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「いいかい、ブリオッシュちゃん。悪女には『色気』が必要だ」
隣国ガレット王国の第二王子、エクレア殿下は、ウィンクしながら言った。
場所は公爵家のサンルーム。
なぜか我が家に居座っているエクレア殿下による、『悪役令嬢・特別集中講座』が開講されていた。
「色気……ですか?」
私は首をかしげた。
「そう。男を惑わし、家庭を崩壊させ、国を傾ける……それが『傾国の美女(ファム・ファタール)』だ」
エクレア殿下は薔薇の花を一輪、口にくわえてポーズを決めた。
「サヴァランのような堅物は、君の子供っぽい悪戯を『可愛い』と思ってしまう。だからダメなんだ」
「むっ、子供っぽいとは失礼な! パン買い占めは高度な経済戦略ですわよ(結果的に)!」
「はいはい。……とにかく、彼に『この女は危険だ』『他の男の匂いがする』と思わせるんだ。嫉妬を超えて、軽蔑させるくらいにね」
なるほど。
その理屈は一理ある。
サヴァラン様は私が「何をしても許す」と言ったが、それは私が「自分だけを見ている」と思っているからだ。
もし私が、手当たり次第に他の男に色目を使う「ふしだらな女」になったら?
さすがの天才王子も、プライドが許さず婚約破棄するに違いない!
「やります! その作戦、乗りました!」
「よし、良い返事だ。……では、今夜の夜会がデビュー戦だ。君の『大人の魅力』を見せつけてやんな」
エクレア殿下はニヤリと笑った。
その笑顔が、面白がっているだけに見えるのは気のせいだろうか。
◇
その夜。王宮で開かれた夜会。
私は、かつてないほど気合の入ったドレスで会場入りした。
背中が大きく開いた、真紅のマーメイドドレス。
スリットも深く入っている。
ただし、お父様(公爵)が泣いて止めるので、スリットの下には肌色の厚手タイツを履いている。
防寒対策もバッチリだ。
「……お嬢様。その格好、遠目にはセクシーですが、近くで見ると『防寒着を着込んだ登山家』のようですよ」
執事のクロワッサンが小声で指摘する。
「黙りなさい! これは『チラリズム』という高等テクニックよ!」
私は扇子を広げ、獲物を探した。
今日のミッションは、『高官たちにボディタッチをして、意味深な言葉を囁き、サヴァラン様に浮気現場を目撃させること』だ。
「ターゲット確認。……あそこにいるのは、財務大臣のポトフ伯爵ね」
恰幅の良い、初老の紳士だ。
国の金庫番である彼を籠絡すれば、間違いなく「国を揺るがすスキャンダル」になる。
「行ってくるわ。見てなさい、私の妖艶な手管を!」
私は肩で風を切って歩き出した。
ポトフ伯爵は、壁際でグラスを片手に渋い顔をしていた。
私は背後から忍び寄り、ねっとりとした声を出した。
「ごきげんよう……ポトフ様ぁ……」
「ん? おや、これはブリオッシュ様」
伯爵が振り返る。
私はすかさず、彼の方に体を預け……ようとして、体幹が良すぎて踏ん張ってしまい、単なるタックルになりかけた。
「おっと! 大丈夫ですか?」
「ふふふ……わざとですわ」
私は強引に彼の腕に自分の手を絡ませた。
「ねえ、ポトフ様。……最近、お疲れじゃありません?」
上目遣い。
エクレア殿下直伝の「男を狂わせる視線(キラー・アイ)」だ。
しかし、ポトフ伯爵はきょとんとしている。
「はあ、まあ決算期ですので肩が凝りますな」
「でしょう? ……わたくし、癒やして差し上げましょうか?」
私は彼に密着し、耳元で囁いた。
「あなたの……カチコチになったところ……ほぐしてあげたいわ……」
どうだ!
この卑猥かつ意味深なセリフ!
これを聞かれたら一発アウトよ!
「えっ、本当ですか!?」
ポトフ伯爵の顔が輝いた。
「いやあ、実はここ数日、四十肩がひどくて腕も上がらなくて……! ブリオッシュ様はマッサージも得意なのですか?」
「……はい?」
「お願いします! ここ! この肩甲骨の裏側が死ぬほど痛いんです!」
伯爵は私の手を取り、自分の背中に誘導した。
違う。
そうじゃない。
私は色仕掛けをしているのであって、整体師になったわけじゃないのよ。
でも、目の前に「凝り固まった筋肉」があると、つい指が動いてしまうのが私の悲しい性(さが)。
「……ここですか?」
グイッ。
親指でツボを押す。
「あだだだだッ!? そ、そこです! 効くぅぅぅ!」
「まったく、リンパが詰まってますわよ。老廃物が溜まりすぎですわ」
「うおおお! ゴッドハンド! ブリオッシュ様、あなたは神ですか!」
気がつけば、私は財務大臣の背中を全力で揉みほぐしていた。
ドレス姿で。
壁際で。
「ああっ、そこ! イイっ! イッちゃいます!」
伯爵が変な声を上げるので、周囲の視線が集まってくる。
しめしめ、誤解されるチャンスよ!
「あら、財務大臣ったら大胆な声を……♡」
私が艶っぽく(棒読みで)言ったその時だ。
「――何をしている」
氷点下の声。
背筋が凍る。
ゆっくり振り返ると、サヴァラン様が仁王立ちしていた。
その横には、ニヤニヤ笑うエクレア殿下もいる。
「サ、サヴァラン様!」
「僕の婚約者が、財務大臣と壁際で……『イイ』とか『イッちゃう』とか……」
サヴァラン様の瞳からハイライトが消えている。
やった!
ついに嫉妬した!
軽蔑した!
「そうですわ! わたくし、ポトフ様と不純な異性交遊を……」
「おお、殿下!」
ポトフ伯爵が、ブンブンと腕を回しながら叫んだ。
「見てください! 腕が! 腕が上がりますぞ!」
「……は?」
「長年苦しんだ四十肩が、ブリオッシュ様の黄金の指によって完治しました! まさに奇跡! 彼女は国の医療の希望です!」
伯爵はラジオ体操のように激しく腕を回転させた。
サヴァラン様が、ポカンと口を開けた。
そして、ゆっくりと私を見た。
「……ブリオッシュ。君は、彼を誘惑していたのではなく……治療していたのか?」
「ち、違います! 誘惑の一環として、スキンシップを図ったら、ついツボに入ってしまって……!」
「なんて慈悲深いんだ」
サヴァラン様が額に手を当てた。
「普通、夜会で年配の男性に言い寄られたら逃げるものだ。だが君は、彼の体の不調を一瞬で見抜き、自らの手を汚して(揉んで)救済した……」
「汚してないです! ちゃんとハンカチ当てました!」
「しかも、あえて『不純な関係』に見えるように振る舞うことで、大臣の『老い』というプライドを傷つけないよう配慮したんだね?」
「解釈が高度すぎる!!」
サヴァラン様は感動に打ち震えながら、私を抱きしめた。
「すごいよブリオッシュ。君は『癒やしの聖母』だ。財務大臣の健康を守ることは、すなわち国家財政を守ること。君はまたしても国を救ったんだ!」
「違うのぉぉぉ! 私は国を傾けたかったのぉぉぉ!」
私の叫びは、またしても周囲の拍手にかき消された。
「さすがブリオッシュ様だ」
「俺も揉んでほしい」
「私も腰が……」
高官たちが列を作り始める。
「やめて! 私は整体師じゃないの! ……あ、そこは坐骨神経痛ですね。ちょっと強めに押しますよ」
「あひぃぃぃ! 最高ですぅぅ!」
結局。
私はその夜、十人以上の高官たちの肩こりと腰痛を完治させた。
エクレア殿下は、腹を抱えて笑い転げていた。
「あははは! 『傾国の美女』じゃなくて『建国の整体師』になっちゃったね!」
「笑い事じゃありませんわ!」
夜会が終わる頃には、私はクタクタになっていた。
指が痛い。
ヒールで踏ん張った足も痛い。
「……お疲れ様、ブリオッシュ」
サヴァラン様が、優しく私の手をマッサージしてくれた。
その手つきは、悔しいけれど極上だった。
「君が他の男に触れるのは面白くないが……まあ、医療行為なら許そう」
「医療じゃありません……不貞行為です……」
「はいはい。……でも、次は僕だけにしてくれよ?」
彼は私の指先に口づけをして、蕩けるような笑顔を見せた。
「僕だって、君に触られたい箇所はいっぱいあるんだから」
「ッ!?」
意味深!
今のセリフ、すごく意味深ですわよサヴァラン様!
私は顔から火が出る思いで、彼の手を振り払った(でも優しく)。
第12話の教訓。
『下心を持って男に近づいても、なぜかホスピタリティが勝ってしまう』。
私の手は、人を破滅させるより、凝りをほぐすのに向いているらしい。
……いや、諦めない。
次こそは、精神的なダメージを与えてやるんだから!
隣国ガレット王国の第二王子、エクレア殿下は、ウィンクしながら言った。
場所は公爵家のサンルーム。
なぜか我が家に居座っているエクレア殿下による、『悪役令嬢・特別集中講座』が開講されていた。
「色気……ですか?」
私は首をかしげた。
「そう。男を惑わし、家庭を崩壊させ、国を傾ける……それが『傾国の美女(ファム・ファタール)』だ」
エクレア殿下は薔薇の花を一輪、口にくわえてポーズを決めた。
「サヴァランのような堅物は、君の子供っぽい悪戯を『可愛い』と思ってしまう。だからダメなんだ」
「むっ、子供っぽいとは失礼な! パン買い占めは高度な経済戦略ですわよ(結果的に)!」
「はいはい。……とにかく、彼に『この女は危険だ』『他の男の匂いがする』と思わせるんだ。嫉妬を超えて、軽蔑させるくらいにね」
なるほど。
その理屈は一理ある。
サヴァラン様は私が「何をしても許す」と言ったが、それは私が「自分だけを見ている」と思っているからだ。
もし私が、手当たり次第に他の男に色目を使う「ふしだらな女」になったら?
さすがの天才王子も、プライドが許さず婚約破棄するに違いない!
「やります! その作戦、乗りました!」
「よし、良い返事だ。……では、今夜の夜会がデビュー戦だ。君の『大人の魅力』を見せつけてやんな」
エクレア殿下はニヤリと笑った。
その笑顔が、面白がっているだけに見えるのは気のせいだろうか。
◇
その夜。王宮で開かれた夜会。
私は、かつてないほど気合の入ったドレスで会場入りした。
背中が大きく開いた、真紅のマーメイドドレス。
スリットも深く入っている。
ただし、お父様(公爵)が泣いて止めるので、スリットの下には肌色の厚手タイツを履いている。
防寒対策もバッチリだ。
「……お嬢様。その格好、遠目にはセクシーですが、近くで見ると『防寒着を着込んだ登山家』のようですよ」
執事のクロワッサンが小声で指摘する。
「黙りなさい! これは『チラリズム』という高等テクニックよ!」
私は扇子を広げ、獲物を探した。
今日のミッションは、『高官たちにボディタッチをして、意味深な言葉を囁き、サヴァラン様に浮気現場を目撃させること』だ。
「ターゲット確認。……あそこにいるのは、財務大臣のポトフ伯爵ね」
恰幅の良い、初老の紳士だ。
国の金庫番である彼を籠絡すれば、間違いなく「国を揺るがすスキャンダル」になる。
「行ってくるわ。見てなさい、私の妖艶な手管を!」
私は肩で風を切って歩き出した。
ポトフ伯爵は、壁際でグラスを片手に渋い顔をしていた。
私は背後から忍び寄り、ねっとりとした声を出した。
「ごきげんよう……ポトフ様ぁ……」
「ん? おや、これはブリオッシュ様」
伯爵が振り返る。
私はすかさず、彼の方に体を預け……ようとして、体幹が良すぎて踏ん張ってしまい、単なるタックルになりかけた。
「おっと! 大丈夫ですか?」
「ふふふ……わざとですわ」
私は強引に彼の腕に自分の手を絡ませた。
「ねえ、ポトフ様。……最近、お疲れじゃありません?」
上目遣い。
エクレア殿下直伝の「男を狂わせる視線(キラー・アイ)」だ。
しかし、ポトフ伯爵はきょとんとしている。
「はあ、まあ決算期ですので肩が凝りますな」
「でしょう? ……わたくし、癒やして差し上げましょうか?」
私は彼に密着し、耳元で囁いた。
「あなたの……カチコチになったところ……ほぐしてあげたいわ……」
どうだ!
この卑猥かつ意味深なセリフ!
これを聞かれたら一発アウトよ!
「えっ、本当ですか!?」
ポトフ伯爵の顔が輝いた。
「いやあ、実はここ数日、四十肩がひどくて腕も上がらなくて……! ブリオッシュ様はマッサージも得意なのですか?」
「……はい?」
「お願いします! ここ! この肩甲骨の裏側が死ぬほど痛いんです!」
伯爵は私の手を取り、自分の背中に誘導した。
違う。
そうじゃない。
私は色仕掛けをしているのであって、整体師になったわけじゃないのよ。
でも、目の前に「凝り固まった筋肉」があると、つい指が動いてしまうのが私の悲しい性(さが)。
「……ここですか?」
グイッ。
親指でツボを押す。
「あだだだだッ!? そ、そこです! 効くぅぅぅ!」
「まったく、リンパが詰まってますわよ。老廃物が溜まりすぎですわ」
「うおおお! ゴッドハンド! ブリオッシュ様、あなたは神ですか!」
気がつけば、私は財務大臣の背中を全力で揉みほぐしていた。
ドレス姿で。
壁際で。
「ああっ、そこ! イイっ! イッちゃいます!」
伯爵が変な声を上げるので、周囲の視線が集まってくる。
しめしめ、誤解されるチャンスよ!
「あら、財務大臣ったら大胆な声を……♡」
私が艶っぽく(棒読みで)言ったその時だ。
「――何をしている」
氷点下の声。
背筋が凍る。
ゆっくり振り返ると、サヴァラン様が仁王立ちしていた。
その横には、ニヤニヤ笑うエクレア殿下もいる。
「サ、サヴァラン様!」
「僕の婚約者が、財務大臣と壁際で……『イイ』とか『イッちゃう』とか……」
サヴァラン様の瞳からハイライトが消えている。
やった!
ついに嫉妬した!
軽蔑した!
「そうですわ! わたくし、ポトフ様と不純な異性交遊を……」
「おお、殿下!」
ポトフ伯爵が、ブンブンと腕を回しながら叫んだ。
「見てください! 腕が! 腕が上がりますぞ!」
「……は?」
「長年苦しんだ四十肩が、ブリオッシュ様の黄金の指によって完治しました! まさに奇跡! 彼女は国の医療の希望です!」
伯爵はラジオ体操のように激しく腕を回転させた。
サヴァラン様が、ポカンと口を開けた。
そして、ゆっくりと私を見た。
「……ブリオッシュ。君は、彼を誘惑していたのではなく……治療していたのか?」
「ち、違います! 誘惑の一環として、スキンシップを図ったら、ついツボに入ってしまって……!」
「なんて慈悲深いんだ」
サヴァラン様が額に手を当てた。
「普通、夜会で年配の男性に言い寄られたら逃げるものだ。だが君は、彼の体の不調を一瞬で見抜き、自らの手を汚して(揉んで)救済した……」
「汚してないです! ちゃんとハンカチ当てました!」
「しかも、あえて『不純な関係』に見えるように振る舞うことで、大臣の『老い』というプライドを傷つけないよう配慮したんだね?」
「解釈が高度すぎる!!」
サヴァラン様は感動に打ち震えながら、私を抱きしめた。
「すごいよブリオッシュ。君は『癒やしの聖母』だ。財務大臣の健康を守ることは、すなわち国家財政を守ること。君はまたしても国を救ったんだ!」
「違うのぉぉぉ! 私は国を傾けたかったのぉぉぉ!」
私の叫びは、またしても周囲の拍手にかき消された。
「さすがブリオッシュ様だ」
「俺も揉んでほしい」
「私も腰が……」
高官たちが列を作り始める。
「やめて! 私は整体師じゃないの! ……あ、そこは坐骨神経痛ですね。ちょっと強めに押しますよ」
「あひぃぃぃ! 最高ですぅぅ!」
結局。
私はその夜、十人以上の高官たちの肩こりと腰痛を完治させた。
エクレア殿下は、腹を抱えて笑い転げていた。
「あははは! 『傾国の美女』じゃなくて『建国の整体師』になっちゃったね!」
「笑い事じゃありませんわ!」
夜会が終わる頃には、私はクタクタになっていた。
指が痛い。
ヒールで踏ん張った足も痛い。
「……お疲れ様、ブリオッシュ」
サヴァラン様が、優しく私の手をマッサージしてくれた。
その手つきは、悔しいけれど極上だった。
「君が他の男に触れるのは面白くないが……まあ、医療行為なら許そう」
「医療じゃありません……不貞行為です……」
「はいはい。……でも、次は僕だけにしてくれよ?」
彼は私の指先に口づけをして、蕩けるような笑顔を見せた。
「僕だって、君に触られたい箇所はいっぱいあるんだから」
「ッ!?」
意味深!
今のセリフ、すごく意味深ですわよサヴァラン様!
私は顔から火が出る思いで、彼の手を振り払った(でも優しく)。
第12話の教訓。
『下心を持って男に近づいても、なぜかホスピタリティが勝ってしまう』。
私の手は、人を破滅させるより、凝りをほぐすのに向いているらしい。
……いや、諦めない。
次こそは、精神的なダメージを与えてやるんだから!
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