プリンセスになりたかった

浅月ちせ

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プロローグ

心に降る雨

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できない約束なら最初からしないで欲しかった



でも



それがわたしの為の嘘だと



知っていて頷いたわたしは



この感情をどこに持っていけばいいんだろう



鳴り止まない拍手を聞きながら



わたしの心に雨が降っている


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