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雪花はどこへ
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その後、不動産屋さんが紹介してくれた物件を二件ほど見てまわった。
やはり、最初に見たところが一番いい気がして、三月からそこへ住むことに決めた。
遼くんが今借りているアパートの契約がニ月までなので、そこを引き払っての引っ越しとなる。
新しいマンションでしばらくの間、遼くんに一人暮らしをしてもらい、そこへ子供たちを連れて遊びに行くつもりだ。
お泊まりなんかもしてなれた頃、一緒に暮らそうということで話がまとまった。
悠李ができるだけ早く納得してくれるといいけれど。
契約を終えて不動産屋から出ると、もう午後五時を過ぎていて、そとは真っ暗になっていた。
いつもなら土曜日は早めに保育園へお迎えに行くのだけれど。
" 土曜日はくらいは二人でゆっくりしてらっしゃい ” と今日は母が気を利かせてくれた。
なので今夜は慌てて帰る必要がなかった。
親子で暮らすようになったら、二人でデートなど出来なくなるので、母の申し出に素直に甘えた。
今夜はこれから、話題作の映画を観に行くつもり。
映画館で映画を観るのは何年ぶりだろう。
こんな風に外でデートをするなんてことも、ずっとなかった。
映画はわたし好みのラブコメではなかったけれど、ポップコーンを食べながらの鑑賞は、とても若返ったようなウキウキとした気分になった。
それにしてもポップコーンの量ってあまりにも多すぎない?
スモールサイズで、バケツみたいな入れ物に入っている。
二人でもこんなに食べたら、晩ご飯が食べられなくなってしまうでしょ。
話題の韓国映画は、予想に反して怖ろしく、哀しい結末だった。
悲哀を感じさせながらも笑えるコメディなのかと思っていたのに。
映画館を出て、以前から行ってみたいと思っていたタコスのお店へ入った。
いつも子供に合わせていたので、こんなお店には中々来られない。
トルティーヤにエビやアボカドなどの具材をのせ、サルサソースをかけて頂く。
チリソースがピリッと辛いけれど、お野菜もたっぷりとれて健康的だし、毎日食べても飽きない味だ。
「美味しい!」
「そうか、それはよかったな。彩矢ちゃんは食が細くてあまり食べないから心配だよ。それにしても、後味のよくない映画だったよなぁ」
「もっと明るめの映画かと思ってたよね。ラストはちょっとショックだった」
「格差社会の歪みは、今後は日本でも深刻になりそうだな」
韓国に限らず、貧富の格差はどこの国でもな広がるばかりだ。
どうしてなんだろ?
豆とキヌアのメキシカンサラダはスパイシーな味付けがされていた。
こんなのがおうちで作れるようになれたらなぁ。
「ねぇ、これ食べたらこの後はどうするの? もう帰る?」
「えっ、俺のアパートに来ないのか? まだ八時を過ぎたばかりじゃないか」
「でも、あんまり遅いのも、なんだか恥ずかしいもの」
「今更、気取ることはないだろう。午前様でもいいじゃないか。明日は日曜日なんだし、いいだろう」
駄々っ子のように拗ねた顔をした遼くんが可愛い。
「ダメよ。悠李にママどこに泊まっていたの? なんて聞かれたら困るもの」
「バカ正直に答えることはないだろう。マジメ過ぎるんだよ、彩矢ちゃんは。これって、いくつ食べても食べた気がしないな」
4つ目のタコスを食べながら、遼くんはまだ物足りなそうだった。
子供たちの様子を聞いてみて、大丈夫そうなら遼くんのアパートへ寄ってから帰ってもいいかなと思った。
スマホを開くと、映画館でマナーモードにしたままでいたことに気づいた。
保育園と母から何度も着信があったことに驚く。
子供たちに何かあったのだろうか?
もしかして、ケガでもしたのか、、
驚いて母に電話をすると、
『彩矢、、どうしていつまでも電話が繋がらなかったのよっ!! 』
母の泣き出さんばかりの様子に、ただ事でないことを知った。
「どうしたの? 子供たちに何かあったの!!」
『雪ちゃんがいなくなったのよっ!!』
ーー雪花が、、
雪花が一体どこへ行ったというのか?
すでに警察にも捜索願いを出していると聞き、私も遼くんも事の重大さに言葉を失った。
メキシコ料理店を出て、慌てて保育園へ向かった。
いつもは冷静で安全運転の遼くんも、ハンドルをかたく握り、かなりのスピードを上げてフロントガラスの向こうを無言で見つめていた。
保育所に到着すると、園長先生が警察官から事情聴取を受けていた。
母と一緒にいたのは美穂先生ではなく、年配の早坂さんだった。
慌てて駆けつけた私をみて、困惑した様子で頭を下げた。
「一体、どういうことなんですか? 雪花はどこへ行ったんです!」
「本当に申し訳ありません。夕方の四時過ぎまではちゃんと居たことを確認しているんですよ。一瞬のすきにいなくなってしまって、まるで神隠しにでもあったような気持ちです」
うな垂れてそう語った保育士の早坂さんは、温厚で優しい人柄から、この仕事が天職のように見えていたけれど。
子供を行方不明にするなんて、保育士として決して許されない怠慢だろう。
罵倒してやりたい怒りを必死で抑え込んだら、全身が震えた。
「美穂先生は? 美穂先生はどこにいるんですか?」
雪花がお気に入りの美穂先生の姿が見当たらなかった。
「片山は一昨日、父親が亡くなったとのことで休みを取ってます」
「お父さまが……」
保育士が休みのせいで手薄な状況だったから、雪花はいなくなっても気づかれなかったと言うのか。
「いくら保育士さんが足りなかったからって、あんまりだわ!! それじゃあ、雪花は一人で勝手に外へ出て行ったんですか ⁉︎」
私は取り乱してすでにボロボロに泣いていた。
「彩矢ちゃん、、俺、ちょっとその辺を探してくる」
遼くんもどうしていいのかわからないようで、ジッと待っているのが苦痛だったのかもしれない。悲痛な面持ちで園を飛び出して行った。
母の話では、お迎えに来ていたお母さんたちも、園のまわりやご近所をずいぶんと協力して探し回ってくれたのだそう。
そんなときに私と遼くんは映画を楽しみ、のんびりとタコスなんかを食べていたのだ。
悔しさと情けなさで胸が押しつぶされそうだった。
こんな寒空の中を、雪花は一人でどこへ消えたのか。
暗くなってから、一人で外に出たりするわけがない。
誰かに連れ去られたのだ、雪花は。
誰? 誰なの?
変質者なんかだったら、どうすればいいの。
お願い、雪花ちゃん、早く戻って来て!
一体、どこへ行ってしまったの!
あるひとつの疑惑が思い浮かんだ。
潤一かも知れない。
ジェニファーと日本に住むなどと油断をさせておいて、雪花をアメリカへ連れて行こうと考えていたのではないのか。
犯罪まで犯して雪花を連れていくとは考えてもみなかった。
スマホを取り出し、潤一を呼び出した。
呼び出し音が五回ほど鳴ったあと、人を馬鹿にしたような、つっけんどんな声が聞こえた。
『なんだよ、なんか用か?』
「早く雪花を返して! 雪花を一体どこへ連れて行ったのよっ!!」
今は潤一が連れて行ったという返事が欲しかった。
それなら雪花は無事に違いないのだから。
『どういうことだ? 雪花がいなくなったとでも言うのか?』
「保育園からいなくなったのよっ! あなたが隠したんでしょう? 悠李の時みたいに誰かに預けたんでしょう?」
お願い、そうだと言って!!
『バカなことを言うな。美穂先生と電話を変われ』
「えっ?」
『早く、美穂と変われっ!!』
苛立った潤一の怒鳴り声を聞いて、彼も雪花の居所を知らないのだと思った。
「美穂先生はお休みよ。お父さまがお亡くなりになって喪中だそうよ」
『な、なんだって……』
潤一は言葉を失ったかのように無言になると、そのまま電話を切ってしまった。
「なによ、雪花は一体どこなのよー! 」
やはり、最初に見たところが一番いい気がして、三月からそこへ住むことに決めた。
遼くんが今借りているアパートの契約がニ月までなので、そこを引き払っての引っ越しとなる。
新しいマンションでしばらくの間、遼くんに一人暮らしをしてもらい、そこへ子供たちを連れて遊びに行くつもりだ。
お泊まりなんかもしてなれた頃、一緒に暮らそうということで話がまとまった。
悠李ができるだけ早く納得してくれるといいけれど。
契約を終えて不動産屋から出ると、もう午後五時を過ぎていて、そとは真っ暗になっていた。
いつもなら土曜日は早めに保育園へお迎えに行くのだけれど。
" 土曜日はくらいは二人でゆっくりしてらっしゃい ” と今日は母が気を利かせてくれた。
なので今夜は慌てて帰る必要がなかった。
親子で暮らすようになったら、二人でデートなど出来なくなるので、母の申し出に素直に甘えた。
今夜はこれから、話題作の映画を観に行くつもり。
映画館で映画を観るのは何年ぶりだろう。
こんな風に外でデートをするなんてことも、ずっとなかった。
映画はわたし好みのラブコメではなかったけれど、ポップコーンを食べながらの鑑賞は、とても若返ったようなウキウキとした気分になった。
それにしてもポップコーンの量ってあまりにも多すぎない?
スモールサイズで、バケツみたいな入れ物に入っている。
二人でもこんなに食べたら、晩ご飯が食べられなくなってしまうでしょ。
話題の韓国映画は、予想に反して怖ろしく、哀しい結末だった。
悲哀を感じさせながらも笑えるコメディなのかと思っていたのに。
映画館を出て、以前から行ってみたいと思っていたタコスのお店へ入った。
いつも子供に合わせていたので、こんなお店には中々来られない。
トルティーヤにエビやアボカドなどの具材をのせ、サルサソースをかけて頂く。
チリソースがピリッと辛いけれど、お野菜もたっぷりとれて健康的だし、毎日食べても飽きない味だ。
「美味しい!」
「そうか、それはよかったな。彩矢ちゃんは食が細くてあまり食べないから心配だよ。それにしても、後味のよくない映画だったよなぁ」
「もっと明るめの映画かと思ってたよね。ラストはちょっとショックだった」
「格差社会の歪みは、今後は日本でも深刻になりそうだな」
韓国に限らず、貧富の格差はどこの国でもな広がるばかりだ。
どうしてなんだろ?
豆とキヌアのメキシカンサラダはスパイシーな味付けがされていた。
こんなのがおうちで作れるようになれたらなぁ。
「ねぇ、これ食べたらこの後はどうするの? もう帰る?」
「えっ、俺のアパートに来ないのか? まだ八時を過ぎたばかりじゃないか」
「でも、あんまり遅いのも、なんだか恥ずかしいもの」
「今更、気取ることはないだろう。午前様でもいいじゃないか。明日は日曜日なんだし、いいだろう」
駄々っ子のように拗ねた顔をした遼くんが可愛い。
「ダメよ。悠李にママどこに泊まっていたの? なんて聞かれたら困るもの」
「バカ正直に答えることはないだろう。マジメ過ぎるんだよ、彩矢ちゃんは。これって、いくつ食べても食べた気がしないな」
4つ目のタコスを食べながら、遼くんはまだ物足りなそうだった。
子供たちの様子を聞いてみて、大丈夫そうなら遼くんのアパートへ寄ってから帰ってもいいかなと思った。
スマホを開くと、映画館でマナーモードにしたままでいたことに気づいた。
保育園と母から何度も着信があったことに驚く。
子供たちに何かあったのだろうか?
もしかして、ケガでもしたのか、、
驚いて母に電話をすると、
『彩矢、、どうしていつまでも電話が繋がらなかったのよっ!! 』
母の泣き出さんばかりの様子に、ただ事でないことを知った。
「どうしたの? 子供たちに何かあったの!!」
『雪ちゃんがいなくなったのよっ!!』
ーー雪花が、、
雪花が一体どこへ行ったというのか?
すでに警察にも捜索願いを出していると聞き、私も遼くんも事の重大さに言葉を失った。
メキシコ料理店を出て、慌てて保育園へ向かった。
いつもは冷静で安全運転の遼くんも、ハンドルをかたく握り、かなりのスピードを上げてフロントガラスの向こうを無言で見つめていた。
保育所に到着すると、園長先生が警察官から事情聴取を受けていた。
母と一緒にいたのは美穂先生ではなく、年配の早坂さんだった。
慌てて駆けつけた私をみて、困惑した様子で頭を下げた。
「一体、どういうことなんですか? 雪花はどこへ行ったんです!」
「本当に申し訳ありません。夕方の四時過ぎまではちゃんと居たことを確認しているんですよ。一瞬のすきにいなくなってしまって、まるで神隠しにでもあったような気持ちです」
うな垂れてそう語った保育士の早坂さんは、温厚で優しい人柄から、この仕事が天職のように見えていたけれど。
子供を行方不明にするなんて、保育士として決して許されない怠慢だろう。
罵倒してやりたい怒りを必死で抑え込んだら、全身が震えた。
「美穂先生は? 美穂先生はどこにいるんですか?」
雪花がお気に入りの美穂先生の姿が見当たらなかった。
「片山は一昨日、父親が亡くなったとのことで休みを取ってます」
「お父さまが……」
保育士が休みのせいで手薄な状況だったから、雪花はいなくなっても気づかれなかったと言うのか。
「いくら保育士さんが足りなかったからって、あんまりだわ!! それじゃあ、雪花は一人で勝手に外へ出て行ったんですか ⁉︎」
私は取り乱してすでにボロボロに泣いていた。
「彩矢ちゃん、、俺、ちょっとその辺を探してくる」
遼くんもどうしていいのかわからないようで、ジッと待っているのが苦痛だったのかもしれない。悲痛な面持ちで園を飛び出して行った。
母の話では、お迎えに来ていたお母さんたちも、園のまわりやご近所をずいぶんと協力して探し回ってくれたのだそう。
そんなときに私と遼くんは映画を楽しみ、のんびりとタコスなんかを食べていたのだ。
悔しさと情けなさで胸が押しつぶされそうだった。
こんな寒空の中を、雪花は一人でどこへ消えたのか。
暗くなってから、一人で外に出たりするわけがない。
誰かに連れ去られたのだ、雪花は。
誰? 誰なの?
変質者なんかだったら、どうすればいいの。
お願い、雪花ちゃん、早く戻って来て!
一体、どこへ行ってしまったの!
あるひとつの疑惑が思い浮かんだ。
潤一かも知れない。
ジェニファーと日本に住むなどと油断をさせておいて、雪花をアメリカへ連れて行こうと考えていたのではないのか。
犯罪まで犯して雪花を連れていくとは考えてもみなかった。
スマホを取り出し、潤一を呼び出した。
呼び出し音が五回ほど鳴ったあと、人を馬鹿にしたような、つっけんどんな声が聞こえた。
『なんだよ、なんか用か?』
「早く雪花を返して! 雪花を一体どこへ連れて行ったのよっ!!」
今は潤一が連れて行ったという返事が欲しかった。
それなら雪花は無事に違いないのだから。
『どういうことだ? 雪花がいなくなったとでも言うのか?』
「保育園からいなくなったのよっ! あなたが隠したんでしょう? 悠李の時みたいに誰かに預けたんでしょう?」
お願い、そうだと言って!!
『バカなことを言うな。美穂先生と電話を変われ』
「えっ?」
『早く、美穂と変われっ!!』
苛立った潤一の怒鳴り声を聞いて、彼も雪花の居所を知らないのだと思った。
「美穂先生はお休みよ。お父さまがお亡くなりになって喪中だそうよ」
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