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6話 用意周到な罠
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「行ってらっしゃい」
「うん、行ってくるね」
私はおしゃれをしてスニーカーを履く。
(もう気づいているよね、ショータ?)
私のライブに良く向かう勝負服。
この前は駅まで迎えに来てくれたし、この格好なら言わなくても、ライブに行くと思うだろう。
私は笑顔でショータを見ると、ショータも私に笑顔を返す。
「今日は帰りが遅いから、どこかで食べてきてくれる?」
「うーん、アオイの料理が食べれないのは残念だけど、わかった」
さらっとこういうことを言えるのが、ショータの魅力で、マリコのストライクゾーンど真ん中なのだろう。
(ふっふっふっ。そんなことを言っておいて、マリコとディナーにでも行くんでしょ、どーせ・・・私はお前の家政婦じゃねーっつーの。証拠を押さえてやるからなーっ)
そう、今日はヒョン君のライブに行かない。
私はショータを罠に賭けようとしているのだ。
「ショータの予定は?」
「うーん・・・、古文のレポート作成かな」
「何のレポート?」
「ふっ、秘密だよ」
机の上には大学の図書館で借りてきたのであろう古い本がいくつか重ねられている。
(・・・まぁ、いいでしょう)
お前にはもっと大きな秘密があるだろうと、私は問いただしたい気持ちを抑えて、外を歩いて行く。
今日は春の陽気な天気で、2羽のオスがメスを追いかけている。
まさにデート日和。
そして、浮気日和だ。
◇◇
「マリコ、ごめんね。今日もヨロシクっ!」
「はいはーいっ。楽しんできてねーー」
私はマリコに預けてある応援グッズを引き取る。
これで、この女も罠に嵌るはずだ。
「マリコ、今日の予定は?」
「んー別にないかな」
「そう?考えとく~っ」
私はマリコの家の扉を閉める。
「よし、見た目はプリティー、中身もプリティーの名探偵アオイ・・・参りますか」
私は再び、私とショータの愛の巣だったところへと戻る。
(もし、逢引きなんてしてたら、追い出してやるんだからっ)
◇◇
「こちら、005。ターゲットはまだ出てきません。どーぞっ」
私は定番の電柱の陰で隠れて、玄関のドアが開くのを待つが・・・。
「暇だ」
私はサングラスをずらして、自宅の玄関を見るが何も変化がない。
マリコの家と自宅を往復して1時間いかないくらい。
そこから20分くらい外で待っているけれど、時間の流れは遅い。
本当にライブに行っていれば、あっという間に過ぎた時間だったのに。
私はスマホを見る。
入場整理が終わって、ライブが始まったころだ。
私はこの前に出会った子に貴重なチケットを渡した。
なぜなら、手に入れたチケットをショータの前で当たったことをしっかりと見せてからの方が効力はあると思ったし、そのチケットをそのまま捨てるなんてヒョン君のファンとしてあり得ないからだ。
外のメーターでショータが中にいることは把握しているけれど、見張りなんて5分で飽きてしまう。
「はぁ・・・っ、やっぱりライブに行けば良かったかなぁ・・・っ」
怒りに任せて、用意周到に計画したけれど、あんなに私にぞっこんなショータが浮気なんてするわけない。
ガチャッ
そんな飽きてきた私が後悔しているとショータが出てきた。
私は慌てて隠れて、サングラスを直す。
「ターゲットが動き出したっ、これから尾行を開始する!」
「うん、行ってくるね」
私はおしゃれをしてスニーカーを履く。
(もう気づいているよね、ショータ?)
私のライブに良く向かう勝負服。
この前は駅まで迎えに来てくれたし、この格好なら言わなくても、ライブに行くと思うだろう。
私は笑顔でショータを見ると、ショータも私に笑顔を返す。
「今日は帰りが遅いから、どこかで食べてきてくれる?」
「うーん、アオイの料理が食べれないのは残念だけど、わかった」
さらっとこういうことを言えるのが、ショータの魅力で、マリコのストライクゾーンど真ん中なのだろう。
(ふっふっふっ。そんなことを言っておいて、マリコとディナーにでも行くんでしょ、どーせ・・・私はお前の家政婦じゃねーっつーの。証拠を押さえてやるからなーっ)
そう、今日はヒョン君のライブに行かない。
私はショータを罠に賭けようとしているのだ。
「ショータの予定は?」
「うーん・・・、古文のレポート作成かな」
「何のレポート?」
「ふっ、秘密だよ」
机の上には大学の図書館で借りてきたのであろう古い本がいくつか重ねられている。
(・・・まぁ、いいでしょう)
お前にはもっと大きな秘密があるだろうと、私は問いただしたい気持ちを抑えて、外を歩いて行く。
今日は春の陽気な天気で、2羽のオスがメスを追いかけている。
まさにデート日和。
そして、浮気日和だ。
◇◇
「マリコ、ごめんね。今日もヨロシクっ!」
「はいはーいっ。楽しんできてねーー」
私はマリコに預けてある応援グッズを引き取る。
これで、この女も罠に嵌るはずだ。
「マリコ、今日の予定は?」
「んー別にないかな」
「そう?考えとく~っ」
私はマリコの家の扉を閉める。
「よし、見た目はプリティー、中身もプリティーの名探偵アオイ・・・参りますか」
私は再び、私とショータの愛の巣だったところへと戻る。
(もし、逢引きなんてしてたら、追い出してやるんだからっ)
◇◇
「こちら、005。ターゲットはまだ出てきません。どーぞっ」
私は定番の電柱の陰で隠れて、玄関のドアが開くのを待つが・・・。
「暇だ」
私はサングラスをずらして、自宅の玄関を見るが何も変化がない。
マリコの家と自宅を往復して1時間いかないくらい。
そこから20分くらい外で待っているけれど、時間の流れは遅い。
本当にライブに行っていれば、あっという間に過ぎた時間だったのに。
私はスマホを見る。
入場整理が終わって、ライブが始まったころだ。
私はこの前に出会った子に貴重なチケットを渡した。
なぜなら、手に入れたチケットをショータの前で当たったことをしっかりと見せてからの方が効力はあると思ったし、そのチケットをそのまま捨てるなんてヒョン君のファンとしてあり得ないからだ。
外のメーターでショータが中にいることは把握しているけれど、見張りなんて5分で飽きてしまう。
「はぁ・・・っ、やっぱりライブに行けば良かったかなぁ・・・っ」
怒りに任せて、用意周到に計画したけれど、あんなに私にぞっこんなショータが浮気なんてするわけない。
ガチャッ
そんな飽きてきた私が後悔しているとショータが出てきた。
私は慌てて隠れて、サングラスを直す。
「ターゲットが動き出したっ、これから尾行を開始する!」
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