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いと
再会
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私は今回車で彼女の元に行った。新幹線からの乗り継ぎのこともあるけれど、移動できる二人だけの空間-そう思ったからだ。
「新幹線降りてからの乗り継ぎも良くないしね。それに、この方がずっと2人でいられると思ってね」
私は、待ち合わせ場所でそう言うと、彼女を乗せて走り出した。だが別段目的地がある訳ではない。気の向くまま走って、人通りの全くない川べりに車を止めた。そして、シートを倒して彼女に腕を絡めてキスをした。
それは、半ば冗談のつもりだった。彼女がびっくりして大笑いしてそれでおしまい。そんなシナリオを私は頭に描いていた。
しかし、久しぶりの口づけは軽くで終わるはずもなく、どんどんと深くなっていく。そして、そうしながら私は無意識に彼女の足を撫でていた。
「でも……ここで?」
かりんは目を潤ませながらそう聞いた。
「ダメかな……」
照れ隠しでそう言ったら、少し逡巡したあと、かりんは頷いた。自分から仕掛けた手前、もう冗談だとは言えず、唇を彼女の耳に這わせた。
「はぁっ」
唇で耳から首筋に沿って舌を這わせる。右手で太股をさわさわと撫でて、下着の隙間から長い指を差し込んでゆっくりと回す。それだけで、かりんの中はどんどんと潤ってくる。
「いやん、ダメ」
「ダメなら止めようか」
無意識にダメと言ってしまう彼女に、私は意地悪くそう返した。
「意地悪」
その言葉に、拗ねた顔もまたかわいい。
「ゴメンゴメン、僕だってもうここで止めるなんてムリだよ」
私はそう言うと、自分のズボンの留め金を外してチャックを下ろした。。
、人通りはないとは言え、いつ誰が来るのかわからないから、取り去ったのは二人とも下半身だけ。ほとんど服を着たまま、彼女の大事な部分だけを徹底的に指で責めたてる。そして狭い車内で、可能な限り彼女の足を開かせると、一気に貫いた。彼女もそんな刺激的な状況に、一気に昂まっていったのか、
「ああっ、ああん」
と、言葉にならない嬌声を上げながら腰を振り続ける。その度に締め付けられて、私はあっという間に限界を迎えた。外に出さなければと思いながら、吸い付くようにくるかりんの内部に自分分身を抜いてしまうことができない。
「ああ、すごく良すぎて止められない。中で出すよ」
私はそのまま彼女の中に精を放ち、それと同時に彼女が弓なりに身体を反らせた。一緒に達したようだ。
「ゴメン、そのまま中で出しちゃったけど」
達した後、現実に戻ってきた私はそう言って彼女に謝ったが、彼女からの返事がない。浮かない顔をしたままだ。
「本当にゴメン、怒った?」
「ううんそんなんじゃないの、朝瞳に泣かれたことを思い出しただけ。あんまり朝ぐずぐず言うから『ママ、出て行くから!』ってつい怒鳴っちゃって……あの子置いてかれるって事にものすごく恐怖感が強いから」
やっと口を開いて理由を話した彼女は、母親の顔をしていた。
「そう、じゃぁこどもたちも連れて僕のところに来てくれればいいよ。僕は君といられれば、一向構わない。この歳だもの。いきなり2人の子供の父親でも全然構わないさ。もしかしたら、3人になるかもしれないしね」
意を決して切り出した私の提案に、彼女の答えはなかった。
しばらくの沈黙の後、話題を変えて話し始めたとき-彼女の携帯が鳴った。瞳ちゃんの学校からで、熱があるから迎えに来てほしいという連絡だった。
「ごめんなさい、折角わざわざ来てくれたのに、私帰らないと……」
「病気だもの、仕方ないさ。送るよ」
「じゃぁ、一駅手前で降ろして。そこから電車で帰るから」
「わかった。」
私は、頷いて車を走らせたが、彼女の『一駅手前』の発言に、ほんの少しだが苛ついていた。
だから、別れ際私は車を降りる彼女に、
「子供たちと一緒に来る件、本気で考えていてくれないか。」
