1 / 23
1 波の下からこんにちは
しおりを挟む今はお昼どき。
そして私は食事の準備の真っ最中。
仲間と共に小魚たちを海面へ追いたてているところだ。上へ上へ。もっと上へ。水の渦を作りながら勢いよく泳ぎ回る。
そうして十分に海面へと追い込んだら。
食らいつく!!!
ここからは気合である。狙いをつけた上で素早く行かないと食いっぱぐれてしまう。
周りへの遠慮など全くの無用。食欲は仲間の魚をも粗暴に変えるからね。
そうサカナ。私ってば魚。
人魚とかじゃなくて。
まんま、ずばりのお魚なんだわー。
もうさー。気がついたら海の底、卵の中だったと言いますか。
これでも前世は人間だったのに……。何の因果かこうして魚類に生まれ変わりましたよ、トホホ。
まあそれでも。海の皆さまのエサであるプランクトンな日々を経て。
本っっっっっっ当に運良く。
私はお魚にまでなれたのです!
いえ~~~い!
いやーめでたい。実にめでたい。長生きは素晴らしきかな。わっはっはっ。
んで。
群れの仲間を見るに、今の私はどうやら体が白くて頭はヒトの顔みたいな形になっているらしい。
あーーー。いわゆる人面魚ってやつ?
ちょっぴりホラーな見た目だけど。海の中だとフツーに馴染んでいるっぽい。
はて。これ何の魚なんだろうねー。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
魅了魔法の正しい使い方
章槻雅希
ファンタジー
公爵令嬢のジュリエンヌは年の離れた妹を見て、自分との扱いの差に愕然とした。家族との交流も薄く、厳しい教育を課される自分。一方妹は我が儘を許され常に母の傍にいて甘やかされている。自分は愛されていないのではないか。そう不安に思うジュリエンヌ。そして、妹が溺愛されるのはもしかしたら魅了魔法が関係しているのではと思いついたジュリエンヌは筆頭魔術師に相談する。すると──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる