12 / 42
12.脅迫
しおりを挟む
ザクセンのお気に入りの場所があるから、いるならきっとそこだと言うタータに連れられて、ティオは洞窟近くの小川へとやって来た。青々と群生している様々な植物に見蕩れてしまう。見習いとは言え薬師としては、研究対象が五万とあって体がうずうずしてしまう。
「父ちゃん、いた」
タータが伸ばす指の先に、悠々と巨体を横たえる白金の塊があった。緑に囲まれ陽の光を浴びて、毛並みの美しさが一層際立っている。
「俺、ここで待ってようか?」
「いっしょに、来てほしい…」
きゅっと手を握られ、ティオは即座に頷いて了承した。子狸の瞳は不安に揺れて、繋いだ手からは緊張が伝わってくる。
「父ちゃん」
タータが大きな背中に向かって声をかける。しかし狐はそっぽを向いたままで全く反応を示さない。父親に無視された息子は途端に泣きそうになるも、めげずに何度も呼びかけた。そうして何回目かで、漸くザクセンはのっそりとした動きで振り向いた。
「父ちゃん、ひどいこと言ってごめんなさいっ。きらいじゃないよ!父ちゃんのこと、すっごくすっごく大好きだよ!だから、オイラのこときらいにならないでっ」
狸に変化したタータは父親の懐に飛び込み、わっと泣き出した。ザクセンは愛おしげに目を細め、あやすように我が子に頬擦りする。
「タータを嫌いになる筈が無い。お前は父のかけがえの無い子供だ」
「父ちゃ、ぁ…ごめん、ごめんなさい…っ。もぅ、きらい、って言わない…っ!」
「その気持ちだけで十分だ。それに、タータが本気で言っているのではないと、分かっていたしな」
「とう、ちゃ…ぅ、っく…」
「もういい加減に泣き止め。体中の水分がなくなってしまうぞ」
ザクセンはくつくつ喉で笑いながら、えずきながら激しく泣く我が子の涙ごと頬を舐めた。
なんて素敵な父子関係なんだろう、とティオの胸は揺さぶられた。自分にも親がいたとしたらあんな感じだろうか。思わず顔が綻ぶ。
泣き疲れてしまったのか、やがてタータは父親の足元で小さな寝息を立て始めた。あれだけ泣けば無理もない。ザクセンの視線がティオに向けられる。何故貴様がここにいる、と言葉はなくとも翡翠の瞳が雄弁に物語っていた。
「あの、お願いがあります」
ザクセンの圧力を全身で感じながら、地面に正座し、彼の瞳を正面から見つめ返す。乾く唇を舐め、膝の上の拳を強く握る。
「しばらく、俺を置いてください」
ティオの発言に、狐は盛大に顔を顰めた。
「貴様、先程は出て行こうとしていただろう」
「はい」
「どういうつもりだ。何が目的だ」
「森の入口が閉じたままだと知って、考えが変わった。五体満足で森から出て、元の場所に帰りたい」
「…なんて勝手な…っ!」
「うん、ザクセンさんの言う通り、すごく自分勝手だと思う。看病して、生かしてもらえてるだけ有難いと思ってる」
「…貴様、二度と生意気な口利けぬよう、その喉笛を噛み千切ってやろうか…!」
「い、いいよっ。タータを悲しませたいのなら」
突如出てきた息子の名前に、狐の殺気が少し弱まる。ティオは内心、彼の迫力に圧倒されていたが、気丈に振舞った。恐怖に震える手を、改めて強く握りこむ。
「今俺を殺したら、タータはザクセンさんのことを本当に嫌いになる。入口が閉じたままになってるにも関わらず俺を追い出したとしても、タータはきっと悲しむ。最悪、俺を追いかけてくるかもしれない。それでも良いなら、どうぞ」
そう言い終えて、ティオは目を閉じ顎を上げた。その状態で暫し待ってみるも、覚悟していた衝撃は来ず、青年はそろりと瞼を開いた。
ザクセンは静かにこちらを睨みつけていた。剥き出しになった牙の隙間から、低い唸り声が聞こえる。彼の怒りを物語るかのように、大きな尾が地面を何度も叩きつけていた。
怒りを露にしながらも手を出さないのは、ティオが的を射ているからだろう。タータを盾に脅迫するなど、自分でも卑怯だと思う。だが自分も生き延びる為に、背に腹は変えられない。
「タータは俺のことがもの珍しくて執着してるだけだ、きっと。俺のことなんかすぐに飽きると思うんだ。その時が来たらすぐに出て行く。…ううん、入口が開いたと分かった時点で、ちゃんと出て行くから…!だから、ここに置いてください、お願いしますっ!」
