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第10話 量産機計画
Chapter-58
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「さて、と」
朱鷺光の作業部屋。
作業用のPC……ではなく、朱鷺光が真帆子に貸しているノートパソコンを開き、電源スイッチのボタンを押す。
ハードディスクの始動音がする。完全にシャットダウンされた状態ではなく、スリープ状態から、Windowsが起動する。
「あ……そうか」
ログイン画面が出たところで、朱鷺光がしまった、という顔をした。
「ログインしてくれる? 俺はパスワード見ませんから」
そう言って、朱鷺光はOA座椅子をくるり、と回して、PCの画面に背を向けた。そのうえで、更に目を手で覆う。
その場にいた、弘介とオムリン、パティアもくるりと後ろを向く。
「…………」
その様子に少しだけ呆れたような顔をしつつ、真帆子は朱鷺光の脇からパソコンのキーボードに手を伸ばし、パソコンにパスワードを打ち込んだ。
朱鷺光が、手を目から離し、OAチェアをまた、くるりと180°回し、ノートパソコンと向き直る。
OAローデスクと反対側の、ブラインドの下ろされたスリガラスの窓に添って立っていた3人も、OAデスクの置かれている側、朱鷺光の座っている方を向く。
「文字数からPINではないようだけれど、重要情報を取り扱うなら、もっと長いパスワードを使った方がいい」
オムリンが、真帆子に向かってそう言った。
「うーん……一時的に借りているPCだから、あまり長くしすぎると覚えきれないかな、と思って」
真帆子が、オムリンに向かって苦笑しながら、そう言った。
「指紋認証付モデルでもないしな……」
朱鷺光も、戯け混じりの苦い顔をしながら、そう言った。
画面に目を移すと、いくつかの、朱鷺光には見覚えのないソフトが立ち上がっていた。
「おっと……これはナホのメンテナンスツールかな……」
「ああ、ええ、すみません、立ち上げっぱなしになっていたわ」
真帆子は、再び朱鷺光とPCの間に割り込んできて、それらを終了しようとする、が、
「今LAN切ってあるけど、終了して大丈夫?」
「あ、そうか……」
と、朱鷺光の言葉に、真帆子が、気がついたように言う。
朱鷺光は、接続されたマウスで、それらのウィンドウを最小化していく。
「このソフト類、結構重いだろ? Ryzen3のAPUモデルじゃキツかったんじゃない?」
「ええ、まぁ。でも貸してもらっている物に文句を言うのも気が引けて……」
朱鷺光の問いかけに、真帆子がそう答えた。
「R-Systemは基本的にこいつで──」
と、朱鷺光は左側の、室内の奥にあるGSを親指で指して言う。
「──処理するから、コーディングはほぼただの文字列エディタだし、コマンド操作はTelnet使えれば充分だからな」
コーディングとは、プログラムの構文を実際に書く事を言う。
「なるほど、だからエントリーモデルで充分ってわけね」
「でも、言ってくれれば、メモリくらい積み増したのに」
真帆子が、感心したように手で顎を支えるようにしてそう言うと、朱鷺光は、困ったような表情で、真帆子の方に視線を向けてそう言った。
「それで、件のメールは?」
「ああ、これです」
朱鷺光が尋ねると、真帆子が朱鷺光からマウスを受け取って、メールクライアントを表示させる。
「あれ、これ使ってんの?」
朱鷺光の背後、その頭上越しに覗き込んでいた弘介が、真帆子にそう訊ねた。
「ええ」
「普段から?」
「そうですけど……自分のデスクトップでも使っていますし」
訊ね返す弘介に対し、真帆子はそう答えた。
「それがどうかしたんですか?」
「これ開発したの、こいつだ」
