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ステルスメイト
第三話 先生、興味がありませーん
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スズラン組の一番後ろの席を取ると、次元収納袋から、魔法陣《薔薇組の努力の結晶》を取り出した。
ざっと、40枚ぐらいあるな
『うわー、他人の努力が」
「うるさい、他人の努力は私のためにあるんだ」 呆れた、というふうに肩にとまっているレイブンはため息をつくと、右肩から左肩へ移動した。
机の上に、散らばっている魔法陣《スクロール》に自分の魔力を馴染ませた。
魔法陣の魔力線の部分が、黒く変色するのを確認すると、テスト用に右肩で、ゴソゴソしているレイブンに雷の魔法陣を発動させた。
バチィ!!
『いきなり、なにを?』
ギリギリ、レイブンは雷を弾いたようだ。
いや、でも頭の頂点が少し、焦げている。
「いやー、ちょうどいい所にモルモットがいてね」 『・・・いつも、言ってるけどさ、言ってから実験して』
「いきなりじゃないと、面白くないじゃん」
ガァーと一声鳴くと、レイブンは学校の窓からどっかへ行った。
やれやれ、やっとうるさいカラスが消えた。
「あのー、私、えーと、」
隣の席から、声をかけられた。
見てみると、ライトグリーンの瞳がこちらを自信なさそうに見ている。
「おやすみー」
そう、言うと次元収納袋を枕にして寝た。
________30分後___________
「入学式に居眠りとは何事ですか!?」
あわあわあわあわ
さっきまで、機嫌良く自分の過去を話していた先生が隣の子が寝ているのに気づいてしまった。
2時間前くらいに、始業式で騒ぎを起こした隣の生徒は先生の声を完全に無視して、寝たふりをしている。
起こす為に、頬をツンツンしてみるが、まるで起きる様子はない。
「起きて、先生、怒ってる。」
一瞬、瞼《まぶた》が開いて赤い瞳が見えたがすぐに閉じてしまった。
そのうち、先生が隣の席の子に近づいていた。
「だから、起きなさいって!!」
明らかに、激怒している先生が腰の杖を取り出しながら、そう言った瞬間、その隣の席の子が起きた。
その赤い瞳で真っ直ぐに先生を見つめこう言った。
「せんせーい、興味がありませーん」
呆気に、とられた先生にその生徒は重ねてこう言った。
「聞く価値も無い、そのプロフィールは自分の心にしまっておいて下さい、どうでもいいんで」
先生は、口をぱくぱくさせて何かを言おうとするが、その前に隣の子は席を立つと机の上に置いてあった、星の刺繍がある袋を引っ掴《つか》むと後ろの扉をピシャッと閉めて出ていった。
いい友達になれたらいいな、とアイネは思ってうきうきした。
ざっと、40枚ぐらいあるな
『うわー、他人の努力が」
「うるさい、他人の努力は私のためにあるんだ」 呆れた、というふうに肩にとまっているレイブンはため息をつくと、右肩から左肩へ移動した。
机の上に、散らばっている魔法陣《スクロール》に自分の魔力を馴染ませた。
魔法陣の魔力線の部分が、黒く変色するのを確認すると、テスト用に右肩で、ゴソゴソしているレイブンに雷の魔法陣を発動させた。
バチィ!!
『いきなり、なにを?』
ギリギリ、レイブンは雷を弾いたようだ。
いや、でも頭の頂点が少し、焦げている。
「いやー、ちょうどいい所にモルモットがいてね」 『・・・いつも、言ってるけどさ、言ってから実験して』
「いきなりじゃないと、面白くないじゃん」
ガァーと一声鳴くと、レイブンは学校の窓からどっかへ行った。
やれやれ、やっとうるさいカラスが消えた。
「あのー、私、えーと、」
隣の席から、声をかけられた。
見てみると、ライトグリーンの瞳がこちらを自信なさそうに見ている。
「おやすみー」
そう、言うと次元収納袋を枕にして寝た。
________30分後___________
「入学式に居眠りとは何事ですか!?」
あわあわあわあわ
さっきまで、機嫌良く自分の過去を話していた先生が隣の子が寝ているのに気づいてしまった。
2時間前くらいに、始業式で騒ぎを起こした隣の生徒は先生の声を完全に無視して、寝たふりをしている。
起こす為に、頬をツンツンしてみるが、まるで起きる様子はない。
「起きて、先生、怒ってる。」
一瞬、瞼《まぶた》が開いて赤い瞳が見えたがすぐに閉じてしまった。
そのうち、先生が隣の席の子に近づいていた。
「だから、起きなさいって!!」
明らかに、激怒している先生が腰の杖を取り出しながら、そう言った瞬間、その隣の席の子が起きた。
その赤い瞳で真っ直ぐに先生を見つめこう言った。
「せんせーい、興味がありませーん」
呆気に、とられた先生にその生徒は重ねてこう言った。
「聞く価値も無い、そのプロフィールは自分の心にしまっておいて下さい、どうでもいいんで」
先生は、口をぱくぱくさせて何かを言おうとするが、その前に隣の子は席を立つと机の上に置いてあった、星の刺繍がある袋を引っ掴《つか》むと後ろの扉をピシャッと閉めて出ていった。
いい友達になれたらいいな、とアイネは思ってうきうきした。
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