人気者にも限度ってモノがあるでしょおおお!!

べう

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6話

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いつから、俺はこんなに彼女を意識するようになったんだろう。

千佳は白いワンピースを着て、いつもと違ってとても綺麗だった。

2人で歩いていると周りの視線が気になる。

当たり前だ、周りから見ればカップル同然だし、俺の立場もある。

そう思うとお互いの顔が赤くなっていた。

事前に調べていた写真スポットに行く前に、あの時みたいに人集りができると大変だと思い、変装用のマスクが必要と思い先に買いに行く事にした。

無事に買い終わり、スポットに着くとお互い写真を撮り合った。

「綺麗な場所だね。ここ」

「だろ?   ここは俺がいつも来るオススメの場所なんだ。」

広がった大地に色んな花が咲いていて、観光客も多かった。

誰もが1度はこんな嘘を付くだろう、 少し意地を張ってしまった。

「見て!  この写真!」

「綺麗だね。どこで撮ったの?   」

「内緒です。」

「えぇー。他にいい場所がないか見てくるよ!   」

千佳を驚かせようと思い、良い場所がないか探しに行った。
やはり、マスクをしているせいか観光客にもバレずに移動も出来て写真も撮れた俺は千佳の元へ戻った。

「千佳! 見て!!いいのが撮れた! 」

「え? どれ? え!!綺麗・・・さすが春くん。上手いね  」

「もう1枚も撮ったんだ!  見てみて」

「どれどれ??って私じゃんそれ!  消してくださいよー!!」

千佳は顔を赤くして言った。

その時、ある1人の女の子が話しかけて来た。

「写真撮ってくれますか?  」

「大丈夫ですよ!!」

写真を撮り終えると、彼女が近寄ってきてお礼をした。

「ありがとうございます!  お2人も写真撮りましょうか?  」

「じゃあ、お願いします!  」

俺はマスクを取り携帯を渡して写真を撮ってもらった。
携帯を取りに戻り、彼女達を良く見ると俺達と同じ高校の制服を着ていた。

「撮ってくれてありがとうございます!!」

「いえいえ、こちらこそです。もしかして、あなたは藤宮さんですか?  」

「え?!うそ?  ホント?   」

「確かに似てるかも。。」

「まさかこんな所に居るわけないじゃん!!」


「いやぁ、多分似てるだけじゃないかな?  俺は藤宮春じゃないですよ。では、俺達はこれで!!」

やはり、マスクを外すとバレてしまった。
騒ぎになると困ると思い、俺は嘘を付いてその場を後にした。

ぶらりと風景を楽しんでいると途中で2人共お腹が空いて街に行きファミレスに寄ってご飯を食べた。

「どれ頼むの? 」

「俺はこのオムライスにするけど。千佳は? 」

「私も同じのにする」

食べ終わると辺りは薄暗くなっていた。
こんなにも時間が過ぎる事が早いと思ったのは初めてだった。

街を眺めて歩いていると、千佳は少し歩くペースが遅くなっていて足元を見ると靴擦れをしていた。

「足大丈夫? ごめんね??走らせたりして、少し休憩しようか・・・。」

「全然大丈夫だよ!   仕方ないし、でも少し休憩したいな。 」

近くにあったベンチに座り、ふと気づいた。
ここのベンチは『俺にとって思い出』の場所だった。

「『そろそろ帰ろうか! 』」

「うん! もう暗いしね。」

「家まで送るよ! 夜は危ないから、 」

「いいの? 春君帰るの遅くなるよ? 」

「大丈夫! 平気平気」

暗くなった坂道を歩き送っている途中、千佳と春の手が互いに引き付け合う。
少し手が当たると、千佳は言った。

「そういえば、春くんってあの人みたいなのがタイプなんですか?   」

「あの人って?   」

「とぼけてるでしょ!   昨日の人です・・・。  」

「いや、あれはその・・・。」

「分かってるんです。私は内気な性格ですし、いざとなるとどうしても恥ずかしくなってしまって、敬語も直そうと思ってるんですが、顔を見ると恥ずかしくて・・・、今日頑張ってお洒落したり、ヒールも初めて履いたりしても、春くん何も言ってくれないし。」

「いやぁ、会った時から綺麗だし可愛いと思ったよ!!でも、俺も、その恥ずかしかったし、変な目で見てると勘違いされるって思っちゃって・・・。」

「ホントですか??」

「ホントだよ。す、すごく可愛いよ・・・//」

「私実は、春くんが・・・//」

ーーその時、春の携帯が鳴った。

「もしもし、母さん??どーしたの?   」

母からの電話が来た。どうやら、モデル事務所の人が家まで来ているらしく急いで帰ってきてとの電話だった。

「行ってきて大丈夫だよ!   もうすぐそこだから。」

「ありがとう千佳!  今日は本当に楽しかった!  また遊びに行こう!   じゃあ明日学校でね!    」

「気をつけてね!  私も楽しかったよ!!  また明日ね!   」


ーー家に戻るとそこには、スーツを着た人が居て隣には近藤みさきが座っていた。

「初めまして、モデル事務所キリスタージュの責任者です。
こちら隣に居るのは、当社でモデルをしている近藤みさきです。」

 「近藤みさきです! よろしくお願いします。」

 「今回は藤宮春君を伺ったのは、当社のモデル事務所にスカウトしに参りました。」





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 藤宮春ふじみやしゅん

 フォロー 3人

 フォロワー 160万人

 星の数 140万

 人気度 1万2000%

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 なかわうといさ

 フォロー 1

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 星の数 3万

 人気度 120%

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 近藤みさき

 フォロー 1670人

 フォロワー 593万人

 星の数 641万

 人気度 7万%

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 栗山千佳くりやまちか

 フォロー 2

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 星の数 4万

 人気度 660%

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 国道大河こくみちたいが

 フォロー 757人

 フォロワー 323万人

 星の数 320万

 人気度 1万%

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