と言った。彼女は何も言わず複雑な表情をして頷いて駅に向かった。
彼女が去った後、私の中で言いようのない不安が広がった。
「新幹線降りてからの乗り継ぎも良くないしね。それに、この方がずっと2人でいられると思ってね」
私は、待ち合わせ場所でそう言うと、彼女を乗せて走り出した。だが別段目的地がある訳ではない。気の向くまま走って、人通りの全くない川べりに車を止めた。そして、シートを倒して彼女に腕を絡めてキスをした。
それは、半ば冗談のつもりだった。彼女がびっくりして大笑いしてそれでおしまい。そんなシナリオを私は頭に描いていた。
しかし、久しぶりの口づけは軽くで終わるはずもなく、どんどんと深くなっていく。そして、そうしながら私は無意識に彼女の足を撫でていた。
「でも……ここで?」
かりんは目を潤ませながらそう聞いた。
「ダメかな……」
照れ隠しでそう言ったら、少し逡巡したあと、かりんは頷いた。自分から仕掛けた手前、もう冗談だとは言えず、唇を彼女の耳に這わせた。
「はぁっ」
唇で耳から首筋に沿って舌を這わせる。右手で太股をさわさわと撫でて、下着の隙間から長い指を差し込んでゆっくりと回す。それだけで、かりんの中はどんどんと潤ってくる。
「いやん、ダメ」
「ダメなら止めようか」
無意識にダメと言ってしまう彼女に、私は意地悪くそう返した。
「意地悪」
その言葉に、拗ねた顔もまたかわいい。
「ゴメンゴメン、僕だってもうここで止めるなんてムリだよ」
私はそう言うと、自分のズボンの留め金を外してチャックを下ろした。。
、人通りはないとは言え、いつ誰が来るのかわからないから、取り去ったのは二人とも下半身だけ。ほとんど服を着たまま、彼女の大事な部分だけを徹底的に指で責めたてる。そして狭い車内で、可能な限り彼女の足を開かせると、一気に貫いた。彼女もそんな刺激的な状況に、一気に昂まっていったのか、
「ああっ、ああん」
と、言葉にならない嬌声を上げながら腰を振り続ける。その度に締め付けられて、私はあっという間に限界を迎えた。外に出さなければと思いながら、吸い付くようにくるかりんの内部に自分分身を抜いてしまうことができない。
「ああ、すごく良すぎて止められない。中で出すよ」
私はそのまま彼女の中に精を放ち、それと同時に彼女が弓なりに身体を反らせた。一緒に達したようだ。
「ゴメン、そのまま中で出しちゃったけど」
達した後、現実に戻ってきた私はそう言って彼女に謝ったが、彼女からの返事がない。浮かない顔をしたままだ。
「本当にゴメン、怒った?」
「ううんそんなんじゃないの、朝瞳に泣かれたことを思い出しただけ。あんまり朝ぐずぐず言うから『ママ、出て行くから!』ってつい怒鳴っちゃって……あの子置いてかれるって事にものすごく恐怖感が強いから」
やっと口を開いて理由を話した彼女は、母親の顔をしていた。
「そう、じゃぁこどもたちも連れて僕のところに来てくれればいいよ。僕は君といられれば、一向構わない。この歳だもの。いきなり2人の子供の父親でも全然構わないさ。もしかしたら、3人になるかもしれないしね」
意を決して切り出した私の提案に、彼女の答えはなかった。
しばらくの沈黙の後、話題を変えて話し始めたとき-彼女の携帯が鳴った。瞳ちゃんの学校からで、熱があるから迎えに来てほしいという連絡だった。
「ごめんなさい、折角わざわざ来てくれたのに、私帰らないと……」
「病気だもの、仕方ないさ。送るよ」
「じゃぁ、一駅手前で降ろして。そこから電車で帰るから」
「わかった。」
私は、頷いて車を走らせたが、彼女の『一駅手前』の発言に、ほんの少しだが苛ついていた。
だから、別れ際私は車を降りる彼女に、
「子供たちと一緒に来る件、本気で考えていてくれないか。」
と言った。彼女は何も言わず複雑な表情をして頷いて駅に向かった。
彼女が去った後、私の中で言いようのない不安が広がった。
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