問い返してくる真帆子に対して、弘介は朱鷺光の頭を、軽く小突きながら言う。
「おい……」
朱鷺光が、難しい顔をして、低い声で抗議の声を上げる。
「ええっ!? そうなんですか?」
真帆子が驚いたような声を出す。
「実名を出してないし、俺が組んだオリジナルはLinux用で、Windows版とMac版は別のオープンソースグループだからな」
「え……それじゃあ、うちの研究室の情報ダダ漏れってことですか?」
「そんなバックドア仕掛けるかい。信用に傷がつく。しかもうちは鉄道会社が母体だから、俺がそんな事してたら騒ぎがでかくなる」
困惑したような真帆子の言葉に、朱鷺光は、心外な、といった様子で言い返した。
「それで……これがそのメールなんですけど……」
「……新型介護用ロボットの開発中……ねぇ?」
真帆子が開いたメールを見て、朱鷺光がそう言った。
「おかしいぞ、これ」
真帆子とは反対側からPCの画面を覗き込んでいたオムリンが、そう言った。
「おかしい、って?」
「差出元が、JHISになっている」
真帆子が聞き返すと、オムリンが、真帆子の方に顔を向けてそう言った。
「ありゃ、本当だ」
朱鷺光がそれを見て、そう言った。
「何かおかしいんですか?」
真帆子が、キョトンとしたような様子で、そう言った。
「さっき朱鷺光も言っていたけど、JHISは鉄道会社だ。今回の事業はKEDのものだよ」
弘介が、真帆子に表情を向けてそう言った。真帆子も一旦弘介の方を見る。
弘介は、更にメールの表示された画面を覗き込むと、
「しかしフォーマットはJHISのプレスリリースのメールにそっくりだな……」
「こんなメール、出した覚えは?」
「ない」
感心したように言う弘介に対し、軽く背後を見るような仕種をしてそう言う朱鷺光が訊ねると、弘介は短くそう答えた。
「弘介さんがそれを把握してるんですか?」
「そりゃ、俺の職場だし」
真帆子の軽く驚いたような声に、弘介がそう答えた。
「弘介さんの職場?」
「あれ、言わなかったっけ? 俺、JHISの情報システム二課で係長級やってる」
「え、そうだったんですか?」
弘介が説明すると、真帆子は再度驚いたような声を出す。
「この家にほとんどいずっぱりだから、てっきり……」
「てっきりって……まさかニートだとでも思ってたんじゃないよな?」
「そこまでじゃないですけど、朱鷺光さんの相手をするのが仕事かと」
「それはどーいう意味かな?」
弘介が真帆子の言葉に、戯け混じりに怒ったような表情をすると、真帆子が弁明する。が、その言葉に今度は朱鷺光が、気を悪くしたように装って苦笑した。
「まぁ、それはあながち間違いでもないかもなぁ、朱鷺光のお守り」
「うぉいっ!」
弘介が、ニヤニヤしながら言った言葉に、朱鷺光が反射的に声を出す。
「話が逸れているぞ」
オムリンがそう言った。
「うーん……」
朱鷺光は、視線をノートPCに向かい、そのメールに対して、マウスカーソルを合わせるようにした。
「Eメールの送信元って割りと簡単に偽装できるし、フィッシング的な要素はないように見えるんだよな……」
朱鷺光が、腕組みをして言い、唸るような声を出してしまう。
「つまり、無害ってことですか?」
真帆子が、朱鷺光の表情を覗き込んで言う。
「いや、そもそも意図がわからん」
と、朱鷺光はそう言った。
「いちいちフェリオの情報を、偽装までして真帆子さんに知らせて、どうするのかなーと」
「いずれ解ることだからな」
朱鷺光が、困った、というオーバーリアクション気味の表情で言うと、オムリンがそれを納得したように言った。
「このPCにもナホのクライアントがインストールされているようだが」
それまで、朱鷺光達より少し距離を取った後ろで黙していたパティアが、そう言った。
「このメールをナホが見ることはできないのか?」
「それは……」
「いやさ、それは俺も考えたんだけど──」
真帆子がパティアに答えようとするが、朱鷺光はそれを遮るように言う。
「フェリオは公表しているシータやファイの廉価版だからな……ストラト・フォーが介入したがるかな……」
朱鷺光は「うーん」と唸ってしまいながら、自身の座っているOA座椅子を少し弄ぶように回転させる。
「シータやファイの基本性能は押さえているということだな?」
「まぁ、そうなるけど」
「軍事転用は可能か?」
「あ……」
パティアの問いかけに、朱鷺光は失念していた、というように、間の抜けた表情をしてしまう。
「そうよ、いくらでも補充の効く兵士、それなら彼女の性能は充分だわ!」
真帆子が声を上げる。
「真帆子さん、このメールをナホが見ることは可能か?」
「いいえ。悪意のあるメールを見てしまったら困るから、このアドレスとは切り離してあるわ」
弘介が改めてそれを訊ねると、真帆子が険しい表情でそう答えた。
「さーてーじゃあ、このメールを送り込んできた理由を見つける必要があるな……と」
朱鷺光はそう言うと、ノートPCを傍らに退かし、すでに起動していた自身の作業用PCに向かう。
「コムスター、経路検索するぞ! 手伝え!」
「了解」
朱鷺光がTelnetクライアントを立ち上げ、メインフレームへのコマンドラインが表示される。朱鷺光の手が、キーボードの上を滑るように、そのキータイプが始まる。
「弘介! お前も手伝え」
「了解了解」
朱鷺光が少しぶっきらぼうに言うと、弘介は、GSの置いてあるパーティションの奥に移動し、CSサーバ用の小型ディスプレイの電源を入れ、その筐体の上にキーボードとマウスを置く。
「私も手伝おう」
「トラップドアに気をつけろよ」
オムリンがそう言って、左側アンテナ基部の端子カバーを外し、天井から引っ張ったイーサケーブルを指した。
それを聞いて、朱鷺光が注意を入れた。
「さーて、時間勝負だ徹夜覚悟しとけよ!」
朱鷺光の作業部屋。
作業用のPC……ではなく、朱鷺光が真帆子に貸しているノートパソコンを開き、電源スイッチのボタンを押す。
ハードディスクの始動音がする。完全にシャットダウンされた状態ではなく、スリープ状態から、Windowsが起動する。
「あ……そうか」
ログイン画面が出たところで、朱鷺光がしまった、という顔をした。
「ログインしてくれる? 俺はパスワード見ませんから」
そう言って、朱鷺光はOA座椅子をくるり、と回して、PCの画面に背を向けた。そのうえで、更に目を手で覆う。
その場にいた、弘介とオムリン、パティアもくるりと後ろを向く。
「…………」
その様子に少しだけ呆れたような顔をしつつ、真帆子は朱鷺光の脇からパソコンのキーボードに手を伸ばし、パソコンにパスワードを打ち込んだ。
朱鷺光が、手を目から離し、OAチェアをまた、くるりと180°回し、ノートパソコンと向き直る。
OAローデスクと反対側の、ブラインドの下ろされたスリガラスの窓に添って立っていた3人も、OAデスクの置かれている側、朱鷺光の座っている方を向く。
「文字数からPINではないようだけれど、重要情報を取り扱うなら、もっと長いパスワードを使った方がいい」
オムリンが、真帆子に向かってそう言った。
「うーん……一時的に借りているPCだから、あまり長くしすぎると覚えきれないかな、と思って」
真帆子が、オムリンに向かって苦笑しながら、そう言った。
「指紋認証付モデルでもないしな……」
朱鷺光も、戯け混じりの苦い顔をしながら、そう言った。
画面に目を移すと、いくつかの、朱鷺光には見覚えのないソフトが立ち上がっていた。
「おっと……これはナホのメンテナンスツールかな……」
「ああ、ええ、すみません、立ち上げっぱなしになっていたわ」
真帆子は、再び朱鷺光とPCの間に割り込んできて、それらを終了しようとする、が、
「今LAN切ってあるけど、終了して大丈夫?」
「あ、そうか……」
と、朱鷺光の言葉に、真帆子が、気がついたように言う。
朱鷺光は、接続されたマウスで、それらのウィンドウを最小化していく。
「このソフト類、結構重いだろ? Ryzen3のAPUモデルじゃキツかったんじゃない?」
「ええ、まぁ。でも貸してもらっている物に文句を言うのも気が引けて……」
朱鷺光の問いかけに、真帆子がそう答えた。
「R-Systemは基本的にこいつで──」
と、朱鷺光は左側の、室内の奥にあるGSを親指で指して言う。
「──処理するから、コーディングはほぼただの文字列エディタだし、コマンド操作はTelnet使えれば充分だからな」
コーディングとは、プログラムの構文を実際に書く事を言う。
「なるほど、だからエントリーモデルで充分ってわけね」
「でも、言ってくれれば、メモリくらい積み増したのに」
真帆子が、感心したように手で顎を支えるようにしてそう言うと、朱鷺光は、困ったような表情で、真帆子の方に視線を向けてそう言った。
「それで、件のメールは?」
「ああ、これです」
朱鷺光が尋ねると、真帆子が朱鷺光からマウスを受け取って、メールクライアントを表示させる。
「あれ、これ使ってんの?」
朱鷺光の背後、その頭上越しに覗き込んでいた弘介が、真帆子にそう訊ねた。
「ええ」
「普段から?」
「そうですけど……自分のデスクトップでも使っていますし」
訊ね返す弘介に対し、真帆子はそう答えた。
「それがどうかしたんですか?」
「これ開発したの、こいつだ」
問い返してくる真帆子に対して、弘介は朱鷺光の頭を、軽く小突きながら言う。
「おい……」
朱鷺光が、難しい顔をして、低い声で抗議の声を上げる。
「ええっ!? そうなんですか?」
真帆子が驚いたような声を出す。
「実名を出してないし、俺が組んだオリジナルはLinux用で、Windows版とMac版は別のオープンソースグループだからな」
「え……それじゃあ、うちの研究室の情報ダダ漏れってことですか?」
「そんなバックドア仕掛けるかい。信用に傷がつく。しかもうちは鉄道会社が母体だから、俺がそんな事してたら騒ぎがでかくなる」
困惑したような真帆子の言葉に、朱鷺光は、心外な、といった様子で言い返した。
「それで……これがそのメールなんですけど……」
「……新型介護用ロボットの開発中……ねぇ?」
真帆子が開いたメールを見て、朱鷺光がそう言った。
「おかしいぞ、これ」
真帆子とは反対側からPCの画面を覗き込んでいたオムリンが、そう言った。
「おかしい、って?」
「差出元が、JHISになっている」
真帆子が聞き返すと、オムリンが、真帆子の方に顔を向けてそう言った。
「ありゃ、本当だ」
朱鷺光がそれを見て、そう言った。
「何かおかしいんですか?」
真帆子が、キョトンとしたような様子で、そう言った。
「さっき朱鷺光も言っていたけど、JHISは鉄道会社だ。今回の事業はKEDのものだよ」
弘介が、真帆子に表情を向けてそう言った。真帆子も一旦弘介の方を見る。
弘介は、更にメールの表示された画面を覗き込むと、
「しかしフォーマットはJHISのプレスリリースのメールにそっくりだな……」
「こんなメール、出した覚えは?」
「ない」
感心したように言う弘介に対し、軽く背後を見るような仕種をしてそう言う朱鷺光が訊ねると、弘介は短くそう答えた。
「弘介さんがそれを把握してるんですか?」
「そりゃ、俺の職場だし」
真帆子の軽く驚いたような声に、弘介がそう答えた。
「弘介さんの職場?」
「あれ、言わなかったっけ? 俺、JHISの情報システム二課で係長級やってる」
「え、そうだったんですか?」
弘介が説明すると、真帆子は再度驚いたような声を出す。
「この家にほとんどいずっぱりだから、てっきり……」
「てっきりって……まさかニートだとでも思ってたんじゃないよな?」
「そこまでじゃないですけど、朱鷺光さんの相手をするのが仕事かと」
「それはどーいう意味かな?」
弘介が真帆子の言葉に、戯け混じりに怒ったような表情をすると、真帆子が弁明する。が、その言葉に今度は朱鷺光が、気を悪くしたように装って苦笑した。
「まぁ、それはあながち間違いでもないかもなぁ、朱鷺光のお守り」
「うぉいっ!」
弘介が、ニヤニヤしながら言った言葉に、朱鷺光が反射的に声を出す。
「話が逸れているぞ」
オムリンがそう言った。
「うーん……」
朱鷺光は、視線をノートPCに向かい、そのメールに対して、マウスカーソルを合わせるようにした。
「Eメールの送信元って割りと簡単に偽装できるし、フィッシング的な要素はないように見えるんだよな……」
朱鷺光が、腕組みをして言い、唸るような声を出してしまう。
「つまり、無害ってことですか?」
真帆子が、朱鷺光の表情を覗き込んで言う。
「いや、そもそも意図がわからん」
と、朱鷺光はそう言った。
「いちいちフェリオの情報を、偽装までして真帆子さんに知らせて、どうするのかなーと」
「いずれ解ることだからな」
朱鷺光が、困った、というオーバーリアクション気味の表情で言うと、オムリンがそれを納得したように言った。
「このPCにもナホのクライアントがインストールされているようだが」
それまで、朱鷺光達より少し距離を取った後ろで黙していたパティアが、そう言った。
「このメールをナホが見ることはできないのか?」
「それは……」
「いやさ、それは俺も考えたんだけど──」
真帆子がパティアに答えようとするが、朱鷺光はそれを遮るように言う。
「フェリオは公表しているシータやファイの廉価版だからな……ストラト・フォーが介入したがるかな……」
朱鷺光は「うーん」と唸ってしまいながら、自身の座っているOA座椅子を少し弄ぶように回転させる。
「シータやファイの基本性能は押さえているということだな?」
「まぁ、そうなるけど」
「軍事転用は可能か?」
「あ……」
パティアの問いかけに、朱鷺光は失念していた、というように、間の抜けた表情をしてしまう。
「そうよ、いくらでも補充の効く兵士、それなら彼女の性能は充分だわ!」
真帆子が声を上げる。
「真帆子さん、このメールをナホが見ることは可能か?」
「いいえ。悪意のあるメールを見てしまったら困るから、このアドレスとは切り離してあるわ」
弘介が改めてそれを訊ねると、真帆子が険しい表情でそう答えた。
「さーてーじゃあ、このメールを送り込んできた理由を見つける必要があるな……と」
朱鷺光はそう言うと、ノートPCを傍らに退かし、すでに起動していた自身の作業用PCに向かう。
「コムスター、経路検索するぞ! 手伝え!」
「了解」
朱鷺光がTelnetクライアントを立ち上げ、メインフレームへのコマンドラインが表示される。朱鷺光の手が、キーボードの上を滑るように、そのキータイプが始まる。
「弘介! お前も手伝え」
「了解了解」
朱鷺光が少しぶっきらぼうに言うと、弘介は、GSの置いてあるパーティションの奥に移動し、CSサーバ用の小型ディスプレイの電源を入れ、その筐体の上にキーボードとマウスを置く。
「私も手伝おう」
「トラップドアに気をつけろよ」
オムリンがそう言って、左側アンテナ基部の端子カバーを外し、天井から引っ張ったイーサケーブルを指した。
それを聞いて、朱鷺光が注意を入れた。
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