ティオは地面に両手を突き、頭を下げた。頭上で、ザクセンが鼻を鳴らして笑うのが聞こえる。首元に感じる狐の吐息に、ティオは死を覚悟してきつく目を閉じた。
「……好きにしろ」
顔を上げると、腕に眠る子狸を抱いた人型のザクセンがティオを見下ろしていた。自分から頼んだことではあるが、まさか承諾してもらえるとは思わず、青年は目を白黒させた。表情に出ていたのか、狐は顔を歪め、眉間に厳しい皺を刻んだ。
「勘違いするな。タータのことを思ってだ。決して貴様の為ではない。俺は貴様を受け入れない。宣言通り、タータが興味を失ったり、森の入口が開いた時点で即刻去れ。それが条件だ」
そう言い捨てると、ザクセンはそれきり薬師に興味を失った様子で帰途へと着いた。ティオも慌てて立ち上がり、後を追う。一定の距離を保った上で感謝の言葉を投げかけるも、魔獣は全く反応を示さなかった。
*
まどろみから目覚めたタータは、どうしてお家に帰ってきてるのだろう、と寝惚けた頭で思った。眠る前の記憶の糸を手繰りつつ、辺りをきょろきょろと見回していると、ティオの後姿が視界に入る。途端に嬉しくなったタータは、ぴょこぴょこ跳ねながら彼の元へと駆け寄った。
「タータ、起きたんだ。おはよう」
にっこり笑うティオに頭を撫でられる。ザクセンとは違う優しい触り方が気持ちよくて、子狸は目を閉じて自ら頭を擦り付けた。思う存分撫でてもらい満足したタータは、ティオの足元に彼の鞄が転がっているのに気がついた。鞄の周りには、様々な小物が転がっている。
その瞬間、タータはそれまでのことを一瞬で思い出した。ティオがここにいられるように自分も父親に頼む筈だったのに、いつの間にか眠ってしまっていたことを。
「置いてかないでっ」
「タータ?」
「父ちゃんに謝ってたら、つかれちゃって、すりすりされるのも気持ちよくなっちゃって、オイラ寝ちゃったけどっ。オイラからもう一回父ちゃんにおねがいするから、だから出て行っちゃだめえっ!」
「タータ、タータ落ち着いて」
「やだあぁっ」
突然のことにティオは困惑を隠せずにいたが、喚くタータを落ち着かせようと抱き上げた。一人勘違いをしている子狸は短く小さい脚をじたばたと動かして、全身で抗議の意を示している。
「タータ、大丈夫。俺、出て行かないよ」
「…んぇ?」
タータは暴れるのをぴたりとやめた。理解が追いついていないとばかりに、呆然と固まっている。ちょっと間抜けな表情だが、なんとも言えずに愛らしい。
「ザクセンさんに許可もらえたんだ。だから、しばらくいるよ」
「でも、でもっ帰る準備してるっ」
てっきり喜びを爆発させるものと思っていたが、タータは小さな前脚を地面に向かって伸ばした。責めるかのような眼差しに首を傾げながらも、指された方向に目をやれば、己の鞄と薬草を詰めた小瓶や調合器具が散乱している。
「ああ、これは帰る準備じゃなくて、その逆」
「ぎゃく?」
「うん、暫くお世話になるから荷物の整理をしてただけだよ。よく使うものは出しておこうと思って」
「……なんだあ…そっかあ…」
緊張して硬くなっていた小さな体が脱力するのを、肌を通して感じる。ティオの腕の中で仰向け状態の、タータの丸っこいお腹から腹の虫が鳴る音が聞こえる。
「ほっとしたら、おなかすいちゃった」
ティオが笑いをこぼすと、タータも少し照れくさそうに笑った。
「父ちゃん、いた」
タータが伸ばす指の先に、悠々と巨体を横たえる白金の塊があった。緑に囲まれ陽の光を浴びて、毛並みの美しさが一層際立っている。
「俺、ここで待ってようか?」
「いっしょに、来てほしい…」
きゅっと手を握られ、ティオは即座に頷いて了承した。子狸の瞳は不安に揺れて、繋いだ手からは緊張が伝わってくる。
「父ちゃん」
タータが大きな背中に向かって声をかける。しかし狐はそっぽを向いたままで全く反応を示さない。父親に無視された息子は途端に泣きそうになるも、めげずに何度も呼びかけた。そうして何回目かで、漸くザクセンはのっそりとした動きで振り向いた。
「父ちゃん、ひどいこと言ってごめんなさいっ。きらいじゃないよ!父ちゃんのこと、すっごくすっごく大好きだよ!だから、オイラのこときらいにならないでっ」
狸に変化したタータは父親の懐に飛び込み、わっと泣き出した。ザクセンは愛おしげに目を細め、あやすように我が子に頬擦りする。
「タータを嫌いになる筈が無い。お前は父のかけがえの無い子供だ」
「父ちゃ、ぁ…ごめん、ごめんなさい…っ。もぅ、きらい、って言わない…っ!」
「その気持ちだけで十分だ。それに、タータが本気で言っているのではないと、分かっていたしな」
「とう、ちゃ…ぅ、っく…」
「もういい加減に泣き止め。体中の水分がなくなってしまうぞ」
ザクセンはくつくつ喉で笑いながら、えずきながら激しく泣く我が子の涙ごと頬を舐めた。
なんて素敵な父子関係なんだろう、とティオの胸は揺さぶられた。自分にも親がいたとしたらあんな感じだろうか。思わず顔が綻ぶ。
泣き疲れてしまったのか、やがてタータは父親の足元で小さな寝息を立て始めた。あれだけ泣けば無理もない。ザクセンの視線がティオに向けられる。何故貴様がここにいる、と言葉はなくとも翡翠の瞳が雄弁に物語っていた。
「あの、お願いがあります」
ザクセンの圧力を全身で感じながら、地面に正座し、彼の瞳を正面から見つめ返す。乾く唇を舐め、膝の上の拳を強く握る。
「しばらく、俺を置いてください」
ティオの発言に、狐は盛大に顔を顰めた。
「貴様、先程は出て行こうとしていただろう」
「はい」
「どういうつもりだ。何が目的だ」
「森の入口が閉じたままだと知って、考えが変わった。五体満足で森から出て、元の場所に帰りたい」
「…なんて勝手な…っ!」
「うん、ザクセンさんの言う通り、すごく自分勝手だと思う。看病して、生かしてもらえてるだけ有難いと思ってる」
「…貴様、二度と生意気な口利けぬよう、その喉笛を噛み千切ってやろうか…!」
「い、いいよっ。タータを悲しませたいのなら」
突如出てきた息子の名前に、狐の殺気が少し弱まる。ティオは内心、彼の迫力に圧倒されていたが、気丈に振舞った。恐怖に震える手を、改めて強く握りこむ。
「今俺を殺したら、タータはザクセンさんのことを本当に嫌いになる。入口が閉じたままになってるにも関わらず俺を追い出したとしても、タータはきっと悲しむ。最悪、俺を追いかけてくるかもしれない。それでも良いなら、どうぞ」
そう言い終えて、ティオは目を閉じ顎を上げた。その状態で暫し待ってみるも、覚悟していた衝撃は来ず、青年はそろりと瞼を開いた。
ザクセンは静かにこちらを睨みつけていた。剥き出しになった牙の隙間から、低い唸り声が聞こえる。彼の怒りを物語るかのように、大きな尾が地面を何度も叩きつけていた。
怒りを露にしながらも手を出さないのは、ティオが的を射ているからだろう。タータを盾に脅迫するなど、自分でも卑怯だと思う。だが自分も生き延びる為に、背に腹は変えられない。
「タータは俺のことがもの珍しくて執着してるだけだ、きっと。俺のことなんかすぐに飽きると思うんだ。その時が来たらすぐに出て行く。…ううん、入口が開いたと分かった時点で、ちゃんと出て行くから…!だから、ここに置いてください、お願いしますっ!」
ティオは地面に両手を突き、頭を下げた。頭上で、ザクセンが鼻を鳴らして笑うのが聞こえる。首元に感じる狐の吐息に、ティオは死を覚悟してきつく目を閉じた。
「……好きにしろ」
顔を上げると、腕に眠る子狸を抱いた人型のザクセンがティオを見下ろしていた。自分から頼んだことではあるが、まさか承諾してもらえるとは思わず、青年は目を白黒させた。表情に出ていたのか、狐は顔を歪め、眉間に厳しい皺を刻んだ。
「勘違いするな。タータのことを思ってだ。決して貴様の為ではない。俺は貴様を受け入れない。宣言通り、タータが興味を失ったり、森の入口が開いた時点で即刻去れ。それが条件だ」
そう言い捨てると、ザクセンはそれきり薬師に興味を失った様子で帰途へと着いた。ティオも慌てて立ち上がり、後を追う。一定の距離を保った上で感謝の言葉を投げかけるも、魔獣は全く反応を示さなかった。
*
まどろみから目覚めたタータは、どうしてお家に帰ってきてるのだろう、と寝惚けた頭で思った。眠る前の記憶の糸を手繰りつつ、辺りをきょろきょろと見回していると、ティオの後姿が視界に入る。途端に嬉しくなったタータは、ぴょこぴょこ跳ねながら彼の元へと駆け寄った。
