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強がりと本音
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翌朝、陸は鏡の前で自分の顔を見つめていた。頬がほんのり赤く、瞳も潤んで見える。
「やば……これじゃバレバレじゃん」
慌てて冷たい水で顔を洗うが、火照りは引かない。むしろ、昨日より症状が進んでいるようだった。
「抑制剤……」
薬箱を開けて錠剤を取り出す。昨日大輝に怒られたので、今日は規定通り一錠だけ。
「これで持ってくれ……」
祈るような気持ちで薬を飲み込んだ。
学校に着くと、陸はいつものように早めに教室に入った。まだ生徒はまばらで、静かな環境で勉強に集中できる。
「おはよう、陸」
しかし、陸が参考書を開いて五分もしないうちに、大輝がやってきた。
「おはよう……」
陸は小さく挨拶を返すが、顔を上げない。大輝に顔を見られたら、きっと心配されてしまう。
「調子どうだ?」
案の定、大輝は陸の様子を伺ってくる。
「普通だよ。もう大丈夫」
「そうか?」
大輝は隣に座り、じっと陸の横顔を見つめる。
「ちょっと、見すぎ……」
「やっぱり赤いな」
「赤くない!」
陸は慌てて反論するが、その拍子に大輝と目が合ってしまった。
「あー、やっぱり」
大輝は小さくため息をつく。
「瞳も潤んでるし、完全に発情期の前兆だ」
「しー!」
陸は慌てて大輝の口を手で塞いだ。しかし、その瞬間、甘い香りがふわっと漂う。
大輝の目が少し見開かれた。
「……匂いも、昨日より濃くなってる」
陸は真っ赤になって手を引っ込めた。
「ごめん……」
「謝ることじゃない」
大輝の声は優しかったが、どこか苦しそうだった。
「でも、俺……」
「今日は保健室に行け」
「嫌だ」
「陸」
「絶対嫌!試験まであと五日しかないのに、勉強できないじゃん!」
陸の声が少し大きくなり、数人の生徒が振り返る。陸は慌てて声を潜めた。
「とにかく、俺は大丈夫だから」
「大丈夫じゃないだろ。昨日も倒れたし」
「今日は倒れない」
「根拠は?」
「……気合」
「またか」
大輝は陸の頭をぽんと叩いた。
「お前の気合、最近全然効いてないぞ」
「うるさい」
陸は頬を膨らませて大輝を睨む。しかし、その表情があまりにも可愛らしくて、大輝はドキッとした。
――ダメだ。こんなに可愛い顔されたら、俺まで集中できなくなる。
チャイムが鳴り、一時間目の授業が始まった。
数学の時間、陸は必死に先生の説明を聞こうとしていた。しかし、体温が上がってきて、頭がぼんやりする。
「白石君、この問題分かりますか?」
不意に当てられ、陸は慌てて立ち上がった。しかし、その瞬間、めまいが襲ってくる。
「あ……」
陸の体がふらつく。隣の大輝が咄嗟に陸の腕を掴んで支えた。
「大丈夫ですか?」
先生が心配そうに近づいてくる。
「はい、ちょっと立ちくらみで……」
「保健室に行きますか?」
「いえ、大丈夫です」
陸は無理に笑顔を作って答えた。
授業が終わると、大輝が廊下に連れ出す。
「もう限界だろ」
「限界じゃない」
「さっき俺が支えなかったら倒れてただろ」
「たまたま」
「たまたまじゃない」
大輝は陸の肩を掴んで向かい合わせになった。
「なあ、陸。どうしてそんなに意地張るんだ?」
「意地じゃない……」
陸の声が小さくなる。
「じゃあ何だよ」
「……怖いんだ」
陸がぽつりと呟いた。
「何が怖い?」
「発情期になったら、きっと大輝に迷惑かける。甘えちゃうかもしれないし、わがまま言っちゃうかもしれない。そしたら……」
陸の声が震える。
「そしたら?」
「そしたら、大輝が俺を嫌いになっちゃうかもしれない」
その言葉に、大輝の胸が締め付けられた。
「バカ」
大輝は陸の頭をくしゃくしゃと撫でた。
「俺がお前を嫌いになるわけないだろ」
「でも……」
「でもじゃない。お前がどんなにわがまま言っても、どんなに甘えても、俺は絶対にお前を嫌いにならない」
「本当?」
陸が上目遣いで大輝を見る。その表情があまりにも愛らしくて、大輝は思わず頬に手を当てた。
「本当だ。というか……」
大輝の声が小さくなる。
「というか?」
「俺はお前に甘えて欲しいんだ」
「え?」
陸の頬がさらに赤くなる。
「お前がいつも一人で頑張ってるの見てると、もっと俺に頼って欲しいって思う。俺はお前の幼なじみなんだから、甘えて欲しい」
大輝の真剣な表情に、陸の心臓がバクバク鳴る。
「でも……甘えたら」
「甘えたら?」
「勉強どころじゃなくなる……」
陸の小さな呟きに、大輝は少し困った表情を見せた。
「俺といると集中できなくなるってこと?」
「……うん」
陸は正直に答えた。
「大輝といると、ドキドキして、頭が真っ白になって、勉強のことなんて忘れちゃう」
その告白に、大輝の胸が熱くなった。
「俺も同じだよ」
「え?」
「俺もお前といると、ドキドキして、バスケのことも忘れちゃう。特に最近は……」
大輝は陸に一歩近づく。
「特に最近は?」
「特に最近は、お前のことばっかり考えてる」
二人の距離がどんどん縮まっていく。陸の甘い香りが、大輝の鼻をくすぐる。
「大輝……」
「陸……」
しかし、その時。
「おーい、桐谷ー!」
バスケ部の仲間の声が響き、二人は慌てて離れた。
「あ、ああ。何だよ」
「練習の件で相談があるんだけど」
「わかった。すぐ行く」
大輝は振り返って陸を見た。
「陸、今度こそ無理すんなよ」
「……うん」
陸は小さく頷いた。
大輝が去った後、陸は一人廊下に残された。胸がまだドキドキしている。
――特に最近は、お前のことばっかり考えてる。
大輝の言葉が頭の中でリピートされる。
「私も……大輝のことばっかり考えてる」
小さく呟いて、陸は頬を両手で覆った。
午後の授業中、陸の体調はさらに悪化していた。微熱が続き、時々息苦しくなる。
三時間目の国語では、教科書の文字がぼやけて見えなくなった。
「白石君、大丈夫?」
先生が心配そうに声をかける。
「はい、大丈夫です……」
しかし、陸の声は弱々しかった。
隣の大輝が、陸のノートの端に小さくメモを書いて渡す。
『無理すんな』
陸は苦笑いを浮かべ、返事を書いた。
『大丈夫』
しかし、その「大丈夫」は、もう誰も信じられないほど儚いものだった。
四時間目の理科の時間、とうとう陸は限界を迎えた。
「えーと、次の実験は……」
先生の説明を聞いていた陸の意識が、ふっと途切れる。
「陸!」
大輝の声が聞こえたが、陸の身体は机の上に崩れ落ちていた。
「先生、白石が!」
教室が騒然となる。
「早く、保健室に……」
「はい」
大輝は陸を抱きかかえ、急いで保健室へ向かった。
保健室で目を覚ました陸は、またも大輝の心配そうな顔に迎えられた。
「またやっちゃった……」
「当然だ。あんな状態で授業受けてたら倒れるに決まってる」
大輝の声には心配と少しの怒りが混じっていた。
「ごめん……」
「謝るな」
大輝は陸の手を握った。
「謝るくらいなら、もっと俺に頼れよ」
「でも……」
「でもじゃない。お前が倒れるのを見る方が、よっぽど辛いんだ」
大輝の真剣な表情に、陸は何も言えなくなった。
「今日はもう帰ろう。俺も一緒に帰る」
「でも、バスケの練習……」
「お前の方が大事だ」
その言葉に、陸の胸が温かくなった。
帰り道、二人は並んで歩く。夕日が二人の影を長く伸ばしている。
「大輝……」
「何?」
「ありがとう」
「どういたしまして」
大輝は陸の頭を優しく撫でる。
「でも、明日からはちゃんと俺に頼れよ」
「……考えてみる」
「考えるじゃなくて、頼れ」
「……わかった」
陸は小さく頷いた。
しかし、心の中では不安が渦巻いている。試験まであと四日。発情期まで、おそらくあと二日。
陸はまだ、大輝に頼ることがどういう意味を持つのか、その答えを見つけられずにいた。
「やば……これじゃバレバレじゃん」
慌てて冷たい水で顔を洗うが、火照りは引かない。むしろ、昨日より症状が進んでいるようだった。
「抑制剤……」
薬箱を開けて錠剤を取り出す。昨日大輝に怒られたので、今日は規定通り一錠だけ。
「これで持ってくれ……」
祈るような気持ちで薬を飲み込んだ。
学校に着くと、陸はいつものように早めに教室に入った。まだ生徒はまばらで、静かな環境で勉強に集中できる。
「おはよう、陸」
しかし、陸が参考書を開いて五分もしないうちに、大輝がやってきた。
「おはよう……」
陸は小さく挨拶を返すが、顔を上げない。大輝に顔を見られたら、きっと心配されてしまう。
「調子どうだ?」
案の定、大輝は陸の様子を伺ってくる。
「普通だよ。もう大丈夫」
「そうか?」
大輝は隣に座り、じっと陸の横顔を見つめる。
「ちょっと、見すぎ……」
「やっぱり赤いな」
「赤くない!」
陸は慌てて反論するが、その拍子に大輝と目が合ってしまった。
「あー、やっぱり」
大輝は小さくため息をつく。
「瞳も潤んでるし、完全に発情期の前兆だ」
「しー!」
陸は慌てて大輝の口を手で塞いだ。しかし、その瞬間、甘い香りがふわっと漂う。
大輝の目が少し見開かれた。
「……匂いも、昨日より濃くなってる」
陸は真っ赤になって手を引っ込めた。
「ごめん……」
「謝ることじゃない」
大輝の声は優しかったが、どこか苦しそうだった。
「でも、俺……」
「今日は保健室に行け」
「嫌だ」
「陸」
「絶対嫌!試験まであと五日しかないのに、勉強できないじゃん!」
陸の声が少し大きくなり、数人の生徒が振り返る。陸は慌てて声を潜めた。
「とにかく、俺は大丈夫だから」
「大丈夫じゃないだろ。昨日も倒れたし」
「今日は倒れない」
「根拠は?」
「……気合」
「またか」
大輝は陸の頭をぽんと叩いた。
「お前の気合、最近全然効いてないぞ」
「うるさい」
陸は頬を膨らませて大輝を睨む。しかし、その表情があまりにも可愛らしくて、大輝はドキッとした。
――ダメだ。こんなに可愛い顔されたら、俺まで集中できなくなる。
チャイムが鳴り、一時間目の授業が始まった。
数学の時間、陸は必死に先生の説明を聞こうとしていた。しかし、体温が上がってきて、頭がぼんやりする。
「白石君、この問題分かりますか?」
不意に当てられ、陸は慌てて立ち上がった。しかし、その瞬間、めまいが襲ってくる。
「あ……」
陸の体がふらつく。隣の大輝が咄嗟に陸の腕を掴んで支えた。
「大丈夫ですか?」
先生が心配そうに近づいてくる。
「はい、ちょっと立ちくらみで……」
「保健室に行きますか?」
「いえ、大丈夫です」
陸は無理に笑顔を作って答えた。
授業が終わると、大輝が廊下に連れ出す。
「もう限界だろ」
「限界じゃない」
「さっき俺が支えなかったら倒れてただろ」
「たまたま」
「たまたまじゃない」
大輝は陸の肩を掴んで向かい合わせになった。
「なあ、陸。どうしてそんなに意地張るんだ?」
「意地じゃない……」
陸の声が小さくなる。
「じゃあ何だよ」
「……怖いんだ」
陸がぽつりと呟いた。
「何が怖い?」
「発情期になったら、きっと大輝に迷惑かける。甘えちゃうかもしれないし、わがまま言っちゃうかもしれない。そしたら……」
陸の声が震える。
「そしたら?」
「そしたら、大輝が俺を嫌いになっちゃうかもしれない」
その言葉に、大輝の胸が締め付けられた。
「バカ」
大輝は陸の頭をくしゃくしゃと撫でた。
「俺がお前を嫌いになるわけないだろ」
「でも……」
「でもじゃない。お前がどんなにわがまま言っても、どんなに甘えても、俺は絶対にお前を嫌いにならない」
「本当?」
陸が上目遣いで大輝を見る。その表情があまりにも愛らしくて、大輝は思わず頬に手を当てた。
「本当だ。というか……」
大輝の声が小さくなる。
「というか?」
「俺はお前に甘えて欲しいんだ」
「え?」
陸の頬がさらに赤くなる。
「お前がいつも一人で頑張ってるの見てると、もっと俺に頼って欲しいって思う。俺はお前の幼なじみなんだから、甘えて欲しい」
大輝の真剣な表情に、陸の心臓がバクバク鳴る。
「でも……甘えたら」
「甘えたら?」
「勉強どころじゃなくなる……」
陸の小さな呟きに、大輝は少し困った表情を見せた。
「俺といると集中できなくなるってこと?」
「……うん」
陸は正直に答えた。
「大輝といると、ドキドキして、頭が真っ白になって、勉強のことなんて忘れちゃう」
その告白に、大輝の胸が熱くなった。
「俺も同じだよ」
「え?」
「俺もお前といると、ドキドキして、バスケのことも忘れちゃう。特に最近は……」
大輝は陸に一歩近づく。
「特に最近は?」
「特に最近は、お前のことばっかり考えてる」
二人の距離がどんどん縮まっていく。陸の甘い香りが、大輝の鼻をくすぐる。
「大輝……」
「陸……」
しかし、その時。
「おーい、桐谷ー!」
バスケ部の仲間の声が響き、二人は慌てて離れた。
「あ、ああ。何だよ」
「練習の件で相談があるんだけど」
「わかった。すぐ行く」
大輝は振り返って陸を見た。
「陸、今度こそ無理すんなよ」
「……うん」
陸は小さく頷いた。
大輝が去った後、陸は一人廊下に残された。胸がまだドキドキしている。
――特に最近は、お前のことばっかり考えてる。
大輝の言葉が頭の中でリピートされる。
「私も……大輝のことばっかり考えてる」
小さく呟いて、陸は頬を両手で覆った。
午後の授業中、陸の体調はさらに悪化していた。微熱が続き、時々息苦しくなる。
三時間目の国語では、教科書の文字がぼやけて見えなくなった。
「白石君、大丈夫?」
先生が心配そうに声をかける。
「はい、大丈夫です……」
しかし、陸の声は弱々しかった。
隣の大輝が、陸のノートの端に小さくメモを書いて渡す。
『無理すんな』
陸は苦笑いを浮かべ、返事を書いた。
『大丈夫』
しかし、その「大丈夫」は、もう誰も信じられないほど儚いものだった。
四時間目の理科の時間、とうとう陸は限界を迎えた。
「えーと、次の実験は……」
先生の説明を聞いていた陸の意識が、ふっと途切れる。
「陸!」
大輝の声が聞こえたが、陸の身体は机の上に崩れ落ちていた。
「先生、白石が!」
教室が騒然となる。
「早く、保健室に……」
「はい」
大輝は陸を抱きかかえ、急いで保健室へ向かった。
保健室で目を覚ました陸は、またも大輝の心配そうな顔に迎えられた。
「またやっちゃった……」
「当然だ。あんな状態で授業受けてたら倒れるに決まってる」
大輝の声には心配と少しの怒りが混じっていた。
「ごめん……」
「謝るな」
大輝は陸の手を握った。
「謝るくらいなら、もっと俺に頼れよ」
「でも……」
「でもじゃない。お前が倒れるのを見る方が、よっぽど辛いんだ」
大輝の真剣な表情に、陸は何も言えなくなった。
「今日はもう帰ろう。俺も一緒に帰る」
「でも、バスケの練習……」
「お前の方が大事だ」
その言葉に、陸の胸が温かくなった。
帰り道、二人は並んで歩く。夕日が二人の影を長く伸ばしている。
「大輝……」
「何?」
「ありがとう」
「どういたしまして」
大輝は陸の頭を優しく撫でる。
「でも、明日からはちゃんと俺に頼れよ」
「……考えてみる」
「考えるじゃなくて、頼れ」
「……わかった」
陸は小さく頷いた。
しかし、心の中では不安が渦巻いている。試験まであと四日。発情期まで、おそらくあと二日。
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