エキセントリック・サークル

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プロローグ/雪女は彷徨う

パーティー

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「あんたなんか、うまなきゃよかった」
母さんが放った、一人娘の祝いの席に相応しいとは言い難いその一言が、私の心、いや、心臓を痛々しく抉った。
ー30分前ー
「Happy Birthday、芽里!」
一斉にパーンと鳴るクラッカー。
今日は私の17歳の誕生日、パーティーには家族だけでなく、友達も3人程来ていた。目の前にあるのは母さんが今日の為に腕をふるって作ってくれた沢山の料理、友達3人が協力して作ってくれたケーキ。私の側にはプレゼントが山積みになっていた。
皆がパーティーを楽しんでいたその時。友達の1人・香織がこう言った。
「芽里、髪型崩れてきてるよ。直してあげよっか?」
香織は美容師志望で、高校卒業後は専門学校に進学する予定だという。彼女のその腕前は抜群で、休み時間等にクラスメイトの髪を結っているのも見かけている。私はしてもらった事が一度もなかったのでお願いした。
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