鬼上司と秘密の同居

なの

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番外編

ホテルへ ※

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ホテルに着くと荷物はもう届けられていて係りの人に声をかけると
「里中様お待ちしておりました。館内についてご説明させていただきますね。お食事ですがお部屋食と伺っておりますがご変更はないでしょうか?お食事のお時間が18時~19時半の間の時間帯になりますがいつになさいますか?それと実は当館名物の夜鳴きそばが22時から1時間だけ提供しておりますのでお早いお時間にお食事をお召し上がる方も多いですよ。それと貸切の露天風呂もございます。3つの種類がありますのでもしよろしければご利用ください。そちらは無料で予約制ではないのでお好きな時間帯にランプが付いていなければご入浴できます。詳しくはお部屋の案内をご覧ください」

「海斗はどうしたい?」

「ラーメンも食べたいけど先に温泉に入りたいから18時半ごろはどうですか?」
海斗のお願いを嫌だと言うわけがない。俺は18時半からの食事をお願いして部屋の鍵をもらった。
海斗と部屋に向かって鍵を開けると
「透さん凄いです。ここでご飯食べるのかな?あっこっちにはベッドが2つもあります。あっ奥には温泉だぁ~」
子どものようにはしゃいで見に行く海斗に苦笑した。

「海斗、部屋のお風呂と貸切のお風呂どっちがいい?」
あえて大浴場のことは触れずにいると、いつの間にか館内の案内を見ていた海斗が大浴場は行かないんですか?と聞いてきた。
俺はソファーに座る海斗の横に座って海斗の胸の辺りを撫でながら
「海斗のここと、ここにも赤い花がいくつも咲いてるんだけど海斗はみんなに見せたいの?」
と意地悪く質問してみた。すると

「それは透さんが付けちゃったんでしょ。恥ずかしくて見せれないよ」
と頬を紅く染めながら言ってきた。海斗の白い肌に赤い花を付けると自分のものだという証みたいで嬉しくてつい多く付けてしまう。

「じゃあ貸切だな。どの風呂があるかな?空いてるかな?」
浴衣に着替え外にあると言ってたから念のためダウンを羽織り貸切風呂の場所に向かった。2つの貸切温泉はもう入っていたが、ちょうど陶器の湯が空いていた。小屋みたいなドアを開けると丸い陶器の湯船があった。

掛け湯を浴びて2人で入った。いつも入ってるよりは広い湯船でしかもお湯が柔らかいのがよくわかる。日々の疲れが癒やされそうだ。

「透さん温泉気持ちいいですね」

「そうだな。元々すべすべの海斗の肌がもっと、すべすべになるな」
そう言いながら唇を重ねる。少し開けた唇に舌を差し入れ海斗の舌と絡め合う。背中に回した手はだんだんと下に下がり海斗のお尻や太ももを撫で上げると
「透さん…」と足をもじもじさせていた。海斗のを触るとすでに立ち上がっていた。キスで興奮するのはいつまで経っても変わらない。掛け流しといえども家の風呂と違う海斗を抱え湯船から上がったがこのままだと2人とも恥ずかしい姿で部屋まで帰らないといけない。そんなことはできない俺は海斗にキスをしながら入れないから一緒にいこうかと耳元で囁くと頷いてくれた。

海斗を湯船に座らせて海斗のを咥えると
「ひやぁ…んっ透さんダメ」
と頭を掴まれる。この刺激だけでいつもより大きくなった気がした。そのまま海斗を後ろ向きにさせてこっそり持ってきたローションを太ももの間に塗りたくった。

「透さんそれ…いつの間に?」

「海斗と愛し合えるように準備してきた。お風呂に入るのに俺が我慢できるわけないだろ」
そう言うと、もう…と言いながらもお尻を突き出してくれる。本当はこのまま海斗の中に入りたいのを我慢して背中にもお尻にも赤い証を付けていった。

「透さん……」
海斗は我慢ができなくなったのだろう自身のを擦って早くぅ~とおねだりしてきた。その姿に興奮した俺は海斗の太ももに自身を差し込み手で海斗のを擦り始めた。こんな可愛い海斗の喘ぎ声を聞かせたくない俺は海斗の唇を塞ぎながらスピードを早め2人で快楽の沼に落ちていった。ぐったりとする海斗の体を洗い、もう一度湯船に浸かった。

「透さん、気持ちよかったです」

「なんだかこんな場所でするとスリルがあるな。まぁ本当はダメなんだろうけど、でも海斗が愛しくてたまらないから仕方がないな」

「もう。透さんは僕に甘いです」

「そりゃあ海斗限定だからな。じゃあ晩ごはんを食べよう。部屋食だから海斗の可愛い顔をあまり人に見られなくていいな」

「そんなことないです」
このままお風呂に入ってるとのぼせそうなので上がって部屋に帰ると、ちょうどよく
「お食事をお持ちいたしましたので準備いたします」

と声がかかった。海斗を奥のソファーに座らせて用意をしてもらった。
「明日のお食事ですが、7時から9時までの間で30分単位ですがいかがいたしましょうか?」
明日か…万が一を考えて9時からにしてもらった。チェックアウトは11時までだからゆっくりできる。やっぱりプランBに変更だな。食事の支度を整えてもらって海斗とご飯を食べることにした。

「透さん、明日の出発は10時ですよね。帰る前に温泉入りたいけど入れるかな?」
そう言う海斗に起きれればいいな。と笑顔で答えると今日も早起きできたもん。と答えが帰ってきた。そうだった。海斗は子どもみたいなところがあるから興奮して早く起きるんだろうけど、夜はまだこれからだ。これからの行動次第では朝、どうなることやら…そんなことを思いながら海斗と美味しい食事を堪能した。今回は控えめに海斗はビール、俺は日本酒を頼んだ。先付やお造り、鍋まで種類も豊富で、目でも楽しめる。

「こんな豪華な食事、嬉しいです」
と笑顔で食べる海斗に身惚れそうになる。食事を堪能しながらもラーメンもきっと美味しそうだから絶対に食べに行きましょうね。となぜか牽制されているような気がした。美味しい料理を食べて、お酒も飲んだせいなのかご機嫌な海斗が透さ~んと俺の横に来てもたれかかってきた。誘われてる?なんて思ったら、朝早かったから眠くなってきちゃった。少しだけだけ寝かせて?と言い出した。おい俺はこのままお預けか?なんて思ってたら

「起きたら、ラーメン食べに言って……そのあと…しよう…ね」
思わず嬉しくて海斗?と顔を覗きこむともう既に小さな寝息を立てていた。

仕方なく海斗を抱き上げてベットに寝かせてやる。俺も一緒に横になったら何もせず、そのまま朝がきてしまいそうなので海斗を抱きしめキスを贈って起き上がった。後でどんな風に海斗を起こそうか?と想像しながら…
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