貧乏寺の住職さん

角野総和

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百合にお礼をしたい住職さん

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自覚と同時に胸と目頭がジンとした。
30過ぎたおっさんがこんな事で泣くんじゃね~よ。自分に言い聞かせる完治だった。



涙を零してしまわないように口の内側をぐっと噛んで力をいれ、気づいた気持ちをどうやって百合に告げようか、いや、こんな情けない事をわざわざ告げなくてもいいかと迷う完治がそっと百合に目をやれば

「肉がないのは悲しいけど肉汁を吸った白菜も美味いもんね~。そもそも白飯からして昔の米とは桁違いだし~。あぁ、腹が張り裂けそうじゃ。しかしまだ食べたいし~」

ぽんぽんに膨らんだ腹をさすりながらちびちびと食事を続けていた。


おい~~っっっ!!!がっかりだよ。人がせっかく感動に浸ってたっていうのに。

肩を落とした完治だったが、すぐに気を取り直す。
気づいたからといって百合に完治の気持ちを説明しなくてもいい。多分、百合だって何を思って言ったわけではないだろうから。
そう思って、でもせめてものお礼にとこっそり買ってあったケーキを出すことにした。


「食事の後はデザートだろ。ほら、百合。これがケーキだぜ」

冷蔵庫など無い妙慶寺だが、幸い台所の地下には氷室があった。生クリームたっぷりのイチゴのケーキはいたむことなくほどよい温度に冷えている。

「何これぇ。凄く綺麗ねぇ。これは食べ物なの?」

百合は初めて見るケーキに興味津々。身を乗り出して箱の中を覗いている。
焦らすことなく皿に取りわけてやった片方に恐る恐る箸をのばす百合。


「っ――――――・・・・・・ふわわわわわぁぁぁ・・・・・・」

目の玉が落っこちそうなとはこの事だろう。極限まで目を見開いて、頬は真っ赤。もちろん口も開きっぱなしで箸を掴んだ右手も石のように固まっている。

「美味いか?」

問いかけると、声も出ないのか無言でブンブン頷いた。そりゃもうブンブンと。ブンブン、ブンブン、首がもげないか心配になる位激しくブンブンと。
しかしここは平常心。決して笑ってはいけないのである。

「だったら早く食べな」

言われるままあっという間に食べきった百合は少し悲しそうに空の皿を見つめている。
感謝の気持ちのケーキだったが、百合は予想以上に気に入った様だ。ここで優しくもうひとつと言えばいいのだろうが、生憎あるのは完治の食べかけのみ。
口の端からよだれを垂らしながら完治の皿を見つめてくる。
皿を持ち、右へよせれば百合も右へ。左へ寄せれば百合も左へ。お預けされた犬のように右へ左へついてくる。


ふ、とよこしまな考えが浮かんでしまう。

完治は自分のケーキにのった生クリームを指ですくい、百合の前に差し出した。

食べたかったら舐めればいい。

もちろん普段の百合なら即座に怒りだして断るだろう。だけど今は酔っ払い。頭のネジが少々緩んでいるのだろう。トロントした目つきで差し出された完治の指をじっと見て、素直に顔を寄せて口に含んだ。
クリームののった指を根元まで咥えて吸い付いて、くちゅくちゅと聞き様によっては嫌らしい音を立てながら舌で舐め回す。
指についたクリームの量などしれているから、無くなった後は不満げに鼻を鳴らして指を吐き出した。

「もっと欲しい?」

ケーキを見せびらかしながら問えば、必死な様子で頷いた。

「じゃあさ、次はここ、舐めて」

生クリームを指ですくい、すでにスタンバイOKなチンポにべっとりと塗りつけた。

「ほらほら。たっぷり付けちゃった。甘くて美味しいよ~」

勃起チンポの先端に白いクリームがこんもり盛られた姿はお世辞にも美味しそうと言いたくない。でも、酔っ払いに常識は通用しないらしい。
ゴクリと生唾を呑み込んだかと思えば、躊躇無く完治の股間に顔を伏せ、逞しい逸物をぱっくりくわえ込んだ。

「おぉうっ」

まさかこんなに上手くいくと思わなかったから完治の方が驚いた。でも悪い気はしない。

百合は赤い唇を目一杯開いてクリームまみれの亀頭を舐めしゃぶる。
チュウチュウ、ぺちゃぺちゃ。んぐんぐんぐ、と口をもごもごさせ、舌を動かしながら口内に溜まった混ざり物を飲み込んでいる。

「百合。クリームが垂れてきたよ。頭を動かして竿も舐めてよ」

確かに竿を白濁の滴が垂れているが、クリームかどうかはわからない。クリームも入っているが、殆どが唾液と先走りのような気がする白い液だ。
だが、百合は言われるまま慌てて顔を上下させる。
完治はもっと奥まで咥えてもらおうと残ったクリームを竿の下の方まで塗り足した。
チンポを咥えるんじゃなくクリームを舐めたいだけなのは少々寂しいけれど、それでも気持ちいいから大丈夫。

「百合。百合百合。そこ、その先っちょを舌でグリグリして。上手にできたら残りのケーキ、食べて言いから」

魔法の言葉に百合の反応は凄かった。

いったん口から吐き出した後、舌をのばして根元から先端へ、ソフトクリームをなめるみたいに舐めあげる。亀頭に舌が触れると、尖らせた舌先で括れをひっかくみたいに擽った。
刺激で先走りが滲んだら、それを零さないよう上からすっぽり咥えてきつく吸う。

技術も何もない下手くそフェラだが必死さはある。
フェラされた快感というより目で見る快感にあおられて、射精感がぐぐっとせり上がってきた。

「すげ・・・・・・出そうだ」
「んぐ、ぐぅむ・・・・・・ん、むぅ・・・・・・む、ふぶっ、んぐ・・・・・・・・・」

迫る快感に完治のチンコが太さを増すから苦しいのだろう。口の端から苦しそうな呻きと唾液がもれてくるが、それでも百合は口を離さない。それどころかどんどん頭の動きを激しくする。

どんだけケーキが欲しいんだ?まあ、いいけど。

チンコ全体に気持ちよさが広がっていく。滑った舌がヌルヌル動く感触や温度に下半身が震えてくる。

「うぉっ、あ、ちょっ・・・・・・」

舌先が敏感な鈴口を擽った。狙った筈はないだろうが、そこは完治の弱点だ。フェラの時、尖らせた舌で鈴口を突かれるとひとたまりもない。睾丸がキュッと締まって、下腹の奥から熱いマグマが這い上る。

「くぅっ。出る、出すよ」

初めての百合に口内発射はまずいかもと一瞬心配になったが、既に限界ラインは突破済み。
毒を喰らえば皿までを!
完治は百合の頭をしっかり掴んで逃げないように押さえつけ、その喉奥に向かって一気に爆ぜた。

ビュクッ、ドプッ、ドププッと数度に分けてチンポが震える。その度に腹の底から欲望の粘液が百合の口めがけて噴き上がった。

「んぶっ、ぐふっ・・・・・・んぅぐぅぅぅぅ・・・・・・」

絡みつく舌を押し返す様に肉棒がビクビク跳ねて百合の口中で暴れ回るから、百合が目を白黒させている。何が起ったのかわからないのもしれない。既婚者とはいえ、江戸時代にフェラは無かったのかもしれない。

「飲んで。百合、一息に飲み込んで」
「うぅ・・・・・・んぅぐぅぅ・・・・・・」

昔の女に飲んでと頼んで思いっきりグーで殴られた事がある。生で咥えてくれるソープのお姉ちゃんだって飲んではくれない。精液を美味そうに飲むなんてAVだけだと完治も知っている。自分が無茶を言っているのは承知の上だ。
でも、どうしても止まらなかった。

百合は涙目で嫌々と首を振るが、完治がしっかり頭を押さえているせいで逃げられないから、仕方なさそうに喉を鳴らして粘つく体液を飲み込んだ。










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