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氷の公爵、レオンハルト・アイスフェルトの受難――という名の「土壌調査」は、翌日も、そのまた翌日も続いた。
プランタ侯爵家の使用人たちは、もはや何が起きているのか理解することを放棄していた。
ただ、毎朝、完璧な公務服に身を包んだ(ただし、足元だけは侯爵家で一番高価な乗馬用ブーツを借りている)氷の公爵様が、裏の畑へ向かい。
そして、泥だらけの(しかし、とてつもなくご機g…いや、楽しそうな)お嬢様に、巨大なスコップを突きつけられながら、何事か指導されている。
その光景を、遠巻きに眺めるだけだった。
「公爵様!違いますわ!」
今日も今日とて、マーシャの元気すぎる声が、実験農場に響き渡る。
「鍬の角度が三度甘いですわよ!それでは、土の中のミミズちゃんたちを驚かせてしまいますわ!」
「…………」
レオンハルトは、無表情のまま、その(侯爵家の宝物庫にあった、儀礼用の銀の)鍬を、マーシャに指示された通りの角度で振り下ろした。
カツン、と、硬い土に浅く突き刺さる。
「あー!もう!なってませんわ!」
マーシャが、自分のスコップを地面に突き刺し、公爵の隣に駆け寄る。
「いいですか!こう!腰を入れて!土の呼吸を感じるのですわ!」
マーシャは、レオンハルトの背後に回ると、あろうことか、公爵の腰に手を当て、そのフォームを強制的に矯正し始めた。
「「(((ぎゃーーーーーっ!!!)))」」
物陰から監視していた侯爵夫妻と使用人たちが、声なき悲鳴を上げた。
(不敬罪でプランタ家が滅亡する!)
だが、レオンハルトは、抵抗しなかった。
彼は、ただ、泥と汗と、奇妙な甘い匂いを放つこの女にされるがまま、無表情で鍬を振り下ろし続ける。
(……空腹だ)
彼の内心は、それだけだった。
朝食に食べた『デラックス・ホワイト(巨大大根)』のスープの味は、もう消えた。
彼の舌が、あの鮮烈な「味」を、今か今かと求め、叫んでいる。
(……だが、この女は)
レオンハルトは、背後で「才能がありませんわね!」と偉そうに腕組みをしているマーシャを、内心で見つめた。
(……この女は、俺が『土壌調査(という名の農作業)』に真摯に取り組む姿勢を見せない限り、『それ』を与えてくれない)
この数日間で、彼は、マーシャ・プランタという人間の「取り扱い説明書」を、完璧にマスターしつつあった。
彼女は、自分の畑と作物に、絶対の誇りを持っている。
そして、その「素晴らしさ」を理解しようと(彼女が誤解しているだけだが)努める者には、驚くほど寛大で、おしゃべりになる。
「はぁ……。まぁ、いいでしょう」
マーシャは、公爵の(一向に上達しない)鍬さばきに、深いため息をついた。
「今日の『土壌調査』は、ここまでにしますわ。次は、私の可愛い『ルビー』ちゃんたちの、糖度チェックの時間ですの」
(……『ルビー』?)
レオンハルトの完璧な記憶が、その単語を検索する。
あの女が、カボチャのツルと格闘していた時、口にしていた名前だ。
「さぁ、ついてらっしゃいな、公爵様」
マーシャは、公爵が調査官であることなど、とうの昔に忘れたかのように、彼を「助手」か「弟子」のように扱い始めた。
レオンハルトも、無言で、その泥だらけの背中に従う。
(……来た)
彼の本能が、警鐘を鳴らした。
畑の一角。
そこだけ、空気が違う。
青々とした葉が茂る中、まるで血のように鮮やかな、赤黒い「何か」が、鈴なりに実っている。
その「何か」は、赤ん坊の頭ほどもあった。
「ふふふ……。見てくださいまし、公爵様」
マーシャは、その赤い球体の一つを、まるで稀代の宝石を愛でるかのように、うっとりと撫でた。
「この子こそ、私の情熱の結晶!『灼熱のルビー』ですわ!」
彼女が、誇らしげに胸を張る。
レオンハルトは、その異様な物体から、目が離せなかった。
彼は、知識としては、これが何であるか理解していた。
(……トマト、か?いや、だが、トマトにしては、あまりにも……)
あまりにも、巨大で、あまりにも、赤すぎた。
そして、匂いが違う。
彼が知る「砂」のトマトとは、全く別物の、青臭く、それでいて、むせ返るような甘い香りが、彼の鼻腔を刺激する。
「……これは、トマト、か?」
彼が、かろうじて、そう尋ねると、マーシャは「当然ですわ!」と頷いた。
「ただのトマトではございませんわよ!私が、この国の貧弱な品種を、十年かけて改良した、最高傑作ですの!」
彼女は、そう言うと、一番見事に実った『ルビー』の一つを、ブチッ!と、容赦なく蔓から引きちぎった。
ずしり、と。
その重みに、マーシャの腕が、わずかにしなる。
「さぁ、公爵様」
マーシャは、その巨大な赤い球体を、レオンハルトの胸に、ドン!と押し付けた。
「え……」
レオンハルトは、咄嗟に、その重く、生暖かい物体を、白い手袋をした両手で受け止めた。
ずっしりとした重み。
薄い皮一枚の下で、今にも爆発しそうなほどの、水分と圧力を感じる。
「『土壌調査』の基本は、その土が育てた物を、味わうことですわ」
マーシャが、教師のように、厳かに宣言する。
「さぁ!お食べなさい!丸かじりで、どうぞ!」
「「(((ま、丸かじり!?)))」」
再び、物陰の監視団が、卒倒しかける。
あの、赤子の頭ほどのトマトを!?
あの、氷の公爵様が!?
レオンハルトは、固まった。
手の中の「トマト」と、目の前で「さぁ、さぁ!」と期待に満ちた顔で迫ってくる泥まみれの女を、交互に見る。
(……これを、かじる?)
彼の完璧な美学が、それを、猛烈に拒否した。
無理だ。
公爵として、貴族として、こんな、野生動物のような行為……!
「……ナイフを」
彼が、かろうじて、それだけを絞り出すと。
「ちっ!」
マーシャは、あからさまに、大きな舌打ちをした。
「((((舌打ちーーーっ!!!))))
(侯爵夫妻、本日三度目の卒倒)
「これだから、王都のひ弱な方は嫌ですのよ!この『ルビー』ちゃんの醍醐味は、この薄い皮を歯で突き破った瞬間に、果汁が溢れ出す、あの瞬きにありますのに!」
マーシャは、そうまくし立てると、腰のホルスター(もちろん農作業用)から、ギラリと光る、年代物のナイフを引き抜いた。
(それは、彼女が「土壌調査」と称して、土の硬さや根の張りを確かめるための、頑丈なサバイバルナイフだった)
「(((武器!?)))」
レオンハルトの従者たちが、一斉に緊張する。
だが、マーシャは、公爵ではなく、彼が持つトマトに、そのナイフを突き立てた。
ザシュッ!
驚くほど、滑らかに、刃が入る。
マーシャは、見事な手つきで、その巨大トマトの四分の一ほどを切り分けると、その切り口を、レオンハルトの目の前に突きつけた。
「!」
レオンハルトは、息をのんだ。
その断面は、宝石のルビーそのものだった。
真っ赤な果肉が、ゼリー状の種を抱き、切り口からは、今にもこぼれ落ちそうなほど、果汁が滴っている。
「ほら!冷えないうちに、どうぞ!」
(……冷えてない。これは、太陽の熱で、生暖かい)
レオンハルトは、まるで催眠術にでもかかったかのように、その真っ赤な切れ端に、顔を近づけた。
そして、その完璧な唇で、恐る恐る、一口、かじりついた。
その、瞬間。
(―――っ!!!)
爆発した。
彼の口の中で、『灼熱のルビー』が、爆発した。
(あ……ま、い!)
『天空のシルク』とは、全く種類の違う、鮮烈な甘さ。
そして、
(す……っぱい!?)
