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はじめに
しおりを挟む苦しい恋心。
狂おしい恋心。
駄目だとわかっても、湧き上がる気持ち―――
永遠の愛を誓ったって、この湧き上がる気持ちはどうしようもできない。
人はそれを一時の迷いと言うけれど、私にはそんなロボットのように心を殺す意味が分からない。
そんな人間が結婚するなと言われても、なんで私が結婚っていう幸せを望んじゃいけないのかわからない。
勇者は世界を敵に回してもヒロインを守ろうとする。
この恋はそんなかっこいいものじゃない。
そんなの自覚している。
理性的ではなく、短絡的で、不誠実で、無責任で、自己中心的で、とても褒められたような恋じゃない。
賞賛は一切なく、誰からも糾弾される・・・そんな恋。
それでも・・・
それでも、私は彼と恋がしたい。
恋がしたい、恋がしたい、恋がしたい・・・
私を憐れむ人がいるだろう。
私を憎む人がいるだろう。
私を軽蔑・侮蔑する人がいるだろう。
じゃあ、教えてよ。
真実の愛って何?
綺麗な愛って何?
なんであなたが決めた愛しか駄目なの?
なんで、過去とあなたが私を縛るの?
やめてよ、あなたは私を、私たちを不幸にしかしない。
だから、私は彼を選ぶ。
私は人を不幸にする。
そうなったとしても、私は『私を幸せにするために生きている』のだから。
自己満で結構。
自己中心的で結構。
だって、それが生命じゃん。生きているってことじゃん。
だって、世界も人も私が不幸に落ちたって、「あっそ」と見向きもしないじゃん。
彼は違う。
そんな私がいたら、彼は当然のように涙を流して見返りを求めず手を差し伸べてくれる。
それは必然。
私だって彼に手を差し伸べたい。たとえ夫がいたとしても。
冷めた夫婦関係を続けて、そんな考えが浮かばないあなたが私を汚らわしいと言うけれど、こんなに純粋な気持ち、あなたにありますか?なんで、あなたはそんな死んだ魚の目をしているんですか?
じゃあ、初めから彼を選べばよかった、と人は言うかもしれない。
そうすれば、夫を傷つけずにすんだじゃないか、と人は言うかもしれない。
その時はそれが最善だと思っていた。
私の認識が悪かったとは思わない。
私の過ちだとも思っていない。
誤りって言っている人たちは、私の夫を知っているの?
あなたの偽善が一番夫を罵っているじゃない。
私の夫は十分魅力的だと思う。
でも、それで我慢しろと言われても、私は我慢できない。
サイコパス、頭がおかしい、なんと言ってくれても構わない。
過去はどうしたって変えられないのだから、どうか私と彼が幸せになろうとするのに水を差さないで欲しい。
外野は黙っていて欲しい。だって、それは、あなた方の感想でしょ?
邪魔だけはやめてほしい。
夫と彼の妻に対しては・・・謝る気持ちでいっぱいだけど。
だから、認めてるじゃない。
私は悪女だと。
これは、私と彼のサクセスストーリーで、他の人から見たら、頭のおかしい犯罪調書かもしれない。
でも、いい。でも、いいの。
理性と常識、人の気まぐれの枷から抜け出して、私たちは二人だけの幸せの世界へ行くんだから。
さぁ、生きましょう。『人』らしく、『人』の道を踏み外して―――
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