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「いいこと? クロワッサン。敗北とは、新たな戦いの始まりなのよ」
公爵邸の私の部屋。
姿見の前で、ドレスの採寸をされながら私は熱く語っていた。
「敗北、ですか。……先日、殿下にプロポーズされて『はい』と答えた件のことでしょうか」
「そうよ! あれは私の完全敗北よ! 『婚約破棄』という崇高な目標が、脆くも崩れ去った瞬間だったわ!」
私は拳を握りしめた。
悔しい。
あの時のサヴァラン様の「君じゃなきゃダメだ」という言葉と、破壊力抜群の笑顔。
あれに絆されて頷いてしまった自分自身のチョロさが悔しい。
「でもね、私はただでは起きないわ。……妻になるからには、とことん彼を振り回してやるの」
「ほう」
「彼が言ったのよ。『死ぬまで僕の人生を面白くしろ』って。……なら、望み通りにしてやるわ! 毎日がジェットコースターのような、スリリングでカオスな結婚生活を送らせてやるんだから!」
私は鏡の中の自分に向かって不敵に笑った。
「手始めに、結婚式よ! ……普通の幸せな結婚式なんて挙げないわ。参列者全員が震え上がるような、恐ろしい式にするのよ!」
「……例えば?」
「テーマは『暗黒のミサ』よ!」
「縁起でもない」
クロワッサンが呆れてメジャーを巻き取った。
「結婚式とは、二人の門出を祝う神聖な儀式です。ミサは却下されますよ」
「甘いわね。……見てなさい。衣装、料理、招待状……すべてにおいて私の『悪の美学』を貫いてみせるわ!」
◇
数時間後。
王宮の一室で、結婚式の打ち合わせが行われた。
テーブルを挟んで向かい合うのは、私とサヴァラン様。
そして、戦々恐々とする式場スタッフたちだ。
「……では、まずは招待状のデザインから決めましょう」
スタッフがおずおずとカタログを差し出す。
白い鳩、ピンクの花、金の縁取り……どれも平和ボケしたデザインばかりだ。
「却下よ!」
私はカタログを閉じた。
「私の希望はこちらですわ!」
私が取り出したのは、自作のサンプルだ。
真っ黒な紙に、赤黒いインク(血文字に見えるように調整した)で書かれた文字。
そして、封蝋はドクロマーク。
「名付けて『地獄への招待状(インビテーション・トゥ・ヘル)』! 受け取った瞬間、背筋が凍るような恐怖を与えたいの!」
スタッフが絶句する。
「こ、これは……まるで果たし状というか、殺人予告というか……」
「いいえ、素敵だ」
サヴァラン様が、サンプルを手に取り、うっとりと眺めた。
「えっ」
「黒字に赤……。これは『闇の中で燃え上がる情熱』の表現だね? そしてドクロは『死が二人を分かつまで』という永遠の誓いのメタファーだ。……なんてロックなんだ、ブリオッシュ」
「……へ?」
「採用だ。このデザインで行こう。ただし、インクには金粉を混ぜて『高貴な殺意(ロイヤル・キリング)』を演出しようか」
「採用されちゃった!?」
スタッフたちが震えながらメモを取る。
「つ、次は……ウェディングケーキのデザインですが……」
「もちろん、毒々しい色にするわ!」
私は鼻息荒く提案した。
「全体を紫色のクリームでコーティングし、トッピングには目玉ゼリーと、骨の形をしたクッキーを散りばめるの! 切った断面からは、真っ赤なソースがドロリと溢れ出す仕様よ!」
どうだ!
これなら食欲減退間違いなし!
ケーキ入刀の瞬間に悲鳴が上がるはず!
「素晴らしい」
サヴァラン様が即答した。
「紫色は『高貴』の象徴。目玉は『真実を見抜く目』。そして赤いソースは『生命の鼓動』だね。……前衛的(アバンギャルド)なアートだ。現代美術館に飾れるレベルだよ」
「アートじゃないです! グロテスクを狙ったんです!」
「味は最高級のブルーベリーとラズベリーを使えばいい。見た目はホラー、味は極上。……そのギャップこそが、君という人間そのものだね」
サヴァラン様は愛おしそうに私を見た。
「君のアイデアは、いつも僕の想像を超えてくる。……最高だよ」
「くっ……!」
またしても。
私の悪趣味な提案が、すべて「芸術的センス」として肯定されていく。
この男、私のこと好きすぎない?
「……では、最後に」
私は最後の切り札を切ることにした。
「ドレスですわ」
これだけは譲れない。
「私は……『純白』なんて着ません」
「ほう?」
「悪役令嬢の色は『黒』! 漆黒のドレスを着ますわ! 喪服のような、あるいは魔女のような、不吉な黒いドレスでバージンロードを歩くのよ!」
花嫁=白。
この常識を覆すことこそ、最大の反逆。
サヴァラン様も、黒いドレスの隣に立つのは嫌がるはずだ。
「……なるほど、黒か」
サヴァラン様は顎に手を当てて考え込んだ。
よし、迷っている!
「いいでしょう、サヴァラン様。嫌なら婚約破棄を……」
「いや、惜しいな」
「え?」
「黒も似合うだろうが……君の『悪役としての格』を表現するには、少し弱い」
「弱い?」
サヴァラン様は立ち上がり、私の前に回った。
そして、真剣な眼差しで言った。
「いいかい、ブリオッシュ。黒は『何ものにも染まらない色』と言われるが、それは守りの色だ」
「守り?」
「真の支配者は、全ての色を内包し、反射する。……つまり『白』だ」
「は?」
サヴァラン様の天才的屁理屈講座が始まった。
「光の三原色を混ぜると白になる。つまり白とは『全属性』なんだ。君が悪役として世界を支配するなら、全ての色を跳ね返す最強の色……『アルティメット・ホワイト』を着るべきだ!」
「あるてぃめっと……?」
「それに、僕が君を『僕色に染める』なんて陳腐なことは言わせない。君は白を着て、誰にも染まらず、逆にその輝きで周囲を焼き尽くすんだ! 『純白の破壊光線(ホワイト・レーザー)』のように!」
「破壊光線!?」
「どうだい? 黒いドレスで『闇』に紛れるより、白いドレスで『光』の暴力として君臨する方が、より悪役らしくないか?」
「……」
私は口を開けて固まった。
悔しい。
悔しいけれど、説得力がある気がしてしまう。
光の暴力。
誰も直視できないほどの輝きで、参列者の目を焼き尽くす花嫁。
「……そ、そうね」
私はゴクリと唾を飲んだ。
「確かに、コソコソと黒を着るより、堂々と白を着て『どうよ! 私が主役よ!』と威圧する方が、ふてぶてしくて素敵かも……」
「だろう?」
サヴァラン様はニッコリ笑った。
「じゃあ、ドレスは『白』で決定だ。ただし、デザインは君の好きにしていい。トゲとかつけてもいいよ」
「トゲはつけませんけど! ……分かりましたわ、あなたの理屈に乗ってあげます!」
私は腕組みをしてふんぞり返った。
「ただし! 普通の白じゃありませんわよ! 目が潰れるくらいギラギラの、装飾過多なドレスにしてやりますから!」
「望むところだ」
◇
打ち合わせが終わった後。
私たちは王宮の庭園を散歩していた。
「……ねえ、サヴァラン様」
「ん?」
「私、本当にいいんですか? こんな……変なことばかり言う花嫁で」
ふと、不安になった。
ドクロの招待状に、目玉のケーキ。
面白がってくれているけれど、本当にこれで国の行事として大丈夫なのだろうか。
サヴァラン様は足を止め、私の顔を覗き込んだ。
「ブリオッシュ。……君はまだ、自分の価値を過小評価しているね」
「だって……」
「君が選んだものは、結果としてすべて『成功』する。僕はそれを知っている」
彼は私の手を握った。
「ドクロの招待状は『死ぬ気で愛し合う覚悟』として若者たちの間で流行するだろう。目玉のケーキは『インスタ映え(肖像画映え)』すると話題になるだろう」
「……」
「君がやることは、すべて新しいスタンダードになる。……だから、迷わずに暴れてくれ。君が作った道を、僕が舗装して『王道』にするから」
なんてことだ。
この人は、私が泥道を走っても、それを黄金のロードに変えてしまうつもりだ。
「……敵わないわ」
私は溜息をつき、そして笑った。
「分かりました。……観念します」
「何を?」
「私は一生、あなたの『最高の暇つぶし相手』として、その期待に応え続けるってことです」
私は彼の手を握り返した。
「覚悟していてくださいね。式当日は、もっと驚かせてやりますから」
