33 / 55
帰れない
しおりを挟む
「スゲーファンタジーだー!」
村や地球では見た事がないエルフやドワーフ、鱗のある人間が歩いていのを見てイチは思わず声をあげる。
村のある地域で一番大きいギルドがあるセレファイスの町にたどり着いたのは次の日の昼過ぎだった。
さすがに夜間の寝る時には鎖を解かれたのだが、逃げ出したら殺すという位の眼光でマルローネは監視を続けていた。
町はかなりの人口がいるだろうと分かる程に道には人が溢れ活気がある。
建物は素焼きレンガや自然石を切り出したブロックで立てられていて白い漆喰で塗り固められている。
イチは地球で旅した事があるエーゲ海の伝統的建造物群を思い出しファンタジーの世界でも風致を損なう事がないのだなと地球の建築物にも関心する。
「田舎もん」
「なんだ?ゴリラ子」
度々と口論になるイチとマルローネにギルドマスターは早く行けとうながす。
町の中心部辺りにギルド会館があり円柱系の大きな建物に壁つながりでパブが隣接されていた。
「さてイチようこそ我がセレファイスのギルドへ」
ギッと短い音を立ててギルドマスターが入り口を開く。
中は受け付けやクエストボードがあり冒険者が生活をしている。
隣接のパブにはギルドから直接移動できるように壁は無く酒に酔った賑やかな声と肉を焼く匂いがイチの腹を鳴らした。
「お腹すいたな… 」
ふらっとパブに近づくイチをギルドマスターが止める
「やる事やってからにしようや」と脂ギッシュな顔を近づけると
「ヒッ」
と近づく脂ギッシュにマルローネが小さくさけんだ。
*****
「ギルドマスターお呼びですか?」
ギルドの受け付けの奥からエルフの青年が出てきた。
この世界のエルフは森の奥に住み人間や魔物との関係を絶ったハイエルフと人と共存した生活を良しとするカルチャーエルフに分かれている。
種族は同じで地球で言うと関東人と関西人のような違いである。
しかし交流はあり魔法の扱い方や深度は人間より上で賢者マリーよりもたらされたステータスコンタクトもより早くより正確に理解を出来ているのは現在エルフ族のみである。
「おうすまねぇがステータスコンタクトをエルフ流にこの小僧にかけてくれないか?」
ピクッとエルフの青年は目をイチに向ける。
「この子供に何かあるんですか? ステータスコンタクト」
ふいとステータスコンタクトをイチにかけて目を見開く。
「な?普通のステータスコンタクトでは見れないんだよ」
「なるほど」
お腹減ったなと思うイチの前であれやこれやと話合うギルドマスターとエルフにげっそりする。ギルドの隣から肉の匂いが漂ってくる。
「ギルドマスターお腹すいたよぅ… 」
子供っぽくねだる
「子供のマネすんじゃねーよ」
「いや子供だし」
エルフの青年は頷くと先程は違う量の魔力を練りステータスコンタクトを放つ。イチは『あ、母さんと同じステータスコンタクトだ』と思いながら受ける。
空間にステータスが浮かぶ
名前:イチ
職業:村人
種族:人間?
年齢:10
体力:5555(呪いの為に正確ではない)
魔力:5555(呪いの為に正確ではない)
知力:555(呪いの為に正確ではない)
魅力:555(呪いの為に正確ではない)
状態:呪いにより真の力を発揮できない状態
能力:以下不明
パッシブスキル:神の恩恵・**界人・*と人間の友好の証
さっすが母さん魔族と異世界人を隠してくれてるじゃんとイチは改めてマリーの多彩さに関心する。
「はぁ終わった終わったー村に帰る前にギルドマスターご飯ちょー… だい?… 」
やっと昼ごはんが食べれると笑いながらギルドマスターを見るがその顔は怒りなのか畏怖なのか普通ではない。
マリーもイチも普通の人間の尺度に興味がなくイチのステータスは抑えられた状態でも王国の勇猛な将軍と並ぶ程である。
「イッチャン…ギルド登録しようか?」
「いやー!」
脂ギッシュなおっさんの真剣な目を見て、まだ村に帰れないんだと悲しく叫ぶイチだった。
村や地球では見た事がないエルフやドワーフ、鱗のある人間が歩いていのを見てイチは思わず声をあげる。
村のある地域で一番大きいギルドがあるセレファイスの町にたどり着いたのは次の日の昼過ぎだった。
さすがに夜間の寝る時には鎖を解かれたのだが、逃げ出したら殺すという位の眼光でマルローネは監視を続けていた。
町はかなりの人口がいるだろうと分かる程に道には人が溢れ活気がある。
建物は素焼きレンガや自然石を切り出したブロックで立てられていて白い漆喰で塗り固められている。
イチは地球で旅した事があるエーゲ海の伝統的建造物群を思い出しファンタジーの世界でも風致を損なう事がないのだなと地球の建築物にも関心する。
「田舎もん」
「なんだ?ゴリラ子」
度々と口論になるイチとマルローネにギルドマスターは早く行けとうながす。
町の中心部辺りにギルド会館があり円柱系の大きな建物に壁つながりでパブが隣接されていた。
「さてイチようこそ我がセレファイスのギルドへ」
ギッと短い音を立ててギルドマスターが入り口を開く。
中は受け付けやクエストボードがあり冒険者が生活をしている。
隣接のパブにはギルドから直接移動できるように壁は無く酒に酔った賑やかな声と肉を焼く匂いがイチの腹を鳴らした。
「お腹すいたな… 」
ふらっとパブに近づくイチをギルドマスターが止める
「やる事やってからにしようや」と脂ギッシュな顔を近づけると
「ヒッ」
と近づく脂ギッシュにマルローネが小さくさけんだ。
*****
「ギルドマスターお呼びですか?」
ギルドの受け付けの奥からエルフの青年が出てきた。
この世界のエルフは森の奥に住み人間や魔物との関係を絶ったハイエルフと人と共存した生活を良しとするカルチャーエルフに分かれている。
種族は同じで地球で言うと関東人と関西人のような違いである。
しかし交流はあり魔法の扱い方や深度は人間より上で賢者マリーよりもたらされたステータスコンタクトもより早くより正確に理解を出来ているのは現在エルフ族のみである。
「おうすまねぇがステータスコンタクトをエルフ流にこの小僧にかけてくれないか?」
ピクッとエルフの青年は目をイチに向ける。
「この子供に何かあるんですか? ステータスコンタクト」
ふいとステータスコンタクトをイチにかけて目を見開く。
「な?普通のステータスコンタクトでは見れないんだよ」
「なるほど」
お腹減ったなと思うイチの前であれやこれやと話合うギルドマスターとエルフにげっそりする。ギルドの隣から肉の匂いが漂ってくる。
「ギルドマスターお腹すいたよぅ… 」
子供っぽくねだる
「子供のマネすんじゃねーよ」
「いや子供だし」
エルフの青年は頷くと先程は違う量の魔力を練りステータスコンタクトを放つ。イチは『あ、母さんと同じステータスコンタクトだ』と思いながら受ける。
空間にステータスが浮かぶ
名前:イチ
職業:村人
種族:人間?
年齢:10
体力:5555(呪いの為に正確ではない)
魔力:5555(呪いの為に正確ではない)
知力:555(呪いの為に正確ではない)
魅力:555(呪いの為に正確ではない)
状態:呪いにより真の力を発揮できない状態
能力:以下不明
パッシブスキル:神の恩恵・**界人・*と人間の友好の証
さっすが母さん魔族と異世界人を隠してくれてるじゃんとイチは改めてマリーの多彩さに関心する。
「はぁ終わった終わったー村に帰る前にギルドマスターご飯ちょー… だい?… 」
やっと昼ごはんが食べれると笑いながらギルドマスターを見るがその顔は怒りなのか畏怖なのか普通ではない。
マリーもイチも普通の人間の尺度に興味がなくイチのステータスは抑えられた状態でも王国の勇猛な将軍と並ぶ程である。
「イッチャン…ギルド登録しようか?」
「いやー!」
脂ギッシュなおっさんの真剣な目を見て、まだ村に帰れないんだと悲しく叫ぶイチだった。
0
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる