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第十七章 楽園編
第百四十七話 真意
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楽園での生活を始めてから、カイル、リシェラ、ルシェアの三人は、すっかり街の住民の一員として溶け込んでいた。
電気も機械もない不便な暮らしではあるが、それすら新鮮で、朝の教会での礼拝は胸が洗われるような静寂と温かさに満ちている。
いつしか彼らは、自分たちが 使徒であることすら忘れかけていた。
そんな折、唐突に屋敷の扉が開く。
「ちょっと良いかしら?」
ふわりと気配をまとって入ってきたのは、セリアだった。
連絡が途絶えた三人を心配して、様子を見に来たのだ。
「セリア殿。
どうしましたか?」
リビングで寛いでいたルシェアが立ち上がる。
「あなた達……ここで暮らしているのね?」
「はい。
ダクトス殿に勧められまして……住んでみたら、すっかり気に入ってしまいまして。」
「……それは良いけれど、主様への報告はどうしたのかしら?」
「それが……すっかり忘れておりました。」
カイルは照れ臭そうに頭をかいた。
「快適すぎて、つい……。」
リシェラも苦笑いを浮かべる。
セリアは額を押さえ、小さくため息をついた。
「それはいけませんね。
そろそろ主様に報告なさってください。」
「とはいえ、何を……?」
三人は顔を見合わせる。
「暮らしてみて、何か気付くことはあったのでしょう?」
その問いに、三人の表情が引き締まった。
ルシェアが静かに口を開く。
「……ここに住む者達は、皆、神ティアを愛しています。
それだけは強く感じました。」
カイルが続く。
「私は……神ティアに対して恐れが強かった。
しかし、楽園で暮らすなかで、それ以上に神ティアの慈愛と温かさを感じる場面ばかりで……戦いの神という印象が、すっかり変わりました。」
リシェラはそっと胸に手を当てた。
「神ティアは、ただ強く厳しいだけではない。
美しく、優しく、愛を与える神なのだと……この街の人々が教えてくれました。」
セリアは満足げに微笑むと、
「ならば、その気付きを主様に伝えるといいわ。
私は戻ります。」
そう言い残し、風のように姿を消した。
三人はすぐに話し合いを進める。
「……行こう。
神ティアのもとへ。」
三人は転送魔法でティアの屋敷へ跳んだ。
しかし、転送した先には――
「おっと、これは突然の訪問ですね。」
痩身で背筋の伸びた男、バアミルが立っていた。
「あなたは?」
リシェラが眉をひそめる。
「私はバアミル。
お嬢様の執事です。
セリア殿に雇われました。
今後、お嬢様との面会は私を通していただきます。
誰彼と勝手に屋敷へ転送されては困ります。」
毅然としたその口調に、三人は思わず背筋を伸ばす。
「すまなかった。
今度から玄関から入る。」
カイルが素直に頭を下げると、三人を従者用の部屋へと移動した。
夜。
アルバイトから帰宅したティアの気配を察知し、三人は屋敷の扉をノックする。
「先ほどの方々ですね。ご案内いたします。」
バアミルに先導され、三人はティアの部屋へ向かった。
コンコン、と丁寧なノック。
「お嬢様。
三人の使徒の方々がお見えです。」
「はい。
どうぞ。」
柔らかな返事。
扉が開くと、ティアは嬉しそうに三人を迎えた。
「久しぶりね。
楽園で暮らしていると聞いたけれど……で、何か見つかったかしら?」
その笑顔は、どこからどう見ても慈愛の神にしか見えない。
三人は自然とその場に膝まづく形になり、順番にティアへ思いを伝えた。
リシェラが最初に口を開く。
「主様……楽園は、神ティアを愛する者達で溢れていました。
私は以前、神ティアのことを少し怖いと感じていましたが……あの地の皆が、神ティアの優しさを語り、慈愛を信じていました。」
カイルも力強く続ける。
「主様。
もし許されるなら楽園を、俺たちが守らせていただきたい。」
ルシェアも深く頭を下げた。
「そして気付いたのです。
主様が我らに望んだのは、“恐れ”ではなく……
ティア様は戦いの神でありながら、人々を優しく見守る存在であると知ること。
それこそが使命だったのではないかと。」
ティアの瞳がやわらかく細まる。
「ふふふ、そうね。
その通りよ。」
ティアは三人へ近づき、小さく頷いた。
「あなた達が私をただ恐れているだけでは、使徒としては不十分だわ。
難題を押し付けたのは、あなた達が私の“慈愛”を知らなかったから。
でも楽園で、人々を通じてそれを学べたなら十分よ。」
そして、穏やかに微笑む。
「これからの楽園は、あなた達に任せるわ。
しっかり守りなさい。」
三人は胸を張り、誇らしげに頭を垂れた。
こうして、ティアは正式に楽園の警備と管理を三人へ委ねたのだった。
3人が屋敷を後にした直後、ティアの部屋のドアが静かに開いた。
入ってきたのはセリアだった。
淡々とした表情だが、その奥には「理解できないものを観察する時の目」が宿っている。
「主様。
あの三人に何を望まれていたのですか?」
ティアはベッドに腰かけ、ふわりと微笑んだ。
「ふふふ、簡単な事よ。
私の“魅力”に気づいてほしかったの。」
セリアの目が細くなる。
「主様の……魅力、ですか。
しかし、あれほど回りくどい方法を使わなくても、恐怖で支配する方が早いのでは?」
「分かってないわね、セリア。」
ティアはほっぺをぷくっと膨らませ、子どものようにむくれる。
「自分の使徒が、私の可愛らしさに気付いてないなんて酷い話じゃない?
ただ怖いだけの神なんて、私は絶対イヤなの!」
セリアは額に手を当て、半眼になった。
「……可愛らしさのために、楽園『死せる墓場』を使ったと。
あの三人、本来の姿に気付いたら卒倒しますよ。」
「ふふふ、でも私の可愛さには気付いたみたいだし。
なら、次は絶対的な力を今一度見せても大丈夫じゃない?」
「相変わらず意地悪なお方です。」
「現実の厳しさも、教育には必要でしょ?」
「……コメントは控えさせていただきます。」
そう言うとセリアは静かに退出していった。
その頃――3人は転送魔法で楽園へ戻っていた。
しかし、降り立った先で彼らが見たのは。
かつてあったはずの入口が、影も形もなく消え去った荒野。
「……あれ?
入口が……無い。」
ルシェアが呆然と呟く。
カイルも前へ歩き出し、地面を確かめるようにしゃがむ。
しかし、そこには人が足を踏み入れた痕跡すらなかった。
「まさか……完全に消滅したのか?」
リシェラの顔色が青ざめる。
あの楽園は。
神ティアがアルマによって殺された彷徨える人々の魂やエネルギーを封じた、
闇の副産物処理場であり、神である彼女が造り出した偽りの楽土。
それが、何の前触れもなく跡形もなく消えていた。
3人はただ呆然と立ち尽くす。
だが、その真意。
ティアが何のために、どんな気まぐれで楽園を閉ざしたのか。
彼らが知ることは、永遠になかった。
電気も機械もない不便な暮らしではあるが、それすら新鮮で、朝の教会での礼拝は胸が洗われるような静寂と温かさに満ちている。
いつしか彼らは、自分たちが 使徒であることすら忘れかけていた。
そんな折、唐突に屋敷の扉が開く。
「ちょっと良いかしら?」
ふわりと気配をまとって入ってきたのは、セリアだった。
連絡が途絶えた三人を心配して、様子を見に来たのだ。
「セリア殿。
どうしましたか?」
リビングで寛いでいたルシェアが立ち上がる。
「あなた達……ここで暮らしているのね?」
「はい。
ダクトス殿に勧められまして……住んでみたら、すっかり気に入ってしまいまして。」
「……それは良いけれど、主様への報告はどうしたのかしら?」
「それが……すっかり忘れておりました。」
カイルは照れ臭そうに頭をかいた。
「快適すぎて、つい……。」
リシェラも苦笑いを浮かべる。
セリアは額を押さえ、小さくため息をついた。
「それはいけませんね。
そろそろ主様に報告なさってください。」
「とはいえ、何を……?」
三人は顔を見合わせる。
「暮らしてみて、何か気付くことはあったのでしょう?」
その問いに、三人の表情が引き締まった。
ルシェアが静かに口を開く。
「……ここに住む者達は、皆、神ティアを愛しています。
それだけは強く感じました。」
カイルが続く。
「私は……神ティアに対して恐れが強かった。
しかし、楽園で暮らすなかで、それ以上に神ティアの慈愛と温かさを感じる場面ばかりで……戦いの神という印象が、すっかり変わりました。」
リシェラはそっと胸に手を当てた。
「神ティアは、ただ強く厳しいだけではない。
美しく、優しく、愛を与える神なのだと……この街の人々が教えてくれました。」
セリアは満足げに微笑むと、
「ならば、その気付きを主様に伝えるといいわ。
私は戻ります。」
そう言い残し、風のように姿を消した。
三人はすぐに話し合いを進める。
「……行こう。
神ティアのもとへ。」
三人は転送魔法でティアの屋敷へ跳んだ。
しかし、転送した先には――
「おっと、これは突然の訪問ですね。」
痩身で背筋の伸びた男、バアミルが立っていた。
「あなたは?」
リシェラが眉をひそめる。
「私はバアミル。
お嬢様の執事です。
セリア殿に雇われました。
今後、お嬢様との面会は私を通していただきます。
誰彼と勝手に屋敷へ転送されては困ります。」
毅然としたその口調に、三人は思わず背筋を伸ばす。
「すまなかった。
今度から玄関から入る。」
カイルが素直に頭を下げると、三人を従者用の部屋へと移動した。
夜。
アルバイトから帰宅したティアの気配を察知し、三人は屋敷の扉をノックする。
「先ほどの方々ですね。ご案内いたします。」
バアミルに先導され、三人はティアの部屋へ向かった。
コンコン、と丁寧なノック。
「お嬢様。
三人の使徒の方々がお見えです。」
「はい。
どうぞ。」
柔らかな返事。
扉が開くと、ティアは嬉しそうに三人を迎えた。
「久しぶりね。
楽園で暮らしていると聞いたけれど……で、何か見つかったかしら?」
その笑顔は、どこからどう見ても慈愛の神にしか見えない。
三人は自然とその場に膝まづく形になり、順番にティアへ思いを伝えた。
リシェラが最初に口を開く。
「主様……楽園は、神ティアを愛する者達で溢れていました。
私は以前、神ティアのことを少し怖いと感じていましたが……あの地の皆が、神ティアの優しさを語り、慈愛を信じていました。」
カイルも力強く続ける。
「主様。
もし許されるなら楽園を、俺たちが守らせていただきたい。」
ルシェアも深く頭を下げた。
「そして気付いたのです。
主様が我らに望んだのは、“恐れ”ではなく……
ティア様は戦いの神でありながら、人々を優しく見守る存在であると知ること。
それこそが使命だったのではないかと。」
ティアの瞳がやわらかく細まる。
「ふふふ、そうね。
その通りよ。」
ティアは三人へ近づき、小さく頷いた。
「あなた達が私をただ恐れているだけでは、使徒としては不十分だわ。
難題を押し付けたのは、あなた達が私の“慈愛”を知らなかったから。
でも楽園で、人々を通じてそれを学べたなら十分よ。」
そして、穏やかに微笑む。
「これからの楽園は、あなた達に任せるわ。
しっかり守りなさい。」
三人は胸を張り、誇らしげに頭を垂れた。
こうして、ティアは正式に楽園の警備と管理を三人へ委ねたのだった。
3人が屋敷を後にした直後、ティアの部屋のドアが静かに開いた。
入ってきたのはセリアだった。
淡々とした表情だが、その奥には「理解できないものを観察する時の目」が宿っている。
「主様。
あの三人に何を望まれていたのですか?」
ティアはベッドに腰かけ、ふわりと微笑んだ。
「ふふふ、簡単な事よ。
私の“魅力”に気づいてほしかったの。」
セリアの目が細くなる。
「主様の……魅力、ですか。
しかし、あれほど回りくどい方法を使わなくても、恐怖で支配する方が早いのでは?」
「分かってないわね、セリア。」
ティアはほっぺをぷくっと膨らませ、子どものようにむくれる。
「自分の使徒が、私の可愛らしさに気付いてないなんて酷い話じゃない?
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