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3章 ダンジョン編
13話 真相
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(何だろう…なんだか嫌な予感が……)
「……?何も聞こえなかったけど?」
「…気のせいだったのかな?でも、確かn」
「それより、ダンジョンから脱出出来ないのは何でだ?」
どうやらダグラスはカイトの話を真剣に聞く気が無いようで、ダンジョンから外に転送されないことを気にしている。
「えっと…普通はボスを倒すと自動で外に転送されるの?」
「ああ俺様も聞いた話だが、なんでも各ダンジョンを初踏破した者は、そのダンジョンの象徴が彫られたバッジが手に入るらしい。そして、自動的にダンジョンの外へと転送されるって訳だ」
「へ~。ダグラスは物知りだね」
「ヴァルが知らなすぎるだけだって!」
ダグラスは誉められたことに頬を赤く染めながらも、平静を装って言い返した。
「うーん…でも、そんなバッジも手には入って無いし、転送される気配も無い。ということは…」
「まだ何かあるってことか…」
2人は目を合わせるとお互い頷いて、ボスの部屋の中をくまなく探した。
しかし、いくら探してもどこにも隠し部屋のかの字も見当たらず、遂に2人共疲れからへたり込んでしまう。
「ちくしょう!…はぁはぁ…何一つ見当たらねぇじゃねぇか!」
「…はぁ…はぁ…どういうことだろ…」
「ちっ!悔しいが一旦戻るしかねぇな」
「…仕方ないか」
2人はダンジョン踏破を諦めて、自力で外に出ようと階段に向かって歩いて行く。
「はぁ…なんで何も見つからなかったんだろう」
「知るかよ!ほら、愚痴ってねぇでさっさと行くぞ」
「結局この4階の謎も解けなかったね」
「別に良いだろ?死にたくねぇし。まあ、物語とかだとこの辺でカチッと音がしてピンチに陥るんだがな?ぎゃははは」
「そうだね。カチッと……!?」
4階への階段を上り、出口に行こうとした2人だったが、カイトがあることに気づいてしまう。
「ヤバい!急いでここから離れようダグラス!!ここh」
ドシーンッ
カイトの叫びをナニカが落ちて来た音が遮った。
「な、なんだ!!」
「遅かった!とにかく早く逃げよう!!謎が解けてしまったんだ!」
「ほ、本当か!!」
2人は罠に気をつけながら3階への階段を目指して走る。
「ああ、ベテランと言われるCランクの冒険者が命を落としたのは」
カイトは一旦そこで言葉を切って、叫ぶように言い切った。
「本当のボスにやられたからだ」
「ガルルルルァァァァァア」
ドッシーーーーン
2人が角を曲がったのと同時に、今の今まで2人の居た場所に何か巨大な物がぶつかる。
その風圧で2人共バランスを崩して吹き飛ばされてしまい、同じく風圧で飛ばされてきた瓦礫などが2人に降り注いだ。
土煙が立ち込める中、ぶつかったナニカはまるで犬のように身震いをすると、爛々と紅色に光る双眸で獲物を見据える。
カイトとダグラスは急いで起きあがると、それぞれ得物を構えながらそのナニカを見極めようと目を凝らす。
「!?な、なんだよ…ありゃ……」
それはどちらの呟きだったのか、そのシルエットは見上げるほどの高さを持つ狼のようなナニカだった。
「……?何も聞こえなかったけど?」
「…気のせいだったのかな?でも、確かn」
「それより、ダンジョンから脱出出来ないのは何でだ?」
どうやらダグラスはカイトの話を真剣に聞く気が無いようで、ダンジョンから外に転送されないことを気にしている。
「えっと…普通はボスを倒すと自動で外に転送されるの?」
「ああ俺様も聞いた話だが、なんでも各ダンジョンを初踏破した者は、そのダンジョンの象徴が彫られたバッジが手に入るらしい。そして、自動的にダンジョンの外へと転送されるって訳だ」
「へ~。ダグラスは物知りだね」
「ヴァルが知らなすぎるだけだって!」
ダグラスは誉められたことに頬を赤く染めながらも、平静を装って言い返した。
「うーん…でも、そんなバッジも手には入って無いし、転送される気配も無い。ということは…」
「まだ何かあるってことか…」
2人は目を合わせるとお互い頷いて、ボスの部屋の中をくまなく探した。
しかし、いくら探してもどこにも隠し部屋のかの字も見当たらず、遂に2人共疲れからへたり込んでしまう。
「ちくしょう!…はぁはぁ…何一つ見当たらねぇじゃねぇか!」
「…はぁ…はぁ…どういうことだろ…」
「ちっ!悔しいが一旦戻るしかねぇな」
「…仕方ないか」
2人はダンジョン踏破を諦めて、自力で外に出ようと階段に向かって歩いて行く。
「はぁ…なんで何も見つからなかったんだろう」
「知るかよ!ほら、愚痴ってねぇでさっさと行くぞ」
「結局この4階の謎も解けなかったね」
「別に良いだろ?死にたくねぇし。まあ、物語とかだとこの辺でカチッと音がしてピンチに陥るんだがな?ぎゃははは」
「そうだね。カチッと……!?」
4階への階段を上り、出口に行こうとした2人だったが、カイトがあることに気づいてしまう。
「ヤバい!急いでここから離れようダグラス!!ここh」
ドシーンッ
カイトの叫びをナニカが落ちて来た音が遮った。
「な、なんだ!!」
「遅かった!とにかく早く逃げよう!!謎が解けてしまったんだ!」
「ほ、本当か!!」
2人は罠に気をつけながら3階への階段を目指して走る。
「ああ、ベテランと言われるCランクの冒険者が命を落としたのは」
カイトは一旦そこで言葉を切って、叫ぶように言い切った。
「本当のボスにやられたからだ」
「ガルルルルァァァァァア」
ドッシーーーーン
2人が角を曲がったのと同時に、今の今まで2人の居た場所に何か巨大な物がぶつかる。
その風圧で2人共バランスを崩して吹き飛ばされてしまい、同じく風圧で飛ばされてきた瓦礫などが2人に降り注いだ。
土煙が立ち込める中、ぶつかったナニカはまるで犬のように身震いをすると、爛々と紅色に光る双眸で獲物を見据える。
カイトとダグラスは急いで起きあがると、それぞれ得物を構えながらそのナニカを見極めようと目を凝らす。
「!?な、なんだよ…ありゃ……」
それはどちらの呟きだったのか、そのシルエットは見上げるほどの高さを持つ狼のようなナニカだった。
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