戦場10のお題

灰雲

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3.鼓膜を震わす悲鳴

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切欠はとある珍しい形式の依頼

[生体兵器の駆除]

-この街に張り巡らされる地下水道に送り込まれた生体兵器の殲滅を依頼します。

 この兵器は体内に毒物の生成器官を持っており、地下水道内で増えた場合

 もたらされる被害は甚大な物となり得るため早急に駆除してください。

 なお、確実を期すため複数人との共同にて、この依頼に当たっていただきます。-

と、いう切羽詰まった依頼文が届いたので、急遽受諾・出撃した先で遭遇したのは…

巨大な生物兵器、蜘蛛を素体としたらしいソレが、

多数の子蜘蛛らしき小型種と共に待ち受けていて

更には周囲に有る卵? から今も数匹が孵りかけていた。

何処がこんな物造った!? 

と、相棒と悪態をつきながらも時間を掛けると更に殖えることが想定されたので、即座に殲滅に入る。

目の前の大型種に徹甲弾を叩き込みつつ常時繋いである無線から友軍の状況を拾う。

だが、奇襲性能も高いヤツらに戦況は芳しくなく…

「喰われる!! 死にたくな…!!」

「ひっ…!! 来るな! くるな!! …ギャー!!」

聞こえてきたのは、友軍の…

―鼓膜を震わす悲鳴―

――あとがきという名の言い訳――

とあるゲームで、似たような状況に陥ります

おかげで、プレイヤーが下水道を駆け巡って数匹の親玉を殲滅することになります

あんな物、誰が造れっつったんだ…。

で、思い付くと他が出て来ないので、諦めて書いてる間に、私のSAN値が直葬されかけました。

おのれ、許すまじ変態共…!!

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