「タータ、起きたんだ。おはよう」
にっこり笑うティオに頭を撫でられる。ザクセンとは違う優しい触り方が気持ちよくて、子狸は目を閉じて自ら頭を擦り付けた。思う存分撫でてもらい満足したタータは、ティオの足元に彼の鞄が転がっているのに気がついた。鞄の周りには、様々な小物が転がっている。
その瞬間、タータはそれまでのことを一瞬で思い出した。ティオがここにいられるように自分も父親に頼む筈だったのに、いつの間にか眠ってしまっていたことを。
「置いてかないでっ」
「タータ?」
「父ちゃんに謝ってたら、つかれちゃって、すりすりされるのも気持ちよくなっちゃって、オイラ寝ちゃったけどっ。オイラからもう一回父ちゃんにおねがいするから、だから出て行っちゃだめえっ!」
「タータ、タータ落ち着いて」
「やだあぁっ」
突然のことにティオは困惑を隠せずにいたが、喚くタータを落ち着かせようと抱き上げた。一人勘違いをしている子狸は短く小さい脚をじたばたと動かして、全身で抗議の意を示している。
「タータ、大丈夫。俺、出て行かないよ」
「…んぇ?」
タータは暴れるのをぴたりとやめた。理解が追いついていないとばかりに、呆然と固まっている。ちょっと間抜けな表情だが、なんとも言えずに愛らしい。
「ザクセンさんに許可もらえたんだ。だから、しばらくいるよ」
「でも、でもっ帰る準備してるっ」
てっきり喜びを爆発させるものと思っていたが、タータは小さな前脚を地面に向かって伸ばした。責めるかのような眼差しに首を傾げながらも、指された方向に目をやれば、己の鞄と薬草を詰めた小瓶や調合器具が散乱している。
「ああ、これは帰る準備じゃなくて、その逆」
「ぎゃく?」
「うん、暫くお世話になるから荷物の整理をしてただけだよ。よく使うものは出しておこうと思って」
「……なんだあ…そっかあ…」
緊張して硬くなっていた小さな体が脱力するのを、肌を通して感じる。ティオの腕の中で仰向け状態の、タータの丸っこいお腹から腹の虫が鳴る音が聞こえる。
「ほっとしたら、おなかすいちゃった」
ティオが笑いをこぼすと、タータも少し照れくさそうに笑った。
44
あなたにおすすめの小説
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に2話ずつ更新
自己肯定感低めの不幸な義弟が完璧な義兄と大揉めに揉める話
あと
BL
「こんな僕をお兄ちゃんは嫌ってるだろうな」
トップ俳優な完璧超人の義理の兄×不幸な自己肯定感低めのネガティブ義理の弟です。
お金ない受けが追い詰められて変なアルバイトしようとしたら、攻めと再会して……?みたいな話です。
攻めがヤンデレ気味で、受けがマジで卑屈なので苦手な人はブラウザバックで。
兄弟は親が離婚してるため、苗字が違います。
攻め:水瀬真広
受け:神崎彼方
⚠️作者は芸能界にもお葬式ににもエアプなので、気にしないでください。
途中でモブおじが出てきます。
義理とはいえ兄弟なので、地雷の人はブラウザバックで。
初投稿です。
初投稿がちょっと人を選ぶ作品なので不安です。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
内容も時々サイレント修正するかもです。
定期的にタグ整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
侯爵様の愛人ですが、その息子にも愛されてます
muku
BL
魔術師フィアリスは、地底の迷宮から湧き続ける魔物を倒す使命を担っているリトスロード侯爵家に雇われている。
仕事は魔物の駆除と、侯爵家三男エヴァンの家庭教師。
成人したエヴァンから突然恋心を告げられたフィアリスは、大いに戸惑うことになる。
何故ならフィアリスは、エヴァンの父とただならぬ関係にあったのだった。
汚れた自分には愛される価値がないと思いこむ美しい魔術師の青年と、そんな師を一心に愛し続ける弟子の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる