21 / 55
地下室にて
しおりを挟む
王城跡は変わらず漂う惑星オーガストにより日夜陰になり木々はないが人の生活の跡に苔むす状態に。それはそれは美しい。
人骨などは2000年を過ぎる間に風雨と魔物に荒らされたようで存在しないがアーチ構造の建物などはツタや苔で覆われ伝説や伝承を思わせる。足元は獣の足跡が土に残るがマリーが踏んだような人が荒らした形跡が無い事から隔絶された場所であり神聖な場所にも思える。
マリーは夜目が魔物なので効く。闇の中のその城跡や城下町は誰も人間は知らない知識としてマリーは記憶をしていく。
それは探索を続けて昼夜が分からないのでおそらく数日か一週間が経ったであろう頃。王城の地下に降りる隠し階段を見つけた。そこだけ暗さが増すのを感じるので試しに光の魔法で灯りを掌に浮かせると暗さが増した辺りから光が押しつぶされるように小さくなる。
ここに無貌の神がいるのだろうか?
なぜにこんな所に?と考えたが知識を得たいマリーはその階段を降りた。
闇に臭いがあるのか分からないが濃度の強い闇にむせそうになる。
夜目が利くマリーでも一寸先にある階下にあった扉が辛うじて見える光魔法で強く照らしドアの開閉ノブを回し開くと部屋の中は炎に巻かれていた。
床には見た事が無い言葉の呪文が中央の炎が吹き出る場所に向かい放射線を描きビッシリと書かれて炎が吹き出る場所には小型の石が円形に組んで置かれていてこれらが炎を制御している術だと得る。
その中におそらくであるが無貌の神が閉じ込められていた。
顔は黒く陰影なく人間の形であるので顔であろうと想像する黒いマントは分かるが体も黒く陰影はない
顔から身体の全てが黒で塗り潰したような黒で裸であるかどうなのか分からない。
炎による光にも陰影がないのだから、物体であるかも疑わしいとさえ思える。
「魔物の娘よ無言で固まっているようだが勇者を抱いて私を倒しに来たのか?」
ビクリとマリーは強張る摂取した少年勇者が見えるのだろうか?
その低い声は無貌の神から聞こえたのは確かだがそれが顔から発せられたのかも不十分にしか分からない。
「いえ無貌の神様、私は知識を求めここに参りましたマリーと申します。知識を求める者として無貌の神様が置かれている状況に唖然としておりました」
スウッと無貌の神が顔を前にし炎の檻に近づく
「我を知る者か。その覚悟で来たのならしばし歓談を許そう」
歓談とあるが炎の檻に閉じ込められている無貌の神の方が優位に威圧的に話を始める。
オーガストにて人間を殲滅し、その人の魂を闇に浸けて力にし目障りなこの世界の神を殺そうとしたが神と共に駆けつけた精霊と呼ばれる自然の思念体に倒され水・風・土・火と10年ずつ曝され一番に無貌の神に威力があった火の力で作った檻に投獄され2000年以上を過ごしたという。
殺すに至れなかったのは神とつく立場の者への敬意だったのかもしれない。
「マリーよ我をここから出せ。さすれば我が用意する約束を与えよう」
無貌の神はマリーに解放される事を願う
「なら行きたい場所があります」
用意する約束と違う約束に無貌の神は思わず笑う。
「面白い手品を明かすと我が用意した約束は全てハズレ… 魔物の娘よどこへでも案内しよう」
うなずく無貌の神を確認し風魔法で床の文字や石で組んだ石を破壊すると炎は立ち消えると黒い闇だけが支配する空間になり前からか上からか下からか又は心に直接かに無貌の神の声が聞こえる
「さてどこに案内する?」
ゴクリと唾を飲んだマリーは
「彼方の者様にお会いしたく思います」
それは王都神獣目録に書かれていた想像でしかないと思われる神の事である。
異界の魔物から魔物へ魔物へと長い時を経て語り継がれ最後に人の言葉が分かる魔物から人へお話として伝えた名前と概要を人間が王都神獣目録に記した。
もし存在するならと彼方の者の名前を出してみたのだ。
「面白い… わかった」
無貌の神の声が聞こえた後、マリーが立っていた床が無くなり暗闇から暗闇へ落ちていった。
人骨などは2000年を過ぎる間に風雨と魔物に荒らされたようで存在しないがアーチ構造の建物などはツタや苔で覆われ伝説や伝承を思わせる。足元は獣の足跡が土に残るがマリーが踏んだような人が荒らした形跡が無い事から隔絶された場所であり神聖な場所にも思える。
マリーは夜目が魔物なので効く。闇の中のその城跡や城下町は誰も人間は知らない知識としてマリーは記憶をしていく。
それは探索を続けて昼夜が分からないのでおそらく数日か一週間が経ったであろう頃。王城の地下に降りる隠し階段を見つけた。そこだけ暗さが増すのを感じるので試しに光の魔法で灯りを掌に浮かせると暗さが増した辺りから光が押しつぶされるように小さくなる。
ここに無貌の神がいるのだろうか?
なぜにこんな所に?と考えたが知識を得たいマリーはその階段を降りた。
闇に臭いがあるのか分からないが濃度の強い闇にむせそうになる。
夜目が利くマリーでも一寸先にある階下にあった扉が辛うじて見える光魔法で強く照らしドアの開閉ノブを回し開くと部屋の中は炎に巻かれていた。
床には見た事が無い言葉の呪文が中央の炎が吹き出る場所に向かい放射線を描きビッシリと書かれて炎が吹き出る場所には小型の石が円形に組んで置かれていてこれらが炎を制御している術だと得る。
その中におそらくであるが無貌の神が閉じ込められていた。
顔は黒く陰影なく人間の形であるので顔であろうと想像する黒いマントは分かるが体も黒く陰影はない
顔から身体の全てが黒で塗り潰したような黒で裸であるかどうなのか分からない。
炎による光にも陰影がないのだから、物体であるかも疑わしいとさえ思える。
「魔物の娘よ無言で固まっているようだが勇者を抱いて私を倒しに来たのか?」
ビクリとマリーは強張る摂取した少年勇者が見えるのだろうか?
その低い声は無貌の神から聞こえたのは確かだがそれが顔から発せられたのかも不十分にしか分からない。
「いえ無貌の神様、私は知識を求めここに参りましたマリーと申します。知識を求める者として無貌の神様が置かれている状況に唖然としておりました」
スウッと無貌の神が顔を前にし炎の檻に近づく
「我を知る者か。その覚悟で来たのならしばし歓談を許そう」
歓談とあるが炎の檻に閉じ込められている無貌の神の方が優位に威圧的に話を始める。
オーガストにて人間を殲滅し、その人の魂を闇に浸けて力にし目障りなこの世界の神を殺そうとしたが神と共に駆けつけた精霊と呼ばれる自然の思念体に倒され水・風・土・火と10年ずつ曝され一番に無貌の神に威力があった火の力で作った檻に投獄され2000年以上を過ごしたという。
殺すに至れなかったのは神とつく立場の者への敬意だったのかもしれない。
「マリーよ我をここから出せ。さすれば我が用意する約束を与えよう」
無貌の神はマリーに解放される事を願う
「なら行きたい場所があります」
用意する約束と違う約束に無貌の神は思わず笑う。
「面白い手品を明かすと我が用意した約束は全てハズレ… 魔物の娘よどこへでも案内しよう」
うなずく無貌の神を確認し風魔法で床の文字や石で組んだ石を破壊すると炎は立ち消えると黒い闇だけが支配する空間になり前からか上からか下からか又は心に直接かに無貌の神の声が聞こえる
「さてどこに案内する?」
ゴクリと唾を飲んだマリーは
「彼方の者様にお会いしたく思います」
それは王都神獣目録に書かれていた想像でしかないと思われる神の事である。
異界の魔物から魔物へ魔物へと長い時を経て語り継がれ最後に人の言葉が分かる魔物から人へお話として伝えた名前と概要を人間が王都神獣目録に記した。
もし存在するならと彼方の者の名前を出してみたのだ。
「面白い… わかった」
無貌の神の声が聞こえた後、マリーが立っていた床が無くなり暗闇から暗闇へ落ちていった。
0
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる