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相談
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「あの…咲夜さん相談したいことがあるんですけど」
「ん?何?僕で答えられることなら何でも聞いて、これでも色々経験しちゃってるからさ」
そう笑顔で言ってくれた咲夜さんに安心して僕は1番の悩みを打ち明けた。
「僕、樹さんと……できないんです。今は一緒にいてくれるって言ってくれてるけどもしかしたら捨てられるかもしれないんだけど…捨てられないように頑張りたいんだけど…でもどうしたらいいのかわからなくて…」
「うん?えっ…と何ができないの?」
どうやって伝えれば伝わるのかわからなくて…ただ、ただ樹さんには捨てられたくないという気持ちばかりが溢れてきて、それが涙となって溢れてきた。
「奈月くん、泣かないで、ね?ゆっくりでいいから。樹さんは捨てないと思うんだけど、どうしてそう思ったの?」
咲夜くんは僕の背中を撫でてくれた。涙で答えられない僕に
「奈月くんも小さい頃からいろんな経験してきたんだよね。でもさ今、樹さんが一緒にいてくれるって言った言葉を信じたらいいんじゃない?僕もうまく言えないんだけどさ、何かできないことがあるみたいだけど、それができないと今までの関係が崩れちゃうの?そんなことないでしょ?」
「でも、みんなやってると思うんです。僕だって好きな人と繋がりたいのに……」
「繋がりたい?」
僕は思い切って咲夜くんに秘密を打ち明けた。
中学生の頃、取り立てに来た人に刺されたこと。そしてその人たちにやられたこと、お母さんの彼氏にも…その彼氏との行為をお母さんに見られてその人は逃げて車に轢かれて亡くなったこと…そして樹さんに会ったこと。樹さんのお母さんの養子になるから樹さんは僕のお兄さんになること。でも僕は樹さんが好きだから、やっぱり繋がりたいのに……
「僕、勃たなくなっちゃって…その時のこと思い出すだけで震えちゃって…」
咲夜くんはずっと僕の背中を撫でてくれてたから落ち着いて話すことができた。
「奈月くん辛いのに話してくれてありがとう。そんなに辛いことをしてきたんだね。樹さんと手を繋ぐことはできる?」
「はい。お風呂も僕がギプスしてたから入れてもらってて」
「そうなの?でもダメだった?」
「はい。どうしたらいいですか?」
「そうだね……」
そう言って咲夜さんは悩んでしまった。そりゃそうだそんな悩みを打ち明けられるとは思ってなかったよな。申し訳ないことしちゃったかな?と思ってたら
「あらあら2人ともしんみりしちゃって…何か困ったことでもあった?そろそろお昼にしようと思うけど」
この微妙な空気が流れるタイミングでハルさんに声をかけられた。
3人でサンドウィッチと咲夜くんが買ってきてくれたプリンを食べたが、なんだか美味しいと思えなかった。ハルさんはその後、買い物行ってくるからお留守番お願いね。と行ってしまった。
「咲夜くんごめんね。なんか僕、変なこと言っちゃって…」
「奈月くんが謝ることないよ。ただ、僕は奈月くんと同じ経験をしたことないからなんて言ってあげればいいのかわからない。ごめんね。でもね…樹さんはできるとかできないことなんて気にしてないと思うよ。本当に樹さんと繋がりたいなら、怖いかもしれないけど最後までやってみればいいよ。あのさ上書きってあるじゃない?上書きしてもらえば嫌な思い出も少しは消えるんじゃないかな?確かに怖いと思うし嫌かもしれないでも、逃げてばかりじゃ進めないよ。奈月くんなら大丈夫だよ。だって樹さんのこと大好きでしょ?」
「はい。大好きです」
「その気持ちが大事だよ。樹さんに気持ち伝えるんだよ。やっぱり言葉って大事だから、僕もちゃんと言わないとね」
「ありがとうございました。僕ちゃんと樹さんに伝えます」
やっと2人で笑いあうことができた。わんちゃんたちは僕たちの邪魔しないように遠くにいたが僕たちが笑っているとココが寄ってきた。
「ココごめんね待っててくれたんだね」
「わんちゃんかわいいね。奈月くんリハビリしながら遊ぼう」
「うん」
咲夜くんにボールの投げ方を教えてもらうと、今まで飛ばすことができなかったのに飛ばすことができた。
「咲夜くん凄い。僕できたよ」
「うん。奈月くん凄いよ。でも1日10回までね。無理するとダメだからね」
