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カルボナーラ
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「ベーコンに鶏卵。お嬢様が苦手なチーズを克服できる逸品を作ります」
「ぱちぱちぱち」
「お嬢様は鶏卵の浄化をお願いします」
ピカッとやっておしまい。あとは待つだけらしいので暇だな、と思ってたけれど、今日のご飯はささっとできちゃうものらしい。
パスタを塩水で茹でている横で、刻んだにんにくとベーコンを火にかける。
すごく弱い火でじっくりとベーコンの脂を溶かせば、燻製とにんにくの香りが鼻腔をくすぐる。
自分から出た脂でベーコンがカリッと焼けたら金属製のボウルに移してちょっとだけ冷ます。
「生卵を合わせるので、火が通らないようにするためです」
「生のまま食べるの?」
「いえ、半熟ですかね。チーズも入るので扱いが微妙ですが、生ではありませんよ」
ハードタイプのチーズをおろし金がゴリゴリ削ってベーコンの上に被せると、その上に生卵をぽとんと落としていく。
……すっごい量のチーズが入ったんだけど、これ本当に大丈夫かなぁ。
ノノの腕前は信じているけれど、まさか苦手な食材が全面にババンと出てくるとは思わなかったのでちょっと心配だ。
茹で上がったパスタをトングでボウルに移して、ちょっとだけ待つ。
「蒸らしたら一気にかき混ぜます」
「おお! 熱でチーズがトロトロに!」
「ここで卵にも火が通ります」
しっかり混ざったら器に盛って、上から黒コショウを削り掛ければ完成だ。
「カルボナーラです、召し上がりましょう」
みんなで手を合わせて食べ始める。
溶けたチーズと卵が混ざったソースはトロトロのつやつやで、パスタにしっかり絡む。チーズとベーコンの塩気だけでも深いコクがあるのに、鼻に抜ける燻製の香ばしさがさらにガッツリ感をプラスしていた。
だというのに削りたての黒コショウが全体をぎゅっと引き締めてくれてて、くどさはまったくない。
「はふっ、はむっ!」
「お味はどうですか?」
「おいひいっ! チーズも!」
「それは何よりです」
ノノがにっこり笑ってくれた。ただでさえ美味しいカルボナーラなのに、ノノの笑顔を見ながらだと何倍も美味しく感じる。
「少し重たいですが、食後にデザートドリンクもお出ししますからね」
「でざーとどりんく!?」
飲み物なのにデザートなの!?
えっ、すっごい気になる!
「って、フェミナさん? ドルツさん? カルボナーラ食べないの?」
「た、食べる……食べるんだが」
「マリィちゃんを見てたら胸がいっぱいになって……!」
「分かります」
どういうこと!?
っていうかノノは何が分かったの!?
「ぱちぱちぱち」
「お嬢様は鶏卵の浄化をお願いします」
ピカッとやっておしまい。あとは待つだけらしいので暇だな、と思ってたけれど、今日のご飯はささっとできちゃうものらしい。
パスタを塩水で茹でている横で、刻んだにんにくとベーコンを火にかける。
すごく弱い火でじっくりとベーコンの脂を溶かせば、燻製とにんにくの香りが鼻腔をくすぐる。
自分から出た脂でベーコンがカリッと焼けたら金属製のボウルに移してちょっとだけ冷ます。
「生卵を合わせるので、火が通らないようにするためです」
「生のまま食べるの?」
「いえ、半熟ですかね。チーズも入るので扱いが微妙ですが、生ではありませんよ」
ハードタイプのチーズをおろし金がゴリゴリ削ってベーコンの上に被せると、その上に生卵をぽとんと落としていく。
……すっごい量のチーズが入ったんだけど、これ本当に大丈夫かなぁ。
ノノの腕前は信じているけれど、まさか苦手な食材が全面にババンと出てくるとは思わなかったのでちょっと心配だ。
茹で上がったパスタをトングでボウルに移して、ちょっとだけ待つ。
「蒸らしたら一気にかき混ぜます」
「おお! 熱でチーズがトロトロに!」
「ここで卵にも火が通ります」
しっかり混ざったら器に盛って、上から黒コショウを削り掛ければ完成だ。
「カルボナーラです、召し上がりましょう」
みんなで手を合わせて食べ始める。
溶けたチーズと卵が混ざったソースはトロトロのつやつやで、パスタにしっかり絡む。チーズとベーコンの塩気だけでも深いコクがあるのに、鼻に抜ける燻製の香ばしさがさらにガッツリ感をプラスしていた。
だというのに削りたての黒コショウが全体をぎゅっと引き締めてくれてて、くどさはまったくない。
「はふっ、はむっ!」
「お味はどうですか?」
「おいひいっ! チーズも!」
「それは何よりです」
ノノがにっこり笑ってくれた。ただでさえ美味しいカルボナーラなのに、ノノの笑顔を見ながらだと何倍も美味しく感じる。
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「って、フェミナさん? ドルツさん? カルボナーラ食べないの?」
「た、食べる……食べるんだが」
「マリィちゃんを見てたら胸がいっぱいになって……!」
「分かります」
どういうこと!?
っていうかノノは何が分かったの!?
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