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4 悪役令嬢化前 新入社員入社
宣言
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私は、シラコちゃんに宣言した。
何を宣言したのかは、苦しすぎて詳しく覚えていない。
確か、
「休み続けることに我慢できない。
でも、シラコちゃんは出社し続けることはできないんだと思う。
この部署ではそれは悪いことではないから、完全に私のわがままです。
関係をやめさせてもらう。
ごめんね」
というようなことを言った。
シラコちゃんは動揺して「ごめん…」と言ったあと口をつぐんだ。
そこから完全に無視をすることにした。
ものすごく心は軽くなり、どんなにサボっても気にならなくなった。
動揺したのは、私よりもヒラメさんだった。
「あんな宣言聞いたことない」
などとテレビのコメンテーターのように興奮してしゃべり続けた。
私は、ヒラメさんに謝罪した。
「入社して早々嫌な思いをさせてごめんなさい。
気にせずシラコちゃんと仲良くしてください。
私より話が合うと思います」
と告げた私に、
「私はシラコちゃんと好きなカテゴリーが違うから話しにくいです」
と言い始めた。
「芸能ゴシップ、食べ物、ドラマ」という同じジャンルが好きだけれど、好きなカテゴリーが重なっていないと説明してくれたが、全く興味がない私よりは話が合うとしか思えなかった。
さらに、ヒラメさんは、
「鯛さんの話の方がいろいろな知識が得られて面白いです」
と言ってくれた。
私が出すちょっとした例えが知らないことすぎて楽しいと言ってくれたのだ。
けれど、私としては愚痴以外につながれず、常に
「新しい事知りたい」
「でもあなたは忙しいから無理じゃない?」
「そうなんです」
という会話を無意識に要求してくる人と話すことはもうやめたかった。
そして、とんでもないことを私に迫ってきた。
「私に愚痴って今まで通りにすればいいじゃない」
と言い始めたのだ。
私は頭にきた。
悪口を言うのは好きではない。
私は、もっとやりたいことに時間を割きたいのに。
「それやって私のどこにメリットがあるんですか」
「人付き合いはメリットじゃないじゃない」
――それ、鬱まっしぐらなやつ。
怒りを通り超して呆れてしまった。
自分が嫌いな人とは距離を取り、自分が好きな人に声をかける。
これは、大人が健康に生きる基本だ。
自分が嫌いな人を断ち切ることが、楽しく成功するための秘訣でもある。
それなのに、この人はかなりいい年になって何を言っているんだろうと恐ろしくなった。
私は派遣二人と距離を取ることにした。
それまで会話もないのに、昼を同じ場所で取っていたのだが、私だけ別の場所で食べることにした。
帰宅も誰も待たずさっさと職場を出た。
バスの乗り継ぎがよくなり帰宅時間が30分変わった。
本当に心が楽になった。
何を宣言したのかは、苦しすぎて詳しく覚えていない。
確か、
「休み続けることに我慢できない。
でも、シラコちゃんは出社し続けることはできないんだと思う。
この部署ではそれは悪いことではないから、完全に私のわがままです。
関係をやめさせてもらう。
ごめんね」
というようなことを言った。
シラコちゃんは動揺して「ごめん…」と言ったあと口をつぐんだ。
そこから完全に無視をすることにした。
ものすごく心は軽くなり、どんなにサボっても気にならなくなった。
動揺したのは、私よりもヒラメさんだった。
「あんな宣言聞いたことない」
などとテレビのコメンテーターのように興奮してしゃべり続けた。
私は、ヒラメさんに謝罪した。
「入社して早々嫌な思いをさせてごめんなさい。
気にせずシラコちゃんと仲良くしてください。
私より話が合うと思います」
と告げた私に、
「私はシラコちゃんと好きなカテゴリーが違うから話しにくいです」
と言い始めた。
「芸能ゴシップ、食べ物、ドラマ」という同じジャンルが好きだけれど、好きなカテゴリーが重なっていないと説明してくれたが、全く興味がない私よりは話が合うとしか思えなかった。
さらに、ヒラメさんは、
「鯛さんの話の方がいろいろな知識が得られて面白いです」
と言ってくれた。
私が出すちょっとした例えが知らないことすぎて楽しいと言ってくれたのだ。
けれど、私としては愚痴以外につながれず、常に
「新しい事知りたい」
「でもあなたは忙しいから無理じゃない?」
「そうなんです」
という会話を無意識に要求してくる人と話すことはもうやめたかった。
そして、とんでもないことを私に迫ってきた。
「私に愚痴って今まで通りにすればいいじゃない」
と言い始めたのだ。
私は頭にきた。
悪口を言うのは好きではない。
私は、もっとやりたいことに時間を割きたいのに。
「それやって私のどこにメリットがあるんですか」
「人付き合いはメリットじゃないじゃない」
――それ、鬱まっしぐらなやつ。
怒りを通り超して呆れてしまった。
自分が嫌いな人とは距離を取り、自分が好きな人に声をかける。
これは、大人が健康に生きる基本だ。
自分が嫌いな人を断ち切ることが、楽しく成功するための秘訣でもある。
それなのに、この人はかなりいい年になって何を言っているんだろうと恐ろしくなった。
私は派遣二人と距離を取ることにした。
それまで会話もないのに、昼を同じ場所で取っていたのだが、私だけ別の場所で食べることにした。
帰宅も誰も待たずさっさと職場を出た。
バスの乗り継ぎがよくなり帰宅時間が30分変わった。
本当に心が楽になった。
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