甘さだけではない。脳を揺さぶるような、強烈な「酸味」。
それから、
(……なんだ、この、深い……『味』は……)
甘さと酸っぱさが、完璧なバランスで手を取り合い、その奥から、言葉にできない、濃厚な「旨味」が、津波のように押し寄せてくる。
「…………ぁ」
レオンハルトの氷の仮面が、ピシリ、と。
音を立てて、ひび割れた。
彼の目が、信じられないものを見たかのように、大きく見開かれていた。
プランタ侯爵家の使用人たちは、もはや何が起きているのか理解することを放棄していた。
ただ、毎朝、完璧な公務服に身を包んだ(ただし、足元だけは侯爵家で一番高価な乗馬用ブーツを借りている)氷の公爵様が、裏の畑へ向かい。
そして、泥だらけの(しかし、とてつもなくご機g…いや、楽しそうな)お嬢様に、巨大なスコップを突きつけられながら、何事か指導されている。
その光景を、遠巻きに眺めるだけだった。
「公爵様!違いますわ!」
今日も今日とて、マーシャの元気すぎる声が、実験農場に響き渡る。
「鍬の角度が三度甘いですわよ!それでは、土の中のミミズちゃんたちを驚かせてしまいますわ!」
「…………」
レオンハルトは、無表情のまま、その(侯爵家の宝物庫にあった、儀礼用の銀の)鍬を、マーシャに指示された通りの角度で振り下ろした。
カツン、と、硬い土に浅く突き刺さる。
「あー!もう!なってませんわ!」
マーシャが、自分のスコップを地面に突き刺し、公爵の隣に駆け寄る。
「いいですか!こう!腰を入れて!土の呼吸を感じるのですわ!」
マーシャは、レオンハルトの背後に回ると、あろうことか、公爵の腰に手を当て、そのフォームを強制的に矯正し始めた。
「「(((ぎゃーーーーーっ!!!)))」」
物陰から監視していた侯爵夫妻と使用人たちが、声なき悲鳴を上げた。
(不敬罪でプランタ家が滅亡する!)
だが、レオンハルトは、抵抗しなかった。
彼は、ただ、泥と汗と、奇妙な甘い匂いを放つこの女にされるがまま、無表情で鍬を振り下ろし続ける。
(……空腹だ)
彼の内心は、それだけだった。
朝食に食べた『デラックス・ホワイト(巨大大根)』のスープの味は、もう消えた。
彼の舌が、あの鮮烈な「味」を、今か今かと求め、叫んでいる。
(……だが、この女は)
レオンハルトは、背後で「才能がありませんわね!」と偉そうに腕組みをしているマーシャを、内心で見つめた。
(……この女は、俺が『土壌調査(という名の農作業)』に真摯に取り組む姿勢を見せない限り、『それ』を与えてくれない)
この数日間で、彼は、マーシャ・プランタという人間の「取り扱い説明書」を、完璧にマスターしつつあった。
彼女は、自分の畑と作物に、絶対の誇りを持っている。
そして、その「素晴らしさ」を理解しようと(彼女が誤解しているだけだが)努める者には、驚くほど寛大で、おしゃべりになる。
「はぁ……。まぁ、いいでしょう」
マーシャは、公爵の(一向に上達しない)鍬さばきに、深いため息をついた。
「今日の『土壌調査』は、ここまでにしますわ。次は、私の可愛い『ルビー』ちゃんたちの、糖度チェックの時間ですの」
(……『ルビー』?)
レオンハルトの完璧な記憶が、その単語を検索する。
あの女が、カボチャのツルと格闘していた時、口にしていた名前だ。
「さぁ、ついてらっしゃいな、公爵様」
マーシャは、公爵が調査官であることなど、とうの昔に忘れたかのように、彼を「助手」か「弟子」のように扱い始めた。
レオンハルトも、無言で、その泥だらけの背中に従う。
(……来た)
彼の本能が、警鐘を鳴らした。
畑の一角。
そこだけ、空気が違う。
青々とした葉が茂る中、まるで血のように鮮やかな、赤黒い「何か」が、鈴なりに実っている。
その「何か」は、赤ん坊の頭ほどもあった。
「ふふふ……。見てくださいまし、公爵様」
マーシャは、その赤い球体の一つを、まるで稀代の宝石を愛でるかのように、うっとりと撫でた。
「この子こそ、私の情熱の結晶!『灼熱のルビー』ですわ!」
彼女が、誇らしげに胸を張る。
レオンハルトは、その異様な物体から、目が離せなかった。
彼は、知識としては、これが何であるか理解していた。
(……トマト、か?いや、だが、トマトにしては、あまりにも……)
あまりにも、巨大で、あまりにも、赤すぎた。
そして、匂いが違う。
彼が知る「砂」のトマトとは、全く別物の、青臭く、それでいて、むせ返るような甘い香りが、彼の鼻腔を刺激する。
「……これは、トマト、か?」
彼が、かろうじて、そう尋ねると、マーシャは「当然ですわ!」と頷いた。
「ただのトマトではございませんわよ!私が、この国の貧弱な品種を、十年かけて改良した、最高傑作ですの!」
彼女は、そう言うと、一番見事に実った『ルビー』の一つを、ブチッ!と、容赦なく蔓から引きちぎった。
ずしり、と。
その重みに、マーシャの腕が、わずかにしなる。
「さぁ、公爵様」
マーシャは、その巨大な赤い球体を、レオンハルトの胸に、ドン!と押し付けた。
「え……」
レオンハルトは、咄嗟に、その重く、生暖かい物体を、白い手袋をした両手で受け止めた。
ずっしりとした重み。
薄い皮一枚の下で、今にも爆発しそうなほどの、水分と圧力を感じる。
「『土壌調査』の基本は、その土が育てた物を、味わうことですわ」
マーシャが、教師のように、厳かに宣言する。
「さぁ!お食べなさい!丸かじりで、どうぞ!」
「「(((ま、丸かじり!?)))」」
再び、物陰の監視団が、卒倒しかける。
あの、赤子の頭ほどのトマトを!?
あの、氷の公爵様が!?
レオンハルトは、固まった。
手の中の「トマト」と、目の前で「さぁ、さぁ!」と期待に満ちた顔で迫ってくる泥まみれの女を、交互に見る。
(……これを、かじる?)
彼の完璧な美学が、それを、猛烈に拒否した。
無理だ。
公爵として、貴族として、こんな、野生動物のような行為……!
「……ナイフを」
彼が、かろうじて、それだけを絞り出すと。
「ちっ!」
マーシャは、あからさまに、大きな舌打ちをした。
「((((舌打ちーーーっ!!!))))
(侯爵夫妻、本日三度目の卒倒)
「これだから、王都のひ弱な方は嫌ですのよ!この『ルビー』ちゃんの醍醐味は、この薄い皮を歯で突き破った瞬間に、果汁が溢れ出す、あの瞬きにありますのに!」
マーシャは、そうまくし立てると、腰のホルスター(もちろん農作業用)から、ギラリと光る、年代物のナイフを引き抜いた。
(それは、彼女が「土壌調査」と称して、土の硬さや根の張りを確かめるための、頑丈なサバイバルナイフだった)
「(((武器!?)))」
レオンハルトの従者たちが、一斉に緊張する。
だが、マーシャは、公爵ではなく、彼が持つトマトに、そのナイフを突き立てた。
ザシュッ!
驚くほど、滑らかに、刃が入る。
マーシャは、見事な手つきで、その巨大トマトの四分の一ほどを切り分けると、その切り口を、レオンハルトの目の前に突きつけた。
「!」
レオンハルトは、息をのんだ。
その断面は、宝石のルビーそのものだった。
真っ赤な果肉が、ゼリー状の種を抱き、切り口からは、今にもこぼれ落ちそうなほど、果汁が滴っている。
「ほら!冷えないうちに、どうぞ!」
(……冷えてない。これは、太陽の熱で、生暖かい)
レオンハルトは、まるで催眠術にでもかかったかのように、その真っ赤な切れ端に、顔を近づけた。
そして、その完璧な唇で、恐る恐る、一口、かじりついた。
その、瞬間。
(―――っ!!!)
爆発した。
彼の口の中で、『灼熱のルビー』が、爆発した。
(あ……ま、い!)
『天空のシルク』とは、全く種類の違う、鮮烈な甘さ。
そして、
(す……っぱい!?)
甘さだけではない。脳を揺さぶるような、強烈な「酸味」。
それから、
(……なんだ、この、深い……『味』は……)
甘さと酸っぱさが、完璧なバランスで手を取り合い、その奥から、言葉にできない、濃厚な「旨味」が、津波のように押し寄せてくる。
「…………ぁ」
レオンハルトの氷の仮面が、ピシリ、と。
音を立てて、ひび割れた。
彼の目が、信じられないものを見たかのように、大きく見開かれていた。
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