「はい。わかりました」
咲夜くんに会えたおかげでリハビリが楽しかった。
「ん?何?僕で答えられることなら何でも聞いて、これでも色々経験しちゃってるからさ」
そう笑顔で言ってくれた咲夜さんに安心して僕は1番の悩みを打ち明けた。
「僕、樹さんと……できないんです。今は一緒にいてくれるって言ってくれてるけどもしかしたら捨てられるかもしれないんだけど…捨てられないように頑張りたいんだけど…でもどうしたらいいのかわからなくて…」
「うん?えっ…と何ができないの?」
どうやって伝えれば伝わるのかわからなくて…ただ、ただ樹さんには捨てられたくないという気持ちばかりが溢れてきて、それが涙となって溢れてきた。
「奈月くん、泣かないで、ね?ゆっくりでいいから。樹さんは捨てないと思うんだけど、どうしてそう思ったの?」
咲夜くんは僕の背中を撫でてくれた。涙で答えられない僕に
「奈月くんも小さい頃からいろんな経験してきたんだよね。でもさ今、樹さんが一緒にいてくれるって言った言葉を信じたらいいんじゃない?僕もうまく言えないんだけどさ、何かできないことがあるみたいだけど、それができないと今までの関係が崩れちゃうの?そんなことないでしょ?」
「でも、みんなやってると思うんです。僕だって好きな人と繋がりたいのに……」
「繋がりたい?」
僕は思い切って咲夜くんに秘密を打ち明けた。
中学生の頃、取り立てに来た人に刺されたこと。そしてその人たちにやられたこと、お母さんの彼氏にも…その彼氏との行為をお母さんに見られてその人は逃げて車に轢かれて亡くなったこと…そして樹さんに会ったこと。樹さんのお母さんの養子になるから樹さんは僕のお兄さんになること。でも僕は樹さんが好きだから、やっぱり繋がりたいのに……
「僕、勃たなくなっちゃって…その時のこと思い出すだけで震えちゃって…」
咲夜くんはずっと僕の背中を撫でてくれてたから落ち着いて話すことができた。
「奈月くん辛いのに話してくれてありがとう。そんなに辛いことをしてきたんだね。樹さんと手を繋ぐことはできる?」
「はい。お風呂も僕がギプスしてたから入れてもらってて」
「そうなの?でもダメだった?」
「はい。どうしたらいいですか?」
「そうだね……」
そう言って咲夜さんは悩んでしまった。そりゃそうだそんな悩みを打ち明けられるとは思ってなかったよな。申し訳ないことしちゃったかな?と思ってたら
「あらあら2人ともしんみりしちゃって…何か困ったことでもあった?そろそろお昼にしようと思うけど」
この微妙な空気が流れるタイミングでハルさんに声をかけられた。
3人でサンドウィッチと咲夜くんが買ってきてくれたプリンを食べたが、なんだか美味しいと思えなかった。ハルさんはその後、買い物行ってくるからお留守番お願いね。と行ってしまった。
「咲夜くんごめんね。なんか僕、変なこと言っちゃって…」
「奈月くんが謝ることないよ。ただ、僕は奈月くんと同じ経験をしたことないからなんて言ってあげればいいのかわからない。ごめんね。でもね…樹さんはできるとかできないことなんて気にしてないと思うよ。本当に樹さんと繋がりたいなら、怖いかもしれないけど最後までやってみればいいよ。あのさ上書きってあるじゃない?上書きしてもらえば嫌な思い出も少しは消えるんじゃないかな?確かに怖いと思うし嫌かもしれないでも、逃げてばかりじゃ進めないよ。奈月くんなら大丈夫だよ。だって樹さんのこと大好きでしょ?」
「はい。大好きです」
「その気持ちが大事だよ。樹さんに気持ち伝えるんだよ。やっぱり言葉って大事だから、僕もちゃんと言わないとね」
「ありがとうございました。僕ちゃんと樹さんに伝えます」
やっと2人で笑いあうことができた。わんちゃんたちは僕たちの邪魔しないように遠くにいたが僕たちが笑っているとココが寄ってきた。
「ココごめんね待っててくれたんだね」
「わんちゃんかわいいね。奈月くんリハビリしながら遊ぼう」
「うん」
咲夜くんにボールの投げ方を教えてもらうと、今まで飛ばすことができなかったのに飛ばすことができた。
「咲夜くん凄い。僕できたよ」
「うん。奈月くん凄いよ。でも1日10回までね。無理するとダメだからね」
「はい。わかりました」
咲夜くんに会えたおかげでリハビリが楽しかった。
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