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「大丈夫ですか?」
見つけたパーティーは二人が重傷、三人が軽傷でギリギリケルベロスの相手をしていた。
近くにはこのパーティーを襲ったとみられるケルベロスが7匹私達を威嚇している。
「ゴフ!」
「安心して下さい。すぐに治します」
重傷の男を聖女の力で癒していく。
ちぎれた腕をくっつけて聖女の力を使う。すると腕が完全に元に戻り傷跡すら残っていない。治療を終えると男は意識を失う。
「グレードはどうなって」
次の重傷者の手当てをしながらケルベロスと戦っているグレードを確認する。
ケルベロスは三つ首をもつ大型犬サイズの魔獣で手数の多さから剣での戦いは不利になる。
しかしグレードを不利をものともせず片手長剣で切り倒していく。圧倒的実力を見せつけ気づけばケルベロスは全滅していた。
「よし。そっちはどう?」
「傷の手当は終わった。これからどうするの?」
私はグレードに聞くとグレードは軽傷の三人に言葉をかける。
「お前たち自分で帰れるか?」
「ああ、傷も手当してもらったから大丈夫だ」
「なら気を付けて森を抜けろよ」
「あんたたちも気をつけろ。奴ら何故か索敵に引っかからなかった」
あのパーティーは重傷者を背負いながら森を抜けていくのを確認して私達はケルベロスの討伐を再開した。
しかし私達はすぐに異変に気付く。
「ねえなんかおかしくない?」
「ああ、ケルベロスが見つからない」
「さっき倒した7匹が最後の奴らだった?」
「それはあり得ないな。ジリオン王国でこいつらと戦ったときは毎回100を超える数に遭遇していた」
「それじゃあ何でっ!」
「カーナ!」
どこからともなく私の足元に紫色の玉が転がってきてそれがはじけ辺り一帯を白い煙が覆う。
視界からグレードが消えたのと同時に私は誰かに短剣のようなもので攻撃された。よけようとしたが間に合わず顔にかすり傷が出来る。
あれ、体に力が入らない。視界がぼやけるし立っているのもやっとなほど倦怠感が…
地面に膝をつくとそのまま誰かに担がれてどこかに連れ去られていくのが分かる。
「グレード……」
気が付くとそこは小さな小屋の中だった。
私は椅子に縛り付けられ手足の自由が奪われている。
「お目覚めですかお嬢さん」
そこにいたのはクラインさんのパーティーだった。しかし最初に会った時と服装が違う。全員ローブを被っていた。
「これはどういうことですかクラインさん?」
「そんな怖い顔しないでください、ちゃんと説明しますから。我々は冒険者という表の顔と奴隷商人という裏の顔を持っているのですよ」
「つまり私を奴隷にして売り飛ばすのですか?」
「はい。その通りです」
クラインは表情一つ変えずに肯定する。
「実は冒険者は奴隷商人にとっていい商品になるのですよ。高い戦闘力を持ち合わせている人間は価値が高いですからね。ですがそれよりも値が付くのは治療系の力が使える人たちなんですよ。切り落とされた腕を再生できるほどの力を持つ者であれば一生遊んで暮らせるだけの金が手に入る」
「私の正体を知っているのですか?」
「ええ、最初は半信半疑でしたけどね。先程魔獣たちに襲わせたパーティーの治療を見て確信が持てました。まさか本当にこんな所にジリオン王国の先代聖女がいるとは、私はラッキーです」
「なら私と一緒にいた人物の事も知っているのでしょう。あなた達ただでは済まないわよ」
「それなら心配には及びません。あなたを連れ去る時に魔獣が寄ってくる特殊な魔法道具を置いてきました。森中のケルベロス、ざっと1000匹くらいが彼の元に押し寄せているでしょう」
「……」
「それにもうすぐ私の仲間が合流します。私達しか知らない抜け道を通り隣国に行ってあなたを売れば完璧です」
「リーダー」
「どうしました?」
「仲間が到着するまでこの女を使って楽しみたいんだが」
ローブを着ている男たちはすでに荒げた呼吸をしている。
「仕方ないですね。壊さないでくださいよ」
「よっしゃー!俺たちと楽しもうぜ~」
男たちの卑猥な視線がカーナを襲う。
