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#15
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#15
結花の部屋
「私にもしてよ、もっと優しくもっと深く」
いつもと少し雰囲気が違った
周りには誰もいない、空が橙色に染まった夕暮れ時に二人は抱きしめ合った
「キスしよっか」
初めて唇と唇が触れ合った。そのまま勢いよく結花にベッドに押し倒された
「脱ぐね」
頬を赤らめた結花が言う
結花はワイシャツのボタンに手をかけた
外れたボタンの間から結花の下着が見える
「私が脱がしてあげる」
耳元で囁くと
和希のワイシャツのボタンを外し始めた
お互い下着一枚の姿になって抱きしめ会って深いキスをする
「私たち悪い子だね」
少し顔をあげて微笑む結花
「もう悪い子で良い」
和希はそう言って再び結花を抱き寄せる
背中に手を回して下着を脱がす
「もー和希ったら」
頬を赤らめる結花を離したくなくて、体を重ねた
耳元をくすぐる結花の吐息が気持ち良い
思いっきり回転して今度は結花がベッドに押し倒されたような状態になった
何度も深いキスをして体を交わらせる。
何回も繰り返しているうちに徐々に疲れてきて二人とも眠ってしまった。
「ふぁ~、って私寝ちゃってた?」
「うん、ぐっすりと」
「ごめん..」
「大丈夫、僕もさっきまで寝ちゃってたから」
「もう一回しよ?」
誘うように首を傾げる結花、僕は何も言わずに再び結花を抱きしめた。
「今夜はずっと一緒にいたいな」
「そうしよう」
二人は服を着てから次は何をするか話した
「取り敢えず....お腹すいた!」
「じゃあ何か買いに行くか」
「行こー!」
「せっかくだし、私が作るよ」
買い出しの途中で結花が言った
「良いねそれ!おいしそう」
和希は嬉しかった、彼女の手料理が食べられることが
時刻は21時20分を少し回ったところでスーパーには値下げされた商品がそこそこあった
買い出しを終えた帰り道に和希の家に寄って着替えや必要な物を取ってから帰宅した。
「急いで作るからちょっと待ってて」
「僕も手伝うよ」
「大丈夫、私にやらせて。急にあんなことしちゃったし、これくらいはするよ」
「ありがとう」
和希はお言葉に甘えてソファーに座って待っていることにした。
「できたよー!」
四人がけのダイニングテーブルには美味しそうな冷やし中華が二人分置いてあった
「美味しそう」
「じゃあ食べよっか」
「いただきます」
「いただきます」
二人は向かい合わせに座って両手を合わせた
「美味しい!ありがとう、結花」
「喜んでもらえて良かった」
「和希......ありがとね」
唐突に言われて困惑した
「私が死のうとした時に助けてくれて」
「気にしなくて良いよ」
何で返せば良いのか分からず、咄嗟にそう答えた。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした」
夕飯を食べ終えると
「そういえば和希は両親に何にも言っとかなくて良いの?」
「やべっ、忘れてた」
慌ててスマホを取り出して母親にLINEをした
"今日の友達の家に泊まるから、急にごめん"
もっと良い言い訳がありそうだが、あいにくこれしか思いつかなかった。
「お風呂入ってくるね」
「いってらっしゃい」
「覗かないでよね!」
「覗かねーよ!」
湯船に浸かっていると最近の疲れがどっと出たのかそのまま眠ってしまった
バンバン!
ドアを叩く音で目を覚ます。長時間湯船な浸かっていたせいでのぼせて意識が朦朧とする
ガチャ
ドアが開いて和希が入ってきたのが分かったけど、そこで力尽きて意識を失ってしまった。
「う..うん....和希..」
目が覚めるとベッドに横たわっていた
「良かった、大丈夫?」
「まだちょっと頭がくらくらする」
「今はゆっくりした方が良いね、なんか飲みたいとかある?」
ふとおでこに違和感を感じて触ってみると冷却シートが貼られていた
「冷蔵庫に入ってたから貼っといた方が良いかと思って、勝手に使ってごめん」
結花は上半身をぐいっと起こしてニコッと笑った
「ありがとう」
ゆっくり和希に近づいてぎゅっと抱きしめる
「和希のおかげでね、自分のことちょっと好きになれた」
「良かった」
「ずっと一緒にいよ」
「もちろん」
ゴホッゴホッ
咳き込む結花
「大丈夫?」
「ちょっと体調悪いかも」
「今は無理せず寝た方が良いよ」
和希は結花の体をゆっくりとベッドに倒した。
「好きって言って」
「恥ずかしいから嫌だ」
「えー、言ってくれたら元気になる」
「好き」
「ふふっ」
布団で顔を目の下まで隠して微笑んだ。
「可愛い....」
結花に聞こえないように小さく呟いた
「もう一回」
「えっ!?」
「今のもう一回言って」
「か..可愛い」
「へへっ、照れちゃう」
「恥ずかしいからやめてくれよ...」
「和希のそういう所も好きだよ」
「ずっと訊きたかったんだけど、私が死のうとしてるのを見た時、和希はどう思った?」
空気がどっと重くなった。意を決して発せられた言葉に和希はなんて返せば良いのか分からなかった
「今も解らないんだ、あんなに死にたかったはずなのに、和希が来た瞬間にその気持ちが溶けるようになくなっていった」
ベッドに横たわりながら話す結花、ベッドの淵に座って結花を見つめる和希
「夢を見ているみたい、そのうち目が覚めてまた死にたくなっちゃうんじゃないかって不安で怖くて」
「夢じゃない。こうして話しているのも、僕達の関係も僕と出逢って結花の気持ちが変わったことも」
「そっか!」
嬉しそうに笑ってから布団を深く被って顔を隠した。
「私は強くないから...こうやってすぐ泣いちゃうけど、和希のことは大好きだから」
結花の部屋
「私にもしてよ、もっと優しくもっと深く」
いつもと少し雰囲気が違った
周りには誰もいない、空が橙色に染まった夕暮れ時に二人は抱きしめ合った
「キスしよっか」
初めて唇と唇が触れ合った。そのまま勢いよく結花にベッドに押し倒された
「脱ぐね」
頬を赤らめた結花が言う
結花はワイシャツのボタンに手をかけた
外れたボタンの間から結花の下着が見える
「私が脱がしてあげる」
耳元で囁くと
和希のワイシャツのボタンを外し始めた
お互い下着一枚の姿になって抱きしめ会って深いキスをする
「私たち悪い子だね」
少し顔をあげて微笑む結花
「もう悪い子で良い」
和希はそう言って再び結花を抱き寄せる
背中に手を回して下着を脱がす
「もー和希ったら」
頬を赤らめる結花を離したくなくて、体を重ねた
耳元をくすぐる結花の吐息が気持ち良い
思いっきり回転して今度は結花がベッドに押し倒されたような状態になった
何度も深いキスをして体を交わらせる。
何回も繰り返しているうちに徐々に疲れてきて二人とも眠ってしまった。
「ふぁ~、って私寝ちゃってた?」
「うん、ぐっすりと」
「ごめん..」
「大丈夫、僕もさっきまで寝ちゃってたから」
「もう一回しよ?」
誘うように首を傾げる結花、僕は何も言わずに再び結花を抱きしめた。
「今夜はずっと一緒にいたいな」
「そうしよう」
二人は服を着てから次は何をするか話した
「取り敢えず....お腹すいた!」
「じゃあ何か買いに行くか」
「行こー!」
「せっかくだし、私が作るよ」
買い出しの途中で結花が言った
「良いねそれ!おいしそう」
和希は嬉しかった、彼女の手料理が食べられることが
時刻は21時20分を少し回ったところでスーパーには値下げされた商品がそこそこあった
買い出しを終えた帰り道に和希の家に寄って着替えや必要な物を取ってから帰宅した。
「急いで作るからちょっと待ってて」
「僕も手伝うよ」
「大丈夫、私にやらせて。急にあんなことしちゃったし、これくらいはするよ」
「ありがとう」
和希はお言葉に甘えてソファーに座って待っていることにした。
「できたよー!」
四人がけのダイニングテーブルには美味しそうな冷やし中華が二人分置いてあった
「美味しそう」
「じゃあ食べよっか」
「いただきます」
「いただきます」
二人は向かい合わせに座って両手を合わせた
「美味しい!ありがとう、結花」
「喜んでもらえて良かった」
「和希......ありがとね」
唐突に言われて困惑した
「私が死のうとした時に助けてくれて」
「気にしなくて良いよ」
何で返せば良いのか分からず、咄嗟にそう答えた。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした」
夕飯を食べ終えると
「そういえば和希は両親に何にも言っとかなくて良いの?」
「やべっ、忘れてた」
慌ててスマホを取り出して母親にLINEをした
"今日の友達の家に泊まるから、急にごめん"
もっと良い言い訳がありそうだが、あいにくこれしか思いつかなかった。
「お風呂入ってくるね」
「いってらっしゃい」
「覗かないでよね!」
「覗かねーよ!」
湯船に浸かっていると最近の疲れがどっと出たのかそのまま眠ってしまった
バンバン!
ドアを叩く音で目を覚ます。長時間湯船な浸かっていたせいでのぼせて意識が朦朧とする
ガチャ
ドアが開いて和希が入ってきたのが分かったけど、そこで力尽きて意識を失ってしまった。
「う..うん....和希..」
目が覚めるとベッドに横たわっていた
「良かった、大丈夫?」
「まだちょっと頭がくらくらする」
「今はゆっくりした方が良いね、なんか飲みたいとかある?」
ふとおでこに違和感を感じて触ってみると冷却シートが貼られていた
「冷蔵庫に入ってたから貼っといた方が良いかと思って、勝手に使ってごめん」
結花は上半身をぐいっと起こしてニコッと笑った
「ありがとう」
ゆっくり和希に近づいてぎゅっと抱きしめる
「和希のおかげでね、自分のことちょっと好きになれた」
「良かった」
「ずっと一緒にいよ」
「もちろん」
ゴホッゴホッ
咳き込む結花
「大丈夫?」
「ちょっと体調悪いかも」
「今は無理せず寝た方が良いよ」
和希は結花の体をゆっくりとベッドに倒した。
「好きって言って」
「恥ずかしいから嫌だ」
「えー、言ってくれたら元気になる」
「好き」
「ふふっ」
布団で顔を目の下まで隠して微笑んだ。
「可愛い....」
結花に聞こえないように小さく呟いた
「もう一回」
「えっ!?」
「今のもう一回言って」
「か..可愛い」
「へへっ、照れちゃう」
「恥ずかしいからやめてくれよ...」
「和希のそういう所も好きだよ」
「ずっと訊きたかったんだけど、私が死のうとしてるのを見た時、和希はどう思った?」
空気がどっと重くなった。意を決して発せられた言葉に和希はなんて返せば良いのか分からなかった
「今も解らないんだ、あんなに死にたかったはずなのに、和希が来た瞬間にその気持ちが溶けるようになくなっていった」
ベッドに横たわりながら話す結花、ベッドの淵に座って結花を見つめる和希
「夢を見ているみたい、そのうち目が覚めてまた死にたくなっちゃうんじゃないかって不安で怖くて」
「夢じゃない。こうして話しているのも、僕達の関係も僕と出逢って結花の気持ちが変わったことも」
「そっか!」
嬉しそうに笑ってから布団を深く被って顔を隠した。
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