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咲夜くんの秘密
初めて友達が泊まりに来るので昨日から僕は嬉しかった。
咲夜くんは優しいお兄さんで理学療法士という僕みたいにケガをした人のリハビリをしてくれる先生になるために学校に通ってるって教えてくれた。
そして咲夜くんの彼氏の一平くんはリハビリの病院で働いてるって…2人に会って僕も人の役に立つ仕事がしたいと思う気持ちが強くなった。でも僕は樹さんに拾ってもらって…もうすぐ樹さんの弟になるのにそんなわがままは言えない。それでなくても僕は何もしてないのに家に居させてもらえてご飯も食べさせてもらってる。学校に通うのにどんなにお金がかかるか知ってるから…それに僕は高校にも行ってないから、人の役に立つ仕事につけるのかわからないけど。ギプスも外れたし、リハビリで動くようになったら樹さんに仕事がしたいと言ってみよう。そう考えてたらチャイムの音がなった。
「咲夜くんいらっしゃい」
「思ったよりも早く終わっちゃって、これ駅前のプリン美味しそうだったから買ってきた。みんなで食べよう」
「うわぁ~ありがとうございます」
2人でリビングに行き、キッチンでお昼の用意をしてくれているハルさんのところに向かった。
「ハルさん、咲夜くんがねプリン買ってきてくれたんだよ」
プリンが入ってる箱を差し出すと
「咲夜くん、ありがとう。ハルさんもプリン大好きよ。サンドウィッチを作ってるからできたら食べましょうね。もう少し待ってて」
「ハルさんありがとう」
2人でリビングのソファーに腰掛けた。
「奈月くん、樹さんって優しよね」
「うん。こんな僕を助けてくれたから」
「きっと運命だったんだね。そうじゃなきゃ会えないでしょ?僕と一平もそうなんだ」
「そうなの?そういえばどうやって知り合ったの?学校?」
そう言うと咲夜くんは教えてくれた。
「僕もね親がいないの?」
「えっ?」
「親がいないというのは語弊があるか…俺が20歳の時に親子の縁を切ったんだ。どうしても嫌でね」
「そう…なんですね」
「うん。酷いと思うでしょ?普通はそう思うよね。自分でも酷いって思ってるから」
「いえ……」
「僕ね。中学の頃、好きな人がいたんだ。凄く優しくて…大人の男の人だった……でもその人、悪いことしたみたいでいつの間にかいなくなっちゃったんだ。どうしてかと思って僕、色々調べたの。そしたら、お父さんに消されてた」
「消された?」
そう言うと咲夜くんは目を閉じて思い出すように少し言葉に詰まりながら教えてくれた。好きな人はヤクザでも御法度と言われるカタギのしかも未成年の男の子に手を出したせいで……咲夜くんの実家がヤクザだなんて知らなかった。僕に手を出した人もヤクザだったのかな?
「だからかな。元々ヤクザの家ってことで色々言われてたし、だから高校生になって家を出ようと思った時に一平とあったんだ。でもどこであったと思う?」
「学校とかですか?」
「違うんだ。僕ね、親への八つ当たりみたいに男の人と…そういう体だけの関係を繰り返してて、そのときに一平にあったんだ。今まで会ったどんな人よりも僕を大事にしてくれてそして守ってくれるって言ってくれたんだ。僕の話もちゃんと聞いてくれた。一平が理学療法士の学校に通ってるのを知って僕もその学校を目指した。それで父には1人暮らしするって言って一平と暮らすようになった。だから一平と出会った僕はラッキーなんだ。もう親は縁を切っていないけど一平とあったから俺はこれからも幸せになれると思うんだ。でも一平には僕がこんなこと話したなんて秘密だよ!」
そういった咲夜くんの顔はとても幸せそうだった。
咲夜くんは優しいお兄さんで理学療法士という僕みたいにケガをした人のリハビリをしてくれる先生になるために学校に通ってるって教えてくれた。
そして咲夜くんの彼氏の一平くんはリハビリの病院で働いてるって…2人に会って僕も人の役に立つ仕事がしたいと思う気持ちが強くなった。でも僕は樹さんに拾ってもらって…もうすぐ樹さんの弟になるのにそんなわがままは言えない。それでなくても僕は何もしてないのに家に居させてもらえてご飯も食べさせてもらってる。学校に通うのにどんなにお金がかかるか知ってるから…それに僕は高校にも行ってないから、人の役に立つ仕事につけるのかわからないけど。ギプスも外れたし、リハビリで動くようになったら樹さんに仕事がしたいと言ってみよう。そう考えてたらチャイムの音がなった。
「咲夜くんいらっしゃい」
「思ったよりも早く終わっちゃって、これ駅前のプリン美味しそうだったから買ってきた。みんなで食べよう」
「うわぁ~ありがとうございます」
2人でリビングに行き、キッチンでお昼の用意をしてくれているハルさんのところに向かった。
「ハルさん、咲夜くんがねプリン買ってきてくれたんだよ」
プリンが入ってる箱を差し出すと
「咲夜くん、ありがとう。ハルさんもプリン大好きよ。サンドウィッチを作ってるからできたら食べましょうね。もう少し待ってて」
「ハルさんありがとう」
2人でリビングのソファーに腰掛けた。
「奈月くん、樹さんって優しよね」
「うん。こんな僕を助けてくれたから」
「きっと運命だったんだね。そうじゃなきゃ会えないでしょ?僕と一平もそうなんだ」
「そうなの?そういえばどうやって知り合ったの?学校?」
そう言うと咲夜くんは教えてくれた。
「僕もね親がいないの?」
「えっ?」
「親がいないというのは語弊があるか…俺が20歳の時に親子の縁を切ったんだ。どうしても嫌でね」
「そう…なんですね」
「うん。酷いと思うでしょ?普通はそう思うよね。自分でも酷いって思ってるから」
「いえ……」
「僕ね。中学の頃、好きな人がいたんだ。凄く優しくて…大人の男の人だった……でもその人、悪いことしたみたいでいつの間にかいなくなっちゃったんだ。どうしてかと思って僕、色々調べたの。そしたら、お父さんに消されてた」
「消された?」
そう言うと咲夜くんは目を閉じて思い出すように少し言葉に詰まりながら教えてくれた。好きな人はヤクザでも御法度と言われるカタギのしかも未成年の男の子に手を出したせいで……咲夜くんの実家がヤクザだなんて知らなかった。僕に手を出した人もヤクザだったのかな?
「だからかな。元々ヤクザの家ってことで色々言われてたし、だから高校生になって家を出ようと思った時に一平とあったんだ。でもどこであったと思う?」
「学校とかですか?」
「違うんだ。僕ね、親への八つ当たりみたいに男の人と…そういう体だけの関係を繰り返してて、そのときに一平にあったんだ。今まで会ったどんな人よりも僕を大事にしてくれてそして守ってくれるって言ってくれたんだ。僕の話もちゃんと聞いてくれた。一平が理学療法士の学校に通ってるのを知って僕もその学校を目指した。それで父には1人暮らしするって言って一平と暮らすようになった。だから一平と出会った僕はラッキーなんだ。もう親は縁を切っていないけど一平とあったから俺はこれからも幸せになれると思うんだ。でも一平には僕がこんなこと話したなんて秘密だよ!」
そういった咲夜くんの顔はとても幸せそうだった。
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