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王宮の一角にある、陽光が降り注ぐ美しい庭園。
しかし、その中央のテーブルで開かれているお茶会は、どこか澱んだ空気に包まれていた。
「……ひどいわ。本当に、ひどすぎるわ……」
テーブルの主役であるリリアナ・ローズは、レースのハンカチで目元を押さえ、か細い声でそう呟いた。
その肩はか弱く震え、今にも泣き崩れてしまいそうだ。
彼女の周りを取り囲むのは、リリアナを信奉する数人の取り巻き令嬢たちだ。
彼女たちは、心配そうな顔でリリアナを覗き込んでいる。
「リリアナ様、どうなさったのですか?」
「また、あのアリア様から何か……?」
その言葉に、リリアナはびくりと肩を震わせ、さらに悲しげな表情を作った。
計画通りだ。
婚約破棄の後、アリアは少しも落ち込む様子を見せず、エリオット殿下でさえ、どこか上の空でアリアの動向を気にしている節がある。
このままでは、自分が手に入れたはずの勝利が、霞んでしまう。
そう考えたリリアナは、アリアの評判を完全に地に堕とすための、次なる一手を用意していた。
「……昨日、回廊で偶然アリア様にお会いしたの」
リリアナは、ぽつり、ぽつりと語り始める。
「わたくし、ご挨拶をしようとしたのだけれど……アリア様は、わたくしを睨みつけて、こう仰ったわ。『あなたのような下級貴族が、エリオット様の隣に立つなんて不相応よ』って……」
「まあ、なんてこと!」
取り巻きの一人が、わざとらしく声を上げる。
「それだけじゃないの……」
リリアナは、涙声で続ける。
「わたくしが身につけていた、母の形見のブローチを見て、『そんな安物を身につけて、王家の恥だわ』と、笑われたの……うっ、うっ……」
ついに、リリアナの瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。
その姿は、庇護欲を掻き立てる悲劇のヒロイン、そのものだった。
「挙句の果てには、『これ以上わたくしの気に障るようなら、クライネルト公爵家の力で、あなたの実家がどうなるか分からないわ』と……! もう、わたくし、怖くて……!」
その言葉に、令嬢たちの顔色が変わった。
嫉妬による嫌がらせだけではない。家の力を笠に着た、脅迫。それは、貴族社会において決して許されることではない。
「ひどすぎるわ! アリア様、少しも反省していなかったのね!」
「リリアナ様、お可哀想に……」
「これは、皆様にお知らせしなければ!」
令嬢たちは、リリアナの筋書き通りに憤り、そして使命感に燃えた。
可憐で心優しいリリアナ様を、悪逆非道なアリア様から守らなくては、と。
こうして、リリアナが捏造した「悪女アリアの脅迫事件」は、彼女たちの口を通して、瞬く間に貴族社会のサロンへと広まっていった。
……ここまでは、リリアナの計画通りだった。
◇
数日後、とある侯爵家で開かれた夜会。
噂を広めた令嬢たちは、自分たちの成果を得意げに報告し合っていた。
「ねえ、お聞きになって? アリア様が、またリリアナ様をいじめているらしいわ」
「今度は脅迫までしたんですって。本当に性根が腐っているのね」
その会話に、近くにいた別の貴婦人が、扇で口元を隠しながら割って入った。
「まあ、あのアリア様が、脅迫ですって? あの、卒業パーティーで『有り余る自由な時間』を地獄だと嘆いていらっしゃった、あの方が?」
「え?」
別のテーブルにいた恰幅の良い伯爵も、会話に加わる。
「うーむ、しかしアリア嬢といえば、最近はもっぱら下町の市場や薬草店に出没されていると聞くがな。リリアナ嬢をいじめている暇など、あるのだろうか?」
「はあ……」
近くを通りかかった騎士団の若い騎士まで、話に口を挟んできた。
「失礼。アリア様は、先日も騎士団に炭のような、いえ、大変ビターな手作りクッキーを差し入れてくださいました。とてもお優しい方ですよ。団長も絶賛でした」
「……あの」
リリアナの取り巻き令嬢たちは、だんだんと様子がおかしいことに気づき始めた。
アリアを非難する声が上がるかと思いきや、返ってくるのは、どこかピントのずれたアリアの奇行の数々だったのだ。
「そもそも、アリア様がそんな直接的な脅し方をするかしら?」
「ええ。あの方なら、もっとこう……斜め上の、我々の理解を超えた方法で嫌がらせをしてきそうだわ」
「そうね。例えば、リリアナ様の実家の庭に、夜な夜な絶滅危惧種の薬草を植えて、国の天然記念物指定にさせて手が出せなくするとか」
「ああ、ありえるわね!」
噂は、いつの間にか「アリア様ならどんな奇行に走るか」という、大喜利のような様相を呈し始めていた。
リリアナが思い描いていた、「悪女アリアへの非難」と「可哀想なリリアナへの同情」という構図は、どこにも存在しなかった。
婚約破棄以降、アリア本人が全く意図しないところで積み重ねられてきた数々の奇行伝説が、リリアナの流した悪意ある噂の信憑性を、見事に打ち砕いてしまっていたのだ。
その夜、リリアナの元に、噂を広めた令嬢が困惑しきった顔で報告に訪れた。
「リリアナ様……その、大変申し上げにくいのですが、皆様、アリア様が脅迫したという噂を、あまり信じていないようでして……」
「何ですって!?」
「むしろ、『あのアリア様がそんな単純なことをするはずがない』という妙な信頼感(?)が生まれておりまして……」
リリアナは、手に持っていたティーカップを、わなわなと震わせた。
自分の知らないところで、アリアの人物像が、とんでもない方向に独り歩きしている。
そして、その奇妙な人物像が、自分の完璧な計画を邪魔している。
アリア本人は何もしていないのに、だ。
こんな理不尽なことが、あってたまるものか。
リリアナは、ギリッと奥歯を噛み締め次なる策略に思考を巡らせるのだった。
しかし、その中央のテーブルで開かれているお茶会は、どこか澱んだ空気に包まれていた。
「……ひどいわ。本当に、ひどすぎるわ……」
テーブルの主役であるリリアナ・ローズは、レースのハンカチで目元を押さえ、か細い声でそう呟いた。
その肩はか弱く震え、今にも泣き崩れてしまいそうだ。
彼女の周りを取り囲むのは、リリアナを信奉する数人の取り巻き令嬢たちだ。
彼女たちは、心配そうな顔でリリアナを覗き込んでいる。
「リリアナ様、どうなさったのですか?」
「また、あのアリア様から何か……?」
その言葉に、リリアナはびくりと肩を震わせ、さらに悲しげな表情を作った。
計画通りだ。
婚約破棄の後、アリアは少しも落ち込む様子を見せず、エリオット殿下でさえ、どこか上の空でアリアの動向を気にしている節がある。
このままでは、自分が手に入れたはずの勝利が、霞んでしまう。
そう考えたリリアナは、アリアの評判を完全に地に堕とすための、次なる一手を用意していた。
「……昨日、回廊で偶然アリア様にお会いしたの」
リリアナは、ぽつり、ぽつりと語り始める。
「わたくし、ご挨拶をしようとしたのだけれど……アリア様は、わたくしを睨みつけて、こう仰ったわ。『あなたのような下級貴族が、エリオット様の隣に立つなんて不相応よ』って……」
「まあ、なんてこと!」
取り巻きの一人が、わざとらしく声を上げる。
「それだけじゃないの……」
リリアナは、涙声で続ける。
「わたくしが身につけていた、母の形見のブローチを見て、『そんな安物を身につけて、王家の恥だわ』と、笑われたの……うっ、うっ……」
ついに、リリアナの瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。
その姿は、庇護欲を掻き立てる悲劇のヒロイン、そのものだった。
「挙句の果てには、『これ以上わたくしの気に障るようなら、クライネルト公爵家の力で、あなたの実家がどうなるか分からないわ』と……! もう、わたくし、怖くて……!」
その言葉に、令嬢たちの顔色が変わった。
嫉妬による嫌がらせだけではない。家の力を笠に着た、脅迫。それは、貴族社会において決して許されることではない。
「ひどすぎるわ! アリア様、少しも反省していなかったのね!」
「リリアナ様、お可哀想に……」
「これは、皆様にお知らせしなければ!」
令嬢たちは、リリアナの筋書き通りに憤り、そして使命感に燃えた。
可憐で心優しいリリアナ様を、悪逆非道なアリア様から守らなくては、と。
こうして、リリアナが捏造した「悪女アリアの脅迫事件」は、彼女たちの口を通して、瞬く間に貴族社会のサロンへと広まっていった。
……ここまでは、リリアナの計画通りだった。
◇
数日後、とある侯爵家で開かれた夜会。
噂を広めた令嬢たちは、自分たちの成果を得意げに報告し合っていた。
「ねえ、お聞きになって? アリア様が、またリリアナ様をいじめているらしいわ」
「今度は脅迫までしたんですって。本当に性根が腐っているのね」
その会話に、近くにいた別の貴婦人が、扇で口元を隠しながら割って入った。
「まあ、あのアリア様が、脅迫ですって? あの、卒業パーティーで『有り余る自由な時間』を地獄だと嘆いていらっしゃった、あの方が?」
「え?」
別のテーブルにいた恰幅の良い伯爵も、会話に加わる。
「うーむ、しかしアリア嬢といえば、最近はもっぱら下町の市場や薬草店に出没されていると聞くがな。リリアナ嬢をいじめている暇など、あるのだろうか?」
「はあ……」
近くを通りかかった騎士団の若い騎士まで、話に口を挟んできた。
「失礼。アリア様は、先日も騎士団に炭のような、いえ、大変ビターな手作りクッキーを差し入れてくださいました。とてもお優しい方ですよ。団長も絶賛でした」
「……あの」
リリアナの取り巻き令嬢たちは、だんだんと様子がおかしいことに気づき始めた。
アリアを非難する声が上がるかと思いきや、返ってくるのは、どこかピントのずれたアリアの奇行の数々だったのだ。
「そもそも、アリア様がそんな直接的な脅し方をするかしら?」
「ええ。あの方なら、もっとこう……斜め上の、我々の理解を超えた方法で嫌がらせをしてきそうだわ」
「そうね。例えば、リリアナ様の実家の庭に、夜な夜な絶滅危惧種の薬草を植えて、国の天然記念物指定にさせて手が出せなくするとか」
「ああ、ありえるわね!」
噂は、いつの間にか「アリア様ならどんな奇行に走るか」という、大喜利のような様相を呈し始めていた。
リリアナが思い描いていた、「悪女アリアへの非難」と「可哀想なリリアナへの同情」という構図は、どこにも存在しなかった。
婚約破棄以降、アリア本人が全く意図しないところで積み重ねられてきた数々の奇行伝説が、リリアナの流した悪意ある噂の信憑性を、見事に打ち砕いてしまっていたのだ。
その夜、リリアナの元に、噂を広めた令嬢が困惑しきった顔で報告に訪れた。
「リリアナ様……その、大変申し上げにくいのですが、皆様、アリア様が脅迫したという噂を、あまり信じていないようでして……」
「何ですって!?」
「むしろ、『あのアリア様がそんな単純なことをするはずがない』という妙な信頼感(?)が生まれておりまして……」
リリアナは、手に持っていたティーカップを、わなわなと震わせた。
自分の知らないところで、アリアの人物像が、とんでもない方向に独り歩きしている。
そして、その奇妙な人物像が、自分の完璧な計画を邪魔している。
アリア本人は何もしていないのに、だ。
こんな理不尽なことが、あってたまるものか。
リリアナは、ギリッと奥歯を噛み締め次なる策略に思考を巡らせるのだった。
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