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「サヴァラン、勝負だ! 俺が勝ったらブリオッシュちゃんを貰っていくぞ!」
翌日。
王宮のサロンに、エクレア殿下の元気な声が響き渡った。
彼はテーブルの上にバン!と足を乗せ(行儀が悪い)、サヴァラン様を指差して宣戦布告をした。
私はその横で、目を輝かせながら拍手を送った。
「いいですわよエクレア殿下! その意気です!」
ついに来た。
この展開を待っていたのだ。
完璧超人のサヴァラン様といえど、遊び慣れた隣国の王子相手なら、不覚を取ることもあるかもしれない。
もし彼が負ければ、「敗北を知った王子」としてプライドが傷つき、自信を喪失し、私との婚約どころではなくなるはず!
「……ふむ」
サヴァラン様は優雅に紅茶を啜りながら、面倒くさそうにエクレア殿下を見上げた。
「勝負? 君と僕で? ……時間の無駄では?」
「逃げるのかい? 天才王子」
「逃げはしないが、弱い者いじめは趣味じゃない」
「言ったなコノヤロー!」
エクレア殿下がキレた。
「いいだろう、俺が得意な『遊び』で勝負だ! これならお前も未経験だろう?」
エクレア殿下が取り出したのは、見たこともない複雑な盤上ゲームだった。
「これは我が国の裏賭博場で流行している『カオス・チェス』だ! ルールは複雑怪奇、運と心理戦がすべての闇のゲームさ!」
「へえ」
「俺はこのゲームで負けなしだ。さあ、座れよサヴァラン。……ブリオッシュちゃん、俺が勝ったら君を連れてガレット王国でハネムーンだ!」
「行ってらっしゃいませ! 全力で応援しますわ!」
私はポンポン(手作り)を振ってエールを送った。
サヴァラン様がジロリと私を見た。
「ブリオッシュ。僕が負けると思っているのかい?」
「思ってませんけど、たまには負けるところも見てみたいというか、挫折を知って人間的に成長してほしいというか!」
「なるほど。僕に『敗北』という経験をプレゼントしたいという、君なりの教育的配慮か」
「そうです!(嘘です)」
サヴァラン様はふっと笑い、席についた。
「分かった。受けて立とう。ただし、僕が勝ったら……」
彼はエクレア殿下に冷ややかな視線を送った。
「即刻、我が国から退去してもらう。二度とブリオッシュに近づかないと誓ってもらおう」
「上等だ!」
ゲームが始まった。
私は固唾を呑んで見守る。
頼むわエクレア殿下。
あなたのその「百戦錬磨の悪知恵」で、堅物王子の鼻をへし折ってやって!
◇
開始から五分後。
「……あ、あれ?」
エクレア殿下の額から、滝のような汗が流れていた。
盤面は、どう見てもサヴァラン様の圧勝ムードだ。
「な、なぜだ……! この手は俺のオリジナル戦法……読めるはずが……!」
「単純な確率論だよ」
サヴァラン様はあくびを噛み殺しながら、駒を動かした。
「君の癖、視線の動き、呼吸の乱れ。すべてが情報を発信している。それに、このルールの欠陥をつけば、必勝パターンが3通りほど構築できるね」
「る、ルールの欠陥……!?」
「ここをこうして……はい、チェックメイト」
コトッ。
サヴァラン様が最後の駒を置くと同時に、エクレア殿下の陣営が崩壊した。
瞬殺だった。
「う、嘘だろ……」
エクレア殿下が灰になった。
私はポンポンを取り落とした。
「弱い! 弱すぎますわエクレア殿下! もっと粘ってください!」
「うるさい! こいつがおかしいんだ! 初めて見るゲームを一瞬で解析するなんて、人間じゃねえ!」
エクレア殿下は涙目でテーブルを叩いた。
「次はこれだ! 『ナンパ対決』! 今から街に出て、どちらが多く女性に声をかけられるか勝負だ! 顔の良さと話術なら負けねえ!」
「……はあ。まだやるのか」
◇
場所を移して、王都の中央広場。
エクレア殿下は水を得た魚のように、道行く女性たちに声をかけまくった。
「やあ、お嬢さん。君の瞳は宝石より美しいね」
「あら、素敵な殿方……♡」
さすが「愛の狩人」。
次々と女性たちを虜にし、黄色い歓声を浴びている。
「どうだサヴァラン! 今のところ俺が15人リードだ! お前みたいな堅物に、女性の口説き方なんて……」
「……皆さん」
サヴァラン様が、一歩前に出て、ニコリと微笑んだ。
ただそれだけ。
言葉などいらなかった。
その瞬間、広場にいた全女性(とお婆ちゃんと猫)が、バタバタと失神した。
「キャーーーーッ!! サヴァラン様ぁぁぁ!!」
「尊い……! 目が合った……!」
「妊娠する……!」
広場は阿鼻叫喚の嵐に包まれた。
「……」
エクレア殿下が口をパクパクさせている。
サヴァラン様は涼しい顔で私を振り返った。
「人数を数えるまでもないね。この広場にいる全員だ」
「……反則ですわ」
私は頭を抱えた。
個別の口説きとかじゃない。
存在自体が広範囲魅了魔法(チャーム)なのよ、この人。
「くっそおおおおお! まだだ! 次は『芸術対決』だ! 俺のポエムで……」
「却下だ」
サヴァラン様がついに面倒くさくなったのか、冷たく言い放った。
「君との遊びに付き合うほど、僕は暇じゃない。……そろそろ帰ってもらおうか」
「い、嫌だ! ブリオッシュちゃんを連れて帰るまでは……!」
「往生際が悪いな」
サヴァラン様はため息をつき、指をパチンと鳴らした。
すると、影からシトロン様が現れ、大量の書類をエクレア殿下に突きつけた。
「これは……?」
「ガレット王国との通商条約の見直し案だ」
サヴァラン様は悪魔のような笑顔で告げた。
「君がこの国に滞在している間の『滞在費』『迷惑料』そして『僕の婚約者に色目を使った慰謝料』を換算して、関税を300%上乗せさせてもらった」
「さ、さんびゃく……!?」
「嫌なら今すぐ帰国して、お父上(ガレット国王)に泣きつくといい。『隣国の王子にコテンパンにされました』とな」
「……!」
エクレア殿下の顔色が青から白へ、そして透明へと変わっていく。
完全に詰んだ。
論破とか、勝負とか、そういう次元じゃなかった。
国家権力による制裁だった。
「……覚えてろよサヴァラン!」
エクレア殿下は捨て台詞を吐いて、馬車の方へダッシュした。
「ブリオッシュちゃん! 君は最高だったよ! でも俺の財布が死ぬから帰る! アデュー!!」
土煙を上げて去っていく隣国の王子。
私はその背中を、虚しい気持ちで見送った。
「……行っちゃった」
私の「国際的悪女デビュー」のチャンスが。
「さて」
サヴァラン様は私の肩を抱き、満足げに微笑んだ。
「邪魔者は消えた。これでまた、二人きりだね」
「……サヴァラン様」
「ん?」
「あなた、本当に容赦ないですね」
「君を守るためなら、世界中を敵に回しても構わないからね」
彼は私の頬にキスをした。
「それに、彼には感謝しているんだ」
「感謝?」
「ああ。彼のせいで少し嫉妬したおかげで……君への愛がさらに深まった気がする」
「いりません! その深まりいりません!」
サヴァラン様の瞳が、今まで以上に熱っぽく私を捉えている。
逆効果。
またしても逆効果だった。
ライバルをけしかけて破滅させようとしたら、ライバルが瞬殺された上に、私のヒロイン度が上がってしまった。
「さあ、城に戻ろう。今日は君のリクエスト通り、僕が勝った祝いに『敗北を知らない王子の祝賀会』をしようか」
「嫌みですかぁぁぁ!!」
私は泣きながら連行された。
教訓。
『天才に凡人が挑んでも、ただの公開処刑になるだけ』。
そして、『サヴァラン様を怒らせると、国が一つ傾く』。
……もう、私の力ではどうにもならない。
こうなったら、最後の手段。
「断罪イベント」を自作自演するしかない。
翌日。
王宮のサロンに、エクレア殿下の元気な声が響き渡った。
彼はテーブルの上にバン!と足を乗せ(行儀が悪い)、サヴァラン様を指差して宣戦布告をした。
私はその横で、目を輝かせながら拍手を送った。
「いいですわよエクレア殿下! その意気です!」
ついに来た。
この展開を待っていたのだ。
完璧超人のサヴァラン様といえど、遊び慣れた隣国の王子相手なら、不覚を取ることもあるかもしれない。
もし彼が負ければ、「敗北を知った王子」としてプライドが傷つき、自信を喪失し、私との婚約どころではなくなるはず!
「……ふむ」
サヴァラン様は優雅に紅茶を啜りながら、面倒くさそうにエクレア殿下を見上げた。
「勝負? 君と僕で? ……時間の無駄では?」
「逃げるのかい? 天才王子」
「逃げはしないが、弱い者いじめは趣味じゃない」
「言ったなコノヤロー!」
エクレア殿下がキレた。
「いいだろう、俺が得意な『遊び』で勝負だ! これならお前も未経験だろう?」
エクレア殿下が取り出したのは、見たこともない複雑な盤上ゲームだった。
「これは我が国の裏賭博場で流行している『カオス・チェス』だ! ルールは複雑怪奇、運と心理戦がすべての闇のゲームさ!」
「へえ」
「俺はこのゲームで負けなしだ。さあ、座れよサヴァラン。……ブリオッシュちゃん、俺が勝ったら君を連れてガレット王国でハネムーンだ!」
「行ってらっしゃいませ! 全力で応援しますわ!」
私はポンポン(手作り)を振ってエールを送った。
サヴァラン様がジロリと私を見た。
「ブリオッシュ。僕が負けると思っているのかい?」
「思ってませんけど、たまには負けるところも見てみたいというか、挫折を知って人間的に成長してほしいというか!」
「なるほど。僕に『敗北』という経験をプレゼントしたいという、君なりの教育的配慮か」
「そうです!(嘘です)」
サヴァラン様はふっと笑い、席についた。
「分かった。受けて立とう。ただし、僕が勝ったら……」
彼はエクレア殿下に冷ややかな視線を送った。
「即刻、我が国から退去してもらう。二度とブリオッシュに近づかないと誓ってもらおう」
「上等だ!」
ゲームが始まった。
私は固唾を呑んで見守る。
頼むわエクレア殿下。
あなたのその「百戦錬磨の悪知恵」で、堅物王子の鼻をへし折ってやって!
◇
開始から五分後。
「……あ、あれ?」
エクレア殿下の額から、滝のような汗が流れていた。
盤面は、どう見てもサヴァラン様の圧勝ムードだ。
「な、なぜだ……! この手は俺のオリジナル戦法……読めるはずが……!」
「単純な確率論だよ」
サヴァラン様はあくびを噛み殺しながら、駒を動かした。
「君の癖、視線の動き、呼吸の乱れ。すべてが情報を発信している。それに、このルールの欠陥をつけば、必勝パターンが3通りほど構築できるね」
「る、ルールの欠陥……!?」
「ここをこうして……はい、チェックメイト」
コトッ。
サヴァラン様が最後の駒を置くと同時に、エクレア殿下の陣営が崩壊した。
瞬殺だった。
「う、嘘だろ……」
エクレア殿下が灰になった。
私はポンポンを取り落とした。
「弱い! 弱すぎますわエクレア殿下! もっと粘ってください!」
「うるさい! こいつがおかしいんだ! 初めて見るゲームを一瞬で解析するなんて、人間じゃねえ!」
エクレア殿下は涙目でテーブルを叩いた。
「次はこれだ! 『ナンパ対決』! 今から街に出て、どちらが多く女性に声をかけられるか勝負だ! 顔の良さと話術なら負けねえ!」
「……はあ。まだやるのか」
◇
場所を移して、王都の中央広場。
エクレア殿下は水を得た魚のように、道行く女性たちに声をかけまくった。
「やあ、お嬢さん。君の瞳は宝石より美しいね」
「あら、素敵な殿方……♡」
さすが「愛の狩人」。
次々と女性たちを虜にし、黄色い歓声を浴びている。
「どうだサヴァラン! 今のところ俺が15人リードだ! お前みたいな堅物に、女性の口説き方なんて……」
「……皆さん」
サヴァラン様が、一歩前に出て、ニコリと微笑んだ。
ただそれだけ。
言葉などいらなかった。
その瞬間、広場にいた全女性(とお婆ちゃんと猫)が、バタバタと失神した。
「キャーーーーッ!! サヴァラン様ぁぁぁ!!」
「尊い……! 目が合った……!」
「妊娠する……!」
広場は阿鼻叫喚の嵐に包まれた。
「……」
エクレア殿下が口をパクパクさせている。
サヴァラン様は涼しい顔で私を振り返った。
「人数を数えるまでもないね。この広場にいる全員だ」
「……反則ですわ」
私は頭を抱えた。
個別の口説きとかじゃない。
存在自体が広範囲魅了魔法(チャーム)なのよ、この人。
「くっそおおおおお! まだだ! 次は『芸術対決』だ! 俺のポエムで……」
「却下だ」
サヴァラン様がついに面倒くさくなったのか、冷たく言い放った。
「君との遊びに付き合うほど、僕は暇じゃない。……そろそろ帰ってもらおうか」
「い、嫌だ! ブリオッシュちゃんを連れて帰るまでは……!」
「往生際が悪いな」
サヴァラン様はため息をつき、指をパチンと鳴らした。
すると、影からシトロン様が現れ、大量の書類をエクレア殿下に突きつけた。
「これは……?」
「ガレット王国との通商条約の見直し案だ」
サヴァラン様は悪魔のような笑顔で告げた。
「君がこの国に滞在している間の『滞在費』『迷惑料』そして『僕の婚約者に色目を使った慰謝料』を換算して、関税を300%上乗せさせてもらった」
「さ、さんびゃく……!?」
「嫌なら今すぐ帰国して、お父上(ガレット国王)に泣きつくといい。『隣国の王子にコテンパンにされました』とな」
「……!」
エクレア殿下の顔色が青から白へ、そして透明へと変わっていく。
完全に詰んだ。
論破とか、勝負とか、そういう次元じゃなかった。
国家権力による制裁だった。
「……覚えてろよサヴァラン!」
エクレア殿下は捨て台詞を吐いて、馬車の方へダッシュした。
「ブリオッシュちゃん! 君は最高だったよ! でも俺の財布が死ぬから帰る! アデュー!!」
土煙を上げて去っていく隣国の王子。
私はその背中を、虚しい気持ちで見送った。
「……行っちゃった」
私の「国際的悪女デビュー」のチャンスが。
「さて」
サヴァラン様は私の肩を抱き、満足げに微笑んだ。
「邪魔者は消えた。これでまた、二人きりだね」
「……サヴァラン様」
「ん?」
「あなた、本当に容赦ないですね」
「君を守るためなら、世界中を敵に回しても構わないからね」
彼は私の頬にキスをした。
「それに、彼には感謝しているんだ」
「感謝?」
「ああ。彼のせいで少し嫉妬したおかげで……君への愛がさらに深まった気がする」
「いりません! その深まりいりません!」
サヴァラン様の瞳が、今まで以上に熱っぽく私を捉えている。
逆効果。
またしても逆効果だった。
ライバルをけしかけて破滅させようとしたら、ライバルが瞬殺された上に、私のヒロイン度が上がってしまった。
「さあ、城に戻ろう。今日は君のリクエスト通り、僕が勝った祝いに『敗北を知らない王子の祝賀会』をしようか」
「嫌みですかぁぁぁ!!」
私は泣きながら連行された。
教訓。
『天才に凡人が挑んでも、ただの公開処刑になるだけ』。
そして、『サヴァラン様を怒らせると、国が一つ傾く』。
……もう、私の力ではどうにもならない。
こうなったら、最後の手段。
「断罪イベント」を自作自演するしかない。
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