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「ジンジャー・シュガー・ローフ! 貴様との婚約は、今この瞬間をもって破棄する!」
王宮の大広間。
シャンデリアの煌めきが降り注ぐ中、アラン王子の声が朗々と響き渡った。
音楽は止まり、談笑していた貴族たちの視線が一斉に私たちへと集まる。
まさに、人生のどん底。
公爵令嬢としての名誉が地に落ちる、絶体絶命の瞬間。
しかし。
私の頭の中を占めていたのは、絶望でも悲嘆でもなかった。
(ああっ! そこの給仕さん、待って! そのトレーを下げないで!)
私の視線は、王子の背後にあるビュッフェ台に釘付けだった。
そこには、今夜の目玉である「王宮パティシエ特製・秋の味覚満載モンブランタワー」が鎮座していたのだ。
栗のペーストが繊細な糸のように絞り出され、頂上には金箔をまとったマロングラッセが輝いている。
限定五十食。
私はあれを食べるために、今日という日を生きてきたと言っても過言ではない。
それなのに、よりにもよってこのタイミングで婚約破棄だなんて。
「おい、聞いているのかジンジャー!」
「はい、聞いております殿下。婚約破棄でございますね。承知いたしました」
「なっ……!?」
私が即答したせいか、アラン王子が言葉を詰まらせた。
隣に控えている男爵令嬢のミントさんが、おどおどとした様子で王子の袖を引いている。
「そ、それだけか? 貴様、もっとこう……泣き崩れるとか、弁解するとかあるだろう!」
「弁解と申されましても。殿下がそう決められたのでしたら、私ごときが口を挟む余地はございませんわ」
(早く終わらせて。モンブランが……モンブランが他の令嬢の皿に載せられていく……!)
私の視線が泳いでいるのを、王子は「ショックで動揺している」と解釈したらしい。
彼はふんぞり返り、勝ち誇った顔でミントさんの肩を抱いた。
「ふん、強がるのもそこまでだ。貴様がこの可憐なミントに対して行ってきた数々の悪行、すべて露見しているのだぞ!」
「悪行、でございますか?」
「とぼけるな! 先日のガーデンパーティーでのことだ! 貴様はミントのドレスに、わざと赤ワインをかけたそうだな!」
会場がざわめく。
「まあ、なんて酷い……」
「嫉妬に狂ったのかしら」
ヒソヒソという嘲笑が聞こえてくるが、私は首を傾げた。
記憶の糸をたぐり寄せる。
ガーデンパーティー。赤ワイン。ドレス。
あー、あれか。
「殿下、それは誤解でございます」
「言い訳は見苦しいぞ!」
「いいえ、事実確認です。あの日、私が手にしていたのは赤ワインではありません。最高級のカシスを使った、フルーツソースです」
「は?」
「ミントさんが転んだ先に、たまたま私がデザートの盛り合わせを持っていたのです。その衝撃で、パンナコッタにかかっていたカシスソースが飛んでしまっただけですわ」
「そ、そうなのか……? いや、液体をかけたことには変わりないだろう!」
「変わります! あれは一週間煮込んで作られた特製ソースだったのです。それをドレスに吸わせてしまうなんて、私としても断腸の思いでした。もっと味わって食べたかったのに」
「貴様の食い意地などどうでもいい!」
アラン王子が顔を真っ赤にして怒鳴る。
私は小さく溜息をついた。
どうしてこの人は、食べ物の尊さを理解してくれないのだろう。
「では、これならどうだ! 図書室でミントが勉強している時、貴様は彼女の教科書を破り捨てたと報告を受けている!」
「破り捨てたのではありません。あの時は……そう、ミントさんが蜂蜜たっぷりのハニートーストを食べながら本を読んでいらしたのです」
「それがどうした!」
「あろうことか、彼女はページをめくる指に蜂蜜がついたまま、貴重な歴史書を触ろうとしたのです! 私はとっさに彼女の手から本を奪い取りました。その拍子に、ページが少し破れてしまっただけです」
「……つまり、貴様が破ったのではないか」
「本を守るための尊い犠牲です。それに、本に蜂蜜がついたら蟻が寄ってきますわ。王宮図書館を蟻の巣にするおつもりですか?」
「ぐぬぬ……」
王子が言い淀む。
ミントさんは「ううっ」と嘘泣きのような声を漏らし、王子の胸に顔を埋めた。
「酷いですぅ、アラン様ぁ。ジンジャー様はいつもあんな感じで、私をいじめるんですぅ」
「よしよし、可哀想なミント。僕が必ず守ってやるからな」
茶番だ。
完全に二人の世界に入っている。
私はチラリと時計を見た。
夜会が始まってから既に一時間が経過している。
モンブランタワーは、無惨にも解体されつつあった。
残るは下層のスポンジ部分と、数個のマロングラッセのみ。
(ああ……私の秋が……終わっていく……)
絶望感で目の前が暗くなりかけたその時、アラン王子が指を突きつけてきた。
「ええい、口の減らない女だ! これ以上、貴様の顔など見たくもない! ジンジャー・シュガー・ローフ! 貴様を国外追放処分とする!」
国外追放。
その単語が聞こえた瞬間、会場が静まり返った。
公爵令嬢に対する処罰としては、あまりにも重すぎる。
普通なら、ここで泣き崩れて慈悲を乞う場面だろう。
けれど。
私の脳裏に浮かんだのは、全く別の光景だった。
国外追放。
つまり、王都を出るということ。
王都を出るということは、あの厳しい王妃教育を受けなくて済むということ。
朝六時の起床。
コルセットで締め上げられたままのフォークダンス。
野菜スティックしか許されない地獄のダイエットメニュー。
「太りますよ」「品がありませんよ」「お菓子は一日一枚のクッキーのみです」
口うるさい教育係のババ……いえ、マダムたちの小言。
それら全てから、解放される?
(……え、最高じゃない?)
私の心の中で、ファンファーレが鳴り響いた。
これからは好きな時間に起き、好きな服を着て、好きなだけ甘いものを食べられるのだ。
隣国にはチョコレートで有名な街があると聞く。
南の国には、フルーツタルトの専門店が軒を連ねているという噂もある。
「……ふっ」
思わず、口元が緩んでしまった。
それをアラン王子は、ショックで笑うしかなくなったのだと勘違いしたらしい。
「はっ、狂ったか。哀れな女よ。今すぐここから立ち去るがいい! 二度と僕たちの前に姿を現すな!」
「かしこまりました。それでは、失礼いたします」
私は優雅にカーテシー(礼)をした。
王妃教育で叩き込まれた、完璧で美しいカーテシーを。
顔を上げた時、私の表情は晴れやかだったはずだ。
だって、これからは自由なのだから。
くるりと背を向け、出口へと歩き出す。
背後から「強がりを」「惨めな」という声が聞こえてくるが、痛くも痒くもない。
むしろ、スキップしたい気分を抑えるのに必死だった。
出口へ向かう動線の途中に、例のビュッフェ台がある。
私は歩きながら、さりげなく、本当にさりげなく手を伸ばした。
通りすがりざま、残っていたマロングラッセを一つ、素早くナプキンに包んで懐に入れる。
神業のような手際だったと自画自賛したい。
(よし、戦利品ゲット!)
これで、馬車の中で泣かずに済む。
衛兵が開けてくれた扉を抜け、冷たい夜風を浴びる。
星が綺麗だ。
空気が美味しい。
何より、懐に入れたマロングラッセの甘い香りが、私を祝福してくれている。
「さようなら、アラン殿下。さようなら、ダイエット」
私は馬車に乗り込むと、御者に告げた。
「屋敷へ戻って。荷造りをするわ」
「は、はい。お嬢様……あの、大丈夫でございますか?」
心配そうに尋ねる御者に、私は満面の笑みで答えた。
「ええ、もちろんよ。だってこれから、私の本当の人生が始まるんですもの!」
こうして、私の悪役令嬢としての人生は幕を閉じた。
……はずだった。
まさかこの追放劇が、さらなる「甘い」トラブルの幕開けになるとは、この時の私はまだ知らなかったのである。
(モンブラン、食べたかったなぁ……)
馬車に揺られながら、私はこっそりとマロングラッセを口に放り込んだ。
広がる栗の風味と、濃厚な砂糖の甘さ。
やっぱり、スイーツこそが正義だ。
私は固く心に誓った。
これからの人生、甘いもの以外には絶対になびかない、と。
王宮の大広間。
シャンデリアの煌めきが降り注ぐ中、アラン王子の声が朗々と響き渡った。
音楽は止まり、談笑していた貴族たちの視線が一斉に私たちへと集まる。
まさに、人生のどん底。
公爵令嬢としての名誉が地に落ちる、絶体絶命の瞬間。
しかし。
私の頭の中を占めていたのは、絶望でも悲嘆でもなかった。
(ああっ! そこの給仕さん、待って! そのトレーを下げないで!)
