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ドラゴン討伐
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「これはなんですか? なんなんですか?」
老魔法使いが驚いた表情で小瓶を見つめる
「すげー本当にポーションだ! ファンタジーだ!」
少年勇者が喜んでポーションを飲んでいる。
印可騎士は早朝に行った剣の鍛錬の小さな傷が即時に塞がる事をじっと見つめうなずく。
目的のドラゴンが住む山近くにたどり着き、翌朝に討伐に挑戦しようとキャンプをしていた時にいつもマリーが持ち合わせてている複数の小瓶はなんなのかという質問に、ドラゴンについて思考を追求していた為に無防備にポーションですと答えてしまった。
ポーション?と老魔法使いと印可騎士が首を傾ける。少年勇者は地球の知識があるので即座にポーションという物を理解して飲んでみたいとすがる
「しまった… 」そう呟き実験途中であると言い訳するが旅の道すがら色々と奇跡に近い知識を披露してしまったのでポーションの体験も素晴らしいのではないかと皆が懇願する為に提供をやむなしになってしまいその感想が先程のものだ。
だが一番にしまったと思ったのは少年勇者がポーションを飲みながら話した会話である。
「マリーさんのステータスに錬金術があるからもしかと思ったけど本当にポーションまで作れたのかー! 」
異世界から召喚された人間には個々に違う能力を備えていると俗物英雄の知識の片隅にあった言葉を忘れていたのだ。
もしかしたら他人のステータスが見れるのでは?とマリーにの背中に汗が滴れる。
すり合わせてみようと
「ステー? 何ですか?」と嘘をついて質問をする
「ステータスだよー! なんかこの世界の人は見れないみたいなんだけどね。僕は他人のステータスを見れるコンタクトって能力もあるんだけど… マリーさんはバグって見れない部分が多いんだよね。種族とか年齢とか色々」
ふぅんとマリーは頭が冷静になる。
マリーは自分のステータスが俗物英雄を乗っ取りを終えた後にバグり見れない状態にある事に安堵した。
そして髪に隠れていた耳の頭頂部を変化させて少し尖らせ少年勇者に目を向ける。
「ああ、私エルフだからステータス? ていうのに反応しにくいのかも?? 」
コケティッシュに尖らせた耳をチラリと見せて嘘をついてみると皆がなるほどとうなずく。
「エルフとは珍しいのぅ… しかしならばこそか。マリー様が魔法が得意なのもエルフなら理解できますし知識も私たち人間も及ばぬものもありますからなぁ…」
老魔法使いがさらりと様を付けた事に苦笑したがこの場面をやり過ごす事ができたようだと笑顔をつくる。
ステータスコンタクトに恐れを抱くマリーだったが明日はドラゴン討伐だからと休む事となった。
夜警の順番でマリーは少し疲れたのでと先に休ませて欲しいと手を上げる少年勇者は頑張っても子供で月が真上に来るぐらいまでしか起きていられない。そこから老魔法使い、印可騎士、マリーの順番での夜警となりマリーは体を横にして寝入る真似をして目を閉じ知識の反芻を楽しむ。
しばらく知識の海を漂っていると身体を揺さぶる感覚があり目を開けると印可騎士が顔を覗いていた。
「ふぁー… 先に寝させてもらってだいぶ楽になりましたすみません」
ふふと笑い合い印可騎士が横になる
印可騎士は幼いマリーが寝ているのを見て夜警を頑張ったのか地平線には青い光が筋を引いており夜が明けるのを知らせていた。
寝息を立て始めた印可騎士の首に対して護身用としてこの旅に持ち出したシミターソードを取り出し出来るだけ肉体に一撃で通る打ち下ろしを若騎士から得た知識を思い出し切り落とした。
ぷくぷくと口から泡を出し身体が一瞬硬直したのを確認し音を立てずに老魔法使いにも同じ事を行う。
老齢であるが事を図れる経験がある者と武力に優れた者は危険であるからまずはと処理をし少年勇者に近づく。少年勇者の胴体部分に足を広げてまたぎシミターソードを振り下ろそうとしたら少年勇者が目を覚まし身体を咄嗟に動かす。
神からの身体を得ている為か咄嗟の動きを見せたが鳩尾にシミターソードが食い込み貫くのをマリーは確認し逃げて周辺に転がる岩場にマリーは隠れた。
少年勇者はガクガクと身体を震わせ驚愕の表情をマリーが逃げた辺りに投げかける。
「なん… で? お… おかあさん、おかあさん、おとうさん痛いよ… 痛いよ… おかあさんおかあさん」
何度も母が必ず助けに来るよう懇願を言葉にのせる少年勇者であったが言葉が無くなると涙のみしばらく流しその涙も止まる。
マリーは少年勇者は止まったと遠目に確認すると惨殺現場に戻ると七孔より体液を流し終えた少年勇者が確かに動かなくなっていた。
少年である経験の無さがパニックを呼び自分に対する回復魔法を止めてしまい母への思いに終始してしまったのだろう。
ステータスコンタクトを知ってしまったので処理するしかなかった。ステータスは日に日にマリーに合わさり出している。今日は見えなくても明日には魔物であると見破られる危険がある。ドラゴンを討伐して少年勇者のレベルていうものが上がれば見える可能性は格段に上がるかもしれず即決するしかなかった。
本来の予定では少年勇者がドラゴンを倒して成長をした知識や能力が欲しかったので旅に同行したが仕方ないかと諦めた。
そして夜が明けて昼過ぎになるまで少年勇者と老魔法使い、印可騎士の知識を弄ぶが血濡れの自分の手に気付きその場を離れなければと思った。
王都から状況確認で派遣されるであろう騎士団を欺く為に死体を魔法で消しとばし他の国に勇者召喚はないのかと老魔法使いの記憶を探り東方にある国にて同様な勇者召喚があると知り足先をそちらの国に向け歩き出した。
老魔法使いが驚いた表情で小瓶を見つめる
「すげー本当にポーションだ! ファンタジーだ!」
少年勇者が喜んでポーションを飲んでいる。
印可騎士は早朝に行った剣の鍛錬の小さな傷が即時に塞がる事をじっと見つめうなずく。
目的のドラゴンが住む山近くにたどり着き、翌朝に討伐に挑戦しようとキャンプをしていた時にいつもマリーが持ち合わせてている複数の小瓶はなんなのかという質問に、ドラゴンについて思考を追求していた為に無防備にポーションですと答えてしまった。
ポーション?と老魔法使いと印可騎士が首を傾ける。少年勇者は地球の知識があるので即座にポーションという物を理解して飲んでみたいとすがる
「しまった… 」そう呟き実験途中であると言い訳するが旅の道すがら色々と奇跡に近い知識を披露してしまったのでポーションの体験も素晴らしいのではないかと皆が懇願する為に提供をやむなしになってしまいその感想が先程のものだ。
だが一番にしまったと思ったのは少年勇者がポーションを飲みながら話した会話である。
「マリーさんのステータスに錬金術があるからもしかと思ったけど本当にポーションまで作れたのかー! 」
異世界から召喚された人間には個々に違う能力を備えていると俗物英雄の知識の片隅にあった言葉を忘れていたのだ。
もしかしたら他人のステータスが見れるのでは?とマリーにの背中に汗が滴れる。
すり合わせてみようと
「ステー? 何ですか?」と嘘をついて質問をする
「ステータスだよー! なんかこの世界の人は見れないみたいなんだけどね。僕は他人のステータスを見れるコンタクトって能力もあるんだけど… マリーさんはバグって見れない部分が多いんだよね。種族とか年齢とか色々」
ふぅんとマリーは頭が冷静になる。
マリーは自分のステータスが俗物英雄を乗っ取りを終えた後にバグり見れない状態にある事に安堵した。
そして髪に隠れていた耳の頭頂部を変化させて少し尖らせ少年勇者に目を向ける。
「ああ、私エルフだからステータス? ていうのに反応しにくいのかも?? 」
コケティッシュに尖らせた耳をチラリと見せて嘘をついてみると皆がなるほどとうなずく。
「エルフとは珍しいのぅ… しかしならばこそか。マリー様が魔法が得意なのもエルフなら理解できますし知識も私たち人間も及ばぬものもありますからなぁ…」
老魔法使いがさらりと様を付けた事に苦笑したがこの場面をやり過ごす事ができたようだと笑顔をつくる。
ステータスコンタクトに恐れを抱くマリーだったが明日はドラゴン討伐だからと休む事となった。
夜警の順番でマリーは少し疲れたのでと先に休ませて欲しいと手を上げる少年勇者は頑張っても子供で月が真上に来るぐらいまでしか起きていられない。そこから老魔法使い、印可騎士、マリーの順番での夜警となりマリーは体を横にして寝入る真似をして目を閉じ知識の反芻を楽しむ。
しばらく知識の海を漂っていると身体を揺さぶる感覚があり目を開けると印可騎士が顔を覗いていた。
「ふぁー… 先に寝させてもらってだいぶ楽になりましたすみません」
ふふと笑い合い印可騎士が横になる
印可騎士は幼いマリーが寝ているのを見て夜警を頑張ったのか地平線には青い光が筋を引いており夜が明けるのを知らせていた。
寝息を立て始めた印可騎士の首に対して護身用としてこの旅に持ち出したシミターソードを取り出し出来るだけ肉体に一撃で通る打ち下ろしを若騎士から得た知識を思い出し切り落とした。
ぷくぷくと口から泡を出し身体が一瞬硬直したのを確認し音を立てずに老魔法使いにも同じ事を行う。
老齢であるが事を図れる経験がある者と武力に優れた者は危険であるからまずはと処理をし少年勇者に近づく。少年勇者の胴体部分に足を広げてまたぎシミターソードを振り下ろそうとしたら少年勇者が目を覚まし身体を咄嗟に動かす。
神からの身体を得ている為か咄嗟の動きを見せたが鳩尾にシミターソードが食い込み貫くのをマリーは確認し逃げて周辺に転がる岩場にマリーは隠れた。
少年勇者はガクガクと身体を震わせ驚愕の表情をマリーが逃げた辺りに投げかける。
「なん… で? お… おかあさん、おかあさん、おとうさん痛いよ… 痛いよ… おかあさんおかあさん」
何度も母が必ず助けに来るよう懇願を言葉にのせる少年勇者であったが言葉が無くなると涙のみしばらく流しその涙も止まる。
マリーは少年勇者は止まったと遠目に確認すると惨殺現場に戻ると七孔より体液を流し終えた少年勇者が確かに動かなくなっていた。
少年である経験の無さがパニックを呼び自分に対する回復魔法を止めてしまい母への思いに終始してしまったのだろう。
ステータスコンタクトを知ってしまったので処理するしかなかった。ステータスは日に日にマリーに合わさり出している。今日は見えなくても明日には魔物であると見破られる危険がある。ドラゴンを討伐して少年勇者のレベルていうものが上がれば見える可能性は格段に上がるかもしれず即決するしかなかった。
本来の予定では少年勇者がドラゴンを倒して成長をした知識や能力が欲しかったので旅に同行したが仕方ないかと諦めた。
そして夜が明けて昼過ぎになるまで少年勇者と老魔法使い、印可騎士の知識を弄ぶが血濡れの自分の手に気付きその場を離れなければと思った。
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