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マリナ姉さん
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「ごめんね?聞いていい?あなたの仲間が乗っているのは何ですか?」
そんな疑問をゴブリンが散見され糞の分布が多い場所に歩いて向かう時にお姉さん冒険者から問いを受ける。
「あーっと… 」ちらりとニーが乗っているミニムーンを見る。どう言えば良いかな?と考えていると
「ミニムーンですわ」
と話が聞こえていたのかニーが答えると
月?月なの?とヒソヒソ声が聞こえる。
「えっと月?」
引きつり笑いをしながらそのお姉さん冒険者が聞く。
ーーーあれーどう言い訳するかな?やっぱり地球と一緒で宇宙人って言うのあまり広げる話じゃないなー…
「えっと… メ… メテオの魔法を誰か使ったみたいで拾いました?」
「何で疑問形なの?」
クスクスとニーが笑い、他の冒険者はメテオって伝説の魔法じゃない?と言い合ってから無言でミニムーンを見つめていた。
お姉さん冒険者はへーほーと興味津々にミニムーンを眺めてからニーに許しを得てペタペタ触ったりして歩いていく。
*****
「乗せてー!」
「嫌ですわ」
お姉さん冒険者とニーは掛け合いにまで発展している事にやれやれと思っているとゴブリンが大量に発生していると思われる小さい山の中腹にある森に辿り着いた。
ギルド職員はだいたいの場所を示すと町に帰還する為に今は冒険者だけが残されている。
准冒険者の子供達が探索したゴブリンの糞の分布は偏っている。真面目に仕事をする子供と冒険者として早く働きたいとゴブリンの糞をトレッキング感覚(ムリをしない)で済ませてしまう子供もいる。
今回はゴブリンの殲滅ではなく間引きなので探索結果の反芻はギルドでまだ行われていなかった。
森にはゴブリンの糞が積まれていて異様な臭いを発している。雑食中の雑食な魔物なのでとにかく臭い。
「明らかに糞が多いな… それに…」
イチはその辺の木の棒を取りゴブリンの糞をかき混ぜてグチャリと未消化物を取り出す。
それは腐った人間の手であった。
「ウッ」とお姉さん冒険者が口を押さえる。
予想より悪い状態かもしれないとイチとニー以外の3人は強張る。
しかし仕事なので切り替えて探索と間引きを開始する。間引きの証明はゴブリンの右耳を切り離しギルドに持ち帰る事。
左利き手のゴブリンは少なく防御が下手な魔物なので剣を持つ右半身は防御がまだ出来る為に身体の欠損が少ない。
逆の左半身は防御が緩く左耳が無いゴブリンが多数いるため右耳の採取が証とされている。
今回の4人はイチと冒険者ではないので参加人数に入っていないニー
お姉さん冒険者のマリナ
回復と調合を主体とする冒険者で武器は薬品。回復魔法も使えるがありがたい。
お姉さんと言っているが駆け出しの同じDランクで年齢は四つしか変わらない。茶髪でキリッとした目をした美しい顔の人物で極寒の地方の出身である。
あとの2人は双子の兄弟のフーとタンゴ
この陽気な2人はこれからも共に2人で冒険者を続けて行くと言うのでイチとニーの仲間に勧誘出来なかった。気の良い男の仲間は嬉しいのだが仕方ない。
つまり回復役のマリナは単独では戦闘に難がある為にイチとニーと3人で、双子は別行動でそれぞれクエストを開始する事になった。
「またギルドでな!」
「「ああ!イチ!帰ったら一緒にメシでも喰おうや!」」
息ピッタリの兄弟と笑いながら散会する。
ーーー冒険者は個人事業主、死ぬも生きるも自分次第。また会えると良いなぁ。
「イチにはニーがいるよ?」
そうだなとニーに頭を撫でる。
「ふたりは兄妹?」
クスクスとニーが笑う。
「いえ違います。」
ふーんと言うマリナは明らかな困り顔をしている。
なにせイチとニーはまだ地球なら中学生と小学校高学年ぐらいの出で立ちなのだ。回復役のマリナだが"もしもの時"となれば守らなければならないなと考えていた。
「こりゃあ今回はパーティー勧誘どころじゃないわね」とため息をつくマリナに一層クスクスと笑うニーだった。
そんな疑問をゴブリンが散見され糞の分布が多い場所に歩いて向かう時にお姉さん冒険者から問いを受ける。
「あーっと… 」ちらりとニーが乗っているミニムーンを見る。どう言えば良いかな?と考えていると
「ミニムーンですわ」
と話が聞こえていたのかニーが答えると
月?月なの?とヒソヒソ声が聞こえる。
「えっと月?」
引きつり笑いをしながらそのお姉さん冒険者が聞く。
ーーーあれーどう言い訳するかな?やっぱり地球と一緒で宇宙人って言うのあまり広げる話じゃないなー…
「えっと… メ… メテオの魔法を誰か使ったみたいで拾いました?」
「何で疑問形なの?」
クスクスとニーが笑い、他の冒険者はメテオって伝説の魔法じゃない?と言い合ってから無言でミニムーンを見つめていた。
お姉さん冒険者はへーほーと興味津々にミニムーンを眺めてからニーに許しを得てペタペタ触ったりして歩いていく。
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「乗せてー!」
「嫌ですわ」
お姉さん冒険者とニーは掛け合いにまで発展している事にやれやれと思っているとゴブリンが大量に発生していると思われる小さい山の中腹にある森に辿り着いた。
ギルド職員はだいたいの場所を示すと町に帰還する為に今は冒険者だけが残されている。
准冒険者の子供達が探索したゴブリンの糞の分布は偏っている。真面目に仕事をする子供と冒険者として早く働きたいとゴブリンの糞をトレッキング感覚(ムリをしない)で済ませてしまう子供もいる。
今回はゴブリンの殲滅ではなく間引きなので探索結果の反芻はギルドでまだ行われていなかった。
森にはゴブリンの糞が積まれていて異様な臭いを発している。雑食中の雑食な魔物なのでとにかく臭い。
「明らかに糞が多いな… それに…」
イチはその辺の木の棒を取りゴブリンの糞をかき混ぜてグチャリと未消化物を取り出す。
それは腐った人間の手であった。
「ウッ」とお姉さん冒険者が口を押さえる。
予想より悪い状態かもしれないとイチとニー以外の3人は強張る。
しかし仕事なので切り替えて探索と間引きを開始する。間引きの証明はゴブリンの右耳を切り離しギルドに持ち帰る事。
左利き手のゴブリンは少なく防御が下手な魔物なので剣を持つ右半身は防御がまだ出来る為に身体の欠損が少ない。
逆の左半身は防御が緩く左耳が無いゴブリンが多数いるため右耳の採取が証とされている。
今回の4人はイチと冒険者ではないので参加人数に入っていないニー
お姉さん冒険者のマリナ
回復と調合を主体とする冒険者で武器は薬品。回復魔法も使えるがありがたい。
お姉さんと言っているが駆け出しの同じDランクで年齢は四つしか変わらない。茶髪でキリッとした目をした美しい顔の人物で極寒の地方の出身である。
あとの2人は双子の兄弟のフーとタンゴ
この陽気な2人はこれからも共に2人で冒険者を続けて行くと言うのでイチとニーの仲間に勧誘出来なかった。気の良い男の仲間は嬉しいのだが仕方ない。
つまり回復役のマリナは単独では戦闘に難がある為にイチとニーと3人で、双子は別行動でそれぞれクエストを開始する事になった。
「またギルドでな!」
「「ああ!イチ!帰ったら一緒にメシでも喰おうや!」」
息ピッタリの兄弟と笑いながら散会する。
ーーー冒険者は個人事業主、死ぬも生きるも自分次第。また会えると良いなぁ。
「イチにはニーがいるよ?」
そうだなとニーに頭を撫でる。
「ふたりは兄妹?」
クスクスとニーが笑う。
「いえ違います。」
ふーんと言うマリナは明らかな困り顔をしている。
なにせイチとニーはまだ地球なら中学生と小学校高学年ぐらいの出で立ちなのだ。回復役のマリナだが"もしもの時"となれば守らなければならないなと考えていた。
「こりゃあ今回はパーティー勧誘どころじゃないわね」とため息をつくマリナに一層クスクスと笑うニーだった。
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