私の視線は、王子の背後にあるビュッフェ台に釘付けだった。
そこには、今夜の目玉である「王宮パティシエ特製・秋の味覚満載モンブランタワー」が鎮座していたのだ。
栗のペーストが繊細な糸のように絞り出され、頂上には金箔をまとったマロングラッセが輝いている。
限定五十食。
私はあれを食べるために、今日という日を生きてきたと言っても過言ではない。
それなのに、よりにもよってこのタイミングで婚約破棄だなんて。
「おい、聞いているのかジンジャー!」
「はい、聞いております殿下。婚約破棄でございますね。承知いたしました」
「なっ……!?」
私が即答したせいか、アラン王子が言葉を詰まらせた。
隣に控えている男爵令嬢のミントさんが、おどおどとした様子で王子の袖を引いている。
「そ、それだけか? 貴様、もっとこう……泣き崩れるとか、弁解するとかあるだろう!」
「弁解と申されましても。殿下がそう決められたのでしたら、私ごときが口を挟む余地はございませんわ」
(早く終わらせて。モンブランが……モンブランが他の令嬢の皿に載せられていく……!)
私の視線が泳いでいるのを、王子は「ショックで動揺している」と解釈したらしい。
彼はふんぞり返り、勝ち誇った顔でミントさんの肩を抱いた。
「ふん、強がるのもそこまでだ。貴様がこの可憐なミントに対して行ってきた数々の悪行、すべて露見しているのだぞ!」
「悪行、でございますか?」
「とぼけるな! 先日のガーデンパーティーでのことだ! 貴様はミントのドレスに、わざと赤ワインをかけたそうだな!」
会場がざわめく。
「まあ、なんて酷い……」
「嫉妬に狂ったのかしら」
ヒソヒソという嘲笑が聞こえてくるが、私は首を傾げた。
記憶の糸をたぐり寄せる。
ガーデンパーティー。赤ワイン。ドレス。
あー、あれか。
「殿下、それは誤解でございます」
「言い訳は見苦しいぞ!」
「いいえ、事実確認です。あの日、私が手にしていたのは赤ワインではありません。最高級のカシスを使った、フルーツソースです」
「は?」
「ミントさんが転んだ先に、たまたま私がデザートの盛り合わせを持っていたのです。その衝撃で、パンナコッタにかかっていたカシスソースが飛んでしまっただけですわ」
「そ、そうなのか……? いや、液体をかけたことには変わりないだろう!」
「変わります! あれは一週間煮込んで作られた特製ソースだったのです。それをドレスに吸わせてしまうなんて、私としても断腸の思いでした。もっと味わって食べたかったのに」
「貴様の食い意地などどうでもいい!」
アラン王子が顔を真っ赤にして怒鳴る。
私は小さく溜息をついた。
どうしてこの人は、食べ物の尊さを理解してくれないのだろう。
「では、これならどうだ! 図書室でミントが勉強している時、貴様は彼女の教科書を破り捨てたと報告を受けている!」
「破り捨てたのではありません。あの時は……そう、ミントさんが蜂蜜たっぷりのハニートーストを食べながら本を読んでいらしたのです」
「それがどうした!」
「あろうことか、彼女はページをめくる指に蜂蜜がついたまま、貴重な歴史書を触ろうとしたのです! 私はとっさに彼女の手から本を奪い取りました。その拍子に、ページが少し破れてしまっただけです」
「……つまり、貴様が破ったのではないか」
「本を守るための尊い犠牲です。それに、本に蜂蜜がついたら蟻が寄ってきますわ。王宮図書館を蟻の巣にするおつもりですか?」
「ぐぬぬ……」
王子が言い淀む。
ミントさんは「ううっ」と嘘泣きのような声を漏らし、王子の胸に顔を埋めた。
「酷いですぅ、アラン様ぁ。ジンジャー様はいつもあんな感じで、私をいじめるんですぅ」
「よしよし、可哀想なミント。僕が必ず守ってやるからな」
茶番だ。
完全に二人の世界に入っている。
私はチラリと時計を見た。
夜会が始まってから既に一時間が経過している。
モンブランタワーは、無惨にも解体されつつあった。
残るは下層のスポンジ部分と、数個のマロングラッセのみ。
(ああ……私の秋が……終わっていく……)
絶望感で目の前が暗くなりかけたその時、アラン王子が指を突きつけてきた。
「ええい、口の減らない女だ! これ以上、貴様の顔など見たくもない! ジンジャー・シュガー・ローフ! 貴様を国外追放処分とする!」
国外追放。
その単語が聞こえた瞬間、会場が静まり返った。
公爵令嬢に対する処罰としては、あまりにも重すぎる。
普通なら、ここで泣き崩れて慈悲を乞う場面だろう。
けれど。
私の脳裏に浮かんだのは、全く別の光景だった。
国外追放。
つまり、王都を出るということ。
王都を出るということは、あの厳しい王妃教育を受けなくて済むということ。
朝六時の起床。
コルセットで締め上げられたままのフォークダンス。
野菜スティックしか許されない地獄のダイエットメニュー。
「太りますよ」「品がありませんよ」「お菓子は一日一枚のクッキーのみです」
口うるさい教育係のババ……いえ、マダムたちの小言。
それら全てから、解放される?
(……え、最高じゃない?)
私の心の中で、ファンファーレが鳴り響いた。
これからは好きな時間に起き、好きな服を着て、好きなだけ甘いものを食べられるのだ。
隣国にはチョコレートで有名な街があると聞く。
南の国には、フルーツタルトの専門店が軒を連ねているという噂もある。
「……ふっ」
思わず、口元が緩んでしまった。
それをアラン王子は、ショックで笑うしかなくなったのだと勘違いしたらしい。
「はっ、狂ったか。哀れな女よ。今すぐここから立ち去るがいい! 二度と僕たちの前に姿を現すな!」
「かしこまりました。それでは、失礼いたします」
私は優雅にカーテシー(礼)をした。
王妃教育で叩き込まれた、完璧で美しいカーテシーを。
顔を上げた時、私の表情は晴れやかだったはずだ。
だって、これからは自由なのだから。
くるりと背を向け、出口へと歩き出す。
背後から「強がりを」「惨めな」という声が聞こえてくるが、痛くも痒くもない。
むしろ、スキップしたい気分を抑えるのに必死だった。
出口へ向かう動線の途中に、例のビュッフェ台がある。
私は歩きながら、さりげなく、本当にさりげなく手を伸ばした。
通りすがりざま、残っていたマロングラッセを一つ、素早くナプキンに包んで懐に入れる。
神業のような手際だったと自画自賛したい。
(よし、戦利品ゲット!)
これで、馬車の中で泣かずに済む。
衛兵が開けてくれた扉を抜け、冷たい夜風を浴びる。
星が綺麗だ。
空気が美味しい。
何より、懐に入れたマロングラッセの甘い香りが、私を祝福してくれている。
「さようなら、アラン殿下。さようなら、ダイエット」
私は馬車に乗り込むと、御者に告げた。
「屋敷へ戻って。荷造りをするわ」
「は、はい。お嬢様……あの、大丈夫でございますか?」
心配そうに尋ねる御者に、私は満面の笑みで答えた。
「ええ、もちろんよ。だってこれから、私の本当の人生が始まるんですもの!」
こうして、私の悪役令嬢としての人生は幕を閉じた。
……はずだった。
まさかこの追放劇が、さらなる「甘い」トラブルの幕開けになるとは、この時の私はまだ知らなかったのである。
(モンブラン、食べたかったなぁ……)
馬車に揺られながら、私はこっそりとマロングラッセを口に放り込んだ。
広がる栗の風味と、濃厚な砂糖の甘さ。
やっぱり、スイーツこそが正義だ。
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