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幼馴染み二人と西の森の事件に巻き込まれる
5 近くて遠いお風呂
しおりを挟む「フィー、風呂に入るぞ」
「あ、うん!」
防具のお手入れが終わった頃に、ディーにお風呂に呼ばれた。
寝室を裸足でペタペタ横切って脱衣所に入ったら、腰にタオルを巻いただけのディーが待ってた。
「手入れは終わった?」
「うん。全部終わった!」
「お疲れ様」
目尻を下げたディーは、僕のシャツのボタンを外し始める。その間、僕はディーの体をよく観察する。気づかないうちについた傷とかないかな、って。
「フィー、大丈夫だから」
少し笑った声がして、僕はじっと見てただけじゃなくて、ディーの体に触れてたことに気づいた。
なんか無意識に触ってた。
「ごめん……」
「謝ることはないんだが。……もしかして、怪我の心配じゃなくてただ触りたかっただけか?」
「え?」
「それならそれで大歓迎だ」
ほら…って、ディーは僕の両手を掴んで、自分の体に触れさせた。
手のひらから熱が伝わってくる。
それから、ピクピクする筋肉。
僕にないものがある体。
「ほわ」
好き。
逞しいディーの体。
触ってるだけでドキドキしてくる。
「……なんで私を除け者にして二人だけでイチャイチャしてるの?」
「エル」
台所に繋がってる扉から、エルが脱衣所に入ってきた。
「風呂に入る準備をしてるだけだろ?」
「フィーに体触らせて勃たせてるのに?」
「フィーが触りたがってるんだから問題ない。フィーに触られれば勃つものは勃つ」
「……ディーに開き直られるのもなんか嫌。私だって触ってもらいたい」
「……エルも触っていいの?」
なんの口論かわからないけど、エルがそう言うなら触っていいはず。
「いいよ。触って」
エルは嬉しそうにさっさと服を脱いだ。
ディーとは違う筋肉。えーと、しなやか、な感じ。ゴツゴツしてないエルの体。
「ふあ」
やっぱり手触りいい。
傷は……ついてない。
「……ああ、そっか。触りたいばかりじゃなくて、フィーの確認作業だったんだ」
「ん、う?」
「ふふ。怪我してないでしょ?大丈夫だよ。私もディーも、十分気をつけてるから」
「うん」
笑ったら、エルがキスをしてくれた。
「ん、んぅ」
くちゅくちゅって、舌が絡む。
「可愛いことばっかりして…」
キスの合間のエルの苦笑混じりの声。
「フィー、俺にも」
「あ、んぅ」
後から、顎を掴まれてディーが体を重ねてきた。
お尻のところに硬くてぬるぬるしたものが何度も触れてるけど、キスに夢中で気にならなかった。
もう一つの扉を開けたらお風呂だけど……、後からディーが、前からエルが、交互にキスをしてくる。
そのうち、後から足の間に硬くてぬるぬるのが入ってきて、前から熱くて硬いものが僕のおちんちんに重ねられた。
「ひゃっ、あん」
「挿れたい」
「ディー……だめだからね。まだ準備してない」
「…わかってるっ」
二人の体温に挟まれて、僕は気持ちいいことに身を任せるだけ。
……でも、お風呂、入らないの?
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