4 / 13
4
しおりを挟む
十四歳になったメアリーは、森に入り野苺を摘んでいた。
一度、矢で射られそうになってからは、なるべく目立つ色の服を着て森へ入るようにしている。
(地味な服を着ていては、動物に間違えられてしまうから)
メアリーの中で、あの日の怖かった記憶は人が人を矢で射るなんてあり得ないという気持ちから勝手に書き換えられていた。
自分を狙って放たれた矢は、動物と間違えて射られたものとなっていたのだ。
「メアリー」
「………!」
沢山実っていた野苺を摘んでいると、突然後ろから声をかけられた。
驚いた顔をして振り向けば、隣の家に住む同じ年の少年ジェームスが立っていた。
「なーんだ、ジェームスかビックリした」
そう話した私の脳裏には、なぜか銀色の髪の少年の姿が横切った。
(……? 何?)
「なーんだは無いだろう? ひどいなぁ、メアリーは野苺摘んでたの?」
私が持っていたカゴを覗きながらジェームスは俺も手伝うよ、と横に並び野苺を摘んでカゴに入れはじめた。
「ジェームスは? 今日はダイアナとデートじゃなかったの?」
ジェームスは私の友達ダイアナと先週から付き合いだしたのだ。
十四歳にもなれば、恋人を持つ人達も増えてくる。
「……それがさ、俺振られたんだ」
プチプチと野苺を摘みながら、ジェームスは苦笑いをして話す。
「ええっ! もう? だってまだ一週間しか経ってないわよ?」
「うん……そうなんだけど」
何か訳があるのかしら? 私はまだ誰ともお付き合いをした事無いから分からない。
「実はさ、俺が……本当に好きな人がいるって気づいてしまって」
「何それ! ジェームスから告白したんでしょ? なのにやっぱり違ったって言った訳? 信じらんない!」
「ダイアナを好きだと思ってたんだよ、だけど違った。俺はメアリーが好きだったんだ!」
「え?!」
バサッ
ジェームスの思っても見なかった告白に、驚いてカゴを落としてしまった。
「ダイアナは私の友達なのよ?」
「うん、知ってる」
「その事ダイアナに言ったの?」
「言った」
「私はジェームスのこと何とも思ってないわ」
「それでもいい、俺の気持ちを伝えたかっただけだから」
ごめん、と言うとジェームスは帰っていった。
その後ろ姿を見送り、落としたカゴを拾うと、私はまた一人で野苺を摘んだ。
だからか……。
三日前から、ダイアナが私を避けるようになった。いつも一緒に食べていた昼食も、別の友達と食べるようになって。
元々、私には友達が少ない。
クロエの事が原因の一つではあるのだけれど。
私を虐めていたクロエは悲惨な目に遭ってしまった。
もちろん私がやった訳じゃないけれど、関わるといい事がないと思われてしまった様なのだ。
それでもダイアナだけは仲良くしてくれていた。
お互いの家を行き来するほどの間柄だったのに……。
「ジェームスのバカ……」
カゴに集めた野苺を持って、家に帰った。
ジャムを作る前に一粒口に入れる。
「ちょっと酸っぱい」
私は今日一日で、二人の友達を失った気持ちがした。
◇◇
翌朝。
「ジェームス、養子に行ったんですか?」
「そうなのよ。是非にって言われちゃあね、ウチは十人も子供がいるし正直助かった所もあるの。それに男爵様なんて、平民からすればかなり良い話よ」
隣のおばさんはケラケラと笑って話しをする。
私がジェームスから告白されたのは昨日だ。
そして今朝、彼は養子に行ったのだと聞かされた。
もしかして昨日の告白は、養子に行くと分かっていたから……?
「本当、ビックリよね。昨晩、突然使者が来てね、何でも王族からのお話だって言うから断るなんて出来ないしね。まぁ断らないけどね」
別れの挨拶も出来なかった。
そんな急な話しもあるんだなぁ……。
その日、また花束が届けられた。カードがいつものようについている。
『いつも、あなたの側に』
「……なんか、怖っ!」
誰かも分からないのに側にいるの?
私、そういうのは苦手だよ?
「メアリーはその人から愛されているんだねぇ」
「ええっ! 知らない人がこんな事書いてきたら怖いだけだよ、おばあちゃん」
「そうかい? でも、赤い薔薇なんて愛してる人にしか渡さないんじゃないかねぇ」
カードを読んで嫌な顔をしていた私に、おばあちゃんは薔薇を花瓶にいけながら、こんなに綺麗な薔薇の花なんて私はもらったこともないねぇと楽しそうに言った。
毎回なんのタイミングか分からないけど送られてくる真っ赤な薔薇とカード。
いい加減名前ぐらい書いて来て欲しい。
そうでなければお礼も言えない。
どうして教えてくれないの?
あなたは一体誰なんですか?
◇◇
ジェームスが男爵家に行き、しばらくすると、私はまたダイアナと仲良くなれた。
「メアリー見てよ! ほら、リシウス様カッコいいでしょう!」
最近話題のこの国の第三王子リシウス様。
その絵姿を私に見せながら、ダイアナは満面の笑みを浮かべる。
絵姿に描かれているのは、こちらを向いて微笑みを浮かべる美しい王子様。
整った顔立ちにキレイな銀髪。神秘的な青い瞳。背景には豪華な金色と真紅の薔薇が描いてある。
(ん? でも、この顔……何処かで見たことあるような?)
「この人、この辺に来たことあるかなぁ……?」
見覚えがあるような気がしてダイアナに聞いてみた。
「あるわけないじゃない、こんな田舎の村になんて、王子様は来ないわよ! あ、メアリー、もしかして、リシウス様の絵姿欲しいの?」
ううん、要らないと私は首を振ったのだが、ダイアナは聞く事なく「二枚持ってるからあげる。素敵よねー」なんて言って渡してきた。
「これダイアナにもらったの、おばあちゃんにあげる」
私はリシウス王子様の絵姿をおばあちゃんにあげた。
綺麗な人だけど、何故か怖く感じたのだ。
おばあちゃんは喜んでくれて、絵姿を居間に飾った。その横にはなぜかお花を添えている。
おばあちゃん……居間に飾られたら、嫌でも毎日目に入るよ。
◇◇
「ねぇ、聞いた? 第二王子様、亡くなられたんだって! 第一王子様はご病気で亡くなってるし、もう第三王子様しか次の王様になれる方はいないわね」
学校でダイアナから聞いた、この国の王族の話。
最近お亡くなりになった第二王子様の死因は謎らしく、今巷では、毒を盛られたとか暗殺されたなど亡くなった原因をいろいろと噂している。
王族って大変だ。
そして怖い所……まだ若いのに、命を狙われるなんて……。
「そんなに次々と身内が亡くなると、悲しいでしょうね」
私も両親を亡くした時、悲しかったもの。
家に戻り、居間に飾ってある第三王子リシウス様の絵姿を見た私は頭を下げた。
怖いって思ってごめんなさい。
きっと家族を亡くして悲しんでいるわよね。
一度、矢で射られそうになってからは、なるべく目立つ色の服を着て森へ入るようにしている。
(地味な服を着ていては、動物に間違えられてしまうから)
メアリーの中で、あの日の怖かった記憶は人が人を矢で射るなんてあり得ないという気持ちから勝手に書き換えられていた。
自分を狙って放たれた矢は、動物と間違えて射られたものとなっていたのだ。
「メアリー」
「………!」
沢山実っていた野苺を摘んでいると、突然後ろから声をかけられた。
驚いた顔をして振り向けば、隣の家に住む同じ年の少年ジェームスが立っていた。
「なーんだ、ジェームスかビックリした」
そう話した私の脳裏には、なぜか銀色の髪の少年の姿が横切った。
(……? 何?)
「なーんだは無いだろう? ひどいなぁ、メアリーは野苺摘んでたの?」
私が持っていたカゴを覗きながらジェームスは俺も手伝うよ、と横に並び野苺を摘んでカゴに入れはじめた。
「ジェームスは? 今日はダイアナとデートじゃなかったの?」
ジェームスは私の友達ダイアナと先週から付き合いだしたのだ。
十四歳にもなれば、恋人を持つ人達も増えてくる。
「……それがさ、俺振られたんだ」
プチプチと野苺を摘みながら、ジェームスは苦笑いをして話す。
「ええっ! もう? だってまだ一週間しか経ってないわよ?」
「うん……そうなんだけど」
何か訳があるのかしら? 私はまだ誰ともお付き合いをした事無いから分からない。
「実はさ、俺が……本当に好きな人がいるって気づいてしまって」
「何それ! ジェームスから告白したんでしょ? なのにやっぱり違ったって言った訳? 信じらんない!」
「ダイアナを好きだと思ってたんだよ、だけど違った。俺はメアリーが好きだったんだ!」
「え?!」
バサッ
ジェームスの思っても見なかった告白に、驚いてカゴを落としてしまった。
「ダイアナは私の友達なのよ?」
「うん、知ってる」
「その事ダイアナに言ったの?」
「言った」
「私はジェームスのこと何とも思ってないわ」
「それでもいい、俺の気持ちを伝えたかっただけだから」
ごめん、と言うとジェームスは帰っていった。
その後ろ姿を見送り、落としたカゴを拾うと、私はまた一人で野苺を摘んだ。
だからか……。
三日前から、ダイアナが私を避けるようになった。いつも一緒に食べていた昼食も、別の友達と食べるようになって。
元々、私には友達が少ない。
クロエの事が原因の一つではあるのだけれど。
私を虐めていたクロエは悲惨な目に遭ってしまった。
もちろん私がやった訳じゃないけれど、関わるといい事がないと思われてしまった様なのだ。
それでもダイアナだけは仲良くしてくれていた。
お互いの家を行き来するほどの間柄だったのに……。
「ジェームスのバカ……」
カゴに集めた野苺を持って、家に帰った。
ジャムを作る前に一粒口に入れる。
「ちょっと酸っぱい」
私は今日一日で、二人の友達を失った気持ちがした。
◇◇
翌朝。
「ジェームス、養子に行ったんですか?」
「そうなのよ。是非にって言われちゃあね、ウチは十人も子供がいるし正直助かった所もあるの。それに男爵様なんて、平民からすればかなり良い話よ」
隣のおばさんはケラケラと笑って話しをする。
私がジェームスから告白されたのは昨日だ。
そして今朝、彼は養子に行ったのだと聞かされた。
もしかして昨日の告白は、養子に行くと分かっていたから……?
「本当、ビックリよね。昨晩、突然使者が来てね、何でも王族からのお話だって言うから断るなんて出来ないしね。まぁ断らないけどね」
別れの挨拶も出来なかった。
そんな急な話しもあるんだなぁ……。
その日、また花束が届けられた。カードがいつものようについている。
『いつも、あなたの側に』
「……なんか、怖っ!」
誰かも分からないのに側にいるの?
私、そういうのは苦手だよ?
「メアリーはその人から愛されているんだねぇ」
「ええっ! 知らない人がこんな事書いてきたら怖いだけだよ、おばあちゃん」
「そうかい? でも、赤い薔薇なんて愛してる人にしか渡さないんじゃないかねぇ」
カードを読んで嫌な顔をしていた私に、おばあちゃんは薔薇を花瓶にいけながら、こんなに綺麗な薔薇の花なんて私はもらったこともないねぇと楽しそうに言った。
毎回なんのタイミングか分からないけど送られてくる真っ赤な薔薇とカード。
いい加減名前ぐらい書いて来て欲しい。
そうでなければお礼も言えない。
どうして教えてくれないの?
あなたは一体誰なんですか?
◇◇
ジェームスが男爵家に行き、しばらくすると、私はまたダイアナと仲良くなれた。
「メアリー見てよ! ほら、リシウス様カッコいいでしょう!」
最近話題のこの国の第三王子リシウス様。
その絵姿を私に見せながら、ダイアナは満面の笑みを浮かべる。
絵姿に描かれているのは、こちらを向いて微笑みを浮かべる美しい王子様。
整った顔立ちにキレイな銀髪。神秘的な青い瞳。背景には豪華な金色と真紅の薔薇が描いてある。
(ん? でも、この顔……何処かで見たことあるような?)
「この人、この辺に来たことあるかなぁ……?」
見覚えがあるような気がしてダイアナに聞いてみた。
「あるわけないじゃない、こんな田舎の村になんて、王子様は来ないわよ! あ、メアリー、もしかして、リシウス様の絵姿欲しいの?」
ううん、要らないと私は首を振ったのだが、ダイアナは聞く事なく「二枚持ってるからあげる。素敵よねー」なんて言って渡してきた。
「これダイアナにもらったの、おばあちゃんにあげる」
私はリシウス王子様の絵姿をおばあちゃんにあげた。
綺麗な人だけど、何故か怖く感じたのだ。
おばあちゃんは喜んでくれて、絵姿を居間に飾った。その横にはなぜかお花を添えている。
おばあちゃん……居間に飾られたら、嫌でも毎日目に入るよ。
◇◇
「ねぇ、聞いた? 第二王子様、亡くなられたんだって! 第一王子様はご病気で亡くなってるし、もう第三王子様しか次の王様になれる方はいないわね」
学校でダイアナから聞いた、この国の王族の話。
最近お亡くなりになった第二王子様の死因は謎らしく、今巷では、毒を盛られたとか暗殺されたなど亡くなった原因をいろいろと噂している。
王族って大変だ。
そして怖い所……まだ若いのに、命を狙われるなんて……。
「そんなに次々と身内が亡くなると、悲しいでしょうね」
私も両親を亡くした時、悲しかったもの。
家に戻り、居間に飾ってある第三王子リシウス様の絵姿を見た私は頭を下げた。
怖いって思ってごめんなさい。
きっと家族を亡くして悲しんでいるわよね。
21
あなたにおすすめの小説
【完結】一途すぎる公爵様は眠り姫を溺愛している
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
リュシエンヌ・ソワイエは16歳の子爵令嬢。皆が憧れるマルセル・クレイン伯爵令息に婚約を申し込まれたばかりで幸せいっぱいだ。
しかしある日を境にリュシエンヌは眠りから覚めなくなった。本人は自覚が無いまま12年の月日が過ぎ、目覚めた時には父母は亡くなり兄は結婚して子供がおり、さらにマルセルはリュシエンヌの親友アラベルと結婚していた。
突然のことに狼狽えるリュシエンヌ。しかも兄嫁はリュシエンヌを厄介者扱いしていて実家にはいられそうもない。
そんな彼女に手を差し伸べたのは、若きヴォルテーヌ公爵レオンだった……。
『残念な顔だとバカにされていた私が隣国の王子様に見初められました』『結婚前日に友人と入れ替わってしまった……!』に出てくる魔法大臣ゼインシリーズです。
表紙は「簡単表紙メーカー2」で作成しました。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
狂おしいほど愛しています、なのでよそへと嫁ぐことに致します
ちより
恋愛
侯爵令嬢のカレンは分別のあるレディだ。頭の中では初恋のエル様のことでいっぱいになりながらも、一切そんな素振りは見せない徹底ぶりだ。
愛するエル様、神々しくも真面目で思いやりあふれるエル様、その残り香だけで胸いっぱいですわ。
頭の中は常にエル様一筋のカレンだが、家同士が決めた結婚で、公爵家に嫁ぐことになる。愛のない形だけの結婚と思っているのは自分だけで、実は誰よりも公爵様から愛されていることに気づかない。
公爵様からの溺愛に、不器用な恋心が反応したら大変で……両思いに慣れません。
一夜限りの関係だったはずなのに、責任を取れと迫られてます。
甘寧
恋愛
魔女であるシャルロッテは、偉才と呼ばれる魔導師ルイースとひょんなことから身体の関係を持ってしまう。
だがそれはお互いに同意の上で一夜限りという約束だった。
それなのに、ルイースはシャルロッテの元を訪れ「責任を取ってもらう」と言い出した。
後腐れのない関係を好むシャルロッテは、何とかして逃げようと考える。しかし、逃げれば逃げるだけ愛が重くなっていくルイース…
身体から始まる恋愛模様◎
※タイトル一部変更しました。
傲慢令嬢は、猫かぶりをやめてみた。お好きなように呼んでくださいませ。愛しいひとが私のことをわかってくださるなら、それで十分ですもの。
石河 翠
恋愛
高飛車で傲慢な令嬢として有名だった侯爵令嬢のダイアナは、婚約者から婚約を破棄される直前、階段から落ちて頭を打ち、記憶喪失になった上、体が不自由になってしまう。
そのまま修道院に身を寄せることになったダイアナだが、彼女はその暮らしを嬉々として受け入れる。妾の子であり、貴族暮らしに馴染めなかったダイアナには、修道院での暮らしこそ理想だったのだ。
新しい婚約者とうまくいかない元婚約者がダイアナに接触してくるが、彼女は突き放す。身勝手な言い分の元婚約者に対し、彼女は怒りを露にし……。
初恋のひとのために貴族教育を頑張っていたヒロインと、健気なヒロインを見守ってきたヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、別サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
【完結】傷物令嬢は近衛騎士団長に同情されて……溺愛されすぎです。
朝日みらい
恋愛
王太子殿下との婚約から洩れてしまった伯爵令嬢のセーリーヌ。
宮廷の大広間で突然現れた賊に襲われた彼女は、殿下をかばって大けがを負ってしまう。
彼女に同情した近衛騎士団長のアドニス侯爵は熱心にお見舞いをしてくれるのだが、その熱意がセーリーヌの折れそうな心まで癒していく。
加えて、セーリーヌを振ったはずの王太子殿下が、親密な二人に絡んできて、ややこしい展開になり……。
果たして、セーリーヌとアドニス侯爵の関係はどうなるのでしょう?
女王は若き美貌の夫に離婚を申し出る
小西あまね
恋愛
「喜べ!やっと離婚できそうだぞ!」「……は?」
政略結婚して9年目、32歳の女王陛下は22歳の王配陛下に笑顔で告げた。
9年前の約束を叶えるために……。
豪胆果断だがどこか天然な女王と、彼女を敬愛してやまない美貌の若き王配のすれ違い離婚騒動。
「月と雪と温泉と ~幼馴染みの天然王子と最強魔術師~」の王子の姉の話ですが、独立した話で、作風も違います。
本作は小説家になろうにも投稿しています。
冷遇妃ライフを満喫するはずが、皇帝陛下の溺愛ルートに捕まりました!?
由香
恋愛
冷遇妃として後宮の片隅で静かに暮らすはずだった翠鈴。
皇帝に呼ばれない日々は、むしろ自由で快適——そう思っていたのに。
ある夜、突然現れた皇帝に顎を掴まれ、深く口づけられる。
「誰が、お前を愛していないと言った」
守るための“冷遇”だったと明かされ、逃げ道を塞がれ、甘く囲われ、何度も唇を奪われて——。
これは冷遇妃のはずだった少女が、気づけば皇帝の唯一へと捕獲されてしまう甘く濃密な溺愛物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる