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本編
第29 移り香を咎めて 8 ※
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縋り付きながら震えていたレフラが少しずつ落ち着いてくる。ようやく茶の効果が出てきたのだろう。媚薬に煽られて身悶えていた身体がくたりと大人しくなっていた。
「大丈夫か?」
しっとりと汗で濡れた額から髪を払って顔を覗き込む。薬の効果は切れてもずっとガマンを強いられてきた身体から熱は放出できていないままなのだ。
涙と情欲に赤く染まった眦はひどく扇情的だった。
「触るぞ」
コクコクと頷くレフラの太股に手を伸ばす。上気した身体に纏う汗と、溢れ続けた滴でそこはもうしとどに濡れていた。
スルッと太股を撫でただけで身体がビクッと跳ね上がる。そのまま差し込んだ手を股間の茎へと這わせていけば、レフラの脚がキュッとギガイの手を挟み込んだ。
「こら、動かしにくいだろ。脚を開いてろ」
求めていた刺激とはいえ、過敏になった場所で受けるには気持ちが慄いているようだった。
「大丈夫だ。このまま感じていろ」
怯えと期待の両方で揺れ動く目にキスをする。レフラの反応を確認しながら、指を脚の付け根の柔らかい部分へ這わせていく。
「っあ…ぁっ…あぁ…」
まだハッキリと性器に触れていない状況でも内に響くものがあるのかピクピクと茎を震わせ、先端から滴が伝っていた。
「少し広げるぞ」
滑りを指へ纏わせて、わずかに開閉を繰り返す後孔へと指先を入れる。そのまま浅く出し入れする指先を肉の縁は柔らかく受け入れている状態だった。
「これなら指を増やしても良さそうだな」
言葉と共に2本に増やした指をそのままゆっくりと奥へと差し込んでいき、中の解れた状態を確認する。それと同時に胸に色付く乳首にギガイが指を添えれば、レフラがフルフルと首を振った。
「やぁ、あぁ、ああっ……」
クルクルと尖った乳首の先端を弄い、軽く指先で摘まんでみる。
「ここも、ずっと触って欲しかったんじゃないか?」
「で、でも、そこぁっ……」
もともと感じやすい場所なのだ。触って欲しいという思いと、強すぎる刺激に戸惑うようにレフラの声が引き攣っている。
「…いっ、しょは、だめ…」
「お前がツラくて仕方がないなら、今日はここは止めておこう。だけど中を私のモノで擦られながら、ここを弄られるのは好きだろう?」
中の指を広げるようにしながらズルズルと出し入れして、指の腹で円を描いていた乳首の先を爪先でカリカリと引っ掻いていく。
「あっやっ…やぁっ…あぁ…っ」
途端に走った刺激から逃れたかったのか、レフラの指がギガイの手を押し止めるように絡まった。
「気持ちよさそうだが、今日は止めておくか?」
震えるレフラの指程度の力に拘束力は全くない。それでも意地悪をしようと尋ねているわけではない。
「今日はお前の欲しいようにしよう」
レフラの指に捕らわれるまま、尖った先端から指を離す。レフラの制止に合わせて動きを止めていた後孔の指を、レフラの内壁が乳首から離れていく指を惜しむように締め付けていた。
「っあっ…あぅっ…」
その刺激にまた戦いた身体を空いた掌で宥めながら、ギガイが後孔からもそっと指を引き抜いた。
「どうしたい? このまま前だけ触って出しておくか?」
「そ、そんな…ギガイ、様は…?」
「まぁ、適当に自分で処理をするさ」
どこの青臭いガキだと思いながらも、魅毒にさんざん追い詰められて疲れ切っているだろうレフラを酷使はしたくない。
かといってレフラの香に煽られながら、堪え続けていたのはギガイも同じようなものなのだ。さすがにレフラを前に堪え続けた熱は吐き出さなければツラかった。
「入れて、欲しいです……」
「ムリはしなくていいぞ」
「ムリじゃ、ないんです……胸も本当は、気持ちよくて……でも、こわいんです……気持ち、よすぎて……わからなくて……どうしたら、いいのか、わからなくて……」
ほろほろと涙を零すレフラの姿にギガイがまた息を飲む。無自覚に誰よりもギガイを煽り続けるレフラに、さすがのギガイも限界だった。
「大丈夫か?」
しっとりと汗で濡れた額から髪を払って顔を覗き込む。薬の効果は切れてもずっとガマンを強いられてきた身体から熱は放出できていないままなのだ。
涙と情欲に赤く染まった眦はひどく扇情的だった。
「触るぞ」
コクコクと頷くレフラの太股に手を伸ばす。上気した身体に纏う汗と、溢れ続けた滴でそこはもうしとどに濡れていた。
スルッと太股を撫でただけで身体がビクッと跳ね上がる。そのまま差し込んだ手を股間の茎へと這わせていけば、レフラの脚がキュッとギガイの手を挟み込んだ。
「こら、動かしにくいだろ。脚を開いてろ」
求めていた刺激とはいえ、過敏になった場所で受けるには気持ちが慄いているようだった。
「大丈夫だ。このまま感じていろ」
怯えと期待の両方で揺れ動く目にキスをする。レフラの反応を確認しながら、指を脚の付け根の柔らかい部分へ這わせていく。
「っあ…ぁっ…あぁ…」
まだハッキリと性器に触れていない状況でも内に響くものがあるのかピクピクと茎を震わせ、先端から滴が伝っていた。
「少し広げるぞ」
滑りを指へ纏わせて、わずかに開閉を繰り返す後孔へと指先を入れる。そのまま浅く出し入れする指先を肉の縁は柔らかく受け入れている状態だった。
「これなら指を増やしても良さそうだな」
言葉と共に2本に増やした指をそのままゆっくりと奥へと差し込んでいき、中の解れた状態を確認する。それと同時に胸に色付く乳首にギガイが指を添えれば、レフラがフルフルと首を振った。
「やぁ、あぁ、ああっ……」
クルクルと尖った乳首の先端を弄い、軽く指先で摘まんでみる。
「ここも、ずっと触って欲しかったんじゃないか?」
「で、でも、そこぁっ……」
もともと感じやすい場所なのだ。触って欲しいという思いと、強すぎる刺激に戸惑うようにレフラの声が引き攣っている。
「…いっ、しょは、だめ…」
「お前がツラくて仕方がないなら、今日はここは止めておこう。だけど中を私のモノで擦られながら、ここを弄られるのは好きだろう?」
中の指を広げるようにしながらズルズルと出し入れして、指の腹で円を描いていた乳首の先を爪先でカリカリと引っ掻いていく。
「あっやっ…やぁっ…あぁ…っ」
途端に走った刺激から逃れたかったのか、レフラの指がギガイの手を押し止めるように絡まった。
「気持ちよさそうだが、今日は止めておくか?」
震えるレフラの指程度の力に拘束力は全くない。それでも意地悪をしようと尋ねているわけではない。
「今日はお前の欲しいようにしよう」
レフラの指に捕らわれるまま、尖った先端から指を離す。レフラの制止に合わせて動きを止めていた後孔の指を、レフラの内壁が乳首から離れていく指を惜しむように締め付けていた。
「っあっ…あぅっ…」
その刺激にまた戦いた身体を空いた掌で宥めながら、ギガイが後孔からもそっと指を引き抜いた。
「どうしたい? このまま前だけ触って出しておくか?」
「そ、そんな…ギガイ、様は…?」
「まぁ、適当に自分で処理をするさ」
どこの青臭いガキだと思いながらも、魅毒にさんざん追い詰められて疲れ切っているだろうレフラを酷使はしたくない。
かといってレフラの香に煽られながら、堪え続けていたのはギガイも同じようなものなのだ。さすがにレフラを前に堪え続けた熱は吐き出さなければツラかった。
「入れて、欲しいです……」
「ムリはしなくていいぞ」
「ムリじゃ、ないんです……胸も本当は、気持ちよくて……でも、こわいんです……気持ち、よすぎて……わからなくて……どうしたら、いいのか、わからなくて……」
ほろほろと涙を零すレフラの姿にギガイがまた息を飲む。無自覚に誰よりもギガイを煽り続けるレフラに、さすがのギガイも限界だった。
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