「ああ、楽しみにしている」
夕日が私たちを照らす。
公爵邸の私の部屋。
姿見の前で、ドレスの採寸をされながら私は熱く語っていた。
「敗北、ですか。……先日、殿下にプロポーズされて『はい』と答えた件のことでしょうか」
「そうよ! あれは私の完全敗北よ! 『婚約破棄』という崇高な目標が、脆くも崩れ去った瞬間だったわ!」
私は拳を握りしめた。
悔しい。
あの時のサヴァラン様の「君じゃなきゃダメだ」という言葉と、破壊力抜群の笑顔。
あれに絆されて頷いてしまった自分自身のチョロさが悔しい。
「でもね、私はただでは起きないわ。……妻になるからには、とことん彼を振り回してやるの」
「ほう」
「彼が言ったのよ。『死ぬまで僕の人生を面白くしろ』って。……なら、望み通りにしてやるわ! 毎日がジェットコースターのような、スリリングでカオスな結婚生活を送らせてやるんだから!」
私は鏡の中の自分に向かって不敵に笑った。
「手始めに、結婚式よ! ……普通の幸せな結婚式なんて挙げないわ。参列者全員が震え上がるような、恐ろしい式にするのよ!」
「……例えば?」
「テーマは『暗黒のミサ』よ!」
「縁起でもない」
クロワッサンが呆れてメジャーを巻き取った。
「結婚式とは、二人の門出を祝う神聖な儀式です。ミサは却下されますよ」
「甘いわね。……見てなさい。衣装、料理、招待状……すべてにおいて私の『悪の美学』を貫いてみせるわ!」
◇
数時間後。
王宮の一室で、結婚式の打ち合わせが行われた。
テーブルを挟んで向かい合うのは、私とサヴァラン様。
そして、戦々恐々とする式場スタッフたちだ。
「……では、まずは招待状のデザインから決めましょう」
スタッフがおずおずとカタログを差し出す。
白い鳩、ピンクの花、金の縁取り……どれも平和ボケしたデザインばかりだ。
「却下よ!」
私はカタログを閉じた。
「私の希望はこちらですわ!」
私が取り出したのは、自作のサンプルだ。
真っ黒な紙に、赤黒いインク(血文字に見えるように調整した)で書かれた文字。
そして、封蝋はドクロマーク。
「名付けて『地獄への招待状(インビテーション・トゥ・ヘル)』! 受け取った瞬間、背筋が凍るような恐怖を与えたいの!」
スタッフが絶句する。
「こ、これは……まるで果たし状というか、殺人予告というか……」
「いいえ、素敵だ」
サヴァラン様が、サンプルを手に取り、うっとりと眺めた。
「えっ」
「黒字に赤……。これは『闇の中で燃え上がる情熱』の表現だね? そしてドクロは『死が二人を分かつまで』という永遠の誓いのメタファーだ。……なんてロックなんだ、ブリオッシュ」
「……へ?」
「採用だ。このデザインで行こう。ただし、インクには金粉を混ぜて『高貴な殺意(ロイヤル・キリング)』を演出しようか」
「採用されちゃった!?」
スタッフたちが震えながらメモを取る。
「つ、次は……ウェディングケーキのデザインですが……」
「もちろん、毒々しい色にするわ!」
私は鼻息荒く提案した。
「全体を紫色のクリームでコーティングし、トッピングには目玉ゼリーと、骨の形をしたクッキーを散りばめるの! 切った断面からは、真っ赤なソースがドロリと溢れ出す仕様よ!」
どうだ!
これなら食欲減退間違いなし!
ケーキ入刀の瞬間に悲鳴が上がるはず!
「素晴らしい」
サヴァラン様が即答した。
「紫色は『高貴』の象徴。目玉は『真実を見抜く目』。そして赤いソースは『生命の鼓動』だね。……前衛的(アバンギャルド)なアートだ。現代美術館に飾れるレベルだよ」
「アートじゃないです! グロテスクを狙ったんです!」
「味は最高級のブルーベリーとラズベリーを使えばいい。見た目はホラー、味は極上。……そのギャップこそが、君という人間そのものだね」
サヴァラン様は愛おしそうに私を見た。
「君のアイデアは、いつも僕の想像を超えてくる。……最高だよ」
「くっ……!」
またしても。
私の悪趣味な提案が、すべて「芸術的センス」として肯定されていく。
この男、私のこと好きすぎない?
「……では、最後に」
私は最後の切り札を切ることにした。
「ドレスですわ」
これだけは譲れない。
「私は……『純白』なんて着ません」
「ほう?」
「悪役令嬢の色は『黒』! 漆黒のドレスを着ますわ! 喪服のような、あるいは魔女のような、不吉な黒いドレスでバージンロードを歩くのよ!」
花嫁=白。
この常識を覆すことこそ、最大の反逆。
サヴァラン様も、黒いドレスの隣に立つのは嫌がるはずだ。
「……なるほど、黒か」
サヴァラン様は顎に手を当てて考え込んだ。
よし、迷っている!
「いいでしょう、サヴァラン様。嫌なら婚約破棄を……」
「いや、惜しいな」
「え?」
「黒も似合うだろうが……君の『悪役としての格』を表現するには、少し弱い」
「弱い?」
サヴァラン様は立ち上がり、私の前に回った。
そして、真剣な眼差しで言った。
「いいかい、ブリオッシュ。黒は『何ものにも染まらない色』と言われるが、それは守りの色だ」
「守り?」
「真の支配者は、全ての色を内包し、反射する。……つまり『白』だ」
「は?」
サヴァラン様の天才的屁理屈講座が始まった。
「光の三原色を混ぜると白になる。つまり白とは『全属性』なんだ。君が悪役として世界を支配するなら、全ての色を跳ね返す最強の色……『アルティメット・ホワイト』を着るべきだ!」
「あるてぃめっと……?」
「それに、僕が君を『僕色に染める』なんて陳腐なことは言わせない。君は白を着て、誰にも染まらず、逆にその輝きで周囲を焼き尽くすんだ! 『純白の破壊光線(ホワイト・レーザー)』のように!」
「破壊光線!?」
「どうだい? 黒いドレスで『闇』に紛れるより、白いドレスで『光』の暴力として君臨する方が、より悪役らしくないか?」
「……」
私は口を開けて固まった。
悔しい。
悔しいけれど、説得力がある気がしてしまう。
光の暴力。
誰も直視できないほどの輝きで、参列者の目を焼き尽くす花嫁。
「……そ、そうね」
私はゴクリと唾を飲んだ。
「確かに、コソコソと黒を着るより、堂々と白を着て『どうよ! 私が主役よ!』と威圧する方が、ふてぶてしくて素敵かも……」
「だろう?」
サヴァラン様はニッコリ笑った。
「じゃあ、ドレスは『白』で決定だ。ただし、デザインは君の好きにしていい。トゲとかつけてもいいよ」
「トゲはつけませんけど! ……分かりましたわ、あなたの理屈に乗ってあげます!」
私は腕組みをしてふんぞり返った。
「ただし! 普通の白じゃありませんわよ! 目が潰れるくらいギラギラの、装飾過多なドレスにしてやりますから!」
「望むところだ」
◇
打ち合わせが終わった後。
私たちは王宮の庭園を散歩していた。
「……ねえ、サヴァラン様」
「ん?」
「私、本当にいいんですか? こんな……変なことばかり言う花嫁で」
ふと、不安になった。
ドクロの招待状に、目玉のケーキ。
面白がってくれているけれど、本当にこれで国の行事として大丈夫なのだろうか。
サヴァラン様は足を止め、私の顔を覗き込んだ。
「ブリオッシュ。……君はまだ、自分の価値を過小評価しているね」
「だって……」
「君が選んだものは、結果としてすべて『成功』する。僕はそれを知っている」
彼は私の手を握った。
「ドクロの招待状は『死ぬ気で愛し合う覚悟』として若者たちの間で流行するだろう。目玉のケーキは『インスタ映え(肖像画映え)』すると話題になるだろう」
「……」
「君がやることは、すべて新しいスタンダードになる。……だから、迷わずに暴れてくれ。君が作った道を、僕が舗装して『王道』にするから」
なんてことだ。
この人は、私が泥道を走っても、それを黄金のロードに変えてしまうつもりだ。
「……敵わないわ」
私は溜息をつき、そして笑った。
「分かりました。……観念します」
「何を?」
「私は一生、あなたの『最高の暇つぶし相手』として、その期待に応え続けるってことです」
私は彼の手を握り返した。
「覚悟していてくださいね。式当日は、もっと驚かせてやりますから」
「ああ、楽しみにしている」
夕日が私たちを照らす。
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