見つけたパーティーは二人が重傷、三人が軽傷でギリギリケルベロスの相手をしていた。
近くにはこのパーティーを襲ったとみられるケルベロスが7匹私達を威嚇している。
「ゴフ!」
「安心して下さい。すぐに治します」
重傷の男を聖女の力で癒していく。
ちぎれた腕をくっつけて聖女の力を使う。すると腕が完全に元に戻り傷跡すら残っていない。治療を終えると男は意識を失う。
「グレードはどうなって」
次の重傷者の手当てをしながらケルベロスと戦っているグレードを確認する。
ケルベロスは三つ首をもつ大型犬サイズの魔獣で手数の多さから剣での戦いは不利になる。
しかしグレードを不利をものともせず片手長剣で切り倒していく。圧倒的実力を見せつけ気づけばケルベロスは全滅していた。
「よし。そっちはどう?」
「傷の手当は終わった。これからどうするの?」
私はグレードに聞くとグレードは軽傷の三人に言葉をかける。
「お前たち自分で帰れるか?」
「ああ、傷も手当してもらったから大丈夫だ」
「なら気を付けて森を抜けろよ」
「あんたたちも気をつけろ。奴ら何故か索敵に引っかからなかった」
あのパーティーは重傷者を背負いながら森を抜けていくのを確認して私達はケルベロスの討伐を再開した。
しかし私達はすぐに異変に気付く。
「ねえなんかおかしくない?」
「ああ、ケルベロスが見つからない」
「さっき倒した7匹が最後の奴らだった?」
「それはあり得ないな。ジリオン王国でこいつらと戦ったときは毎回100を超える数に遭遇していた」
「それじゃあ何でっ!」
「カーナ!」
どこからともなく私の足元に紫色の玉が転がってきてそれがはじけ辺り一帯を白い煙が覆う。
視界からグレードが消えたのと同時に私は誰かに短剣のようなもので攻撃された。よけようとしたが間に合わず顔にかすり傷が出来る。
あれ、体に力が入らない。視界がぼやけるし立っているのもやっとなほど倦怠感が…
地面に膝をつくとそのまま誰かに担がれてどこかに連れ去られていくのが分かる。
「グレード……」
気が付くとそこは小さな小屋の中だった。
私は椅子に縛り付けられ手足の自由が奪われている。
「お目覚めですかお嬢さん」
そこにいたのはクラインさんのパーティーだった。しかし最初に会った時と服装が違う。全員ローブを被っていた。
「これはどういうことですかクラインさん?」
「そんな怖い顔しないでください、ちゃんと説明しますから。我々は冒険者という表の顔と奴隷商人という裏の顔を持っているのですよ」
「つまり私を奴隷にして売り飛ばすのですか?」
「はい。その通りです」
クラインは表情一つ変えずに肯定する。
「実は冒険者は奴隷商人にとっていい商品になるのですよ。高い戦闘力を持ち合わせている人間は価値が高いですからね。ですがそれよりも値が付くのは治療系の力が使える人たちなんですよ。切り落とされた腕を再生できるほどの力を持つ者であれば一生遊んで暮らせるだけの金が手に入る」
「私の正体を知っているのですか?」
「ええ、最初は半信半疑でしたけどね。先程魔獣たちに襲わせたパーティーの治療を見て確信が持てました。まさか本当にこんな所にジリオン王国の先代聖女がいるとは、私はラッキーです」
「なら私と一緒にいた人物の事も知っているのでしょう。あなた達ただでは済まないわよ」
「それなら心配には及びません。あなたを連れ去る時に魔獣が寄ってくる特殊な魔法道具を置いてきました。森中のケルベロス、ざっと1000匹くらいが彼の元に押し寄せているでしょう」
「……」
「それにもうすぐ私の仲間が合流します。私達しか知らない抜け道を通り隣国に行ってあなたを売れば完璧です」
「リーダー」
「どうしました?」
「仲間が到着するまでこの女を使って楽しみたいんだが」
ローブを着ている男たちはすでに荒げた呼吸をしている。
「仕方ないですね。壊さないでくださいよ」
「よっしゃー!俺たちと楽しもうぜ~」
男たちの卑猥な視線がカーナを襲う。
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