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日曜日。
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土曜日は何もなかった。
布団に潜りスマホで動画を漁っているうちに
いつの間にか寝ていた。
そして問題の日曜日がやってきたのだ。
朝6時からバイトだった。
働くのが大嫌いな僕は4時間しか働かない。
10時には制服を着替えまた家に帰る。
特に用事があるわけでもなく、やるべき事が残っているわけでもなかった。
机の上にあったはずの自由帳がそこにはなかった。
確かに土曜日にはそこにあった自由帳が、なかった。
…という妄想をしながら非日常を期待するただのニートがそこにいた。
勿論、自由帳は昨日の状態のまま放置されていた。
する事がなかった僕は、またその自由帳を開く。
また何か描こうと思った。
しかしシャーペンをノックしても芯が出る気配はない。
芯がなかった。ストックもなかった。
鉛筆などもとうの昔に全て捨てていた。
絵を描く術を失っていた。
芯を買いに行く気力もなかった。
そして 早々と絵を描くことを諦める。
正午を過ぎていたが食欲もなく、料理する気力もなかった。
そんなものあるわけがなかった。
気づけば僕はパソコンを立ち上げゲームをしていた。
無意識とは恐ろしいものだ。
そして気づけば僕は布団に潜って動画を漁っていた。
驚くほど何もない日曜日であった。
この日の僕はまだ、
月曜日がまた驚くほど何もない日になるとは
思いもしていなかったのだった。
布団に潜りスマホで動画を漁っているうちに
いつの間にか寝ていた。
そして問題の日曜日がやってきたのだ。
朝6時からバイトだった。
働くのが大嫌いな僕は4時間しか働かない。
10時には制服を着替えまた家に帰る。
特に用事があるわけでもなく、やるべき事が残っているわけでもなかった。
机の上にあったはずの自由帳がそこにはなかった。
確かに土曜日にはそこにあった自由帳が、なかった。
…という妄想をしながら非日常を期待するただのニートがそこにいた。
勿論、自由帳は昨日の状態のまま放置されていた。
する事がなかった僕は、またその自由帳を開く。
また何か描こうと思った。
しかしシャーペンをノックしても芯が出る気配はない。
芯がなかった。ストックもなかった。
鉛筆などもとうの昔に全て捨てていた。
絵を描く術を失っていた。
芯を買いに行く気力もなかった。
そして 早々と絵を描くことを諦める。
正午を過ぎていたが食欲もなく、料理する気力もなかった。
そんなものあるわけがなかった。
気づけば僕はパソコンを立ち上げゲームをしていた。
無意識とは恐ろしいものだ。
そして気づけば僕は布団に潜って動画を漁っていた。
驚くほど何もない日曜日であった。
この日の僕はまだ、
月曜日がまた驚くほど何もない日になるとは
思いもしていなかったのだった。
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