巨大虫の居る町

黄金稚魚

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虫神図鑑 ※おまけ

銀翅産尋

銀翅産尋ぎんばうじん

 蠅の姿を持つ虫神。全長約百五十センチ。慶香町全体でおそよ十数体が確認される。

 塵色と評されるほど汚れた羽を一対、透明な羽を二対の合計三本の羽を持つ。脚は六本で前脚が長い。
 全体的に黒に近い色をしていて、腹には毛が生えている。タールのような黒いカスが付着しているが、これは外皮から分泌される老廃物で擦り付ける事で一度蟲継を行なった相手を探しやすくしている。

 発達した筋肉を持ち、人間一人程度であれば捕獲したまま飛ぶことが出来る。
 漏斗状の口は味覚に優れ、体液を啜る事で体質などを調べているとされている。

 性欲が非常に強い事で知られ一日の殆どを蟲継と相手の捜索に費やす。また、蟲継相手を選ばず、町内全域で活動している。

 ペニスの形状は馬に近いもので長くて太い。その静液には強い依存物質が含まれ、数度の蟲継で依存症に陥る。
 依存性は連続での蟲継で発揮られ、一度の蟲継から数週間の空白を挟む事で依存症を回避できる。
 
 依存症に陥り、生活能力を失った者を銀翅産尋の蟲継巫女として扱い「ぬぐい布」と呼ぶ。
 布い布は町に幾つかある専用の建物に集められ食事や排便の世話をされながら銀翅産尋との蟲継を行う。銀翅産尋は一日の活動の内、五割以上をここでの蟲継に充てている。



銀翅産尋の数歌。

納谷に蠅が入り込んだ
払うべきか 這うべきか

爺やが慌ててすっ転んだ
数えてみなしと婆やがいわく

一つ二つと 見上げて追えば
三つ四つで 逆さに転ぶ
五つ六つは がまで隠して
七つ八つが すっとこ飛んだ
九つ十も 数えてみれば

腹わたふくれてお利口さん


 

 
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