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第一話
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「おい!お前また浮気したな!!!」
「し、してないよ」
「嘘をつくな!!お前が別の女とホテルに入っていくのを私は見たぞ」
「……やましいことは何もしていない」
「黙れこのクソ野郎が!!」
私は顔面が陥没するほどのパンチを叩き込み吹っ飛んだ男をおいて怒りながら立ち去る。この風景は私リリアと婚約者ドルの日常風景である。
私とドルは同じ学園に通う幼馴染であり婚約者だ。ドルは身長170㎝で髪が長く前髪で目が隠れている。どこにでもいる普通の男だった。対して私は身長175㎝と高く男勝りな力を持っていた。それがコンプレックスであったがそんなことを気にしないドルのことが本当に好きだ。しかしドルはとんでもない浮気性の持ち主だった。これまで浮気された回数は三桁以上。
「どうしてこうなるのだ」
私は学園の外にある露店街を目的もなくさまよいながら途方に暮れていると一人の女性に声をかけられる。
「そこの綺麗なお嬢さん、もしよろしければ占いなどいかがですか?」
「はぁ…私は今そんな気分ではない。他をあたってくれ」
「フフ、婚約者の浮気を止めることが出来るとしてでもですか?」
「なに?どうしてそれを…それが聞きたければ占いを受けろという事か」
「話が早くて助かります」
「いいだろう。私を占ってくれ」
「ではこちらにどうぞ」
私は占い師の女性に連れていかれてテントのような外観の店に入る。そこには大きなテーブルが一つと椅子が二脚テーブルを挟むように置いてある。私は椅子に座り向かい合う占い師に質問をする。
「で、なぜ私の婚約者の浮気の事を知っている?」
「人にはそれぞれ星という運命を簡略化しような物がついているのですよ。私はあなたの星を見てそれを知っただけです」
「つまり私の星には男運がないと書いてあったのか」
「あなたはとても聡明な方なのですね。その通りです。あなたは非常に男運がない。そして残念なことにあなたの運命の相手は今の婚約者です」
「では私にドル以上の男は現れずあいつの浮気も我慢しろと言っているのか?」
「いいえ、私は数々の星を見てきました。その中であなたは最も特殊な星です。自分の運命を改変できるほどの力を持っているのですよあなたは」
「くだらんな。それが本当なら私は既にあいつの浮気性を治し幸せになっているはずだ」
「あなたは運命を改変できるほどの力を持っていてもその方法を知らないのです。だから今までつらい現状に甘んじてきた。しかし今日を持ってあなたの人生は変わるでしょう」
「……具体的な方法があるのだな」
「もちろん。これを使うのです」
占い師はテーブルの上に一冊の本と綺麗な宝石のついたペンダントを置く。
「この本はあなたの婚約者がどのように女性を口説いているのか。どんな女性を口説いているのか。未来と詳細が書いてある本です。そしてこのペンダントはあなたの体を男にしてくれます」
「とんだ期待はずれだ。確かに魔法や魔法道具は存在しているがどちらもかなり希少だ。更に未来予知や肉体変化などそれこそ空想上の産物でしかない」
「確かにそうですね。ですが人のイメージ力とはそこまで優秀ではありません。未来予知も肉体変化も実際にあるあるから今の世の中に伝わっているのですよ」
「……そうだとしてもこれが本当に効果があるかは別だろう」
「そうですね。なのであなたにこの二つを差し上げます。好きにお使いください」
「おい。金は払わないぞ」
「構いません。もともとこれらは価値がつけれるような代物ではありませんから」
そういうと占い師は私を店から出し一言告げて帰らせる。
「あなたはきっといい男になりますよ」
「し、してないよ」
「嘘をつくな!!お前が別の女とホテルに入っていくのを私は見たぞ」
「……やましいことは何もしていない」
「黙れこのクソ野郎が!!」
私は顔面が陥没するほどのパンチを叩き込み吹っ飛んだ男をおいて怒りながら立ち去る。この風景は私リリアと婚約者ドルの日常風景である。
私とドルは同じ学園に通う幼馴染であり婚約者だ。ドルは身長170㎝で髪が長く前髪で目が隠れている。どこにでもいる普通の男だった。対して私は身長175㎝と高く男勝りな力を持っていた。それがコンプレックスであったがそんなことを気にしないドルのことが本当に好きだ。しかしドルはとんでもない浮気性の持ち主だった。これまで浮気された回数は三桁以上。
「どうしてこうなるのだ」
私は学園の外にある露店街を目的もなくさまよいながら途方に暮れていると一人の女性に声をかけられる。
「そこの綺麗なお嬢さん、もしよろしければ占いなどいかがですか?」
「はぁ…私は今そんな気分ではない。他をあたってくれ」
「フフ、婚約者の浮気を止めることが出来るとしてでもですか?」
「なに?どうしてそれを…それが聞きたければ占いを受けろという事か」
「話が早くて助かります」
「いいだろう。私を占ってくれ」
「ではこちらにどうぞ」
私は占い師の女性に連れていかれてテントのような外観の店に入る。そこには大きなテーブルが一つと椅子が二脚テーブルを挟むように置いてある。私は椅子に座り向かい合う占い師に質問をする。
「で、なぜ私の婚約者の浮気の事を知っている?」
「人にはそれぞれ星という運命を簡略化しような物がついているのですよ。私はあなたの星を見てそれを知っただけです」
「つまり私の星には男運がないと書いてあったのか」
「あなたはとても聡明な方なのですね。その通りです。あなたは非常に男運がない。そして残念なことにあなたの運命の相手は今の婚約者です」
「では私にドル以上の男は現れずあいつの浮気も我慢しろと言っているのか?」
「いいえ、私は数々の星を見てきました。その中であなたは最も特殊な星です。自分の運命を改変できるほどの力を持っているのですよあなたは」
「くだらんな。それが本当なら私は既にあいつの浮気性を治し幸せになっているはずだ」
「あなたは運命を改変できるほどの力を持っていてもその方法を知らないのです。だから今までつらい現状に甘んじてきた。しかし今日を持ってあなたの人生は変わるでしょう」
「……具体的な方法があるのだな」
「もちろん。これを使うのです」
占い師はテーブルの上に一冊の本と綺麗な宝石のついたペンダントを置く。
「この本はあなたの婚約者がどのように女性を口説いているのか。どんな女性を口説いているのか。未来と詳細が書いてある本です。そしてこのペンダントはあなたの体を男にしてくれます」
「とんだ期待はずれだ。確かに魔法や魔法道具は存在しているがどちらもかなり希少だ。更に未来予知や肉体変化などそれこそ空想上の産物でしかない」
「確かにそうですね。ですが人のイメージ力とはそこまで優秀ではありません。未来予知も肉体変化も実際にあるあるから今の世の中に伝わっているのですよ」
「……そうだとしてもこれが本当に効果があるかは別だろう」
「そうですね。なのであなたにこの二つを差し上げます。好きにお使いください」
「おい。金は払わないぞ」
「構いません。もともとこれらは価値がつけれるような代物ではありませんから」
そういうと占い師は私を店から出し一言告げて帰らせる。
「あなたはきっといい男になりますよ」
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