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一章
〜 嫉妬 〜
しおりを挟む夕日がカフェを照らす中、白いソファーで仰向けに寝ている瑠花の姿があった。
額に手の甲を乗せながら、思いつめた様子で天井を見つめていた。
最近、結界が安定しない・・・
まさか、優理ちゃんがいる時に他の子が来ちゃうなんて・・・・
・・・ここのところ、あまりお客さんを呼んでないから力が足りなくなっちゃったのかな・・・
・・・・それとも・・・・
「はぁー・・・・優理ちゃん・・・今度はいつ逢えるんだろう・・・・」
熱を帯びた溜め息を吐きながら、瑠花は静かに目を閉じた。
その時、玄関のドアが開く音とバタバタと騒がしい足音が響いて、昨日の若い綺麗な女の人がカフェに乱入してきた。
思いもよらない来客に、瑠花は少し困った様子でソファーから起き上がると女の人に近づいていった。
「また来ちゃったの?」
・・・また結界が不安定に・・・
「お願いっ、もう我慢できないのっ!!瑠花なしじゃ私っ」
何かに取り憑かれたかの様に、綺麗な女の人は勢い良く瑠花をその場に押し倒し、恥じらいもなくまたがった。
「って・・・」
まずい、この子・・正気を失いかけてっ・・・・
・・こうなっちゃうと、もう・・・・
瑠花は何かを悟った様に、抵抗することなく哀しげな眼差しで女の人を見つめた。
女の人は、キスをするでもなく瑠花のズボンに手を掛けてそこに顔を埋め、無音な空間に卑猥な音が響いたーーー
「っ!?」
「はぁ・・もういいよね」
熱っぽい吐息を漏らしながらそう呟くと、女の人はためらいもなくそのまま腰を下ろした。
えっ・・この子、下着を履いてないっ!?
「あぁっ!!・・瑠花っ!」
女の人から流れてくる生気を感じながら、自身の欲を満たすためだけに無我夢中で腰を揺らす姿を、瑠花はただただ哀しげに見つめ続けた。
「・・・そんなに激しくしちゃ・・そのうち死んじゃうよ」
「はぁっ・・い、いいのっ!あっ・・・このまま死ねるなら・・・幸せっ・・はっあっ・・!
もっと・・もっと瑠花が欲しいっ!」
「・・・・後悔しない・・?」
「ええっ!・・早くっ・・私をめちゃくちゃにしてぇっ!!じゃないと私、どうにかなっちゃっうっ!!」
「そう・・・そんなに望むなら・・・・」
・・・もう、この子は正気には戻らない・・・
いや・・戻れなくしたのは僕だ・・・・ここに招き過ぎたせいで・・・・
・・・せめて・・その満たされた気持ちのままーーー・・・・
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