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VS王国+勇者
コタエルモノ
しおりを挟む魔王国アディス
魔王城 正門前
「………そうか。で、目的は?」
この世界の戦士二人………恐らく相当の強者であろう二人との戦いは楽しく、愉しく、タノシイ…。
これ程の強者は中々お目に掛かれないからこそ、水を指すように現れた異世界の女神は許し難い………が、一緒に現れた男…。
彼は…
女神に手を繋がれた状態で現れた『トーイチ』と呼ばれている男…。
現れた時はちょっとニヤケながら現れ、次にちょっと驚いたような表情を少しだけ見せつつも周囲の状況を確認。
その後『ソウシ』と呼ばれている男に後頭部を鷲掴みにされてはいたが…。
直後に女神に正座をさせて、事情聴取かな?を行い始めた…。
しかも長机と椅子を出して………アレは何処から出したのだろうか?
どちらにしても現れて直ぐ状況確認をしたにも関わらず私を無視(完全にはしていないのだろうが…)して場を進めている。
そして冒頭の言葉である。
一体彼の思考はどうなっているのだろう?可笑しくてしょうがない。
なのに微塵も油断をしていない。
どう見てもふざけている様にしか見えないのに…。
だが………強い…。
先の二人もだが、彼は強さの種類が違う。
『何が』かはハッキリしない………何か得体が知れない強さ…。
シュウヤの………勇者としての直感が言う。
勝てない………と。
『愉悦』を司る神の直感が告げる。
タノシイ………だろうが、その先が失くなるぞ………と。
私は………。
~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王城 正門前
「………そうか。で、目的は?」
俺は邪神に問いかける…。
「………フフフ。最初は壊そうと思っていたんだ…」
「………壊す?」
「この世界の魔王を………この世界の戦士を………この世界そのモノを…」
「………………」
おおうっ?なんて物騒な野郎だ。
やっぱり諦めてもらうとか考えるのは止めて、潰した方が良いか?
「それが『反転』したシュウヤの願いであり、望みだからね…」
「………『反転』?」
「ああ、『反転』はね…」
と、『勇者シュウヤ』が『反転』した理由が語られ、その反転時に波長が合い、邪神である自分が憑いた事を説明される。
「………でこちらの世界の勇者である彼とシュウヤが戦ったんだけれど…」
マサシにチラリと視線を向け…
「勝てないと悟って、久しぶりに私が出てきたってワケ…。そして…」
先輩に視線を移し…
「今度は彼と戦っていたところに…」
「俺と女神様が現れたワケか…」
俺に視線を戻す。
「………で正直なところ、キミ達と戦っても勝ち目が薄い………いや、恐らく敗ける…」
ソレは冷静に俺達の力が分析出来ているって事ですかね?
「キミ達との戦いはとてもタノシイだろうけれど………私も敗けるのは好きではないからね」
俺は結構負けてますけど?主に夜戦で………くっ、泣けるっ!
「シュウヤも多分わかっているだろうから、このまま還ろうかなっと…」
「………ふむ………ん?………還るの?」
「ああ………今はもう還ろうと思っているよ」
………アレ?じゃあ問題解決?
~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王城 正門前
「………何か、還るとか言ってるわよ?」
「………言ってるな。まあ俺達が本気出したら、この辺が大変な事になるから良いんじゃね?」
「………俺、さっき結構『力』溜めてたんですけど…?」
「ふむぅーーー、ぐむぅーーー」
「言うなマサシ。それを言ったら俺はさっき結構キレかかってたわ…」
「私はソウシがマジギれしそうなのを見て、ここから離れようと思ったわ…」
「………それはスマン」
「んむーーー、むーーー」
「………それよりマサシくん…」
「そろそろ放してやったら?」
「………あっ」
「皆さん酷いですっ!」
「すみません、女神様。すっかり…」
「むーーー………」
「(全部聞こえてるんだよなあ…)」
「(フフフ………ホントに面白い人達だね)」
………台無しである。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
アーシュマ視点
↓
トーイチ視点
↓
会話パート?
というワケで主人公投入したらバトルが無くなりました。
予想通りの方もいるのではないでしょうか。
けっして書くのが面倒になったワケでありません。
シリアスさんのスタミナが切れただけです。
もしくはガッツが足りなくなっただけです。
次回もよろしくお願いします。
※三対一のバトルとか考えただけでも描写が大変…とは思いました。
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