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「ごめんください。……世界を滅ぼす相談に参りました」
翌日の昼下がり。
公爵邸の私の部屋に、とんでもない訪問者が現れた。
昨日のフェスで出会った謎の美女、隣国の聖女ヴィオレットだ。
彼女は優雅に紅茶を飲みながら、物騒なことをサラッと言った。
「……はい? 今なんと?」
私はマカロンを取り落とした。
「ですから、世界征服の勧誘です」
ヴィオレット様は、慈愛に満ちた聖女の微笑みで答えた。
「昨日のタライ落下……あれを見て確信しましたわ。あなたには、既存の秩序を破壊する『魔女』の才能があると」
「い、いや、あれは演出で……」
「謙遜なさらなくて結構です。……この国は窮屈でしょう? あなたの破壊衝動(パッション)を受け止めるには、器が小さすぎます」
彼女は身を乗り出し、私の手を取った。
その瞳は、深淵のように暗く、そして熱く輝いている。
「私と一緒に来ませんか? 私の祖国には『魔王復活プロジェクト』という素敵な研究機関がありますの。そこであなたの『タライ理論』を応用して、物理的に大陸を沈める兵器を開発しましょう」
「ガチの悪党じゃないですかぁぁぁ!!」
私は絶叫して手を引っ込めた。
聖女って何?
この世界の聖女は、みんな頭のネジが飛んでいるの?
「誤解しないでください。私は世界を『更地』にして、理想郷(ユートピア)を一から作り直したいだけです。……ね? 悪役志望のあなたなら、この壮大なロマンが分かるでしょう?」
「分かりません! 私の悪役活動は『パンを買い占める』とか『花壇を抜く』とか、もっと可愛らしいレベルなんです!」
「あら、残念。……でも、素質はあるのに」
ヴィオレット様はため息をついた。
「では、力尽くで連れて行くしかありませんね。あなたは貴重な『カオス因子』ですから」
彼女が指をパチンと鳴らすと、部屋の窓ガラスがガシャンと割れ、黒服の戦闘員(シスター服を着たマッチョ)たちが雪崩れ込んできた。
「ひぃっ! 誘拐パート2!?」
「さあ、参りましょう。新世界の神になるのです」
マッチョなシスターたちが私を取り囲む。
絶体絶命。
またしても、私の意思とは無関係にハードな展開に巻き込まれるのか。
「――お断りだ」
その時。
部屋のドアが静かに開き、冷徹な声が響いた。
「サ、サヴァラン様!」
そこには、いつもの王太子の正装ではなく、ラフなシャツ姿のサヴァラン様が立っていた。
手には剣も魔法の杖も持っていない。
ただ、その身一つ。
けれど、その全身から放たれる『王者の覇気』だけで、マッチョなシスターたちがビクリと動きを止めた。
「……おや、サヴァラン殿下」
ヴィオレット様が優雅に微笑む。
「お邪魔しております。あなたの婚約者を、少しばかりスカウトに来たのですが」
「お引取り願おうか、隣国の聖女殿」
サヴァラン様は部屋に入ると、迷わず私の隣に立ち、腰を抱き寄せた。
「彼女は世界を滅ぼす魔女にはなれないよ」
「なぜです? あんなに素晴らしい破壊の才能があるのに」
「彼女の破壊は、愛に基づいているからだ」
サヴァラン様は断言した。
「彼女がタライを落とすのは、僕を笑わせたいからだ。パンを買い占めるのは、僕に構ってほしいからだ。……その根底にあるのは『破壊』ではなく『求愛』だ」
「……っ!」
私は顔を真っ赤にした。
「違います! 悪意です!」
「否定しなくていい」
サヴァラン様はヴィオレット様を真っ直ぐに見据えた。
「君の求める『無慈悲な破壊者』は、ここにはいない。ここにいるのは、不器用で、愛らしくて、少しばかりタライが好きな、ただの僕の婚約者だ」
「……ふふ」
ヴィオレット様は目を細めた。
「愛、ですか。……つまらない答えですわね」
「天才にとっては、愛こそが最大の難問であり、最高の娯楽だよ」
「……なるほど」
ヴィオレット様は立ち上がった。
「どうやら、付け入る隙はないようですわね。……今回は諦めますわ」
彼女はあっさりと引き下がった。
「でも、覚えておいてくださいませ。もしあなたが彼女を退屈させたら……いつでも私がさらいに来ますから」
「肝に銘じておこう」
ヴィオレット様とマッチョシスター軍団は、嵐のように去っていった。
