40 / 100
三章 人形と復讐の行方
40話
しおりを挟む
私用を済ませた後、俺はビャクヤに連れてこられた場所で呆然と立ち尽くしていた。
その見上げる程の建物の入り口には冒険者ギルドの看板が掛けられている。
冒険者の街ウィーヴィルで、それは特別に珍しいことではない。この街にある酒場のいくつかにはギルドの窓口は併設されているため、街のいたる所でギルドの看板が掛けられているからだ。
だがしかし、ここはそうではない。酒場に窓口が併設されているのではなく、その逆。巨大な冒険者ギルドの建物の中に様々な施設が併設されている。
ウィーヴィルの冒険者ギルド総合窓口。言ってしまえば、このウィーヴィルにあるギルドの本部である。
当然、総合窓口の名前通り一般の依頼を受けることもできる。だが普通の冒険者がここの窓口を使う事は少ない。
なぜならこのギルド本部を利用するのはゴールド級、低くてもシルバー級の冒険者だという暗黙の了解があるからだ。
先ほどから出入りする冒険者も相当に腕が立ちそうな面々で、その中には俺の姿を見て薄く笑みを浮かべる者もいた。
彼ら彼女らは俺が勇者一行から追い出されたことを覚えているのだろう。元々この総合窓口を利用していた身としては、非常に肩身が狭かった。
沈んだ気持ちを振り払うように、隣にいるビャクヤへ問いかける。
「まさかとは思うが、ここにヨミの協力者がいるのか?」
「うむ。 以前にも話したが、ヨミ様の協力者は至る所にいるのだ。 ここの協力者には我輩も世話になったことがある。 心配せずとも良い」
「いや、俺が心配してるのはそういう事じゃなくてだな……。」
俺の言葉を遮って、ビャクヤは重厚な扉を開け放った。
「頼もう!」
喧噪と酒の匂いが出迎える一般の窓口とは異なり、格式高い調度品が俺達を出迎えた。
中にいる職員も冒険者とは違い理知的な面持ちだ。王都の学院を卒業した人々が働いていると聞いたことがあるが、なるほど。俺達とは頭の作りが根本から異なる人種のようだ。
利用者の冒険者達も俺達が堂々と入ってきたためか、視線を此方に向けていた。品定めするような視線が突き刺さり、今にも逃げ出しそうになる。
痛いほどの静寂の中を進むビャクヤと、それに続く俺。場違いな二人組の対応をしたのは、短く切り揃えた黒髪が特徴の受付嬢だ。
彼女は浮かべた微笑を崩さず、俺達を迎えてくれた。
「ウィーヴィル冒険者ギルド総合窓口へようこそ。 今日のご用件をお申し付けください」
「うむ。 パーシヴァル・ヘドウィンを呼んでくれ。 我輩が来たと言えば、奴も顔を出すはずだ」
その瞬間、俺の中の緊張は消し飛んだ。
ビャクヤが口に出した名前が、余りに突拍子もない物だったから。
「パーシヴァルって、あのギルドマスターのパーシヴァルか!?」
ギルドマスターとはその名の通り、冒険者ギルドの長だ。一介の冒険者が会おうと思って会える相手ではない。
しかしビャクヤは自分の冒険者の証を受付嬢に渡すと、満足げにうなずいた。
受付嬢も、後方へビャクヤの冒険者の証を持って行くと、数分と待たずに戻ってきた。
そして隠れるように立っていた俺へと視線を向けた。
硬質な黒い瞳に射抜かれて、しぶしぶ受付嬢の前へと歩み出る。
「なかなか面白い子ね。 ファルクス、貴方がこんなユーモアあふれる子を連れ回してるなんて、どういった風の吹き回しかしら」
「む? お主、ファルクスと知り合いなのか?」
「始めまして、鬼のお嬢さん。 私はイリスン。 ここの受付をしてるのと同時に、勇者パーティ専属のアドバイザーも請け負っているわ」
俺がこの場所に来たくなかった要因の一つは、彼女にある。
一般の窓口より上位に位置するこの総合窓口では、高位冒険者パーティに助言をするアドバイザーが滞在している。
そのアドバイザーは過去に活躍していた冒険者が殆どで、目の前のイリスンもその美しい姿とは裏腹に、過去にはゴールド級の冒険者だったという経歴を持つ。
そしてその役職柄、俺の弱みの多くを握っている相手でもあった。
「アドバイザー……相談役ということか」
「そうね。 今後の活動方針や、ギルドに預けている資産の運用などなど。 実践的な物から恋愛相談まで請け負っているわ。 そして、そこにいるファルクスも、私のお世話になっていたひとりなのだけれど、随分な再会ね」
俺は、蛇に睨まれた蛙か。
彼女には戦い方や立ち回りのアドバイスから、他人に話せないプライベートな問題まで、全てを掌握されている。そのため強くは出られない。実際に姉がいたら、こんな感じなのだろうか。
それに負い目も感じている。短くない間、世話になっておきながら無言で街から姿を消したのだ。
申し訳ない気持ちと、羞恥心がないまぜになり、結果ぶっきらぼうな態度で頭を下げた。
「悪いとは思ってますけど、あの時はイリスンさんに報告する暇がなかったんですよ」
「その余裕もなかったのよね。 えぇ、ことの詳細はアーシェとエレノスから聞いているわ。 勇者一行をクビになった荷物持ちが、やけくそになって姿を消したと」
「お主、ファルクスを責めているのか?」
声音を固くしたビャクヤが、身を乗り出す。
そんなビャクヤをイリスンはさらりと躱す。
「アドバイザーの助言を聞きに来るべきだった、と言っているのよ。 私が助言すれば、ナイトハルトも考えを改める可能性があったわ」
「それは、難しいと思いますよ。 原因は全て俺の実力不足でしたから。 遅かれ早かれ、こうなるのは目に見えていました」
認めたくはない。だがエレノス達の言葉は事実だった。
強力な魔物が群れを成して襲ってくるダンジョンで、俺の様な低レベルの仲間を守る余裕はとうの昔に無くなっていたのだ。一撃でも貰えば死ぬ。そんな極限の状態で俺も戦い続けられたかは疑問だ。
それでもパーティに残りたいといってしまえば、それは俺の我がままになる。パーティ内の連携にアーシェの命が掛かっている以上、俺が負担になる事は絶対に避けたかった。
どう足掻いたとしてもあの頃の俺では、結果は決まっていたのだ。
「それに、イリスンさんは勇者パーティのアドバイザーでしょう。 パーティから追い出された俺が頼れる相手でもないですよ」
「その時は勇者一行のアドバイザーではなく、私個人としての助言を送ろうと思っていたのよ。 どれだけ心配したと思ってるの」
顔を上げれば、彼女は苦笑を浮かべていた。
元高位冒険者ということで様々なことを相談したが、結果的に俺の考えまでも筒抜けになってしまっていたのだろう。
そう考えると無駄な意地を張る事すらバカバカしくなってくる。
「すみません、イリスンさん」
「素直でよろしい。 それで、アーシェがいながらそんな可愛い子を連れ回してるなんて、どういった了見なのかしら」
「どこに行ってもアーシェ、アーシェって……アーシェやビャクヤはそういうんじゃないですよ。 大切な仲間です」
「その貴方の大切なアーシェだけれど、エスカトラへ向かったわよ」
「聞きました。 ですが彼女が無事なら、それでいいです。 今の俺には、関係ないことですから」
「冷たいのね。 いいえ、そういう風に振る舞っているのかしら」
「そういう訳じゃ……ビャクヤ、どうした?」
詮索するような視線から目を逸らすと、ビャクヤが明後日の方向を向いていた。
なぜか黙りこくり、ともすれば不機嫌そうにも見える。
なにか彼女を怒らせるようなことを言ったかと考えるが、そもそもビャクヤが俺との会話で怒っている所を見たことがない。
イリスンを見ても肩を竦めるだけで、助け舟は出してくれそうにない。
どうしようかと悩んでいると、窓口の向こう側から一人の男が顔を覗かせた。
「すまない、遅くなったな。 それで、私を呼んだという冒険者は……。」
「おぉ! パーシヴァル! 久しぶりだな!」
ぱっと表情を明るくしたビャクヤは、その男――パーシヴァルに駆け寄った。
まさか本当にギルドマスターが出てくるとは思わず、俺は半笑いを浮かべるにとどまった。
しかし、さすがはギルドマスターと言ったところか。ビャクヤと並んでいた俺を見て、大体の事情を察したらしい。小さくうなずくと、窓口横にある扉を開け放った。
「事情はなんとなく理解できた。 奥で話そう、そちらの彼も一緒に」
その見上げる程の建物の入り口には冒険者ギルドの看板が掛けられている。
冒険者の街ウィーヴィルで、それは特別に珍しいことではない。この街にある酒場のいくつかにはギルドの窓口は併設されているため、街のいたる所でギルドの看板が掛けられているからだ。
だがしかし、ここはそうではない。酒場に窓口が併設されているのではなく、その逆。巨大な冒険者ギルドの建物の中に様々な施設が併設されている。
ウィーヴィルの冒険者ギルド総合窓口。言ってしまえば、このウィーヴィルにあるギルドの本部である。
当然、総合窓口の名前通り一般の依頼を受けることもできる。だが普通の冒険者がここの窓口を使う事は少ない。
なぜならこのギルド本部を利用するのはゴールド級、低くてもシルバー級の冒険者だという暗黙の了解があるからだ。
先ほどから出入りする冒険者も相当に腕が立ちそうな面々で、その中には俺の姿を見て薄く笑みを浮かべる者もいた。
彼ら彼女らは俺が勇者一行から追い出されたことを覚えているのだろう。元々この総合窓口を利用していた身としては、非常に肩身が狭かった。
沈んだ気持ちを振り払うように、隣にいるビャクヤへ問いかける。
「まさかとは思うが、ここにヨミの協力者がいるのか?」
「うむ。 以前にも話したが、ヨミ様の協力者は至る所にいるのだ。 ここの協力者には我輩も世話になったことがある。 心配せずとも良い」
「いや、俺が心配してるのはそういう事じゃなくてだな……。」
俺の言葉を遮って、ビャクヤは重厚な扉を開け放った。
「頼もう!」
喧噪と酒の匂いが出迎える一般の窓口とは異なり、格式高い調度品が俺達を出迎えた。
中にいる職員も冒険者とは違い理知的な面持ちだ。王都の学院を卒業した人々が働いていると聞いたことがあるが、なるほど。俺達とは頭の作りが根本から異なる人種のようだ。
利用者の冒険者達も俺達が堂々と入ってきたためか、視線を此方に向けていた。品定めするような視線が突き刺さり、今にも逃げ出しそうになる。
痛いほどの静寂の中を進むビャクヤと、それに続く俺。場違いな二人組の対応をしたのは、短く切り揃えた黒髪が特徴の受付嬢だ。
彼女は浮かべた微笑を崩さず、俺達を迎えてくれた。
「ウィーヴィル冒険者ギルド総合窓口へようこそ。 今日のご用件をお申し付けください」
「うむ。 パーシヴァル・ヘドウィンを呼んでくれ。 我輩が来たと言えば、奴も顔を出すはずだ」
その瞬間、俺の中の緊張は消し飛んだ。
ビャクヤが口に出した名前が、余りに突拍子もない物だったから。
「パーシヴァルって、あのギルドマスターのパーシヴァルか!?」
ギルドマスターとはその名の通り、冒険者ギルドの長だ。一介の冒険者が会おうと思って会える相手ではない。
しかしビャクヤは自分の冒険者の証を受付嬢に渡すと、満足げにうなずいた。
受付嬢も、後方へビャクヤの冒険者の証を持って行くと、数分と待たずに戻ってきた。
そして隠れるように立っていた俺へと視線を向けた。
硬質な黒い瞳に射抜かれて、しぶしぶ受付嬢の前へと歩み出る。
「なかなか面白い子ね。 ファルクス、貴方がこんなユーモアあふれる子を連れ回してるなんて、どういった風の吹き回しかしら」
「む? お主、ファルクスと知り合いなのか?」
「始めまして、鬼のお嬢さん。 私はイリスン。 ここの受付をしてるのと同時に、勇者パーティ専属のアドバイザーも請け負っているわ」
俺がこの場所に来たくなかった要因の一つは、彼女にある。
一般の窓口より上位に位置するこの総合窓口では、高位冒険者パーティに助言をするアドバイザーが滞在している。
そのアドバイザーは過去に活躍していた冒険者が殆どで、目の前のイリスンもその美しい姿とは裏腹に、過去にはゴールド級の冒険者だったという経歴を持つ。
そしてその役職柄、俺の弱みの多くを握っている相手でもあった。
「アドバイザー……相談役ということか」
「そうね。 今後の活動方針や、ギルドに預けている資産の運用などなど。 実践的な物から恋愛相談まで請け負っているわ。 そして、そこにいるファルクスも、私のお世話になっていたひとりなのだけれど、随分な再会ね」
俺は、蛇に睨まれた蛙か。
彼女には戦い方や立ち回りのアドバイスから、他人に話せないプライベートな問題まで、全てを掌握されている。そのため強くは出られない。実際に姉がいたら、こんな感じなのだろうか。
それに負い目も感じている。短くない間、世話になっておきながら無言で街から姿を消したのだ。
申し訳ない気持ちと、羞恥心がないまぜになり、結果ぶっきらぼうな態度で頭を下げた。
「悪いとは思ってますけど、あの時はイリスンさんに報告する暇がなかったんですよ」
「その余裕もなかったのよね。 えぇ、ことの詳細はアーシェとエレノスから聞いているわ。 勇者一行をクビになった荷物持ちが、やけくそになって姿を消したと」
「お主、ファルクスを責めているのか?」
声音を固くしたビャクヤが、身を乗り出す。
そんなビャクヤをイリスンはさらりと躱す。
「アドバイザーの助言を聞きに来るべきだった、と言っているのよ。 私が助言すれば、ナイトハルトも考えを改める可能性があったわ」
「それは、難しいと思いますよ。 原因は全て俺の実力不足でしたから。 遅かれ早かれ、こうなるのは目に見えていました」
認めたくはない。だがエレノス達の言葉は事実だった。
強力な魔物が群れを成して襲ってくるダンジョンで、俺の様な低レベルの仲間を守る余裕はとうの昔に無くなっていたのだ。一撃でも貰えば死ぬ。そんな極限の状態で俺も戦い続けられたかは疑問だ。
それでもパーティに残りたいといってしまえば、それは俺の我がままになる。パーティ内の連携にアーシェの命が掛かっている以上、俺が負担になる事は絶対に避けたかった。
どう足掻いたとしてもあの頃の俺では、結果は決まっていたのだ。
「それに、イリスンさんは勇者パーティのアドバイザーでしょう。 パーティから追い出された俺が頼れる相手でもないですよ」
「その時は勇者一行のアドバイザーではなく、私個人としての助言を送ろうと思っていたのよ。 どれだけ心配したと思ってるの」
顔を上げれば、彼女は苦笑を浮かべていた。
元高位冒険者ということで様々なことを相談したが、結果的に俺の考えまでも筒抜けになってしまっていたのだろう。
そう考えると無駄な意地を張る事すらバカバカしくなってくる。
「すみません、イリスンさん」
「素直でよろしい。 それで、アーシェがいながらそんな可愛い子を連れ回してるなんて、どういった了見なのかしら」
「どこに行ってもアーシェ、アーシェって……アーシェやビャクヤはそういうんじゃないですよ。 大切な仲間です」
「その貴方の大切なアーシェだけれど、エスカトラへ向かったわよ」
「聞きました。 ですが彼女が無事なら、それでいいです。 今の俺には、関係ないことですから」
「冷たいのね。 いいえ、そういう風に振る舞っているのかしら」
「そういう訳じゃ……ビャクヤ、どうした?」
詮索するような視線から目を逸らすと、ビャクヤが明後日の方向を向いていた。
なぜか黙りこくり、ともすれば不機嫌そうにも見える。
なにか彼女を怒らせるようなことを言ったかと考えるが、そもそもビャクヤが俺との会話で怒っている所を見たことがない。
イリスンを見ても肩を竦めるだけで、助け舟は出してくれそうにない。
どうしようかと悩んでいると、窓口の向こう側から一人の男が顔を覗かせた。
「すまない、遅くなったな。 それで、私を呼んだという冒険者は……。」
「おぉ! パーシヴァル! 久しぶりだな!」
ぱっと表情を明るくしたビャクヤは、その男――パーシヴァルに駆け寄った。
まさか本当にギルドマスターが出てくるとは思わず、俺は半笑いを浮かべるにとどまった。
しかし、さすがはギルドマスターと言ったところか。ビャクヤと並んでいた俺を見て、大体の事情を察したらしい。小さくうなずくと、窓口横にある扉を開け放った。
「事情はなんとなく理解できた。 奥で話そう、そちらの彼も一緒に」
0
あなたにおすすめの小説
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる