睨み、私を背の後ろに隠した。鬼はそんな私達を一瞥し、「実におかしな組み合わせだ。」と鼻で笑い、腰に付けていた大きな瓢箪の栓をあけ、瓢箪に入った酒をがぶ飲みした。
「だから喰いわせんと言っているだろう。頭の硬い天狗だ。」
「人喰い鬼が何をいう。丹波国の大江山に棲む酒呑童子を知らぬと思うてか。何故、お前が伊豆国に居る? 」
「知れた事。退治されて逃げてきたからに決まってる。こうして改心してここで大人しくしてんのさ。」
堂々とそう言い切り、酒を煽る酒呑童子という鬼。
ふと、滝壺の水を手で掬った。指の間から水が零れ落ちるとその手には川魚がぴちぴちと跳ねている。それをそのまま口に放り込み、そしてまた酒を煽る。
「酔って酔い潰れた所でオレを退治しにきた源頼光がオレの首をチョンッだ。…でもオレは頑張ったね。なんたって首一つで最後まで頼光と戦った。」
「鬼は首を斬られても生きていられるのですか? 」
「気合と酒がありゃあ、オレは生きていけんだよ。細けぇ事は気にするな。」
がっははと愉快そうに笑い酒呑童子は酒を煽る。その姿に苦笑を浮かべながら後退る。天狗と目を合わせると天狗は頷いた。
ー 逃げよう。面倒な事になる前に。
何時の世も酔っ払いとは面倒な生き物だ。人間でも面倒だというのにそれが人喰いの鬼ともなると面倒では済まない場合があり得る。私はまだ生きていたい。
逃げようと川の下流を目指して走り出したが、気付くと隣に天狗はいない。方向感覚が死んでいる天狗は真逆の上流を目指し、走り出す。
「天狗殿。そちらに行っては山から出る事は叶いません!! 」
「分かっておる。たまたま、こちらに足が向かってしまっただけだ。」
結局、方向感覚が死んでいる天狗を連れ戻す為に酒呑童子のいる滝壺に戻ってきてしまった。酒呑童子は私達のその間抜けな様子が大変お気に召したようで、腹を抱えて笑っていた。
「方向音痴な天狗とは奇怪なッ!! 空を飛べても方向が分からなければ翼なぞ、ただの飾りだろッ。」
「煩い。儂は方向音痴ではないッ。範頼ッ、お前も此奴に申してやれッ!! 儂は方向音痴ではないと。」
「…………そうですね。」
「その間…。やはり、方向音痴なのか。」
酒呑童子は天狗を指差し大笑い。天狗は私をキッと睨む。その目は「何故、本当に方向音痴でないのに即座に言い返してくれぬ。」ともの言うが、何分、酒呑童子の指摘が的を得ているのでなんとも言えない。
やがて天狗はプイッと拗ねて、その場に寝転がってしまった。酒呑童子がその様子も見て、笑うので天狗の機嫌は更に悪くなっていく。
「鬼を退治した頼光に血筋に遠からぬ者なのにお前は天狗とともに旅をしているのか。」
「はい。鎌倉まで天狗殿を案内役を担っております。」
「それもまた奇妙な話だ。鎌倉に行き、天狗は何とする? 」
「敵討ちです。私の弟、義経が天狗殿の弟子仲間でその義経を謀殺した兄、頼朝を討つと。」
「天狗が人間の為に人間を討つ!? それではまるで天狗ではなく人間のようではないかッ。実に面白い。酒の肴にゃ持って来いの笑い話じゃないか。」
がははっと笑い、酒呑童子は持っている瓢箪を傾けて私の手のひらに酒を注ぐ。私は溢れないように手酌を作り、溢れぬように喉へと注いだ。少し甘みのある酒が少し喉を焼きながら胃へと落ちる。
「して、おめぇは案内役といったが、おめぇは鎌倉に何をしに行くんだ? 」
案内だけです、と言おうとしたが、ふと頼朝の顔が浮かんだ。
私は謀反の疑いをかけられる少し前から頼朝に会っていない。何故だかもう一度だけ頼朝の顔を見てみたいとそんな馬鹿げた事を思った。私を死に追いやった存在の筈なのに。
「私に謀反の疑いをかけ、自死に追いやった頼朝の顔を最後にもう一度見たいのです。」
「復讐でなくてか? 」