残されたのは、割れた窓ガラスと、私とサヴァラン様だけ。
静寂が戻る。
「……はあ、びっくりした」
私はへなへなと座り込んだ。
「サヴァラン様、ありがとうございます。また助けられちゃいましたね」
「いいや、礼を言うのは僕の方だ」
サヴァラン様は私の隣に座り、真剣な顔で私を見つめた。
「……ブリオッシュ。少し、真面目な話をしようか」
「真面目な話?」
「ああ」
彼は私の手を取り、その指先をそっと撫でた。
「君はずっと言っていたね。『私は凡人だから、天才のあなたの隣にはふさわしくない』と」
「……はい。その通りですもの」
「僕がなぜ、君にこれほど執着するのか。……その本当の理由を、君はまだ理解していないようだ」
サヴァラン様は苦笑した。
「僕はね、退屈だったんだ」
「退屈?」
「ああ。生まれた時から何でもできた。勉強も、剣術も、魔法も。努力しなくても正解が見えてしまう人生は……まるで、攻略本を見ながらゲームをしているようで、酷く味気なかった」
彼の瞳に、少しだけ寂しげな色が浮かぶ。
「周囲の人間もそうだ。みんな僕の顔色を窺い、僕が望む答えだけを差し出す。……世界は予定調和で、僕にとっては灰色だった」
「サヴァラン様……」
「でも、君だけは違った」
彼の声が弾んだ。
「君は、僕が予想もしない方向からボールを投げてくる。悪役になりたいと言ってパンを配り、嫌われたいと言ってタライを落とす。……君の行動には『正解』がない」
サヴァラン様は私の手を強く握った。
「君を見ていると、僕の計算機が壊れるんだ。予測不能で、支離滅裂で、カオスで……でも、その結果はいつも、誰も傷つけない温かい結末になる」
「……」
「君と一緒にいる時だけ、僕は『天才』という退屈な肩書きを忘れて、ただの一人の男として笑うことができる。……ワクワクすることができるんだ」
彼は私の瞳を覗き込んだ。
「ブリオッシュ。君は自分を『凡人』だと言うけれど、僕にとっては君こそが、この世界で唯一無二の『魔法使い』なんだよ」
「……魔法使い?」
「ああ。僕の退屈な世界を、極彩色のエンターテインメントに変えてくれる、愛しい魔法使いだ」
胸が熱くなる。
涙が溢れてくる。
そんなふうに思ってくれていたなんて。
私がバカなことをしているのを、ただの暇つぶしじゃなくて……そんなに大切に思ってくれていたなんて。
「……でも、私でいいんですか? これからもタライ落としますよ? 壁に落書きするかもしれませんよ?」
「望むところだ」
サヴァラン様はニヤリと笑った。
「君がどんなトラブルを起こしても、僕がすべて完璧に処理してみせる。……それが、僕の『天才』としての使い道だ」
「……ふふっ」
私は思わず笑ってしまった。
「なんですかそれ。結局、あなたの暇つぶしじゃないですか」
「そうだよ。一生をかけた、最高の暇つぶしだ」
サヴァラン様は跪き、私の手の甲に口づけをした。
「ブリオッシュ。……責任を取って、僕の人生を死ぬまで面白くしてくれ。結婚しよう」
逃げ場のない、完璧なプロポーズ。
悪役になれない理由も、彼が私を離さない理由も、すべて論理的に(?)説明されてしまった。
もう、断る言葉が見つからない。
「……はい」
私は涙を拭いて、精一杯の悪役スマイルを作った。
「いいでしょう。……サヴァラン様、覚悟はおあり?」
「もちろん」
「私は手強いですよ? 死ぬまであなたを振り回して、退屈なんて言葉、辞書から消し去って差し上げますわ!」
「ああ、楽しみにしているよ」
サヴァラン様は立ち上がり、私を強く抱きしめた。
窓から吹き込む風が、私たちの髪を揺らす。
こうして。
私の長い長い「婚約破棄計画」は、ついに完全なる敗北(結婚確定)を迎えた。
でも、彼の胸の中で感じるこの温かさは……悔しいけれど、悪くない。
「……さて」
サヴァラン様が顔を上げた。
「結婚式の準備を始めようか。君のことだ、きっと普通の式じゃ満足しないだろう?」
「ええ! もちろんですわ!」
私は涙を乾かし、ニヤリと笑った。
「誓いのキスの代わりに、パイ投げをするのはどうかしら?」
「却下だ」
即答された。
でも、その顔はとても楽しそうだった。
私の戦いは終わらない。
これからは「王太子妃」として、この国にもっともっとカオスな風を吹き込んでやるんだから!
翌日の昼下がり。
公爵邸の私の部屋に、とんでもない訪問者が現れた。
昨日のフェスで出会った謎の美女、隣国の聖女ヴィオレットだ。
彼女は優雅に紅茶を飲みながら、物騒なことをサラッと言った。
「……はい? 今なんと?」
私はマカロンを取り落とした。
「ですから、世界征服の勧誘です」
ヴィオレット様は、慈愛に満ちた聖女の微笑みで答えた。
「昨日のタライ落下……あれを見て確信しましたわ。あなたには、既存の秩序を破壊する『魔女』の才能があると」
「い、いや、あれは演出で……」
「謙遜なさらなくて結構です。……この国は窮屈でしょう? あなたの破壊衝動(パッション)を受け止めるには、器が小さすぎます」
彼女は身を乗り出し、私の手を取った。
その瞳は、深淵のように暗く、そして熱く輝いている。
「私と一緒に来ませんか? 私の祖国には『魔王復活プロジェクト』という素敵な研究機関がありますの。そこであなたの『タライ理論』を応用して、物理的に大陸を沈める兵器を開発しましょう」
「ガチの悪党じゃないですかぁぁぁ!!」
私は絶叫して手を引っ込めた。
聖女って何?
この世界の聖女は、みんな頭のネジが飛んでいるの?
「誤解しないでください。私は世界を『更地』にして、理想郷(ユートピア)を一から作り直したいだけです。……ね? 悪役志望のあなたなら、この壮大なロマンが分かるでしょう?」
「分かりません! 私の悪役活動は『パンを買い占める』とか『花壇を抜く』とか、もっと可愛らしいレベルなんです!」
「あら、残念。……でも、素質はあるのに」
ヴィオレット様はため息をついた。
「では、力尽くで連れて行くしかありませんね。あなたは貴重な『カオス因子』ですから」
彼女が指をパチンと鳴らすと、部屋の窓ガラスがガシャンと割れ、黒服の戦闘員(シスター服を着たマッチョ)たちが雪崩れ込んできた。
「ひぃっ! 誘拐パート2!?」
「さあ、参りましょう。新世界の神になるのです」
マッチョなシスターたちが私を取り囲む。
絶体絶命。
またしても、私の意思とは無関係にハードな展開に巻き込まれるのか。
「――お断りだ」
その時。
部屋のドアが静かに開き、冷徹な声が響いた。
「サ、サヴァラン様!」
そこには、いつもの王太子の正装ではなく、ラフなシャツ姿のサヴァラン様が立っていた。
手には剣も魔法の杖も持っていない。
ただ、その身一つ。
けれど、その全身から放たれる『王者の覇気』だけで、マッチョなシスターたちがビクリと動きを止めた。
「……おや、サヴァラン殿下」
ヴィオレット様が優雅に微笑む。
「お邪魔しております。あなたの婚約者を、少しばかりスカウトに来たのですが」
「お引取り願おうか、隣国の聖女殿」
サヴァラン様は部屋に入ると、迷わず私の隣に立ち、腰を抱き寄せた。
「彼女は世界を滅ぼす魔女にはなれないよ」
「なぜです? あんなに素晴らしい破壊の才能があるのに」
「彼女の破壊は、愛に基づいているからだ」
サヴァラン様は断言した。
「彼女がタライを落とすのは、僕を笑わせたいからだ。パンを買い占めるのは、僕に構ってほしいからだ。……その根底にあるのは『破壊』ではなく『求愛』だ」
「……っ!」
私は顔を真っ赤にした。
「違います! 悪意です!」
「否定しなくていい」
サヴァラン様はヴィオレット様を真っ直ぐに見据えた。
「君の求める『無慈悲な破壊者』は、ここにはいない。ここにいるのは、不器用で、愛らしくて、少しばかりタライが好きな、ただの僕の婚約者だ」
「……ふふ」
ヴィオレット様は目を細めた。
「愛、ですか。……つまらない答えですわね」
「天才にとっては、愛こそが最大の難問であり、最高の娯楽だよ」
「……なるほど」
ヴィオレット様は立ち上がった。
「どうやら、付け入る隙はないようですわね。……今回は諦めますわ」
彼女はあっさりと引き下がった。
「でも、覚えておいてくださいませ。もしあなたが彼女を退屈させたら……いつでも私がさらいに来ますから」
「肝に銘じておこう」
ヴィオレット様とマッチョシスター軍団は、嵐のように去っていった。
残されたのは、割れた窓ガラスと、私とサヴァラン様だけ。
静寂が戻る。
「……はあ、びっくりした」
私はへなへなと座り込んだ。
「サヴァラン様、ありがとうございます。また助けられちゃいましたね」
「いいや、礼を言うのは僕の方だ」
サヴァラン様は私の隣に座り、真剣な顔で私を見つめた。
「……ブリオッシュ。少し、真面目な話をしようか」
「真面目な話?」
「ああ」
彼は私の手を取り、その指先をそっと撫でた。
「君はずっと言っていたね。『私は凡人だから、天才のあなたの隣にはふさわしくない』と」
「……はい。その通りですもの」
「僕がなぜ、君にこれほど執着するのか。……その本当の理由を、君はまだ理解していないようだ」
サヴァラン様は苦笑した。
「僕はね、退屈だったんだ」
「退屈?」
「ああ。生まれた時から何でもできた。勉強も、剣術も、魔法も。努力しなくても正解が見えてしまう人生は……まるで、攻略本を見ながらゲームをしているようで、酷く味気なかった」
彼の瞳に、少しだけ寂しげな色が浮かぶ。
「周囲の人間もそうだ。みんな僕の顔色を窺い、僕が望む答えだけを差し出す。……世界は予定調和で、僕にとっては灰色だった」
「サヴァラン様……」
「でも、君だけは違った」
彼の声が弾んだ。
「君は、僕が予想もしない方向からボールを投げてくる。悪役になりたいと言ってパンを配り、嫌われたいと言ってタライを落とす。……君の行動には『正解』がない」
サヴァラン様は私の手を強く握った。
「君を見ていると、僕の計算機が壊れるんだ。予測不能で、支離滅裂で、カオスで……でも、その結果はいつも、誰も傷つけない温かい結末になる」
「……」
「君と一緒にいる時だけ、僕は『天才』という退屈な肩書きを忘れて、ただの一人の男として笑うことができる。……ワクワクすることができるんだ」
彼は私の瞳を覗き込んだ。
「ブリオッシュ。君は自分を『凡人』だと言うけれど、僕にとっては君こそが、この世界で唯一無二の『魔法使い』なんだよ」
「……魔法使い?」
「ああ。僕の退屈な世界を、極彩色のエンターテインメントに変えてくれる、愛しい魔法使いだ」
胸が熱くなる。
涙が溢れてくる。
そんなふうに思ってくれていたなんて。
私がバカなことをしているのを、ただの暇つぶしじゃなくて……そんなに大切に思ってくれていたなんて。
「……でも、私でいいんですか? これからもタライ落としますよ? 壁に落書きするかもしれませんよ?」
「望むところだ」
サヴァラン様はニヤリと笑った。
「君がどんなトラブルを起こしても、僕がすべて完璧に処理してみせる。……それが、僕の『天才』としての使い道だ」
「……ふふっ」
私は思わず笑ってしまった。
「なんですかそれ。結局、あなたの暇つぶしじゃないですか」
「そうだよ。一生をかけた、最高の暇つぶしだ」
サヴァラン様は跪き、私の手の甲に口づけをした。
「ブリオッシュ。……責任を取って、僕の人生を死ぬまで面白くしてくれ。結婚しよう」
逃げ場のない、完璧なプロポーズ。
悪役になれない理由も、彼が私を離さない理由も、すべて論理的に(?)説明されてしまった。
もう、断る言葉が見つからない。
「……はい」
私は涙を拭いて、精一杯の悪役スマイルを作った。
「いいでしょう。……サヴァラン様、覚悟はおあり?」
「もちろん」
「私は手強いですよ? 死ぬまであなたを振り回して、退屈なんて言葉、辞書から消し去って差し上げますわ!」
「ああ、楽しみにしているよ」
サヴァラン様は立ち上がり、私を強く抱きしめた。
窓から吹き込む風が、私たちの髪を揺らす。
こうして。
私の長い長い「婚約破棄計画」は、ついに完全なる敗北(結婚確定)を迎えた。
でも、彼の胸の中で感じるこの温かさは……悔しいけれど、悪くない。
「……さて」
サヴァラン様が顔を上げた。
「結婚式の準備を始めようか。君のことだ、きっと普通の式じゃ満足しないだろう?」
「ええ! もちろんですわ!」
私は涙を乾かし、ニヤリと笑った。
「誓いのキスの代わりに、パイ投げをするのはどうかしら?」
「却下だ」
即答された。
でも、その顔はとても楽しそうだった。
私の戦いは終わらない。
これからは「王太子妃」として、この国にもっともっとカオスな風を吹き込んでやるんだから!
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