かわいそうのくに(ひらがなばん)

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かわいそうのくにの ゆら

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ぼくは、ぼくのくにのことを みんなに しってもらいたいよ。
だから ぼくのだいすきな ひとたちを しょうかいします。

まず、とってもうたが じょうずな ゆらさんを しょうかいします。
ゆらさんは めがみえません、だからぼくのくにの ひとたちは ゆらさんを かわいそうっていうよ。
「ゆらは めがみえなくて、このくにのきれいな けしきをみることが できなくて かわいそう」
「ゆらは げいじゅつか のえがいた すばらしいえを みることができないなんて かわいそう」

でも、ぼくは ゆらの うたをきくのが だいすきなんだ、とてもこころが あたたかくなるから。
それでね、ゆらは ほんをよむのが だいすきなんだ。
ゆらは めがみえないから。わたしがいつも よんであげるんだ。
ぼくがほんを よんであげると、ゆらは とってもよろこんでくれるんだ。
ときどき そのものがたりを うたにしてうたってくれるんだ。
ぼくはそれが とってもうれしい。

それでね、ゆらは ぼくに おしえてくれるんだ。

「わたしは めがみえないけれど、あなたがほんを よんでくれると いろんなものがみえるよ」
 
「たとえば、あめのあとに うつくしい にじがみえる」
 
「たとえば、きれいなはなが みえるし」

「たとえば、じゆうに とぶかわいいとりたちが みえるよ」

そして、ゆらはぼくに それをうたにしてきかせてくれる。
だから ぼくは ゆらが だいすき。
だけど、ぼくがゆらをかわいそうといわないから。
わたしのくにのひとたちは。
わたしにめがみえないひとをおもいやるこころがない。
ぼくのことをかわいそうなこっていうよ。
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