「はい。不思議と恨む気持ちは無いのです。」
「酔狂な。見つかれば今度こそ殺されるぞ。」
「それでも、もう一度会いたい。」
私を見て、酒呑童子が首を傾げた。
天狗も私の言葉に驚いている様子で機嫌が悪かった筈なのに口をぱくぱくと開閉させ、何かを言おうとして、言葉を飲み込んだ。
私も自身の言葉に驚いている。
だが、そう一度口にすると無性に会いたくなってくる。そして出来るならば聞きたいのだ。「貴方にとって私はどの様な存在でしたか? 」と聞きたいのだ。
私は少なくとも貴方を兄として慕っていた。
貴方と源氏の役に立ちたかった。
貴方が切り開く武士の世をともに歩きたかった。
くびっと酒呑童子が酒を飲む。
そしてまた私の手酌に酒を注いだ。
「人間にしては面白い奴だ。だから桜の神もオメェに興味を持ったのかもしれないな。」
「桜の神? 」
酒呑童子はトントンと私の杖を指で突いた。
するとふわりと杖からあの白い花びらが舞い上がり、辺りの木々にあの白い花がついた。
「花見酒か。いいね。」
「これは…いったい。」
ふわりふわりと舞い散る花びら。
そこにはあの花が咲いたように美しい女子はいなかったが、何故だか笑い掛けられているような気がした。
「好かれたんだろう。花につく神は好いた男に献身的だ。好いた男が恋しくて遠くへ行った男を追いかけて飛んでいった梅の花もいたからなぁ。」
「梅の花が空を飛ぶのですか!? 」
「実際にその桜は自身の枝を手折ってでもおめぇに付いてきただろう。」
酒呑童子の言葉に驚き、杖を摩る。
すると物言わぬ筈の杖が喜んでいるように見えた。
「旅が終わったら地にその杖を刺してみろ。きっと立派な桜の木になる。」
酒呑童子は桜の花びらを一枚掴み、私の手酌の酒の上に浮かせた。ぷかり、ぷかりと酒の上で浮き、くるくると風に揺られて回る姿はあの日見たあの桜の神の美しい舞いを思わせた。
ー 鎌倉で兄を見たらその後、地に帰してやろう。
そうその花びらに誓い、私は花びらごとその酒を飲んだ。仄かに鼻から桜の香りが抜けた。今まで飲んだ酒の中で一番美味しく感じた。
「義経にも飲ませてやりたかった。」
ともに勝利の美酒を楽しんだ弟はもういない。あの酒も美味しかった。この酒には敵わないが、それでも弟が「天狗に教えを乞うた。」と話す隣で飲んだ酒も美味しかった。
酒で微睡む目で横を見ると隣には与太話をする弟はいない。代わりに居るのは弟の義経を想い、鞍馬山から降りてきた天狗だ。
天狗は私の言葉に複雑そうな表情を浮かべて、私の手酌に少しだけ残った酒を受け取った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◇とっても軽い地名、人物紹介
丹波国 京都府中部、兵庫県北東部、大阪府北部。
大江山 酒呑童子伝説で有名な京都にある山。
酒呑童子 大の酒好きの鬼。都で夜な夜な人を攫って食べていた。酒好きな彼は討伐の命を受けきた源頼光達の策にはめられ討伐される。
源頼光 平安時代中期の武将。酒呑童子や土蜘蛛退治の伝説がある。ついでに源範頼は頼光の弟、源頼信の血筋。
その水は地を流れて、やがては海へと辿り着く。川を辿れば海に出る。海に出れば海岸線を辿って鎌倉へ行けるだろう。
山頂を目指したが山頂に着く前に私達は滝壺を見つけた。川さえ見つけてしまえば山頂にわざわざ行かなくても川を辿って山から出られる。
私は喜び滝壺の水を口に運んだが、滝壺の中から伸びた手が私を掴んだ。
「おめぇ、忌まわしき頼光の匂いが微かにするなぁ。」
ザバリッと滝壺から私を掴んだまま上がってきた見上げる程大きい巨体。額には無数の角が生えている。それは鬼と呼ばれるもの。
滝よりも大きな鬼が姿を現した。
鬼は忌々しげに私を見た。そして私を掴んだ手に力を込める。
「おい、それは儂の案内人だ。鎌倉に着く前に殺されては困る。」
天狗は鬼の手を刀で斬り付けた。
鬼は斬られた痛みに私から手を離して天狗を睨んだ。
「別に取って喰いわせん。ただ懐かしくも忌まわしき匂いに想いに耽っていただけだ。あの男がオレを討伐せねば酒も人間もたらふく呑んで喰ってが今も出来ていたものを。」
鬼はそうじゅるりと舌舐めずりをして私を見た。天狗は鬼を睨み、私を背の後ろに隠した。鬼はそんな私達を一瞥し、「実におかしな組み合わせだ。」と鼻で笑い、腰に付けていた大きな瓢箪の栓をあけ、瓢箪に入った酒をがぶ飲みした。
「だから喰いわせんと言っているだろう。頭の硬い天狗だ。」
「人喰い鬼が何をいう。丹波国の大江山に棲む酒呑童子を知らぬと思うてか。何故、お前が伊豆国に居る? 」
「知れた事。退治されて逃げてきたからに決まってる。こうして改心してここで大人しくしてんのさ。」
堂々とそう言い切り、酒を煽る酒呑童子という鬼。
ふと、滝壺の水を手で掬った。指の間から水が零れ落ちるとその手には川魚がぴちぴちと跳ねている。それをそのまま口に放り込み、そしてまた酒を煽る。
「酔って酔い潰れた所でオレを退治しにきた源頼光がオレの首をチョンッだ。…でもオレは頑張ったね。なんたって首一つで最後まで頼光と戦った。」
「鬼は首を斬られても生きていられるのですか? 」
「気合と酒がありゃあ、オレは生きていけんだよ。細けぇ事は気にするな。」
がっははと愉快そうに笑い酒呑童子は酒を煽る。その姿に苦笑を浮かべながら後退る。天狗と目を合わせると天狗は頷いた。
ー 逃げよう。面倒な事になる前に。
何時の世も酔っ払いとは面倒な生き物だ。人間でも面倒だというのにそれが人喰いの鬼ともなると面倒では済まない場合があり得る。私はまだ生きていたい。
逃げようと川の下流を目指して走り出したが、気付くと隣に天狗はいない。方向感覚が死んでいる天狗は真逆の上流を目指し、走り出す。
「天狗殿。そちらに行っては山から出る事は叶いません!! 」
「分かっておる。たまたま、こちらに足が向かってしまっただけだ。」
結局、方向感覚が死んでいる天狗を連れ戻す為に酒呑童子のいる滝壺に戻ってきてしまった。酒呑童子は私達のその間抜けな様子が大変お気に召したようで、腹を抱えて笑っていた。
「方向音痴な天狗とは奇怪なッ!! 空を飛べても方向が分からなければ翼なぞ、ただの飾りだろッ。」
「煩い。儂は方向音痴ではないッ。範頼ッ、お前も此奴に申してやれッ!! 儂は方向音痴ではないと。」
「…………そうですね。」
「その間…。やはり、方向音痴なのか。」
酒呑童子は天狗を指差し大笑い。天狗は私をキッと睨む。その目は「何故、本当に方向音痴でないのに即座に言い返してくれぬ。」ともの言うが、何分、酒呑童子の指摘が的を得ているのでなんとも言えない。
やがて天狗はプイッと拗ねて、その場に寝転がってしまった。酒呑童子がその様子も見て、笑うので天狗の機嫌は更に悪くなっていく。
「鬼を退治した頼光に血筋に遠からぬ者なのにお前は天狗とともに旅をしているのか。」
「はい。鎌倉まで天狗殿を案内役を担っております。」
「それもまた奇妙な話だ。鎌倉に行き、天狗は何とする? 」
「敵討ちです。私の弟、義経が天狗殿の弟子仲間でその義経を謀殺した兄、頼朝を討つと。」
「天狗が人間の為に人間を討つ!? それではまるで天狗ではなく人間のようではないかッ。実に面白い。酒の肴にゃ持って来いの笑い話じゃないか。」
がははっと笑い、酒呑童子は持っている瓢箪を傾けて私の手のひらに酒を注ぐ。私は溢れないように手酌を作り、溢れぬように喉へと注いだ。少し甘みのある酒が少し喉を焼きながら胃へと落ちる。
「して、おめぇは案内役といったが、おめぇは鎌倉に何をしに行くんだ? 」
案内だけです、と言おうとしたが、ふと頼朝の顔が浮かんだ。
私は謀反の疑いをかけられる少し前から頼朝に会っていない。何故だかもう一度だけ頼朝の顔を見てみたいとそんな馬鹿げた事を思った。私を死に追いやった存在の筈なのに。
「私に謀反の疑いをかけ、自死に追いやった頼朝の顔を最後にもう一度見たいのです。」
「復讐でなくてか? 」
「はい。不思議と恨む気持ちは無いのです。」
「酔狂な。見つかれば今度こそ殺されるぞ。」
「それでも、もう一度会いたい。」
私を見て、酒呑童子が首を傾げた。
天狗も私の言葉に驚いている様子で機嫌が悪かった筈なのに口をぱくぱくと開閉させ、何かを言おうとして、言葉を飲み込んだ。
私も自身の言葉に驚いている。
だが、そう一度口にすると無性に会いたくなってくる。そして出来るならば聞きたいのだ。「貴方にとって私はどの様な存在でしたか? 」と聞きたいのだ。
私は少なくとも貴方を兄として慕っていた。
貴方と源氏の役に立ちたかった。
貴方が切り開く武士の世をともに歩きたかった。
くびっと酒呑童子が酒を飲む。
そしてまた私の手酌に酒を注いだ。
「人間にしては面白い奴だ。だから桜の神もオメェに興味を持ったのかもしれないな。」
「桜の神? 」
酒呑童子はトントンと私の杖を指で突いた。
するとふわりと杖からあの白い花びらが舞い上がり、辺りの木々にあの白い花がついた。
「花見酒か。いいね。」
「これは…いったい。」
ふわりふわりと舞い散る花びら。
そこにはあの花が咲いたように美しい女子はいなかったが、何故だか笑い掛けられているような気がした。
「好かれたんだろう。花につく神は好いた男に献身的だ。好いた男が恋しくて遠くへ行った男を追いかけて飛んでいった梅の花もいたからなぁ。」
「梅の花が空を飛ぶのですか!? 」
「実際にその桜は自身の枝を手折ってでもおめぇに付いてきただろう。」
酒呑童子の言葉に驚き、杖を摩る。
すると物言わぬ筈の杖が喜んでいるように見えた。
「旅が終わったら地にその杖を刺してみろ。きっと立派な桜の木になる。」
酒呑童子は桜の花びらを一枚掴み、私の手酌の酒の上に浮かせた。ぷかり、ぷかりと酒の上で浮き、くるくると風に揺られて回る姿はあの日見たあの桜の神の美しい舞いを思わせた。
ー 鎌倉で兄を見たらその後、地に帰してやろう。
そうその花びらに誓い、私は花びらごとその酒を飲んだ。仄かに鼻から桜の香りが抜けた。今まで飲んだ酒の中で一番美味しく感じた。
「義経にも飲ませてやりたかった。」
ともに勝利の美酒を楽しんだ弟はもういない。あの酒も美味しかった。この酒には敵わないが、それでも弟が「天狗に教えを乞うた。」と話す隣で飲んだ酒も美味しかった。
酒で微睡む目で横を見ると隣には与太話をする弟はいない。代わりに居るのは弟の義経を想い、鞍馬山から降りてきた天狗だ。
天狗は私の言葉に複雑そうな表情を浮かべて、私の手酌に少しだけ残った酒を受け取った。
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◇とっても軽い地名、人物紹介
丹波国 京都府中部、兵庫県北東部、大阪府北部。
大江山 酒呑童子伝説で有名な京都にある山。
酒呑童子 大の酒好きの鬼。都で夜な夜な人を攫って食べていた。酒好きな彼は討伐の命を受けきた源頼光達の策にはめられ討伐される。
源頼光 平安時代中期の武将。酒呑童子や土蜘蛛退治の伝説がある。ついでに源範頼は頼光の弟、源頼信の血筋。
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