チートな親子と変な仲間たち

ais

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帰れない

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「スゲーファンタジーだー!」
村や地球では見た事がないエルフやドワーフ、鱗のある人間が歩いていのを見てイチは思わず声をあげる。



村のある地域で一番大きいギルドがあるセレファイスの町にたどり着いたのは次の日の昼過ぎだった。

さすがに夜間の寝る時には鎖を解かれたのだが、逃げ出したら殺すという位の眼光でマルローネは監視を続けていた。

町はかなりの人口がいるだろうと分かる程に道には人が溢れ活気がある。
建物は素焼きレンガや自然石を切り出したブロックで立てられていて白い漆喰で塗り固められている。
イチは地球で旅した事があるエーゲ海の伝統的建造物群を思い出しファンタジーの世界でも風致を損なう事がないのだなと地球の建築物にも関心する。

「田舎もん」
「なんだ?ゴリラ子」

度々と口論になるイチとマルローネにギルドマスターは早く行けとうながす。
町の中心部辺りにギルド会館があり円柱系の大きな建物に壁つながりでパブが隣接されていた。

「さてイチようこそ我がセレファイスのギルドへ」
ギッと短い音を立ててギルドマスターが入り口を開く。
中は受け付けやクエストボードがあり冒険者が生活をしている。
隣接のパブにはギルドから直接移動できるように壁は無く酒に酔った賑やかな声と肉を焼く匂いがイチの腹を鳴らした。

「お腹すいたな… 」
ふらっとパブに近づくイチをギルドマスターが止める
「やる事やってからにしようや」と脂ギッシュな顔を近づけると
「ヒッ」
と近づく脂ギッシュにマルローネが小さくさけんだ。


*****
「ギルドマスターお呼びですか?」
ギルドの受け付けの奥からエルフの青年が出てきた。
この世界のエルフは森の奥に住み人間や魔物との関係を絶ったハイエルフと人と共存した生活を良しとするカルチャーエルフに分かれている。
種族は同じで地球で言うと関東人と関西人のような違いである。

しかし交流はあり魔法の扱い方や深度は人間より上で賢者マリーよりもたらされたステータスコンタクトもより早くより正確に理解を出来ているのは現在エルフ族のみである。

「おうすまねぇがステータスコンタクトをエルフ流にこの小僧にかけてくれないか?」
ピクッとエルフの青年は目をイチに向ける。
「この子供に何かあるんですか? ステータスコンタクト」
ふいとステータスコンタクトをイチにかけて目を見開く。
「な?普通のステータスコンタクトでは見れないんだよ」
「なるほど」

お腹減ったなと思うイチの前であれやこれやと話合うギルドマスターとエルフにげっそりする。ギルドの隣から肉の匂いが漂ってくる。
「ギルドマスターお腹すいたよぅ… 」
子供っぽくねだる

「子供のマネすんじゃねーよ」
「いや子供だし」

エルフの青年は頷くと先程は違う量の魔力を練りステータスコンタクトを放つ。イチは『あ、母さんと同じステータスコンタクトだ』と思いながら受ける。

空間にステータスが浮かぶ

名前:イチ
職業:村人
種族:人間?
年齢:10
体力:5555(呪いの為に正確ではない)
魔力:5555(呪いの為に正確ではない)
知力:555(呪いの為に正確ではない)
魅力:555(呪いの為に正確ではない)

状態:呪いにより真の力を発揮できない状態

能力:以下不明
パッシブスキル:神の恩恵・**界人・*と人間の友好の証

さっすが母さん魔族と異世界人を隠してくれてるじゃんとイチは改めてマリーの多彩さに関心する。

「はぁ終わった終わったー村に帰る前にギルドマスターご飯ちょー… だい?… 」
やっと昼ごはんが食べれると笑いながらギルドマスターを見るがその顔は怒りなのか畏怖なのか普通ではない。
マリーもイチも普通の人間の尺度に興味がなくイチのステータスは抑えられた状態でも王国の勇猛な将軍と並ぶ程である。

「イッチャン…ギルド登録しようか?」
「いやー!」
脂ギッシュなおっさんの真剣な目を見て、まだ村に帰れないんだと悲しく叫ぶイチだった。
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