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原因
狭山とスマホでやり取りを始めた奈月はとても楽しそうだった。狭山が友達になってくれてよかった。これで少しずつ視野を広げていってほしい。
初めてのスマホで嬉しいとは思うが、あまりスマホの画面ばかり見つめられているとつまらなくなってきた俺は奈月の隣にいってスマホを覗こうとすると
「樹さん、まだ見ちゃダメです」
ギプスをしている手で一生懸命、文字を打っている奈月に言われてしまったが仕方がない。少し離れた場所から奈月の様子を見ていた。しばらくすると俺のスマホが鳴った。
奈月の様子を気にしながら見てみると
〝樹さん、スマホを買ってくれてありがとうございました。僕、大切にします。これからもよろしくお願いします。今度、色んな写真を撮りに行きたいです。〟
と奈月からのメッセージが送られてきた。きっと今日のお手紙の代わりなのかもしれない。俺はそのメッセージを写真に残して奈月にメッセージを送った。
〝奈月が喜んでくれて嬉しいよ。これからも奈月からのメッセージ楽しみにしてるよ。これからいっぱい色んなところに行って写真を撮ろうな。愛してるよ〟
少し離れた場所でやり取りをするのは変な感じがするが、奈月が笑って画面を見ている姿を見られて本当によかったと一安心した。
「奈月、もう少ししたら中島さんが来るから散歩に行かないか?今日は俺も卓也もいるし、いつもとは違うコースでもいいかな?」
すると笑顔で行きたいです。と答えてくれた。
中島さんたちといつもと違う散歩コースを回った。いつもより人もいなく奈月は写真を撮って見せてくれた。
このまま穏やかに何事もなく過ごしてほしい。楽しく過ごして行くんだろうと思っていたが…病院に行く前日に奈月は発作を起こしてしまった…
「奈月、明日は狭山も迎えに行ってから家に一回帰ってくるから用意して待ってて」
「病院で何するんですか?」
「念のためレントゲン撮って骨がくっついてるのを確認してから、そのギプスを取るんだ。取ったら少しリハビリするけど楽になるぞ。スマホも打ちやすくなるだろうしな」
「これ、どうやって取るんですか?固いですよ?」
「カッターを使って切るんだ。大きな音が聞こえるけど身体を傷つけないように先生が切るから安心していいよ。小さな子どもでもやってるから全然痛くないし大丈夫だから」
なるべく優しく言ったつもりだったが奈月はガタガタと震えて顔が真っ青になってしまった。過呼吸も起こしてしまった。
「奈月、奈月しっかりしろ大丈夫だから」
抱きしめて背中をゆっくりとさすってやる。大袈裟なくらい俺は吸って、ゆっくり吐いて深呼吸を繰り返していく。病院に対して何かトラウマがあるのだろうか?このままだと病院にも連れて行けないかもしれない。奈月を寝かせたら卓也に連絡を取って調べてもらおうか?ふと見ると奈月はゆっくりと呼吸をしながら目を瞑っていた。今は何も考えさせたくない。抱きしめる腕に力を込めて奈月と一緒に横になった。
初めてのスマホで嬉しいとは思うが、あまりスマホの画面ばかり見つめられているとつまらなくなってきた俺は奈月の隣にいってスマホを覗こうとすると
「樹さん、まだ見ちゃダメです」
ギプスをしている手で一生懸命、文字を打っている奈月に言われてしまったが仕方がない。少し離れた場所から奈月の様子を見ていた。しばらくすると俺のスマホが鳴った。
奈月の様子を気にしながら見てみると
〝樹さん、スマホを買ってくれてありがとうございました。僕、大切にします。これからもよろしくお願いします。今度、色んな写真を撮りに行きたいです。〟
と奈月からのメッセージが送られてきた。きっと今日のお手紙の代わりなのかもしれない。俺はそのメッセージを写真に残して奈月にメッセージを送った。
〝奈月が喜んでくれて嬉しいよ。これからも奈月からのメッセージ楽しみにしてるよ。これからいっぱい色んなところに行って写真を撮ろうな。愛してるよ〟
少し離れた場所でやり取りをするのは変な感じがするが、奈月が笑って画面を見ている姿を見られて本当によかったと一安心した。
「奈月、もう少ししたら中島さんが来るから散歩に行かないか?今日は俺も卓也もいるし、いつもとは違うコースでもいいかな?」
すると笑顔で行きたいです。と答えてくれた。
中島さんたちといつもと違う散歩コースを回った。いつもより人もいなく奈月は写真を撮って見せてくれた。
このまま穏やかに何事もなく過ごしてほしい。楽しく過ごして行くんだろうと思っていたが…病院に行く前日に奈月は発作を起こしてしまった…
「奈月、明日は狭山も迎えに行ってから家に一回帰ってくるから用意して待ってて」
「病院で何するんですか?」
「念のためレントゲン撮って骨がくっついてるのを確認してから、そのギプスを取るんだ。取ったら少しリハビリするけど楽になるぞ。スマホも打ちやすくなるだろうしな」
「これ、どうやって取るんですか?固いですよ?」
「カッターを使って切るんだ。大きな音が聞こえるけど身体を傷つけないように先生が切るから安心していいよ。小さな子どもでもやってるから全然痛くないし大丈夫だから」
なるべく優しく言ったつもりだったが奈月はガタガタと震えて顔が真っ青になってしまった。過呼吸も起こしてしまった。
「奈月、奈月しっかりしろ大丈夫だから」
抱きしめて背中をゆっくりとさすってやる。大袈裟なくらい俺は吸って、ゆっくり吐いて深呼吸を繰り返していく。病院に対して何かトラウマがあるのだろうか?このままだと病院にも連れて行けないかもしれない。奈月を寝かせたら卓也に連絡を取って調べてもらおうか?ふと見ると奈月はゆっくりと呼吸をしながら目を瞑っていた。今は何も考えさせたくない。抱きしめる腕に力を込めて奈月と一緒に横になった。
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